2007年03月16日

スマートセンサーで安心ケータイ

 今どきのケータイにとって、何が大切か。カメラかもしれないし、液晶ディスプレイかもしれないし……。んーむ、スタパさんの触ってるW43H IIのワンセグも大事というか、楽しそうというか……。

 でも、冷静になって考えてみると、実はケータイって、自分にとって、もっとも身近で大切な道具だけに、そこに保存されている情報などをどう守るかというのも結構、いや、かなり重要。アドレス帳に保存されている友だちや同僚、取引先の情報もそうだし、メールだって、やましいことがなくても他人に見られて、気分のいいものじゃない。

 そして、何と言っても大切なのが「EZ FeliCa」によるおサイフケータイ。サービスが開始されたばかりの頃は使う場所が少なかったけど、実はボク自身が出かけるところでも少しずつ使える場所が増えてきている。たとえば、ボクが随分と昔から通っている理髪店というか、美容院があるんだけど、昨年末に髪を切ろうと出かけたら、お店のカウンターにはQUICPayのリーダーが……。もう喜んで使っちゃっいました。

 そんな話はともかく、大切にしなきゃいけないものがたくさん詰まってるのが今どきのケータイ。だから、ケータイを守るための工夫が必要なんだけど、W51Hには「スマートセンサー」が装備されている。今まで、PCサイトビューアーやEZナビウォークの地図のスクロールなどの使い方を紹介してきたけど、スマートセンサーの基本というか、本分は「指紋認証」。実は、ボク自身がauの2007年春モデルで、W51Hを選んだ最大の理由は、このスマートセンサーによる指紋認証だったりするのだ。

 以前からおサイフケータイの使い方として、普段はFeliCaロック(ICカードロック)の状態で持ち歩き、モバイルSuicaやEdy、QUICPayなど、EZ FeliCaのサービスを利用するときだけ、FeliCaロック(ICカードロック)を一時的に解除するのがベストという話を書いてきたけど、問題はどうやって簡単にFeliCaロック(ICカードロック)を解除するか。いろいろな方法があるけど、やっぱり、安心感と使いやすさのバランスを考えると、現時点のベストチョイスは、やはり、指紋認証というのが率直な感想。だからこそ、この春はW51Hを選んだわけだ。

 W51Hでは通常の指紋認証設定とティーンズ指紋認証設定で、それぞれ10件ずつまで指紋を登録しておくことができ、認証時は登録された指紋のいずれかに合致すれば、ロックが解除されるというしくみだ。指紋登録は3回以上の読み取りでできるが、登録後、暗証番号によるロック解除よりもセキュリティーを強化することに注視して、指紋のみロック設定に切り替えることもできる。指紋認証時の動作については、手の大きさやケータイの持ち方にもよるけど、ボク自身はオープンポジションのW51Hを右手で持っているとき、右手親指を伸ばせば、十分、スマートセンサーに指が届くし、敢えて反対側の左手の指で認証するといった使い方もできる。その名の通り、スマートに使えている気分だ。

 ちなみに、W51Hのセキュリティロックについては、FeliCaロック(ICカードロック)の他に、電源を入れる度にロックができる「オートロック」も利用可能だ。オートロックを設定すれば、待受画面で10秒間操作しなくても、自動的にロックを掛けることもできる。しっかりと情報を守りたい人にはおすすめの機能だ。ただし、端末の暗証番号も使うときは出荷時設定から変更することをお忘れなく。

 とまあ、6回に渡って、W51Hを紹介してきたけど、どうでした? 本当のところはスタパさんが使ってるW43H IIも気になるんだけど、ボク的にはW51Hにかなり満足しながら毎日使っている。ワイドVGA表示に対応したIPS液晶もきれいだし、PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアー、EZナビウォークもワイドVGA対応で見やすい。オープンアプリも今後が楽しみでしょ。EZ FeliCaも東京近郊は3月18日から私鉄やバスなどでPASMOのサービスが開始されるので、相互利用が可能なモバイルSuicaが活躍するシーンも増えそう。ますますW51Hが手放せなくなりそうな感じだ。ぜひ、読者のみなさんもW51Hを試してみて、自分ならではの楽しい使い方を発見してみてください。

[法林岳之のエントリー]

2007年03月14日

“全部入り”感の高いW43HⅡだった!!

