世界で初めてクアルコム社のクアッドコアCPUを搭載。さらに、ドコモのLTE「Xi」(クロッシィ)の安定した高速環境と相まって、これまでにないユーザーエクスペリエンスを実現する「Optimus G」。Androidの完成系≠ニの呼び声高い新スマートフォンの実力を、第一線で活躍するビジネスパーソンに体験していただいた。
■ビジネスパーソンの期待に応えたスマートフォン
――スマートフォンは、どんな場面で重宝していますか?
大西
仕事のメールチェックが多いです。添付画像を確認し、チームに指示を出すんですが、Xiスマートフォンを使うようになってから表示スピードが劇的に速くなりました。
浅野
私はPRの仕事をしています。職業柄、大量のニュースや最新情報を扱うので、スマートフォンを使うようになってから移動時間など細切れになった時間を効率良く使って資料確認などができるようになりました。
――「Optimus G」は、快適な操作感、高精細大画面、大容量バッテリーと、スマホ史上最強とも言われるモデルです。実際に使ってみていかがですか?
浅野
すごく滑らかな動きですね。しかも複数のアプリを同時に立ち上げてもスムーズ。外出先では、どうしてもアプリをどんどん立ち上げちゃう。メールを見ながら、ブラウザでWebを検索し、ちょっと時間が空いたのでゲームって感じで。
大西
いま使っている機種は1年前に買ったものですが、もう全然操作感が違う……。
――クアッドコアと2GB RAMが生み出す余裕のスペックが、これだけのハイパフォーマンスを実現させているんですね。また、大容量バッテリーかつ省電力にも優れている。夏・秋の端末の中でもバッテリーの持ちの良さは際立っています。しかも、端末内に熱がこもりにくい設計で、常に安定した性能を発揮してくれます。ほかに感じたことはありますか?
大西
画面サイズも大きくていいですね。私は地図アプリをよく使うんですが、これくらいのサイズがあるととても見やすい。しかも「Xi」は表示速度が速いですね。
浅野
スマートフォンは地図が大事ですよね。思い通りに拡大縮小できるのは、スマートフォンならでは。しかも、この大画面でこれだけスムーズに動くと本当に気持ちいい。
大西
イメージとしては、開放的な広い部屋に住み始めたような快適さがありますね。
大西さんは、現在のスマートフォンを利用している前は、iモードケータイを使っていた。海外から送られてくる作品のサンプル(JPEG形式の画像など)を見て、チームと作業するというのが日常的な業務。従来は大容量ファイルや、案件が増えてくるとiモードケータイで対応することができず、パソコンが使える状況になるまで指示や判断が遅れてしまっていた。が、スマートフォンを使うようになってからは、格段に仕事の効率は向上したという。ただ、できることが増えてくると、よりアクティブに仕事をしたくなるもの。現在使っている機種は、従来のiモードケータイとの違いのインパクトが大きかったので気が付かなかったが、「Optimus G」を使ってみて。“スマートフォンって、こんなにちゃんと動くものなのか”と驚いたそうだ。
一方浅野さんは、Android搭載機は新しくなればなるほどパフォーマンスが上がることを既に実感済みのパワーユーザー。現在使っている機種も夏に買ったばかりなので動きなどは不満はないが、電池の持ちについては物足りなさがあった。大容量バッテリーを搭載している「Optimus G」は自分の生活の中で使ってみた時の電池の持ちを試してみたいと、強い興味を示した。
■できなかったことができる、ユーザーへの新提案がある
――「Optimus G」は、動画をバックグラウンドで透過表示しながら他のアプリを使える「Qスライド機能」、再生中の動画を拡大して楽しめる「ライブズーム」、思いついたことなどを素早くメモできる「Qメモ機能」など、従来のスマートフォンではできなかった機能が備わりました。
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動画を透過表示させながらメールなどほかのアプリを使うことができる「Qスライド機能」 |
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「Qメモ機能」では、キャプチャーの上に手書きでメモを書くことができる |
浅野
普段からアプリを複数同時に使ったりしますが、同時に見られるようにしている「Qスライド機能」は画期的。これならワンセグを見ながらWebページの検索もできますね。
大西
「ライブズーム」は子供の運動会で撮ったビデオを観るときにいいなと思いました。これなら自分の子供が競技をしている様子を拡大して見られます。親ばかでスイマセン(笑)。
浅野
「Qメモ機能」は、電話をしているときに聞いた番号をメモして、それを表示したままダイヤルができるのが便利。外出先で電話を使うことも多いので、とても助かります。あと、地図にメモを書き込んで、そのキャプチャーを撮って待ち合わせ相手にメールで送ったり、なんて使い方もできますね。
