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「dynabook Qosmio GXW/76GW」。インテル® Core™ 2 Duo P8400(2.26GHz)、2GBメモリ、GeForce 9600M GTなどを搭載した、堂々たるハイスペックノートだ |
今回試用した推奨スペックPCは、「dynabook Qosmio GXW/76GW(PAGW76GLN10W-MH4)」(以下、GXW/76GW)。市販モデルである「dynabook Qosmio GX/79G」(以下、GX/79G)よりも機能強化された、東芝ダイレクトPCのみで販売されるWebオリジナルモデルだ。スペック面の詳細については、東芝ダイレクトPCの商品ページや、こちらのレビュー記事を参照してもらうとして、ここではGXW/76GWの特徴となる部分をピックアップして紹介しよう。
まず、GXW/76GWの最大の特徴となる部分が、18.4型という超大型のフルHDワイド液晶を搭載している点だ。市販モデルのGX/79Gでも18.4型ワイド液晶を搭載しており、解像度も1,680×945ドットと十分高精細ではある。しかし、GXW/76GWでは1,920×1,080ドットのフルHD解像度と、さらなる高精細が実現されている。フルHD動画を、クオリティを損なうことなく再生できるのはもちろんのこと、ゲームも圧倒的な高精細映像で楽しめるわけだ。
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燦然と輝く「1080p FULL HD」のエンブレム。大画面ならではの迫力と、高解像度ならではの精細さ、その2つを存分に味わえる |
また、液晶解像度が高精細になることで、高解像度時の3D描画能力が追いつかなくなるのでは、という懸念を感じるかもしれないが、GXW/76GWではその点も心配無用。NVIDIAの高性能GPU「GeForce 9600M GT」と、512MBの専用ビデオメモリが搭載されており、フルHD解像度でも非常に優れた3D描画能力が確保されている。実際に、モンスターハンター フロンティア オンライン(以下MHF)をフルHD解像度でプレイしてみたが、処理の重さを感じることなく、どの場面でも軽々とプレイ可能だった。筆者は、3Dゲームを快適にプレイしたいならデスクトップPCがベスト、と常々考えていたが、今回GXW/76GWを利用してMHFをプレイしてみて、その考えを改めようと思ったほどだ。
加えて、液晶の表示品質もすばらしい。GXW/76GWには、高色純度約90%(色再現範囲NTSC比約90%)を実現する「高色純度・高輝度Clear SuperView液晶」を搭載。MHFの美しいグラフィックを完璧に表示してくれるのはもちろん、明るい場所が白く飛んでしまったり、暗い場所が潰れるといったこともない。同じゲームでも映像クオリティが低いと楽しさも損なわれるが、GXW/76GWならそういった心配は全く必要ない。 |

GXW/76GWを利用して、MHFをフルHD解像度のハイクオリティ映像で軽々プレイできることは驚きだったが、もう1点かなり驚いた点がある。それは、内蔵スピーカーの音質だ。
一般的なノートPCの内蔵スピーカーでは、チープな音しか鳴らせないのが普通。音楽やDVDなどの映像コンテンツを再生しても、こもったような音だったり低音が全く出なかったりと、お世辞にもほめられるような音とは言えないものばかりだ。また、ゲームにとって、サウンドは映像と同じぐらい重要な要素であり、快適なゲームプレイには高品質なサウンド再生環境が不可欠となる。そのため、通常は外部スピーカーやヘッドホンを接続して楽しまなければならない。
しかし、GXW/76GWに搭載される内蔵スピーカーは、ノートPC内蔵スピーカーとは思えないほど高品質な音が鳴るのだ。それもそのはず、GXW/76GWには、ハイエンドオーディオブランドとしておなじみの「harman/kardon」ブランドの2.1チャンネルスピーカーが内蔵されており、他のノートPCとは一線を画すクオリティのサウンドが再生できるのである。実際に、このスピーカーから鳴る伸びのある中高音域や迫力のある重低音には、かなり圧倒されてしまった。しかも、第2世代「ドルビーサウンドルーム」が搭載されているために、2.1チャンネルスピーカーながら5.1チャンネルサラウンドスピーカーシステムを使っているかのような、音に包み込まれる感覚が得られるとともに、小音量時でも迫力のある低音が楽しめる。もちろん、大音量時でも音割れは皆無。
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harman/kardon製のスピーカーを搭載。ノートPCの次元を越えた迫力でゲームや映画を楽しめる |
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重低音の秘密は、底部に搭載されたサブウーファーだ |
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実は筆者は、MHFをプレイするまでは、GXW/76GWの内蔵スピーカーの音にはあまり期待していなかった。なぜなら、過去にレビューなどで内蔵スピーカーの高音質をウリとするノートPCを数多く見てきたが、実際にはそれほどたいした音質ではないことがほとんどだったからだ。そのため、MHFを起動してBGMが流れたときの衝撃はかなりのものだった。もちろん、プレイ時の効果音の迫力にも大満足で、外部スピーカーを用意することなく、MHFを最高の音でプレイできると言っていいだろう。 |

