通話やメール、コンテンツ閲覧、アプリといった用途と違い、ワンセグや音楽再生は『音』が出ないことには始まらない。まあ、ワンセグは番組によって、字幕が表示されるから、それで十分という考えもあるんだけど、やっぱり、音が出ないとね。
そんなわけもあって、912SHのパッケージには標準でステレオイヤホンが同梱されている。「付属品だから、たいしたことない」と思いきや、実はこれが結構、便利だったりする。というのも音楽再生に対応したケータイに付属しているのは「ステレオイヤホン」が多い。これに対し、912SHの付属品は「マイク付きステレオイヤホン」。そう、マイクが付いているワケ。
マイクが付いているということは、ワンセグや音楽を楽しんでいるとき、電話が掛かってきてもそのまま応答することができる。イヤホンとケータイをつなぐケーブルの途中にマイクが付いているし、相手の声はそのまま、イヤホンから聞こえてくる。途中についているクリップをシャツの襟などに止めておけば、そんなに邪魔にならない。
マイク付きステレオイヤホンで応答するときは、マイク部分にあるボタンを長押しするだけ。終了時に切るときも同じく長押し。端末からイヤホン端子からケーブルを外し、耳からイヤホンを取って応答する……なんていう手間はないから、とってもスマートでしょ。
また、マイク付きステレオイヤホンはTVコールにも便利。普段、そんなにTVコールをすることは多くないかもしれないけど、旅先から友だちや家族に『実況中継』のように使うのは楽しいもの。そんなときのためにもマイク付きステレオイヤホンはパッケージから出しておくと便利。音楽再生を重視したいユーザーには、「マイク付き液晶オーディオリモコン&イヤホン」がオプションで販売されているので、そちらも要チェック。
(法林岳之)
2007年07月09日 in | 固定リンク