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2007年03月12日

ビジネス撮影も便利なカメラ機能


 高品質なワイドVGA液晶がうれしいW51H。PCサイトビューアーは広々として快適だし、PCドキュメントビューアーも便利だし、EZナビウォークもスムーズに使える。でも、快適かつ便利に使える機能はその他にもたくさんある。


 たとえば、カメラもそのひとつ。日立製端末はカシオ日立モバイルコミュニケーションズで開発していることもあり、実はカメラもかなりのレベルに仕上がっている。基本的なスペックはスタパさんが愛用中のW43H IIと同等なんだけど、こちらは一段とサイズのデカい2.9インチのワイドVGA液晶。やっぱり、このサイズの画面をファインダーとして使ったり、撮影画像のプレビューができたりするのはかなりGOOD。


 W51Hのカメラのもうひとつのポイントは、液晶ディスプレイ横についたスマートセンサーによる操作。カメラを起動して、ビュースタイルに切り替えたとき、従来なら、側面のボタンとファインダーを見たりしながら、操作しなければならなかった。しかし、W51Hではカメラを起動したビュースタイルの状態で、スマートセンサーをダブルタップすると、メニューが表示され、スマートセンサーを左右になぞるように操作すると、メニュー内のカーソルを動かすことができる。決定は再び、ダブルタップだ。ちょっと慣れが必要だけど、いちいちボディ側面のサイドキーを確認しながら操作したりする必要がないのはなかなか便利。


 機能面では従来モデルから定評があるんだけど、個人的に便利に使っているのが『ビジネス撮影』だ。ホワイトボードに書いたものや時刻表などを斜めから撮ってもまっすぐに補正して保存できるという機能なんだけど、実は街で見かけたポスターとかを撮って、ブログにアップロードしたりするときにも使える。写真としての生っぽさなら、斜めから撮ったものなんだろうけど、そこに書かれている情報を正確に見せたいのなら、ビジネス撮影が便利。ちなみに、最初は通常撮影で撮っておき、あとで補正ができる『ビジネス補正』という機能もあるので、そちらもぜひ試してみて欲しい。右の画像は、上はカタログを斜めに撮影したもの。下はビジネス補正をしたものだ。斜めから撮ってもちゃんと補正されている。UXGA (1600×1200ドット)で撮影すれば、拡大して小さな字も読める。






 ところで、W51Hをはじめとするauの2007年春モデルでは、新たにいくつかのサービスが開始されている。それらの内、個人的に期待しているのがW51Hも対応した『オープンアプリプレイヤー』だ。auのEZアプリはBREWプラットフォームに移行して以来、ユーザーが作ったアプリが楽しめなくなってたんだけど、オープンアプリプレイヤーのサービス開始で、いわゆる勝手アプリが再び盛り上がりそうな感じなのだ。ちなみに、W51HはワイドVGA液晶を搭載しているが、いくつかのアプリを見る限り、QVGA対応のアプリが拡大表示されるようなので、視認性についてはまったく問題なし。W51Hを購入したユーザーはぜひ検索エンジンなどで、面白いオープンアプリを探してみて欲しい。

[法林岳之のエントリー]

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