その文字入力で重要なのがケータイのキー形状だ。数年前まで、ケータイでキーが語られるときは、配列だったり、キーそのものが大きい、小さいという視点がほとんどだったけど、最近では操作しやすいキー形状が追求されはじめ、注目を集めている。
たとえば、SHシリーズでは今年はじめに発売された812SHの「アークリッジキー」が知られてるよね。開発者インタビューでも語られているけど、爪の長い女性ユーザーやネイルを施しているユーザーでも操作しやすいように、独特のカーブを付けたキー形状でデザインされている。
このアークリッジキーは今夏のバリエーションモデルとなったGENT 812SH sをはじめ、814SHと815SHにも受け継がれている。爪の長い女性ユーザーだけでなく、指の太いボクのような男性ユーザーにも使いやすいのがうれしいところ。
そんなキー形状に対するこだわりは、新たに登場した816SHにも活かされている。実は、スライド式って、キーを配置するスペースがそれほど広くないため、どうしてもキーそのものが小さくなってしまう傾向にあるんだけど、816SHはキーの中央を少し盛り上がらせた形状を採用し、配列もわずかにカーブが付けるなどの工夫をしている。「○○キー」という名称は付けられてないものの、スライド式のコンパクトなボディという制約の中で、使い勝手を良くしようとするSHシリーズのこだわりが見える部分だ。
(法林岳之)
2007年09月10日 in | 固定リンク