ビエラリレーコラム
  • 2013年10月21日 UPDATE
  • Reported by スタパ齋藤

PCをテレビにつなぐ「可能性」から「必然性」へ

つい最近発売されたパナソニックの「スマートビエラ TH-L65WT600」。4K表示に対応した「スマートビエラ」ですな。実解像度3840×2160ドット表示が可能な、薄型大画面テレビだ。

これ以前に発売されている「スマートビエラ」は、ハイビジョンテレビとしての使用はもちろん、インターネット上のコンテンツを閲覧することもできる「スマートテレビ」として人気を集めている。そんな「スマートビエラ」の解像度を一気に4K(実解像度3840×2160ドット)まで高めた最新型が「スマートビエラ TH-L65WT600」というわけだ。

で、この「スマートビエラ TH-L65WT600」、やっぱり4Kってスゴいな~と思わせる要素がたっぷり♪ たとえば番組表。地上デジタル放送の全チャンネルを「24時間表示」できる「27チャンネル表示の番組ガイド」がまさに圧巻!! 27チャンネルを24時間表示する番組表って……紙媒体やPCまで含めても前例がナイんじゃないスか!?

27チャンネルの24時間表示。アタマではわかってたけど、実際に見ると……。スゴイのひと言

単に圧巻というだけではなく、細かな文字も高精細なので、しっかり読める。実用的。また、27チャンネル以下の、19/15/11/9/7/5/3チャンネル表示にも切り替えられる。チャンネル数を減らすにつれて文字が大きくなるので、番組表の視認性をユーザーが自由に調節できる。4Kって単なる高解像度ではなく、こういうリッチな実用性ももたらしれくれるんですな~。

4K対応した「スマートビエラ TH-L65WT600」の解像度を体験し、あることを考えがちになった俺。こんなふうなコトである。

これまでの大画面ハイビジョンテレビにも、PCをつなげることはできた。PC用モニターとしてのハイビジョンテレビ、という考え方ですな。ただ、ユーザーによってはハイビジョン解像度の1920×1080じゃ足りないって人も。また、テレビ側のフレームレートが十分高くないため、PCとHDMI接続して使うとマウスポインタがチラつくといった問題もあった。

が、「スマートビエラ TH-L65WT600」は4K対応。その実解像度は3840×2160ドットある。1台の「スマートビエラ TH-L65WT600」で、4台のハイビジョンテレビを田の字に並べたのと同じ解像度があるのだ。

それから、「スマートビエラ TH-L65WT600」は、世界で初めて(※)HDMI 2.0準拠やDisplayPort 1.2a準拠の端子を搭載した。つまり、将来発売される4K対応機器がつながるし、PCからの4K映像もキレイに映る。
※2013年9月5日現在、チューナーを搭載した民生用テレビとして

たとえば、PCと「スマートビエラ TH-L65WT600」をDisplayPort経由でつなぐとする。PC側から4K(3840×2160ドット)の画像を出力すれば、「スマートビエラ TH-L65WT600」上に「3840×2160ドットでありかつ毎秒60フレームのプログレッシブ映像」が表示されるのダ!! 「スマートビエラ TH-L65WT600」をPC用の超高精細モニターとして使える!! もちろんマウスポインタのチラつきなどナシで!!……ハズである。ので、実際に試してみた♪

まずは、いちばんやってみたかったコトをば。電子地図の表示である。

その結果から言えば、マジでホントに超ビックリ。こーんなに一覧性に優れた高解像度マップ、これまで見たことナ~イ!! すごい迫力!! そして情報量!! 視認性も抜群にイイ!! 前述の「24時間/27チャンネル表示の番組ガイド」と同様、ほかにはちょっとない情報量である。

ちなみに、マウスポインタのちらつきなど、テレビ側のフレームレートの低さが起こす諸問題もナシ。違和感ナシで快適に使える。

ともあれそのマップ表示を見たとたん、爆発的に「スマートビエラ TH-L65WT600」が欲しくなった!! デジタルマップ専用モニターとしてアリですよコレ、大アリ!! おおお、俺は、毎日、「スマートビエラ TH-L65WT600」に地図表示して世界の地図を克明に閲覧していきたいなぁ、とか思った。

地図の一覧性を損ねない、前代未聞のデジタルマップ表示法

それから、高解像度のデジタル写真の表示も試してみた。これまた結果から言えば、大迫力!! 圧巻!! 物凄くエキサイティングである。

というのは、多くの高解像度デジタル写真を情報量タップリで閲覧できるのだ。前述のとおり「スマートビエラ TH-L65WT600」には3840×2160ドットという解像度がある。ので、それ以下のサイズの写真ならドットバイドット表示できる。デジタル写真を最高のクオリティで楽しめるというわけだ。また、3840×2160ドット以上のデジタル写真でも、PC用モニターなどと比べたら、写真の細部をより克明に表示させることができる。

これ、カメラマンのスタジオとかにかなりオススメかも。クライアントにデジタル写真を見せるとか写真でプレゼンするとかいうとき、「スマートビエラ TH-L65WT600」を超高解像度モニターとして使えば、デジタル写真をドットバイドットで見せることができたり、デジタル写真の細部をじっくり見てもらうことができると思うのだ。

超高解像度デジタル写真は、4K対応ビエラで見ると、ストレスなし!

ちなみにPCと接続する場合の設定だが、「スマートビエラ TH-L65WT600」側で「4Kピュアダイレクト」をオンにすればテレビ側でスケーリングなどを行わないドットバイドット表示となる。また、映像モードを「モニター」にすれば、色域が「sRGB」となる。一般的なPC用モニターと同じ感覚で、PCとつないで利用できるというわけだ。

映像モード「モニター」で、超大画面PCモニターに変身

ん~、イイわ「スマートビエラ TH-L65WT600」。前述したが、これまでの「PCもつなげられるテレビ」という考え方を一変させてくれた。すなわち、「スマートビエラ TH-L65WT600」からは「PCはテレビにつなぐもの」に進化した。少なくとも俺の中では、「スマートビエラ TH-L65WT600」が「デカくて超高精細なPC用モニター」として凄い魅力を放っている。

ん~、もっとイロイロ試してみたい~♪ てか、次回も引き続き「スマートビエラ TH-L65WT600」をPCにつなぎ、興味本位でビシバシ試すゼ!!