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SCM
サプライチェーン・
マネージメント |
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SCMとは、資材を購入し、付加価値をつけて販売し、資金を回収するという企業活動におけるひとつながりの流れ「サプライ・チェーン」を、よりスムーズに動かすための管理手法です。eビジネスの世界においては、企業がそれまでに培ってきたノウハウをより柔軟でムダのないものに生まれ変わらせるためのソフトウェア群を意味します。 |
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「SCM導入に先だち、どんな準備が必要でしたか?」 |
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「受発注や物流配送、販売の現場からの情報を吸い上げるための、既存の情報システムの洗い直しが必要でした。SCMの導入とは、新しい物流マネージャーが着任するというのと、ある意味では同じところがあります。
そのマネージャーに、判断材料となる確かな情報を渡さないと、出てくる結果もあやふやなものになってしまう。
また、ソフトウェアですから、求められるデータの精度は当然人間よりも厳しい。この準備に、半年以上を費やしました。」 |
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解説1
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「SCMとは、数多くのシステムを統合したものにつけた名前という言い方もできる。工場における購買や生産管理のシステム。販売現場からの情報を吸い上げるPOSシステム。さらに物流や配送、倉庫など各種のシステム。SCMはこれらのシステムを結びつけ、きちんと機能させるためのシステム、いわばシステムのなかのシステムという位置づけにあるといっても過言ではない。」 |
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「SCM導入で最も苦労した点は何ですか?」 |
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「これがなぜ必要なのかを、理解してもらうこと、つまり各部門の担当者の説得に多くのエネルギーを使いました。これまでのやりかたで、それなりに仕事は動かせていたわけだし、わざわざ面倒を持ち込まなくてもいいじゃないかなんていう抵抗もあったんです。新しいやり方を導入れば、それが会社のためになり、仕事がスムーズになるんだということをきちんと説明し、協力してもらわないと先へすすめない。場合によっては、業務の比重が軽くなったり、いらなくなったりする部署もあるわけで、そうした部門へのフォローもしながら、導入を説得していく必要がある。なかなかしんどい仕事でした。SCM導入後にはこんなふうに良くなる、という確かな完成図が自分自身で頭に描けていないと、続かなかったですね。」 |
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解説2
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「企業の中で新しいことをやろうとする場合には、摩擦や軋轢も避けては通れない。原理原則や主義主張を貫くだけでは話が進まないこともあるだろう。関わる人すべての理解と協力を得るために、場合によっては、導入のメリットや成功の事例を自信を持って語れる、経験豊富な社外のパートナーも必要になってくる」 |
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「SCM導入後に、見えてきたものは?」 |
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「生産や物流、販売などの現場を動かす指令を発するのがSCMですから、企業を人間の体に見立てるとこれは運動神経にあたります。市況や需給の変化に応じてサプライチェーンをマネジメントするということは、腕や肩や腰の筋肉をどう協調させながら動かすと、飛んできたボールをバットの芯で捉えられるかということですよ。カーブにもフォークにも追従し、ボール玉はちゃんと見逃す。そういう判断をスピーディー且つ的確に、こなすという点では、イチロー選手のように……、とは少し言い過ぎかもしれませんが、SCM導入で一定の成果を上げられたのではないかと思っています。」 |
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「運動神経というのはまさにうまい例えです。SCMが運動神経なら、市場の動向や、業界の事情、実際の商品の品目別売れ行きなどへの目配りが感覚神経に相当します。生産や物流や小売りの現場などを統合して動かすSCMと、感覚神経が協調しながらレベルアップをはかる事で、企業もダイナミックでスピーディーな動きができるようになる。
もちろんSCMに限らず、システムはできた瞬間から古びていくことは避けられないもの。今後はサプライチェーン情報を、複数の企業で共有するCPFR(CollaborativePlanning,Forecasting andReplenishment)”などに発展させていくことで、「視覚」「聴覚」を鋭くし、需要予測の精度を上げ、それに適した生産計画を立てることで、適切な商品供給を行なっていかなければならない。これからの企業は、アスリートのような運動神経、感覚神経を必要とされるのです。」 |
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■NTTコムウェアのSCMソリューション■
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システム構成などデジタルな部分を詳細に詰めていくことはもちろんですが、部門間の調整といった非常にアナログな仕事がSCM導入を成功させるためには不可欠です。
それらは今までのe-ビジネスでは語られることがなかったものですが、実際にはそれこそが、重要なことなのです。
NTTコムウェアは単にシステムに通じているだけでなく、実際のビジネスでそのシステムがどう利用されるか、既存の商習慣とどうマッチングをはかっていくべきかを理解しています。ですから、社内・社外との調整など、システム導入の本当に難しい部分でも、常にお客さまの立場にたった建設的なシステムの提案、導入ができるのです。 |
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