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HP Photosmart 3310
無線LAN内蔵でプリントもスキャンもラクラク HPのオールインワンプリンタ 「HP Photosmart 3310」

オールインワンプリンタ選びのポイントは「ネットワーク機能」

 プリンタ、スキャナ、コピー、ファクスなど、1台で複数の用途に利用可能なオールインワンプリンタの人気が高まってきている。各社からさまざまな製品が登場し、従来に比べて画質や使い勝手が向上してきたうえ、低価格化も進んできたことから、実際に購入を検討している人も少なくないのではないだろうか? しかし、オールインワンプリンタの場合、多機能なだけに製品ごとの差がわかりにくく、何を決め手に製品を選べばいいのかがわかりにくいことが多い。

 そこで注目したいのが、少々、意外かもしれないがネットワーク機能だ。もちろんプリンタやスキャナとしての機能や使い勝手も重要なのだが、オールインワンプリンタの場合、ネットワーク機能が製品ごとの違いが最も現れる部分となっており、この部分の良し悪しが実際に使い始めたときの快適性を大きく左右するからだ。

 たとえば、これが一般的なプリンタの場合であればネットワーク機能はさほど重要ではない。プリントサーバー本体の設定やプリンタポートの追加などの作業は必要になるが、市販のプリントサーバーを利用すれば手軽にネットワークに接続できるため、PCからネットワーク経由で印刷したり、複数台のPCでプリンタを共有することができる。しかし、オールインワンプリンタの場合、そう単純にはいかない。

 オールインワンプリンタの場合でも市販のプリントサーバーを利用することが可能だが、利用するプリントサーバーによって使える機能に差がある。ほとんどの場合、プリントサーバー経由で利用可能なのは印刷のみで、たとえばPCからネットワーク経由で原稿をスキャンしたり、プリンタに搭載されているメモリカードスロットのデータをネットワーク経由で読み込もうとしてもできないことが多い。つまり、オールインワンプリンタならではの機能が利用できないわけだ。

 メーカーが提供している専用のプリントサーバーやオールインワンプリンタ用のプリントサーバーも存在するが、価格が高く、場合によってはプリンタ本体と同じくらいの投資が必要になってしまうこともある。今や企業はもちろんのこと家庭内にも当たり前のようにLAN環境が構築されていることを考えると、ネットワーク環境でオールインワンプリンタを使用するのであれば、プリンタ選択の時点から「ネットワーク環境での使い勝手」について考慮する必要があることが理解できるだろう。


ネットワーク機能に「強い」HP Photosmartシリーズ

高速ワイヤレスLANを搭載したオールインワンのフラッグシップモデル、 「HP Photosmart 3310」。ファクス機能も装備
  では、実際にネットワーク機能に「強い」オールインワンプリンタとはどのような製品なのだろうか? 現在、発売されているオールインワンプリンタの中で、おそらくもっとも強力なネットワーク機能を備えているのは、HPから発売されているHP Photosmartシリーズ、それも上位モデルとしてラインナップされている「HP Photosmart 3210」、「HP Photosmart 3310」だろう。

 HP Photosmart 3210、およびHP Photosmart 3310は、いずれもプリント機能、カラーコピー機能、スキャン機能、ダイレクトプリント機能などをすべて1台で利用できるインクジェットプリンタベースのオールインワンプリンタだ(HP Photosmart 3310はこれらの機能に加えてファクス機能も利用可能)。HP Photosmart 3210は有線LANに、もう一方のHP Photosmart 3310は有線LANに加えてIEEE802.11b/g準拠の無線LANにも対応しており、ネットワーク環境での利用が手軽にできるようになっている。

HP Photosmart 3310 と同様に、新独立インクシステムを採用し、有線LANを搭載した 「HP Photosmart 3210」
 前述したように、一般的なオールインワンプリンタの場合、別途、プリントサーバーやオプションのネットワークアダプタなどを利用しないとネットワーク環境で利用できない場合が多いが、HP Photosmart 3210/3310であれば、標準でネットワーク経由での印刷ができるのはもちろんのこと、スキャン、プリンタ本体に装着したメモリカードへのアクセスなど、オールインワンプリンタならではの機能までも手軽にネットワーク経由で利用することができるようになっている。

 もちろん、家庭内に複数台のPCがある場合は、各PCでHP Photosmart 3210/3310を共有することも可能だ。Windowsに加えて、Macからの利用も可能となっているので、さまざまなPCが混在する環境での利用も心配ないだろう。