 W43HⅡは、ワンセグが観られて、音楽ケータイとしても強くて、auのEZナントカ系の多くのサービス(もちろん、au My Pageやアドレス帳預けて安心サービスやデコレーションメールサービスといった新しめのサービスも)を利用できるWIN端末で、てな印象が強いケータイだと思う。俺も最初はそんなイメージで使い始めた。

 が、なんかこの端末、けっこー全部入りなんとちゃいますのん、と。だって入ってますやん、と。どゆことですのん、と、似非大阪弁を書いて顰蹙を買う俺は思うのだ。

 例えばカメラ機能。2.1メガピクセルでオートフォーカス(AF)付き。しかも高速シャッターと高感度による手ブレ・被写体ブレ軽減機能が使えたりして、この機能使うとクッキリした写真撮れまくれたりする。イケてるじゃんこのカメラ機能、と思う。

 あるいはお財布ケータイ───EZ FeliCa機能が使える=クレジットカード感覚で利用できる。FeliCaに関しては、第三者の無断使用を防ぐFeliCaロック機能があったり、 W43HⅡを紛失した時に他の電話からW43HⅡに電話をかけるだけでFeliCa使用禁止(ロック)することができたり。セキュリティ系だと、遠隔操作 (他の電話からW43HⅡに電話する)で、W43HⅡ内のデータを消去したりすることもできるし、8桁パスワードにも対応している。

 他、実はPCサイトビューアーで一般のパソコン向けウェブサイトを見られたり、PCドキュメントビューアーを使えばPDFファイルやMicrosoft Excel形式(xls)ファイル、Microsoft Word形式(doc)ファイル、Microsoft PowerPoint(ppt)ファイル、さらにはHTML系ファイル(htm、mht)を表示することまでできる。細かく見ていくとシッカリとビジネス向けに使えるケータイだったりもする。

 てなわけで、実際は様々なユーザーが求める多方面の機能を、一通り全部備えている端末である。ので、ワンセグケータイ欲しいって人にはもちろんオススメだが、何か新しいケータイを、と考えているなら一度W43HⅡをチェックしてみて欲しい。W43HⅡで「これをヤリたかった」が実現する可能性が高いように思えるからだ。

[スタパ齋藤のエントリー]

2007年03月12日

ビジネス撮影も便利なカメラ機能

 高品質なワイドVGA液晶がうれしいW51H。PCサイトビューアーは広々として快適だし、PCドキュメントビューアーも便利だし、EZナビウォークもスムーズに使える。でも、快適かつ便利に使える機能はその他にもたくさんある。


 たとえば、カメラもそのひとつ。日立製端末はカシオ日立モバイルコミュニケーションズで開発していることもあり、実はカメラもかなりのレベルに仕上がっている。基本的なスペックはスタパさんが愛用中のW43H IIと同等なんだけど、こちらは一段とサイズのデカい2.9インチのワイドVGA液晶。やっぱり、このサイズの画面をファインダーとして使ったり、撮影画像のプレビューができたりするのはかなりGOOD。


 W51Hのカメラのもうひとつのポイントは、液晶ディスプレイ横についたスマートセンサーによる操作。カメラを起動して、ビュースタイルに切り替えたとき、従来なら、側面のボタンとファインダーを見たりしながら、操作しなければならなかった。しかし、W51Hではカメラを起動したビュースタイルの状態で、スマートセンサーをダブルタップすると、メニューが表示され、スマートセンサーを左右になぞるように操作すると、メニュー内のカーソルを動かすことができる。決定は再び、ダブルタップだ。ちょっと慣れが必要だけど、いちいちボディ側面のサイドキーを確認しながら操作したりする必要がないのはなかなか便利。


 機能面では従来モデルから定評があるんだけど、個人的に便利に使っているのが『ビジネス撮影』だ。ホワイトボードに書いたものや時刻表などを斜めから撮ってもまっすぐに補正して保存できるという機能なんだけど、実は街で見かけたポスターとかを撮って、ブログにアップロードしたりするときにも使える。写真としての生っぽさなら、斜めから撮ったものなんだろうけど、そこに書かれている情報を正確に見せたいのなら、ビジネス撮影が便利。ちなみに、最初は通常撮影で撮っておき、あとで補正ができる『ビジネス補正』という機能もあるので、そちらもぜひ試してみて欲しい。右の画像は、上はカタログを斜めに撮影したもの。下はビジネス補正をしたものだ。斜めから撮ってもちゃんと補正されている。UXGA (1600×1200ドット)で撮影すれば、拡大して小さな字も読める。