今回、MHF 推奨スペックPCセットモデルが用意されたのは、MHFの最新アップデートとなる「MHF シーズン4.0“雷臨、ベルキュロス”」(以下、MHF 4.0)の開始に合わせてのもの。そこでここでは、MHF 4.0の特徴を簡単に紹介しておこう。
MHF 4.0は、これまでの大型アップデート同様に、新フィールドや新モンスター、新アイテムなどが多数盛り込まれている。
新フィールドとしては、岩肌がむき出しの荒野「峡谷」が実装されている。峡谷では、サボテンやツタなどに似た植物、洞窟の天井から鋭く突き出た鍾乳石など、このフィールドにしか存在しない特殊自然物が用意されている。新モンスターも配置されており、MHF 4.0のサブタイトルにもなっている「ベルキュロス」はこの峡谷に生息。もちろん、既存フィールドにもハンターランク100以上の古龍が新登場したり、ハンタータンク100以上の新たなクエストとして「剛種クエスト」が追加されたりなど、新フィールド以外でも新たな戦いが楽しめる。
新モンスターから得られる素材を用いた新しい武器や防具も豊富に追加されている。特に、ベルキュロス素材を用いた武器や防具は魅力的で、高ランクのプレーヤーならすぐにでも手に入れたいものばかりだ。
これら以外にも、新スキル「餓狼」が追加されたり、高ランクハンター専用のプライベートスペース「マイトレ」にマイトレプーギーの育成施設「プーギー牧場」が追加されるなど、多くの新要素が盛り込まれている。
MHF 推奨スペックPCセットモデルには、「MHF シーズン4.0 プレミアム パッケージ」が付属するので、購入後すぐにMHF 4.0を心ゆくまで楽しめる。
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新ステージ「峡谷」で「ベルキュロス」出現! このモンスターには隠された秘密があるらしいが…? |
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今回の推奨モデルには、様々な特典が付属した「MHF シーズン4.0 プレミアムパッケージ」が標準で付属 |
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かわいい顔して凶悪な威力を誇るライトボウガン「ぱらちゃんガン」 |
MHF 4.0の様々な新要素に加えて、MHF 推奨スペックPCセットモデルには、購入した人にだけ用意される、超レアなオリジナル特典が用意されている。それが、東芝オリジナル武器「ぱらちゃんガン」だ。
ぱらちゃんガンとは、東芝ノートPCのマスコットキャラクター「ぱらちゃん」をモチーフとした、ライトボウガンに属する武器だ。見た目はぱらちゃんのぬいぐるみそのもので、非常にかわいらしい。移動時には背中にかついだ形、構えた時にはぱらちゃんを両手で抱えるといった感じで、ぱらちゃんガンを装備するキャラクターの見た目はかなりユニーク。また、ぱらちゃんガンを構えるときには、ぱらちゃんが持つタンバリンが「シャリン」と鳴ったり、弾を撃つときには「キュイキュイ」と鳴いたりして、見た目だけでなく効果音でもニヤリとさせてくれる。さらに、ぱらちゃんが口にくわえるラッパは、標準サイズだけでなく「ロングバレル」や「サイレンサー」を取り付けるとグラフィックが変わる。もちろん、サイレンサー装着時には弾を撃つ時の音が小さくなるなど、細かなコダワリも見逃せない。はっきり言って、MHFの世界観から大きくかけ離れた見た目や効果音は、目立つこと間違いなしだ。
しかし、そのかわいい見かけとは異なり、その威力はかなりのものだ。ぱらちゃんガンは、ハンターランク1以上のプレーヤーが利用できる「ぱらちゃんガンI」、ハンターランク31以上のプレーヤーが利用できる「ぱらちゃんガンII」、ハンターランク100以上のプレーヤーが利用できる「ぱらちゃんガンIII」の3種類が用意されるが、表を見るとわかるとおり、全てLV1散弾および水冷弾の速射(どちらも3連発)に対応し、攻撃力もかなりのものだ。実際にぱらちゃんガンIIIを利用してプレイしてみたが、申し分ない性能を備えていることもあり、見た目とは裏腹に、十分常用できる武器だと感じた。ザコモンスターならほぼ一撃で撃破できるし、手ごわいモンスター相手でもかなり活躍してくれるはずだ。
武器名称 |
ぱらちゃんガンI |
ぱらちゃんガンII |
ぱらちゃんガンIII |
攻撃力 |
156 |
228 |
276 |
リロード |
やや速い |
やや速い |
やや速い |
反動 |
中 |
中 |
中 |
会心率 |
0% |
0% |
0% |
スロット |
0 |
1 |
2 |
速射 |
LV1散弾、水冷弾 |
LV1散弾、水冷弾 |
LV1散弾、水冷弾 |
生産素材 |
ぱらチケットI |
ぱらチケットIIとHR31以降の素材で生産可能 |
ぱらチケットIIIとHR100以降の素材で生産可能 |
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