初代モデルの905SH以来、ワンセグ対応端末の定番的な地位を固めてきたAQUOSケータイ。この前も知人が電車の中で、
男性A:「今度、ケータイ変えるつもりなんだけど、ワンセグにしようかと思って……」
男性B:「ああ、テレビが見られるアレね。あの、液晶をこうするヤツ」(と言いながら、手で何かを回すジェスチャー)
なんていう光景を見かけたとか。どうもサイクロイド機構の動きとワンセグが結びついてしまってるような感じ。
とまあ、こんな具合いに認知されつつワンセグだけど、現在のワンセグは基本的に地上波の放送と同じ内容であるため、見たいシーンがすぐに見られるとは限らない。たとえば、ニュース番組でも自分が気になるニュースがあっても放送されるまでに少し待たなければならないことがある。
そんなとき、912SHのワンセグ放送なら、いわゆる「ながら表示」で待つことができる。サイクロイドポジションでワンセグを視聴中、ショートカットキーを押すと、画面の右側に端末の機能を呼び出す画面が表示され、Yahoo!ケータイの閲覧などができる。[メール]ボタンの長押しで受信ボックスを画面の右半分に表示することも可能だ。つまり、画面を2ペイン/3ペインに区切って表示できるため、ワンセグを画面の左半分に表示しながら、右半分に他の機能を表示して、利用できるわけだ。ちなみに、「ペイン(Pane)」とは窓などのように区切った枠のことを指す。
もし、ワンセグの方が気になる画面になったら、テンキーの右下にある[マルチジョブ機能]ボタンを押すと、メールやYahoo!ケータイなどの「機能の全画面」→「ワンセグ全画面」→「2ペイン(3ペイン)表示画面」の順に切り替えられる。これなら、気になる場面を見逃すこともなくなるわけだ。もちろん、ワンセグの画面を見ながら、Yahoo!ケータイのコンテンツでさらに詳しい情報を調べるといった使い方もできる。
912SHでワンセグを堪能するなら、この2ペイン/3ペイン表示と切り替え操作は、ぜひマスターしておきたいよね。
(法林岳之)
2007年06月26日 in | 固定リンク