 ところで、W51Hをはじめとするauの2007年春モデルでは、新たにいくつかのサービスが開始されている。それらの内、個人的に期待しているのがW51Hも対応した『オープンアプリプレイヤー』だ。auのEZアプリはBREWプラットフォームに移行して以来、ユーザーが作ったアプリが楽しめなくなってたんだけど、オープンアプリプレイヤーのサービス開始で、いわゆる勝手アプリが再び盛り上がりそうな感じなのだ。ちなみに、W51HはワイドVGA液晶を搭載しているが、いくつかのアプリを見る限り、QVGA対応のアプリが拡大表示されるようなので、視認性についてはまったく問題なし。W51Hを購入したユーザーはぜひ検索エンジンなどで、面白いオープンアプリを探してみて欲しい。

[法林岳之のエントリー]

2007年03月09日

始終触れちゃうW43HⅡの良さとは!?

 W43HⅡを使い始め、しばらくして感じたのは、「これまでで最もよく画面をチェックしてるケータイかも!?」ということ。

 W43HⅡには風変わりな充電スタンドが用意されている───W43HⅡを縦にでも横にでもセットでき、横置き(ビュースタイル)でセットすると卓上ワンセグテレビとして使えたりするスタンドだ。

 例えば充電中、ワンセグを視聴したりチラ観したり、あるいは録画しつつ視聴したりするのに便利なスタンドである。が、コレ、ワンセグをそこまで観ない人にも便利感が高い。ていうか、きっと思わず使い、ついついW43HⅡの画面を見てしまう人が多いと言えよう。

 てのは前述のEZニュースフラッシュ。充電時機能の設定で“メディアスタンド”を選んでおくと、W43HⅡ充電時は常に、EZニュースフラッシュによるニュース等を表示させておける。画面上を流れる文字で最新ニュースを知らせてくれるんですな。で、何となく一呼吸ついた時にW43HⅡの画面を見る、と、ニュースが見える、と、逐一最新情報を知ることができる。ので、持ち歩いていない時でも、毎日何度も何度も何度も何度もW43HⅡの画面を見ちゃうってわけですよ。

 ちなみに、充電時に表示できるのはEZニュースフラッシュのニュースや天気予報の他、30分毎の時刻表示(一時的に黒字に白の大文字で時刻表示がなされる)。ただ、横置き状態だと、天気予報アイコンが表示されない。ので、なんでかナ? と思っていたら……。

 横置きで充電(メディアスタンド機能設定時)は、画面上にニュース表示がなされ、画面背景は緩やかに移り変わるフラッシュアニメーション表示となる。で、毎日のようにこのフラッシュアニメーション表示を見ていたら、なーんかこの色の模様、天気予報と連動しているようなのだ。

 どういうタイミングで色が変化していくのかはよくわからないが、何となく、天気が下り坂の時にはドンヨリした配色のフラッシュアニメーション表示となる。天気が良くなりつつある時は、こう、スカッと爽やか系の配色になっているよーな感じ……んーむ!? 天気とこのフラッシュアニメーションの配色、どういう関係が!? ご存じのヒトは教えておくんなさい~。

 もうひとつ思わず使っちゃう系の機能として、W43HⅡのモバイル辞典がある。辞典の種類は全部で6冊───デイリーコンサイスの英和・和英・国語の各辞典と、英会話とっさのひとこと、ビジネスキーワード、それからサプリメント辞典が搭載されている。

 このコトバってどういう意味だっけ? てな時にデイリーコンサイスは便利ですな。英字新聞を読むレベル、難しい日本語をサクッと調べるレベルで十分役立つ。他各辞典もちょいちょい役立つが、オモシロミで言ったらサプリメント辞典!!

 これ、単語はもちろん、現在の症状や悩みからソレに合うサプリメントを調べられる辞典である。例えば“肩凝り”を調べると、カプサイシン、トウガラシ、ビタミンE等々が列挙される。その中にシナモンとかペパーミント、てなサプリメント(!?)があったりして。ええっ、そんなんが肩凝りにイイの? てな意外性から、ついつい見てしまう雑学辞典(!?)として楽しめる。

 ちなみに、これら辞典のテキスト表示、どれもプロポーショナルフォントで読みやすいっスよ。もちろん本体内蔵辞書=使用料無料なのでW43HⅡユーザーはバリバリ使うっしょ!!

