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 みなさんは、このページを何インチのディスプレイで見ているだろうか。15インチ? 17インチ? いや、もっと大きなディスプレイで見ている人も多いだろう。ディスプレイはパソコンの使い勝手を大きく左右するものだが、意外と自分以外の環境を見る機会は少ない。たとえば、現在15インチのディスプレイを使っている人が17インチのディスプレイを使ってみると、想像以上の違いにかなり驚くはずだ。ディスプレイは、パソコンの性能以上にパソコンの使い勝手を変える。そこで本記事では、DELLが販売している大画面27インチワイド液晶がどれだけパソコンの使い勝手を変えるものなのかを見ていく。DELLは、パソコンだけでなく液晶ディスプレイにおいてもNo.1のシェア(2007年3月発表、ディスプレイサーチ社調べ)を誇るメーカーだ。27インチワイドモデルだけでなく、そのほかの製品についても簡単に紹介する。


◆27インチワイドのド迫力と広大な作業空間を提供する2707WFP

 DELLの「デル 2707WFP」(以下2707WFP)は、27インチのワイド液晶ディスプレイだ。27インチと言えば、一昔前のテレビサイズである。パソコン用の液晶ディスプレイにも、ついに大画面時代がやってきたのだ。27インチワイドがどれくらいの大きさかというと、本製品の横幅はなんと634mmもある。メジャーが手元にある人は、今見ている画面にメジャーを当てて634mmの大きさを確認してみてほしい。メジャーがない人は想像してみよう。27インチのワイドなので、だいたい15インチや17インチ液晶の1.7〜1.8倍くらいの横幅だ。その大きさの画面が目の前にあったとしたら、どれだけステキだろう。パソコンでは顔と画面までの距離が近いので、ホームシアターとまではいかなくても、それに近い大迫力の画面を手に入れることができる。

27インチワイドサイズの「デル 2707WFP」。
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27インチワイドは大迫力だ。
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 大画面液晶の魅力は大きな画面ということだけではない。実はもっと大きな魅力がある。それは解像度だ。27インチワイドの2707WFPの場合、解像度は1920×1200ドットにもなる。一般的に、15インチで1024×768ドット、17インチおよび19インチでさえ1280×1024ドットなので、27インチワイドの画面は本当に広く感じる。参考として、各解像度のスクリーンショットを下に示したので見てほしい。画面解像度の違いは、作業効率に大きな影響を与える。たとえば、デジタルカメラで撮影した写真を見る場合でも、27インチと17インチでは見える範囲がまったく異なる。写真の一覧を表示した場合でも、1画面に表示できる写真の数に差が出る。ほかにも、解像度が高ければ電子メールやWebページをスクロールせずに見ることができたり、Wordやpdfファイルを雑誌を見るかのような見やすさで見たりすることができる。1日中パソコンを使っているような仕事をしている人はご存知だと思うが、解像度は仕事の効率に直結するのだ。パソコンの環境が仕事の効率に密接に関わることが多い職種としてはデザイナーがあるが、デザイナーは多くの人が大画面大解像度の環境で仕事をしている。デザイナーは、画面が広くなるだけで多くの作業がグッと楽になることを知っているのだ。もし身近に大画面大解像度の環境があるなら、1度その環境を体験してみてほしい。それは、多くの人にとって衝撃的な体験になるはずだ。

各画面解像度の比較。
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15インチ、1024×768ドットの画面イメージ。
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 大画面大解像度は、実は映画鑑賞などでも威力を発揮する。なぜなら、ブルーレイディスクなどが実現するハイビジョン映像の解像度は1920×1080ドットだからだ。1920×1200ドットの表示を行える2707WFPなら、ハイビジョン映像をそのまま画面に表示できる。通常、ハイビジョン映像よりも解像度が低いディスプレイにハイビジョン映像を表示すると、解像度が足りないために精細な画面表示を行えない。そのような環境ではハイビジョン映像の魅力を十分に楽しめない。だから、ハイビジョン映像の魅力を十分に出すためには、最低でも1920×1080ドット以上の解像度が必要になるのだ。ハイビジョン画質の映画などを画質の低下なく、しかも目の前にある大画面で見ることができるというのは本当に凄いことだ。27インチワイド画面の2707WFPならではの楽しみ方と言える。こちらも機会があればぜひ体験してほしい。

17インチまたは19インチ、1280×1024ドットの画面イメージ。
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19インチ、1920×1200ドットの画面イメージ。
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◆ゲーム機やHDDレコーダーもつながる!ながら作業もできる!

