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この構成が今ならこの値段で! 14.1型ワイド液晶&インテル(R) Core(TM) Duo プロセッサー搭載「Inspiron 640m」のパフォーマンスをチェックする
Inspiron640mの詳細をチェック!

 現在、デルのパソコンと言えば、ハイエンドブランドのXPSシリーズが何かと話題だ。とは言え、より実用的にコストパフォーマンスを目指すならば、やはりスタンダードなDimension&Inspironは外せない。今回はXPSシリーズなどとも比較しながら、売れ筋のA4スタンダードノート「Inspiron 640m」を見てみよう。


■ デルのスタンダードモバイル「Inspiron 640m」

Inspiron 640m
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 Intel(R)からデスクトップ向けの最新CPU、インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーも発売され、活気付くデスクトップ市場だが、パソコン全体の販売台数としてはすでにノートがデスクトップを上回っているのが現状だ。それだけ、省スペースなノートと、その十分なスペックの認知度が高まっているということでもあるだろう。

 Inspiron 640mは、今年の5月に発売されたデルのA4サイズノートである。その後、XPSシリーズ各機種が矢継ぎ早に発売されたため、メディアへの露出としては影が薄くなってしまった感があるが、そのマシンパワーに不足はなく、スタンダードな人気製品であるのは間違いない。14.1型というしっかりした液晶ディスプレイを備え、筐体はシルバーにホワイトで縁取りした、女性にもピッタリな落ち着いたデザイン。アグレッシブな製品が多いXPSシリーズとは、筐体サイズなども含め、ラインナップ的に補完し合う存在となっている。重量は約2.4kg(*1)なので、軽いとは言い難いが、ちょっとした持ち歩きには問題ないはずだ。

シルバーボディの周囲をホワイトで縁取ったシンプルなデザイン。この縁取りにより、ボディ全体の剛性もアップしているようだ
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サイドがブラックで引き締まっているせいか、実際より大幅に薄く見えるボディ。手に持ったとき、逆にその重量に違和感を覚えてしまう
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■ 気になるスペック部分を紹介

14.1型ワイド液晶の1,440×900ドット画面。しっかりとしたサイズの画面を持つからこそ、使える高解像度である
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 さて、その具体的なスペックだが、実のところ「スタンダード」とされるのも、尖ったXPSシリーズとの比較あってのことと言えるかもしれない。CPUにはXPSシリーズでもお馴染みのハイパフォーマンスなインテル(R) Core(TM) Duo プロセッサーを搭載可能なほか、メモリは最大2GB、HDDも最大で120GBのものが選択できるなど、基本スペックにおいて、劣る部分はほとんどないのだ。

 ただし、XPSシリーズのように高性能なビデオカードを搭載することはできないため、ゲーム用途を考えるならば、よく検討する必要はある。それでも、チップセットにモバイル インテル(R) 945GM Express チップセットを採用しているので、Windows Vista(TM)での動作環境としてはこのこの内蔵ビデオ機能でも必要最低限のものを備えている。ビジネスライクなユーザにとっても、不足はまったくないだろう。

 もちろん、14.1型ワイドという大きすぎず、小さすぎずの最適な液晶ディスプレイも忘れてはならないところ(以前はこれでもかなりの大型と思っていたのだから、慣れとは恐ろしいものである)。こちらでは、表面が光沢処理されたWXGA+タイプ(1,440×900ドット)と、光沢なしのWXGAタイプ(1,280×800ドット)の2種類が購入時選択できるようになっているのも見逃せない。どちらかと言えば前者はDVDやテレビ鑑賞などのAV用途向け、後者は実用本位なビジネス用途向けと言ったところだ。単純に解像度が高いほうが良い液晶というわけではなく、目の悪い方などには、むしろ低解像度のほうが文字などはしっかり見えて扱いやすいだろう。この「選べる」というのが実に大きいのだ。

ワイド画面はWebブラウザなどを複数開く場合などにも便利。DVD鑑賞などもシネマサイズでムダなく楽しめる
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キーボードはストローク、キーピッチともに優秀。パームレストも十分な広さだが、本体の厚みがあるので手首をやや上げた形になるのが気になるという人はいるかもしれない
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■ 充実のインターフェースでAVマシンとしても活用できる

 AV用途、という言葉を使ったが、本製品にはさまざまなインターフェースも用意されている。外部ディスプレイと接続するためのアナログRGB出力や、テレビに画面を映すことが可能なS-Video出力、DVカメラなどとの連係に便利なIEEE1394ポートなども装備。USBポートも右側面と背面にそれぞれ2ポートずつ備えている。オプションでUSB接続のテレビチューナを装着すれば、テレビパソコンにもなる本製品だが、USBマウスは右側面のUSBポート、テレビチューナやプリンタは背面のUSBポート、などと使い分ければ、ケーブルの取り回しも簡単だ。

 デジカメなどとデータをやり取りするためのメモリカードスロットももちろん備えており、SDメモリーカードやメモリースティック、MMCなどに対応した5-in-1カードスロットに加え、ExpressCardスロットも搭載している。ExpressCardスロットの対応カードはまだまだ少ないのが難点だが、市販のコンパクトフラッシュ用変換アダプタなどを使用すれば、ハイエンドから入門用まで、現行のすべてのデジカメに対応できるだろう。正直言って、筆者的にはまだPCMCIAスロットのほうがうれしいのだが、今後のExpressCardの展開に期待をしたいところだ。

 そのほか、キーボード手前には各オーディオ操作ボタンに加え、OSを起動せずに音楽再生やDVD-Videoの視聴が可能なMediaDirect(TM)ボタンも備えている。

右サイドに光学ドライブを装備。1000BASE-TのLANポートやモデムポート、アナログRGB出力などもこちら側に備えている
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左側面にはメモリカードスロット系と、S-Video出力、オーディオ出力などのAVインターフェースを集約。ExpressCardスロットをどう使うかは要考慮
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各種オーディオ操作ボタンを前方に備え、右端にはOS起動不要のMediaDirect(TM)ボタンを備えている
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MediaDirect(TM)画面。DVD鑑賞などはもちろん、HDD内のデジカメ画像のスライドショーなども可能で、何かと遊べる仕様になっている
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■ 最安値構成から、最高スペックまでBTOで価格を検証!