[スタパ齋藤のエントリー]

2007年03月07日

ワイドVGA液晶が活きるEZナビウォーク

 突然だけど、読者のみなさんにとって、auと言えば? ユーザーから見て、事業者にはいろいろなイメージがあるよね。たとえば、ある人にはLISMOのイメージが強いかもしれないし、ある人にはダブル定額、ある人にはデザインコンシャスな端末というイメージかもしれない。ボクもauにはいろいろなイメージを持っているけど、やっぱり、サービスとしては「EZナビウォーク」と「LISMO」。なかでもEZナビウォークはサービス開始以来のお気に入りだ。

 最近では他社でもGPSに対応した端末が相次いで登場し、ナビゲーションのサービスも開始されたけど、EZナビウォークには今まで蓄積された実績もあるし、ユーザーインターフェイスも作り込まれているので、一日の長があるというのがホンネ。たとえば、アドレス帳に住所が登録されているとき、その項目を選ぶと、登録された住所が代入された形でEZナビウォークが起動する。その状態から地図を見てもいいし、出発地や目的地に設定して、ナビゲーションをすることもできる。こうした端末機能との連携を充実させた環境は、auならではのものだ。

 また、EZナビウォークはその名の通り、人が歩くときのナビゲーションができるサービスだが、意外に誤解されているのが「歩くときだけのナビゲーション?」という点。auユーザーなら、ご存知の通り、EZナビウォークは同じサービス内で、乗り換え案内や道路交通情報も閲覧できるうえ、特定地点の周囲の店舗や施設の情報も検索することができる。歩くときはもちろん、電車を使うときもタクシーに乗るとき、ドライブに行くときなどにも役立つ統合ナビゲーション環境というわけだ。

 さて、そんなお気に入りのEZナビウォークを存分に活用させてくれるのが「W51H」。前回のエントリーでも触れたように、W51HはワイドVGA液晶を搭載しているが、EZナビウォークの地図表示もちゃんとワイドVGA表示に対応している。従来のQVGA液晶を搭載していた環境でのEZナビウォークに比べ、解像度が高いため、地図上に広いエリアを表示することができるし、画面上に表示される文字なども格段に見やすいのだ。ちなみに、ボクは幸い、この業界にいながら、視力は落ちてないんだけど、それでもこれだけ見やすいのは正直言って、うれしい。目も疲れないし、人にも画面を見せやすいというのも見逃せないポイントかな。

 操作についてもPCサイトビューアー同様、ビュースタイルに切り替えて、スマートセンサーで地図をスクロールさせることが可能だ。ちなみに、ビュースタイルに切り替えたとき、W43H IIなどでは地図が縦表示のままだが、W51Hはスマートセンサーでの操作性を考慮し、地図も自動的に横表示に切り替わる仕様となっている。こうしたハードウェアの動きとアプリケーションの連動は、実際に使っていて便利だし、ケータイを使いこなしてる感じがして、楽しいよね。

[法林岳之のエントリー]

2007年03月05日

スマートセンサーで快適操作

 VGA表示対応のIPS液晶を採用したW51H。前回も紹介したように、個人的にうれしいのはPCサイトビューアーが格段に見やすくなったこと。ディスプレイの物理的なサイズが大きいのもうれしいけど、従来のQVGA液晶を搭載したケータイよりも解像度が高いので、画面が広く感じられる。

 そうは言うものの、普段のパソコンはマウスについているホイールやタッチパッドのスクロール機能でスイスイと見られるのに対し、ケータイのフルブラウザは方向キーでカクカクと操作しなきゃ……というのは、今までの話。実は、W51Hはちょっと違った方法でスクロール操作ができる。

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 そのカギを握っているのは2.9インチの液晶ディスプレイのすぐ隣に装備されている指紋センサー「スマートセンサー」。実はこの指紋センサー、セキュリティのためだけに搭載されているワケじゃない。パソコンのタッチパッドのように、ポインティングデバイス的な活用を可能にするシロモノなのだ。
 
