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2007年08月14日

他社ユーザーにも絵文字でメール


 ケータイは元々、電話ではあるんだけど、それ以外の用途がかなり充実している。最近では、音声通話をほとんど使わず、コミュニケーションのほとんどがメールという人が多いなんていうアンケート結果も発表されたほどだ。

 メールについては写真が添付できたり、装飾ができたりと、いろいろな楽しみ方が増えてきてるけど、もっともベーシックなところでは絵文字を使ったメールが挙げられる。絵文字はケータイでメールをたくさんする若い人のものって捉えられている面もあるけど、つい先日もある年配の人に絵文字の入力のしかたを教えてあげたら、次からはどんどん絵文字を使ったメールが送られてくるようになったなんてこもあり、意外に世代を問わない楽しさがある。たぶん、みんなの周りでもそういう話は多いんじゃないかな。

 ケータイの絵文字は少し前まで、各事業者ごとにバラバラで、絵文字が入ったメールを送り合っても「〓」に変換されたままだった。しかし、各携帯電話事業者が連携し、現在ではケータイ同士なら、相互に絵文字を変換して、メールを送受信できるようになっている。つまり、ソフトバンクから絵文字付きのメールをNTTドコモやauのユーザーに送っても似た絵文字に置き換えられて表示されるから、相手にも意味が伝わるわけだ。

 ただ、そうは言っても各社の絵文字に違いがあるのも事実。画像形式の絵文字を別にすれば、今のところ、ソフトバンクやauは絵文字が豊富であるのに対し、NTTドコモの端末は絵文字の種類があまり多くない。また、ソフトバンクとauでも絵柄が少し違ったり、片方にしかない絵文字もいくつかある。そのため、入力した絵文字が置き換えられて表示されると言ってもうまく相手に意味が伝わらないケースも考えられるわけだ。

 そこで、SHシリーズではメールを送信する相手に合わせ、入力する絵文字を選ぶことができる「他社送信用絵文字」という機能を搭載している。各社の設定を選べば、変換できる文字だけが表示されるというしくみで、三社共通の絵文字を選んで、表示することもできる。昨年の一部のモデルから搭載された機能なんだけど、実際に使ってみると、なかなか便利。他社ユーザーとのメール送受信が多い人なら、ぜひ知っておきたい機能のひとつだ。

(法林岳之)

2007年08月14日 in | 固定リンク