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2006年09月20日

[904SH] 第15回
モーションコントロールセンサーは補正から

 ここ数回、紹介してきた「星空をさがそ」「Vodafone live! NAVI」は、904SHに搭載されているモーションコントロールセンサーで得られた情報を利用している。この他にも904SHには「ふるおと」や「バス釣りに行こう」といったモーションコントロールセンサー対応の体験版Vアプリがプリインストールされている。

 モーションコントロールセンサーはケータイの動きに合わせ、画面を変化させたり、音を鳴らしたりできるデバイスで、今までのケータイにはなかった新しい楽しみを実現している。ただ、モーションコントロールセンサーが正しく動作しなければ、これらの楽しみは存分に体験できない。

 そこで、はじめてモーションコントロール関連の機能を利用するときは、「モーションコントロール補正」を実行しておく必要がある。補正と言ってもそんなに難しい作業ではない。904SHを手に持ち、3つの方向に回したり、平らな場所に置いたりするだけ。補正は画面に表示される指示に従って、端末を開いたオープンポジション、液晶ディスプレイを反転したビューアポジションで行なう。

 ただ、ここで注意したいのが補正を行なう場所。モーションコントロールセンサーは周りの磁気の影響を受けるため、スチール机などの金属製品の近く、磁気を利用した製品(テレビやスピーカー、冷蔵庫など)のある場所、鉄などで遮断された屋内(エレベータ内)、電車や地下鉄、自動車の中などで補正してしまうと、正しく動作しない可能性がある。つまり、スチール机やパソコンがたくさん置いてあるケータイ Watch編集部のような場所は適さないというワケ(笑)。こういうときは、建物の入り口近くのホール、駐車場、屋外の公園など、磁気の影響を受けにくい場所に移動して、補正するのがおすすめ。

 ちなみに、モーションコントロールセンサーの動作精度は、周囲の温度変化、落下などによる衝撃、振動などの影響を受けることもある。モーションコントロールセンサーの動きが気になったときは、上記のような場所を探して、補正を実行してみよう。

(法林岳之)

2006年09月20日 in | 固定リンク