HP Photosmart 3310は3.6インチQVGAの超大型高精細カラー液晶を搭載(HP Photosmart 3210は2.5インチQVGA液晶) HP Photosmart 3210/3310ともに、本体前面にはPictBrige対応のUSBポート、カードスロットを搭載し、ダイレクトプリントを機能を装備する
6色独立インクタンクでインク供給プロセスの徹底した効率化を追求 背面にはIEEE 802.3 100Base-TX/10Base-T LANとRJ-11モジュラジャックを備える



わずか数ステップで無線LAN接続OK、プリントもスキャンも手軽に

 ネットワークというと「設定が難しいのでは?」というイメージを持っている人も少なくないかもしれないが、HP Photosmartシリーズなら、このような心配も無用だ。たとえば、有線LANに対応したHP Photosmart 3210の場合は、本体側面に用意されているLANポートを利用して家庭内に設置されているルーターやハブなどに接続後、付属のユーティリティを利用して設定するだけで、手軽に利用することができる。

 一方、無線LANに対応したHP Photosmart 3310の設定も驚くほどカンタンだ。無線LANの設定方法としては、本体の液晶ディスプレイと操作パネルを利用してSSIDやWEPキー(WPAにも対応)などを手動で設定する「ワイヤレス設定ウィザード」とWindows XPの「Windows Connect Now!」を利用した方法があるが(このほか有線接続での設定も可能)、「Windows Connect Now!」を利用した場合、以下のようにわずか数ステップで無線LANの接続設定が完了してしまう。


1) PCから設定開始 2) 無線LANの設定
付属のCD-ROMを利用して設定開始 接続するアクセスポイントの情報を入力する
3) USBフラッシュメモリに設定を保存 4) USBフラッシュメモリで設定
PCに装着したUSBフラッシュメモリに無線LAN設定を保存する USBフラッシュメモリをHP Photosmart 3310に装着。設定情報が読み込まれて無線LAN接続完了


  ドライバやユーティリティのインストールの時間を除けば、無線LANの設定自体はものの数分で完了するという手軽さだ。すでにPCで無線LANを利用した経験があるユーザーであれば、設定ユーティリティの指示に従ってSSIDやWEPキーを入力していくだけで、迷わず無線LANでの接続ができることだろう。極端な話、HP Photosmart 3210/3310でもっとも手間取るのは、ハコから本体を出してインクをセットすることかもしれない。それほどまでに設定周りに気が配られており、手軽に利用できる印象だ。

 このように、有線LANの場合でも、無線LANの場合でも、一旦、接続されてしまえばUSBでのローカル接続時と変わらぬ操作感で利用することができる。アプリケーションから印刷を実行すればネットワーク経由で印刷できるうえ、設定後、PCにインストールされる「ソリューションセンター」というアプリケーションを利用すれば、「画像のスキャン」や「ファクス送信」など、やりたい操作のボタンをクリックするだけでネットワーク経由でHP Photosmart 3210/3310を操作できる。


ソリューションセンターと呼ばれるユーティリティによってネットワーク上のHP Photosmart 3210/3310を手軽に操作可能。画像のスキャンやファクス送信など、ボタンを押すだけで手軽に利用できる。スキャンした画像はネットワーク経由でPCに転送され、手軽に参照可能
画像の管理や印刷も付属のユーティリティ「HP Image Zone」で手軽にできる。カレンダーなどのテンプレートも付属しているため、さまざまな印刷物を手軽に作成することができるのも大きなメリット


HP Photosmart 3310の給紙トレイは普通紙と写真用の専用紙のトレイが別々に用意されている
  HP Photosmart 3310の場合、プリント機能、カラーコピー機能、スキャン機能、ダイレクトプリント機能に加えて、ファクス機能が搭載されていることから(搭載されていること自体もオールインワンプリンタとしては珍しい)、リビングの電話の近くに設置することが望ましいが、その場合でも無線LANのおかげでPCとの接続を一切考慮しなくて済み、レイアウトフリーを実現できるのは非常にありがたいところだ。

 また、細かな点だが、HP Photosmart 3310の給紙トレイは普通紙(A4など)と写真用の専用紙のトレイが別々に用意されており(普通紙トレイの上部にフォトトレイが用意されている)、印刷時に用紙を選択するだけで、どちらの用紙にも手軽に印刷できるようになっている。このため、実際に無線LANで離れた場所から印刷するときなどでも、わざわざプリンタの設置場所まで足を運んで用紙を入れ替えるといった手間なく印刷できるようにも工夫されている。まさに至れり尽くせりという感じだ。