多彩な入力インタフェースも魅力の1つ。左から、DVI-D、Dsub 15ピン、コンポジットとコンポーネント、S-Video、USB 2.0入力、USB 2.0出力だ
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2707WFPは、多くのインタフェースを搭載していることも特徴となっている。パソコンを接続するための入力インタフェースが、DVI-D(HDCP対応)とDsub 15ピンの2系統。そのほかに汎用端子として、S-Video、コンポジット、コンポーネントの3系統を備えている。パソコン以外の映像機器を接続できるというところがポイントで、たとえばゲーム機を接続しておけばゲームをプレイできるし、HDDレコーダーを接続すればテレビ放送を見たり録画番組を見たりすることができる。しかも、2707WFPではパソコンの画面の隅などに汎用端子の入力映像を表示することが可能なのだ。いわゆる、ピクチャーインピクチャーの機能である。これで、パソコンを使いながらテレビを見ることなどが可能となる。ほかにも、パソコンの画面とテレビ画面などを横に並べて表示するピクチャーバイピクチャー機能も搭載する。パソコンにテレビ機能を搭載しなくてもテレビ放送を見ることができるので、これらの機能は大変使いやすい。テレビ好きにはたまらない機能だ。

パソコンの画面を表示しながら、画面の隅にHDDレコーダーやゲーム機などの画面を出すことができる。ミニ画面の表示サイズは4段階で設定でき、表示場所は画面の4隅の好きな場所を設定できる
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2つの画面を並べて表示することもできる。たとえば、右画面でゲーム機のゲームをプレイしながら、左画面でゲームの攻略情報をWebサイトで見るなんてことが可能だ
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 2707WFPのインタフェースはほかにもある。本体の左側には、SDメモリーカードやメモリースティックなど9つのメディアに対応するカードリーダーを搭載し、パソコン周りの利便性を高めている。また、カードリーダーの下には2つのUSB 2.0ポートを搭載し、USB機器を接続可能だ。USB 2.0ポートは本体の下側にも2ポート備えているので、液晶ディスプレイだけで4台もの周辺機器を接続できる。

  2707WFPはデザインに凝っていることも特徴の1つとなっている。本体にはアルミニウムのシャーシを採用しており、見た目の高級感はかなりのものだ。本体を支えるスタンドは光沢があり、ガラスのような輝きを持たせてある。スタンドは、しっかりとしていながらもコンパクトなサイズになっており、27インチワイドという大画面でありながら本体の奥行きは243mmしかない。横幅が634mmなので、634mm×243mmのスペースがあれば設置できるというわけだ。画面サイズのわりには、かなり省スペースである。もちろん、VESAマウント(100mm)にも対応しているので汎用のVESAアームを使用できる。本体は手前に3度、後ろに21度のチルトができ、左右には各40度、上下に90mmの高さ調整ができる。設置場所と自分の目線に合わせて、自由に画面の向きを設定可能だ。

