テクスチャーパネルやカスタムスクリーンによるトータルコーディネートで演出できるV501SHだが、実はもうひとつの楽しい仕掛けが用意されている。実は、このパネルとカスタムスクリーンは、コンテンツプロバイダに仕様が公開されており、専用サイトを通じて、さまざまなキャラクターやブランドを活かしたコーディネートパネルやカスタムスクリーンが提供される。
これまでのシャープの端末で内蔵していた「ディズニースタイル」を継承し、ディズニー「Disney Retro Summer」(50-60年代のレトロな
雰囲気のディズニー)が内蔵され、さらに、パッケージに同梱されているminiSDメモリカードには、「Disney Smoothing Forest」(ディズニーの癒しの森をテーマ)、「機動戦士ガンダム」、「ハローキティ」、「北斗の拳」、「クレヨンしんちゃん」、「ポストペットタイプ」のキャラクター系が6種類、「蝙蝠少年」、「ポップアイコーン」、「Geometric」のデザイナー系が3種類がプリインストールされている。その他のキャラクターも提供が計画されているので楽しみだ。ちなみに、キャラクター系/デザイナー系は別途有料でカスタムスクリーンキーのダウンロードが必要となるが、操作は端末で簡単に行える。(下記フロー図参照)
たとえば、北斗の拳なら、着信中グラフィックに「お前はもう着信している」と表示されたり、端末の受話音量を調節するボリュームグラフィックが「あた」「あたたた」「あたたたたたた」と戦闘時の掛け声の数で表現するといった演出が可能になる。そのほかにもモバイルカメラの装飾フレームとして、ケンシロウの技のシーンとセリフが貼り付けられたり、北斗の拳のロゴをあしらった背景パターンが設定できるなど、とにかくあらゆるシーンが選択したテーマで表示されるようになる。それぞれのキャラクターやブランドのファンには、こたえられない演出になるはずだ。
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「ディズニー」の壁紙とメニュー画面イメージ ©Disney |
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「機動戦士ガンダム」の壁紙とメニュー画面イメージ ©創通エージェンシー・サンライズ |
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「北斗の拳」の壁紙とメニュー画面イメージ ©武論尊・原哲夫/NSP 1983 |
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「北斗の拳」の音量調節 |
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「北斗の拳」の着信イメージ |
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「北斗の拳」の不在着信イメージ |
ただ、こうしたカスタムスクリーンに設定するグラフィックは非常に種類が多く、ケータイでダウンロードするにはパケット通信料が不安になる。そこで、Vodafone 3Gで好評を得ている「Vodafone live!BB」と同様のしくみを採用し、カスタムスクリーンコンテンツを導入しやすくしている。まず、ユーザーはパソコンでカスタマイズ専用サイト「カスタモ™」にアクセスし、自分が気に入ったカスタムスクリーンコンテンツをパソコンにダウンロードする。ダウンロードしたカスタムスクリーンコンテンツをminiSDメモリカードに保存し、V501SHに装着。続いて、V501SHのカスタムスクリーン機能でダウンロードしたカスタムスクリーンを選択し、カスタムスクリーンキーのみを購入(ダウンロード)すれば、カスタムスクリーンコンテンツのロックが解除され、購入したカスタムスクリーンが設定できるという流れだ。もちろん、Vアプリ「カスタムスクリーンギャラリー」を使えば、パソコンを介さずに、直接miniSDメモリカードにダウンロードできる。
また、各カスタムスクリーンコンテンツに基づいたパネルもこのカスタマイズ専用サイト「カスタモ™」から注文すること可能だ(7月中旬以降より提供予定)。カスタムスクリーンと組み合わせれば、自分のV501SHを一台丸ごと、お気に入りのテーマでカスタマイズできるというわけだ。パネルの着脱も非常にカンタンなので、いつでも手軽に自分だけのケータイにお色直しが可能だ。ビジネスシーンなどのON Timeはオトナの装いのケータイとして使い、アフターファイブのOFF Timeは自分のお気に入りのキャラクターやブランドで、思いきり弾けて使う。V501SHはそんなユーザーのわがままを可能にしてくれる楽しいカスタマイズケータイと言えるだろう。
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