 たとえば、PCサイトビューアーでホームページを見るとき、横800ドットを活かすために、液晶ディスプレイを反転して、ビュースタイルに切り替えるのが便利だよね。従来のケータイではこのポジションだと、ホームページのスクロール操作などが難しかったけど、W51Hではスマートセンサーを指でなぞるように操作すると、画面がスルスルとスクロールする。ノートパソコンのタッチパッドの端をなぞると、スクロールするというしくみがあるけど、あれと同じ感覚で使えるワケだ。

 ビュースタイルでのスマートセンサーの操作は、縦方向になぞるだけでなく、横方向(ビュースタイルでのヒンジ向き及び液晶ディスプレイ向き)に動かして画面内のポインタを動かしたり、ダブルタップで決定キーのように使うこともできる。スマートセンサーの端で指をホールドすれば、そちら側に方向キーが入力されたときと同じ状態になるので、ホームページを縦方向でグリグリとスクロールしたいときにも便利。

 最初は少し慣れが必要かもしれないけど、スルスルとスマートセンサーをなぞりながら、画面スクロールをしていれば、だんだん感覚がつかめてくるはずだ。ちなみに、ダブルタップの速度は三段階で設定できるので、自分に合うようにカスタマイズするのがおすすめだ。

 また、スマートセンサーによるスクロールやダブルタップは、PCサイトビューアーだけでなく、PCドキュメントビューアーやEZナビウォークでの地図表示に利用できるほか、カメラ撮影時の機能選択にも利用できる。EZナビウォークの地図表示もPCドキュメントビューアーもVGA表示に対応しているので、広い画面を活かして、操作することが可能だ。W51Hを上手に使いこなしたいなら、スマートセンサーでのスクロール&ダブルタップはぜひ覚えておきたい機能だ。

[法林岳之のエントリー]

2007年03月02日

高音質な音楽プレイヤーとしてもイケる!!

 けっこー毎日W43HⅡを使いまくり……というかW43HⅡで遊びまくり中の俺なんスけど、思うに、この端末、やっぱりなんか電池がよくもつなぁ、と。前のエントリーにも書いたが、ワンセグ連続視聴で最長約4時間15分、連続通話で約3時間40分のバッテリー持続時間がある。

  ケータイでは長電話しない拙者ゆえ、このくらいのバッテリー持続時間があれば音楽プレイヤーとしても十分イケるのでは!? と考え、今度は音楽再生機能を使ってみた。……あ!! コレってSDオーディオ対応じゃん。ふぅぅぅ~ん。LISMO対応でSDオーディオプレイヤーにもなるってコトは、音楽ケータイとして充実してなくなくなくないスか?

 ともあれ、W43HⅡで音楽聴いてみた俺だが、この端末、音イイすよ。ひとつは付属イヤホン(試供品)がちょいと高品位(ソニーのMDR-E0931)。ヘンな安物ではなく、耳にフィットして音漏れしづらいので、外でも音楽をじっくり楽しめる。

 それと、W43HⅡの内蔵スピーカーで音を出しても、けっこー聴けちゃう。内蔵スピーカーもしっかりしてるんだと思うが、それ以上に3Dサラウンド対応というコトで、イヤホン無しでも音がよく広がって立体感がある。

  ところで、実はFMラジオけっこー好き派の拙者。そしてW43HⅡはEZ・FMにも対応。つまりW43HⅡはFMラジオとしても利用できる。付属のイヤホンがFMアンテナとなるが、もちろんFM放送の音を内蔵スピーカーから出すこともできる。その時も、この“外部スピーカーからの出音の良さ”が嬉しいですな。

 あと、音周辺を重点的に試してみて「あらま!!」と感じたのは、W43HⅡでワンセグ視聴した時の音質。なんだかですね、ワンセグ放送の音がですね、他のワンセグ受信機等より自然で聞き取りやすいんですよ。高音も低音もよく出ている気がする。これ、ヤマハとの技術提携でDBEXというシクミを使っているからとのこと。ワンセグ放送用に圧縮された(音の)データを復元するような技術だそうだ。

 ま、難しい話は置いといて、意外にも高音質なW43HⅡゆえ、ショップでこの音質を体験するが吉であろー。

[スタパ齋藤のエントリー]

2007年02月28日

PCサイトビューアーでワイドVGAを堪能

 というわけで、発売日にW51HのPremium Redをしっかりゲット。これからコイツを使いたおすつもりだけど、その前に忘れちゃいけないのが従来機種からのデータ移行。