世界最速! 低コスト! プリンタとしての実力も一級品

A4サイズのカラープリントもストレスなく印刷できるのは驚きだ
 このようにさまざまな機能を、しかもネットワークで手軽に利用できるHP Photosmart 3210/3310だが、プリンタとしての実力もかなり高いレベルにある。

 まず、印刷速度だが、L判1枚の印刷速度が最速12秒、モノクロのA4印刷が32枚/分となっている。実際に印刷してみたが、確かにPCから写真の印刷を実行してから、印刷が完了するまでの待ち時間が短く、待たされる感覚があまりない。また、モノクロの印刷に至っては、まさにレーザープリンタ並という印象で、あっという間に出力が完了してしまう。印刷モードを高速にした場合、あまりの勢いで排紙トレイから用紙が出てくるので、思わず用紙が飛び出してしまわないかと心配になったほどだ。

 高速な速度の秘密は、HP Photosmart 3210/3310で採用されている「スケーラブル・プリンティング・テクノロジー」と呼ばれる技術のためだ。プリントヘッドとインクタンクの分離によって供給プロセスが効率化されているとともに、プリントヘッドが従来製品の2倍に高密度化が実現されている。要するに、一度に印刷できる範囲を広げながら、さらにヘッドを高速に動かし、同時に給紙も高速化するというすべての面において高速化が図られているわけだ。


HPが5年の歳月と1500億円の費用を投じて完成させた、スケーラブル・プリンティング・テクノロジー。プリントヘッドとインクタンクを分離し、さらにプリンタヘッドを従来の2倍の高密度ノズル化とヘッド幅の拡大することによって、従来比3倍以上の多ノズル化を実現


 また、高速化と同時にランニングコストの低下も実現されている。インクジェットプリンタの場合、インクタンク内に発生する気泡によって印刷品質が低下するため、自動メンテナンス時にインクを排出することで気泡を排出するしくみとなっていた。これに対して、HP Photosmart 3210/3310では、メンテナンス自体の回数を減らすとともに、「アクティブ・エア・マネージメント」技術により、メンテナンスの際に排出したインクを再度回収して再び印刷に利用できるように工夫されている。このほかにも、インクが足りないときや用紙の表裏を間違って給紙した場合に警告を表示するなど、徹底的に無駄を排除し、コスト削減を図れるように工夫されている。L判写真で1枚19円と低いコストを実現できているので、写真の印刷などに積極的に使いたいところだ。


HPが開発した新しいインクシステム「アクティブ・エアー・マネージメント・システム」。自動メンテナンス時の大量インク消費をなくし、メンテナンスの頻度を減らすだけでなく、メンテナンスに使用したインクを全て回収してリサイクル利用する仕組み


 もちろん、速くて、低コストだからといって品質が犠牲になっていることは一切ない。実際にデジタルカメラで撮影した写真を印刷してみたが、非常に緻密で、美しい色合いの出力を得ることができた。普通紙への印刷品質も良好で、にじみなどのないシャープなイメージの印刷となっている。これなら、家庭でのDPEはもちろんのこと、レーザープリンタの代わりとして文書などの印刷にも十分対応できるだろう。


「きれい」、「速い」だけではない真の実力を備えたオールインワンプリンタ

 このように、HP Photosmart 3210/3310は、プリンタとしての実力はもちろんのこと、オールインワンプリンタとしての使いやすさ、そして何よりネットワーク環境での使いやすさを備えた高い実力を持った製品だと言える。このほか、両面印刷ユニットが付属していたり(HP Photosmart 3210はオプション)、35mmネガフィルムおよびスライドのスキャンに対応している点、Bluetoothによるダイレクトプリントに対応している点など、機能的に見ても、他の製品に比べて頭一つ抜きんでている印象だ。

 HP Photosmart 3210/3310であれば、その利便性はもちろんのこと、品質、速度、コストとあらゆる面で、きっと満足できるはずだ。これだけの性能・機能を備えているなら、HP Photosmart 3210の23,940円、HP Photosmart 3310の42,840円という実売価格(HPのオンラインストア、HP Directplusでの税込販売価格)も大いに納得できるだろう。さらに今ならPhotosmart 3210で3,000円、Photosmart 3310で5,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施している上、30日間のお試しキャンペーンまで実施しているので非常にお得だ。新アーキテクチャのPCが続々と登場しつつあり、PC環境を一新するケースも少なくないと思われるが、この機会にプリンタ環境の一新も検討しておくと良いだろう。


 
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清水理史
製品レビューなど幅広く執筆しているが、実際に大手企業でネットワーク管理者をしていたこともあり、Windowsのネットワーク全般が得意ジャンル。最新刊「できるブロードバンドインターネット Windows XP対応」ほか多数の著書がある。

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