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2007年03月16日

スマートセンサーで安心ケータイ


 今どきのケータイにとって、何が大切か。カメラかもしれないし、液晶ディスプレイかもしれないし……。んーむ、スタパさんの触ってるW43H IIのワンセグも大事というか、楽しそうというか……。

 でも、冷静になって考えてみると、実はケータイって、自分にとって、もっとも身近で大切な道具だけに、そこに保存されている情報などをどう守るかというのも結構、いや、かなり重要。アドレス帳に保存されている友だちや同僚、取引先の情報もそうだし、メールだって、やましいことがなくても他人に見られて、気分のいいものじゃない。

 そして、何と言っても大切なのが「EZ FeliCa」によるおサイフケータイ。サービスが開始されたばかりの頃は使う場所が少なかったけど、実はボク自身が出かけるところでも少しずつ使える場所が増えてきている。たとえば、ボクが随分と昔から通っている理髪店というか、美容院があるんだけど、昨年末に髪を切ろうと出かけたら、お店のカウンターにはQUICPayのリーダーが……。もう喜んで使っちゃっいました。

 そんな話はともかく、大切にしなきゃいけないものがたくさん詰まってるのが今どきのケータイ。だから、ケータイを守るための工夫が必要なんだけど、W51Hには「スマートセンサー」が装備されている。今まで、PCサイトビューアーやEZナビウォークの地図のスクロールなどの使い方を紹介してきたけど、スマートセンサーの基本というか、本分は「指紋認証」。実は、ボク自身がauの2007年春モデルで、W51Hを選んだ最大の理由は、このスマートセンサーによる指紋認証だったりするのだ。

 以前からおサイフケータイの使い方として、普段はFeliCaロック(ICカードロック)の状態で持ち歩き、モバイルSuicaやEdy、QUICPayなど、EZ FeliCaのサービスを利用するときだけ、FeliCaロック(ICカードロック)を一時的に解除するのがベストという話を書いてきたけど、問題はどうやって簡単にFeliCaロック(ICカードロック)を解除するか。いろいろな方法があるけど、やっぱり、安心感と使いやすさのバランスを考えると、現時点のベストチョイスは、やはり、指紋認証というのが率直な感想。だからこそ、この春はW51Hを選んだわけだ。

 W51Hでは通常の指紋認証設定とティーンズ指紋認証設定で、それぞれ10件ずつまで指紋を登録しておくことができ、認証時は登録された指紋のいずれかに合致すれば、ロックが解除されるというしくみだ。指紋登録は3回以上の読み取りでできるが、登録後、暗証番号によるロック解除よりもセキュリティーを強化することに注視して、指紋のみロック設定に切り替えることもできる。指紋認証時の動作については、手の大きさやケータイの持ち方にもよるけど、ボク自身はオープンポジションのW51Hを右手で持っているとき、右手親指を伸ばせば、十分、スマートセンサーに指が届くし、敢えて反対側の左手の指で認証するといった使い方もできる。その名の通り、スマートに使えている気分だ。

 ちなみに、W51Hのセキュリティロックについては、FeliCaロック(ICカードロック)の他に、電源を入れる度にロックができる「オートロック」も利用可能だ。オートロックを設定すれば、待受画面で10秒間操作しなくても、自動的にロックを掛けることもできる。しっかりと情報を守りたい人にはおすすめの機能だ。ただし、端末の暗証番号も使うときは出荷時設定から変更することをお忘れなく。

 とまあ、6回に渡って、W51Hを紹介してきたけど、どうでした? 本当のところはスタパさんが使ってるW43H IIも気になるんだけど、ボク的にはW51Hにかなり満足しながら毎日使っている。ワイドVGA表示に対応したIPS液晶もきれいだし、PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアー、EZナビウォークもワイドVGA対応で見やすい。オープンアプリも今後が楽しみでしょ。EZ FeliCaも東京近郊は3月18日から私鉄やバスなどでPASMOのサービスが開始されるので、相互利用が可能なモバイルSuicaが活躍するシーンも増えそう。ますますW51Hが手放せなくなりそうな感じだ。ぜひ、読者のみなさんもW51Hを試してみて、自分ならではの楽しい使い方を発見してみてください。

[法林岳之のエントリー]

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