 それではここで、デルのWebサイトでBTOによる構成をいくつか考えながら、そのコストパフォーマンスをシミュレーションしてみよう。

 まずは狙うのは最安構成だが、CPUにインテル(R) Celeron(R) M プロセッサー 410、メモリ512MB、HDD 60GB、光学ドライブにDVD/CD-RWコンボドライブをチョイスし、サポートなどを極力抑えると……84,980円(税込)!?(*2) OSはWindows(R) XP Home Edition 正規版を選択しているが、14.1型液晶を搭載したノートがこの価格で手に入るというのは、正直信じがたい。本当にこの値段で買っていいの?ってくらい安いと言えるだろう。

 ただ、インターネット用、サブマシン用としては十分かもしれないが、筆者としてはメモリだけは倍の1GBにしておきたいところ。メモリを1GB(512MB×2)に変更すると104,930円(*2)となった。うーん、512MBアップでこれは高いな……と思ったのだが、ホームページの中にあったクーポンコードを入力すると、あっさり97,930円になってしまった!(*2)。このクーポンコードは色々な種類があり、値引き率も適用期間も違う。とりあえず、デルの製品を買うときは、このクーポンコード探して、賢く使ってもらいたい。

 続いてハイエンド構成も考えてみよう。この際テレビマシンとしても考えてみるということで、OSはWindows(R) XP Media Center Edition 2005 正規版(日本語版)をチョイス。オプションの外付けテレビチューナ+リモコンもセットだ。

 CPUは選択できる中で最上位のインテル(R) Core(TM) Duo プロセッサー T2400、メモリは1GB×2で2GBだ。ちなみに、2GB×1という構成も選択できるが、2枚のほうがデュアルチャンネル動作が可能なため動作は高速。加えて、2GBのメモリモジュールが高価なため、1GB×2よりもかなり高価になってしまう点にも注意が必要だ。あとは120GB HDD、DVD+R 2層書込み対応のDVD+/-RWドライブなども選択。IEEE802.11a/b/g対応の無線LANカードも搭載して、お値段は227,330円(*2)と出た。なかなかいい値段だが、スペックを考えればかなり安い。一般的なメーカーであれば30万オーバーでもおかしくはないだろう。

 ついでに何気なく9セルの大容量バッテリも欲しいな、ということでプラスしてみると233,630円(*2)。ウソ!? 大容量バッテリが6,300円なの?(*2) こりゃモバイルユーザなら付けとかないと損ですな。

 こちらでも当然ながらクーポンコードは有効。コードを入力すると、233,630円が211,629円に!!(*2) いいね! 筆者としては20万円以内だとなおうれしいのだが、よくよく考えるとテレビチューナを付けてこの値段だ。テレビチューナをなしにして、OSをWindows(R) XP Home Edition 正規版にすると192,730円(*2)。さらにCPUを一つ下のインテル(R) Core(TM) Duo プロセッサー T2300、HDDを100GBに下げると174,880円(いずれもクーポン適用価格)(*2)。これなら筆者としてはマシンパワーも十分で、お値段も文句なし! いずれにせよ、ローコストからハイパフォーマンスまで、BTO次第で色々楽しめるマシンであるのは間違いないだろう。

標準バッテリの約1.5倍の容量を持つ大容量バッテリ。取り付け時の収まりもいい。購入時には大容量バッテリ+スペア大容量バッテリといった注文も可能だ
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デルのサイトでの簡単BTO。選んだパーツの価格はすぐに下に反映されるので、色々選んでみると、「こっちのほうが安いぞ?」なんてこともひと目で分かって楽しい
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構成を決めたらショッピングカートのページで金額を確認。ここで入力可能なクーポンコードに注目! 今知らなくても、ホームページのどこかに書かれているので探してもらいたい
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適用できるクーポンコードはさまざま。雑誌などの広告に書かれているものも使用可能なので、もっとも安くなるものを探してみよう
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■ まとめ

 スタンダードなA4ノートであるがゆえに、汎用性も高いInspiron 640mは、あらゆるユーザが無難に使える上に、BTOでそのスペックもいかようにもなる。前述のように、どんな構成を選んでもコストパフォーマンスに不満はないはずだ。ゲーム用途を考える人にはXPSシリーズをプッシュしたいが、そうでなければ、サイズ的にも取り回しやすいこのマシンは、代替デスクトップとしても十分その役割を果たしてくれることだろう。

 ビジネスマンのお供にはもちろん、テレビパソコンとしてリビングマシン、部屋に机がちゃぶ台しかないというような学生さん(意外と多いはずだ!)にもピッタリな1台。これから入門という人も、こんなマシンからパソコンライフを始めてみてはいかがだろうか。



(*1) 重量はお選びいただいた構成により異なります。
(*2) 価格は構成機能、毎週のキャンペーンにより変動いたします。(掲載されているパッケージ構成は2006年8月7日時点のもの)


Inspiron640mの詳細をチェック!
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