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2007年03月07日

ワイドVGA液晶が活きるEZナビウォーク


 突然だけど、読者のみなさんにとって、auと言えば? ユーザーから見て、事業者にはいろいろなイメージがあるよね。たとえば、ある人にはLISMOのイメージが強いかもしれないし、ある人にはダブル定額、ある人にはデザインコンシャスな端末というイメージかもしれない。ボクもauにはいろいろなイメージを持っているけど、やっぱり、サービスとしては「EZナビウォーク」と「LISMO」。なかでもEZナビウォークはサービス開始以来のお気に入りだ。

 最近では他社でもGPSに対応した端末が相次いで登場し、ナビゲーションのサービスも開始されたけど、EZナビウォークには今まで蓄積された実績もあるし、ユーザーインターフェイスも作り込まれているので、一日の長があるというのがホンネ。たとえば、アドレス帳に住所が登録されているとき、その項目を選ぶと、登録された住所が代入された形でEZナビウォークが起動する。その状態から地図を見てもいいし、出発地や目的地に設定して、ナビゲーションをすることもできる。こうした端末機能との連携を充実させた環境は、auならではのものだ。

 また、EZナビウォークはその名の通り、人が歩くときのナビゲーションができるサービスだが、意外に誤解されているのが「歩くときだけのナビゲーション?」という点。auユーザーなら、ご存知の通り、EZナビウォークは同じサービス内で、乗り換え案内や道路交通情報も閲覧できるうえ、特定地点の周囲の店舗や施設の情報も検索することができる。歩くときはもちろん、電車を使うときもタクシーに乗るとき、ドライブに行くときなどにも役立つ統合ナビゲーション環境というわけだ。

 さて、そんなお気に入りのEZナビウォークを存分に活用させてくれるのが「W51H」。前回のエントリーでも触れたように、W51HはワイドVGA液晶を搭載しているが、EZナビウォークの地図表示もちゃんとワイドVGA表示に対応している。従来のQVGA液晶を搭載していた環境でのEZナビウォークに比べ、解像度が高いため、地図上に広いエリアを表示することができるし、画面上に表示される文字なども格段に見やすいのだ。ちなみに、ボクは幸い、この業界にいながら、視力は落ちてないんだけど、それでもこれだけ見やすいのは正直言って、うれしい。目も疲れないし、人にも画面を見せやすいというのも見逃せないポイントかな。

 操作についてもPCサイトビューアー同様、ビュースタイルに切り替えて、スマートセンサーで地図をスクロールさせることが可能だ。ちなみに、ビュースタイルに切り替えたとき、W43H IIなどでは地図が縦表示のままだが、W51Hはスマートセンサーでの操作性を考慮し、地図も自動的に横表示に切り替わる仕様となっている。こうしたハードウェアの動きとアプリケーションの連動は、実際に使っていて便利だし、ケータイを使いこなしてる感じがして、楽しいよね。

[法林岳之のエントリー]

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