「Qスライド機能」とは、動画再生アプリ[動画]や[ワンセグ]といったアプリを起動中に別のアプリを立ち上げても、動画を透過表示し続けてくれるもの。要は動画を見ながら別のこと、たとえばメールを確認したり、Webページの閲覧などができる。他社ではホーム画面上に小画面で表示する機能を備えているが、「Optimus G」の場合は、画面の映り具合(=映像の濃淡)を自分で調節できる。たとえば電車の中などで隣の人に[ワンセグ]でどんな番組を見ているかを知られたくないなど、映像の内容を他人から見られたくないような場面では、別のアプリを起動してスマートフォンを操作しているように装うこともできる。またオフィスなどで、ながら仕事をするときなどにも活用できるかもしれない。
「ライブズーム」は様々な利用方法があるだろう。大西さんが紹介していたような場面の応用では、サッカーの試合などで自分の好みの選手の動きを拡大して表示するなども考えられるし、バンドのメンバーのうち好みのアーティストを大写しにするという使い方もある。このほか有効なのは、映像に映った文字を確認するとき。たとえば旅番組などで見かけた街の看板の詳細を見たり、講演などで掲出されるプレゼンテーションシートを拡大して内容を確認するなど、いままでは諦めていたことも可能になるだろう。
「Qメモ機能」は「Optimus G」ならではといってもいい機能のひとつ。“Quick”の頭文字が示すとおり、本体脇にある音量[+]と[−]キーを両方同時に押すだけで素早く起動し、指で画面上にメモができる。どんなアプリでも起動するので、浅野さんが触れていた電話番号をメモする場面だけでなく、地図にマークをつけたり、Webページにコメントをつけて保存をしたり、共有するなど、様々な場面で活用できる。作成したメモは、JPEG形式の画像として保存するだけでなく、[ノートブック]というアプリで電子メモとして管理が可能だ。同アプリは「Qメモ機能」よりもリッチなメモ、たとえば画像や図版を取り込むなどの機能を備えていたり、テキストデータを入力することもできる。作ったメモをノートのように閉じ表紙をつけ、まとめて管理することもできる。たとえば「アイデアメモ」「お気に入りの店」など、自分なりの活用術が見つかるに違いない。
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動画再生中も自由に拡大縮小可能な「ライブズーム機能」 |
■使ってわかったトータルのバランスの良さ
――「Optimus G」は、「おサイフケータイ」や防水、ワンセグなど、日本仕様と呼ばれるものにもすべて対応しています。
大西
「おサイフケータイ」は、一度使ったらもう手放せませんからね。しっかり搭載されていて、本当にうれしい。
浅野
私は、端子にキャップがないキャップレス充電というのに感心しました。これなら充電を繰り返してもキャップが損傷して防水性能が損なわれないですよね。
大西
実際に使ってみて全体のバランスが良いのが印象的でした。
浅野
スマートフォンを買うタイミングって、ご縁のようなものがありますね。最近買い換えたばかりなんですが、「Optimus G」を使ったら欲しくなって……。あまりに印象が強かったので、また触りに販売店に行くかもしれません。
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LG エレクトロニクスは、2006年の日本市場参入以来、数多くの機種を開発してきた。そうした意味では、国内メーカーと遜色ないほど、日本仕様については経験をしているといっても過言ではない。浅野さんが言っているとおり、ただ防水対応にするだけでなく、ユーザーの使用場面を考えて、より使いやすくしているところは同社ならではだろう。スマートフォンの分野でも、着々と足場を固めて信頼を得つつあり、安心して購入できる選択肢になりつつある。
このほか「Optimus G」は、スマートフォン専用放送局として認知が進みつつある「NOTTV」にも対応している。年末にはJ SPORTSで提供している「デイリーサッカーニュース Foot!」のほか、「UEFAチャンピオンズリーグ12/13」「UEFAヨーロッパリーグ12/13」「ブンデスリーガ12/13」シーズンの放送が開始する。これまでは自宅のテレビで楽しむのが一般的だった番組が、出先で手軽に楽しめるのはありがたい。サッカーファン以外にも楽しめる番組は続々登場予定なので、そろそろ「NOTTV」対応機を基準に選ぶのもひとつの選択肢かもしれない。
このほかLGエレクトロニクスは、LTEの実績でも群を抜いている。あまり知られていないが、LTEの特許保有数では世界一位で、ドコモが提供する「Xi」対応機のシェアでもトップクラス。その「Xi」は、2010年12月にスタートし、約2年間のLTE方式の運用実績を誇る。今年3月には全国政令指定都市人口カバー率100%を実現し、来年3月末までには基地局を約2万3000局、人口カバー率を約75%と、計画を大幅に前倒してエリアを拡大していく。
サービスエリアの拡充を着実に進めているほか、魅力的な割引メニューも登場する。今年12月31日までのキャンペーンとして、「タイプXiにねん」の実質基本使用料が1年間0円になる「Xiスマホ割」と、ドコモ継続利用期間が10年以上の方を対象に2年間0円になる「ありがとう10周年Xiスマホ割」がスタートする。こうした点でも「Optimus G」は、買い時にあるのかもしれない。
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