 今回は普段からお付き合いしているauショップでの機種変更だったので、いつも通り、データコピーはお店にお任せ。アドレス帳はもちろん、データフォルダの内容も一部を除いて、ちゃんとコピーされるし、最近ではCメールもコピーされる。着うたや着うたフルについては、LISMOで管理しているので、自宅に帰って、PCとシンクロすれば、元通りになる。もちろん、メモリーカードにバックアップして、データを移行するという手も使える。「わーい、新機種だぁ」と騒ぎたいところだけど、あとで泣かないために、きちんと作業をしておくのがおすすめだ。

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 とまあ、そういうカタいお話は置いといて、W51Hを手に取って、画面を見て、まず、最初にグッと来るのが2.9インチのワイドVGA対応IPS液晶。物理的なサイズも業界トップクラスだけど、480×800ドットと高解像度であることも重要なポイント。解像度って、パソコンをいじらない人にはなかなか理解されにくいんだけど、要するに画面を描画する密度がより細かいということ。たとえば、VGAの480×640ドットは、従来の主流だったQVGAの 240×320ドットの約4倍の密度で描かれるため、より高精細なグラフィックが再現できる。W51HのワイドVGAは、そのVGAよりもさらに160 ドット広い。これって、その昔、ボクやスタパさんが愛用していたノートPCのディスプレイと変わらないレベルだったりするのだ。

 さて、そんなワイドVGAを活かす第一歩と言えば、ボク的には、やっぱり、「PCサイトビューアー」。いわゆるフルブラウザってヤツですね。ボクのような仕事をしていると、外出中にメールを受信したり、ホームページをチェックしたくなることが多い。従来はノートPCを愛用していたんだけど、ホームページの内容を少しチェックしたいだけなのに、ノートPCを出すのは面倒。そこで、最近はPCサイトビューアーを活用している。CDMA1X WINのパフォーマンスが活かせるし、気になるパケット通信料もダブル定額+αで済むからね。

 ただ、従来の端末ではディスプレイがQVGAやワイドQVGAだったため、ページを見るのに少し慣れが必要で、何度もスクロールしなきゃいけなかった。これに対し、W51Hは480×800ドット表示が可能なため、ちょっとしたページなら、スクロールなしですんなり見られちゃう。もちろん、このブログだって、外出先からチェックできてしまうわけ。パソコン向けページでは「結構、ヘビー級かも?」と言われるケータイ Watchトップページも約1分強で、ほぼ読み込むことができる(通信環境や時間帯によって、差はあるけどね)。ケータイ Watchのようなニュースサイトだけでなく、ブログやSNSなど、パソコン向けに提供されているコンテンツもW51Hなら、すぐに楽しめるというわけだ。

 しかもW51HのPCサイトビューアーは、Flashやタブブラウジングに対応した最新版が採用されており、普段からインターネットをバリバリ使っている人にも満足できるレベルに仕上げられている。インターネットをヘビーに活用したいユーザーにこそ、おすすめしたい端末というわけだ。

[法林岳之のエントリー]

2007年02月26日

W43HⅡのワンセグ系機能は使える!!

 午前に一件、午後に二件ある打ち合わせのため、W43HⅡを持って都内に出かけた拙者。移動時間はW43HⅡでニュースを読んだりして、想定外でデキちゃった待ち時間にはW43HⅡでワンセグを観て過ごした。

  で、実は午後の最後の打ち合わせ時、初めて合う先方と擦れ違い行き違いのオンパレードだったわけですよ。こちらも相手も都内の地理にはイマイチ詳しくない。が!! 俺にはW43HⅡがある!! すなわち速攻でEZナビウォークを活用!! そして自分の居る位置を完全に把握して先方に居場所を伝えた。

  けど、こりゃダメだわ。先方は完全に迷子状態。しかも拙者の居場所からかなり遠くで迷子状態っぽい。てなわけで、しばらく待ちぼうけモード。でも、イラつかない俺なのである。それは拙者がオトナだから、ではなく、W43HⅡでワンセグ観て遊んで待ってりゃーイイからである。

  しばらくワンセグ観てると、先方から電話が。あーもーオモシロゲな番組だったのにぃ!! そう、ワンセグ受信中に電話があると、当然、テレビは観られなくなる。「はいはい、もしもし、そうです、その道の近くです、はい、待ってますのでよろしく~」と通話している間に、ワンセグ番組の肝心なところを見逃したゼ!! あーもーっ!!

