今回の取材に協力してくれた、横浜市の「M's surf & sports」。1階が店舗兼倉庫、2階が事務所になっている。オーナーの悩みは、2階で仕事をしていると、1階の店舗にお客さんがきてもわかりにくいし、セキュリティ面でも心配だったこと。また、仕入れなどで海外出張が多いが、ネットワークカメラを設置すれば、出張先からも店舗の様子がモニターできると知って、さっそく「BB-HCM515」を取り付けてみた。

1階の店舗内の様子。サーフボードが多数展示してあり、死角がかなり多い。
そこで、130万画素の「BB-HCM515」なら、細部までモニターできるだろうという、オーナーの読みだ。

店舗内全体が見渡せる入口にカメラを設置してみる。店内が見渡せるベストポジションだ。

ユニバーサルスタンドが同梱されているので、設置の自由度は非常に高い。設置後の微調整も思いのままだ。


設置したカメラを、ネットワーク経由でパンさせてみる。
今回は2階の事務所で1階のカメラをネットワーク経由で操作しているが、ハワイにいてもまったく同様のことが可能だ。

自分のノートパソコンで店舗をモニターするオーナー。インターネットに接続できれば世界中から自分の店をモニターできると知って、ネットワークカメラの設置を決めた。

1280×1024ピクセルで表示された店内の様子。パンさせれば手前や奥もしっかり見える。また、カメラ内蔵のマイクがリアルな音を拾ってくれる。 画像だけでなく音声も確認できるので、物音なども、その場にいるように聞こえる。

「みえますねっとLite」を利用して、外から店舗をモニターしているオーナー。多様な用途に応える「BB-HCM515」にご満悦の様子だ。


 

 かねてより、2階のオフィスで仕事をしていると、1階の店舗の様子がわからないのが悩みでした。セキュリティ面というより、お客さんが来てもすぐに対応できないといったサービス面です。その点このネットワークカメラがあれば、2階にいても様子がわかる。お客さんがボードを見ているときは、あえてそっとしておいてあげて、なにか聞きたそうな感じなら、1階に降りていけばいいんです。お客さんから「すみませーん」なんていわれる前にね。

 あと、海外に仕入れなどで出張することが多いんですが、そのときにも店内をモニターできるのは、とても便利です。店員は一応いますが、在庫のことまではわからなかったりするんです。でもネットワークカメラで店内をパンしてみれば、在庫は一目瞭然。色やデザインが似ているボードでも、130万画素あれば、違いがはっきり見えます。なので、よけいなものを仕入れたりする心配はないですね。

 また、商品ディスプレイを出張先で確認しながら店員のケータイに指示を出せば、意図どおりにボードの並べ直しなどもできそうです。ネットワークカメラのマイクが「ここでいいですかー?」なんていう店員の声まで拾ってくれるし。

 あと、店のドアにセンサーを取り付けてネットワークカメラと連動させるのも面白そう。来客でドアが開いたことを検知すると、自動的にカメラがSDメモリーカード録画してくれる機能があるから、来客の記録も残る。あとで何か確認したいときに役立ちますね。

 ネットワークカメラって、設置や設定がむずかしいと思ってましたが、全然そんなことはなくて、説明書を見ながらひとりでできました。初期設定も携帯電話でできるので手軽。説明書と付属のCD-ROMだけで、すごくカンタンでした。

 私の場合は、店舗の確認、サービスの向上、在庫管理という目的でネットワークカメラを設置してみましたが、使い続けていけば、もっとアイディアが出てきそうで楽しみです。

関連情報

パナソニック コミュニケーションズ
http://panasonic.co.jp/pcc/

パナソニック ネットワークカメラ 「カメラBB」
http://panasonic.biz/netsys/netwkcam/

関連記事

パナソニック、SDカードスロット搭載のネットワークカメラ3製品(Broadband Watch)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/17150.html