本体の左側には9つのメディアに対応したカードリーダーと、USB 2.0ポートを2つ備えている。目立たない部分ではあるが、これが結構便利なのだ
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本体の奥行きは243mmしかない。27インチワイドサイズのディスプレイとしては省スペースサイズと言える
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電源ボタンのほか、入力端子の切り替えを行えるボタンや各種設定を行えるメニューボタンなど、少ないボタンでいろいろな操作ができるようになっている。1〜5までの数字が書かれている部分は、現在表示中の入力信号をLEDで表す
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本体は手前に3度、後ろに21度、傾けることができる。高さは90mmの範囲で調整でき、目線に合わせてかなり自由に調整可能だ
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 次に、2707WFPの液晶パネルの基本性能を見てみよう。まず応答速度は、グレーからグレーで6ms、黒から白で16msだ。これくらいの応答速度があれば映画などの動画も十分楽しめる。コントラスト比は1000:1、輝度は450cd/m2でかなりハッキリとした明るい表示が可能だ。また、WCCFL(色再現範囲を高めたワイド冷陰極管)方式のバックライトを採用し、DELL独自のTrueColor技術を使うことで、自然で鮮やかな色表現を実現している。液晶の視野角は、垂直水平ともに178度となっており、通常の使用ならまったく問題ない。

  2707WFPは、大画面大解像度液晶でありながら、大変省スペース性に優れる魅力的なモデルだ。各種便利な機能を搭載しているため、パソコン周りの環境を向上することができる。そして、何より優れた表示能力が作業効率の向上や、すばらしい映像体験を提供する。これから液晶ディスプレイを購入する人、または買い換えたいと思っている人は、この27インチワイド液晶を検討してみよう。


◆DELLのお得な液晶シリーズ

 デルは、ほかにもワイド液晶製品をラインナップしている。ここでは、24インチワイドサイズの高性能モデル「デル 2407WFP」と、コストパフォーマンスに優れる22インチと20.1インチのワイド液晶「デル E228WFP」と「デル E207WFP」を紹介する。

高解像度表示が魅力の24インチワイド液晶「デル 2407WFP」

<デル 2407WFP>
  「デル 2407WFP」は、24インチワイドサイズの液晶ディスプレイだ。上で紹介した、2707WFPの液晶サイズを落としたモデルと考えると分かりやすい。見た目のデザインや搭載するバックライトなどは異なるが、基本性能は2707WFPとほぼ同じなので、かなり高性能な24インチワイド液晶と言える。解像度も2707WFPと同じ1920×1200ドットあり、ハイビジョン映像をそのまま表示できる。応答速度や輝度、視野角度なども2707WFPと同じだ。もちろん、多彩なインタフェースもそのまま。9メディア対応のカードリーダーなども搭載している。この製品は、27インチワイドほどの大きさは必要ないが、2707WFP並みの使い勝手と性能が欲しいという人に最適だ。コストパフォーマンスが高く、大変お得なモデルである。

22インチワイド液晶を採用してコストパフォーマンスが高い「デル E228WFP」

<デル E228WFP>
  この製品は、比較的手軽に大画面液晶の魅力を手に入れられる、大画面液晶のお手軽モデルだ。液晶サイズは22インチワイドサイズで、パソコン用のディスプレイとしては十分に大きい。また、解像度はワイドサイズなので1680×1050ドットもある。入力インタフェースは、HDCPに対応するDVI-Dと、Dsub 15ピンの2系統。コントラスト比は800:1と十分高く、輝度は300cd/m2だ。液晶を囲むベゼルの幅が大変狭く、精悍でスタイリッシュなデザインとなっている。ベゼル幅が狭いおかげで、22インチというサイズ以上に画面が大きく感じられ、そのことも魅力の1つである。大画面を手軽に手に入れられるコストパフォーマンスが高いモデルだ。

20.1インチワイド液晶を採用する「デル E207WFP」

<デル E207WFP>
  本製品は、デル E228WFPと同じ基本性能を持った、20.1インチワイド液晶ディスプレイだ。入力インタフェースや液晶パネルの基本スペックは、前述したデル E228WFPとほぼ同じで、大きな違いは液晶サイズのみとなる。20.1インチとはいえ、画面解像度は1680×1050ドットを誇り、十分に広い作業スペースを得ることができる。画面の大きさにこだわらず、1680×1050ドットという高い解像度が欲しい人に最適なモデルだ。



Profile
小林 輪

バイク好き、車好き、パソコン好きのライター。パソコンのハードウェアを中心に、レビュー記事などを執筆中。
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