  ところがW43HⅡだから問題ナシ。実は、W43HⅡでワンセグ受信中に着信があった場合、通話中の番組をW43HⅡが約2分間自動録画しておいてくれるのだ(その設定をする必要があるんですけどネ)。よって、ワンセグ視聴が着信により中断されても、肝心の場面を見逃すことがない───後からゆっくり観られるから安心なのである。

  さらにタイムシフト再生機能と併用すれば完璧だ。これは録画を1.3倍の速度で(もちろん音声付きで)再生できる機能。例えば着信が入ってワンセグ視聴が一時中断しても、通話終了後に自動録画を1.3倍で再生していけば、間もなくリアルタイムの本放送に追いついてのワンセグ視聴が可能になる。自動録画機能と1.3倍速再生機能で、ワンセグケータイにありがちな不便を解消できるのだ。ちなみにこのタイムシフト再生機能、通常の録画に対しても使えますヨ!!

  てなわけで、待ち時間多発の打ち合わせ日だったが、W43HⅡにより時間を無駄にすることなく楽しく行動できた。んだが、考えてみればこの日、2時間以上W43HⅡでワンセグ観てた俺。また、さらに考えてみれば、W43HⅡで通話やコンテンツ閲覧も少々行った。のに……かなり電池が持つW43HⅡだからかもしれない。なお、メーカー公称では最長約4時間15分のワンセグ連続視聴ができるとのこと。これだけバッテリー持続時間があれば仕事しつつ遊びつつ、しかも帰宅後は卓上ホルダに接続してと、一日中利用できますな。

  他、W43HⅡのワンセグ系機能で言えば、外部メモリ(microSDメモリカード)への録画ができる。512MBのmicroSDなら約2時間40分録画可能。ひとつの録画ファイルは最長512MBまで(実用性と安全性を考慮しての制限だそうだ)。2GBのmicroSDを使えば、W43HⅡで約10時間40分もの録画を行えることになる(途中で充電が必要になるとは思うが)。オマエはビデオデッキか!! と、ニヤケたツッコミをW43HⅡに入れた俺なのであった

[スタパ齋藤のエントリー]

2007年02月23日

狙うはワイドVGA&指紋センサーのW51H

 例年にも増して、一段と魅力的なauの2007年春のラインアップ。昨年から利用してきた端末をそろそろマジで機種変更したいところ。どれも魅力的なモデルばかりで、かなり迷ってしまう……。

 そんな中、ボクが非常に興味をもったのが日立製作所製端末「W51H」だ。注目点はいくつもあるが、やはり、何と言っても2.9インチのワイドVGA液晶。VGAクラスの液晶ディスプレイは昨年あたりから搭載するケータイが登場してきたけど、auでは2007年春モデルで初登場ということになる。しかもこのワイドVGA液晶は、日立製作所が開発した「IPS(In-Plane Switching)液晶」という液晶パネルを搭載している。ちなみに、IPS液晶は同社製のハイビジョン液晶テレビ「Wooo」にも採用されている。

 また、第2のポイントは、このワイドVGA液晶を活かすためのアプリケーションが揃っていること。PCサイトビューアーやPCドキュメントビューアーはもちろん、auの人気サービス「EZナビウォーク」もワイドVGA液晶で利用することができる。外出先でPCサイトビューアーやEZナビウォークを利用する頻度が高いボクにとって、非常にうれしい対応なのだ。

 そして、3つめのポイントが指紋センサー「スマートセンサー」だ。おサイフケータイを頻繁に利用するユーザーにとって、指紋センサーはぜひ欲しい機能だ。FeliCa機能をロックした状態で持ち歩き、使うときだけ、サッと指を通して、ロックを解除という『スマートな』使い方ができる。しかもこのスマートセンサーは、セキュリティのためだけでなく、液晶ディスプレイを反転したビュースタイルでのスクロールにも使えるというのがうれしい。

 というわけで、ボクはW51Hを発売当日に入手して、今しっかりと使い込んでいるところ。スタパさんが選んだW43H IIに負けじと、次回以降で詳しく紹介していくから、楽しみに待っていてほしい。

[法林岳之のエントリー]