カメラ付きケータイの市場を常にリードしているシャープだが、V402SHではさらに使いやすいカメラ環境を実現している。
まず、カメラは従来のV401SHよりも高スペックな130万画素CCDを採用し、ボタン面の背面側に装備される。撮影サイズは最大1280×960ドットのSXGAサイズに対応し、一段と高品質な撮影を可能にしている。21段階最大8倍ズームや最大25枚の連写、シーンに合わせた撮影ができるシーン別撮影など、撮影時の機能も充実している。
しかし、それ以上にうれしいのがスウィーベルスタイルを採用したことで、デジタルカメラライクなスタイルで撮影できる点だ。液晶ディスプレイを反転し、ビューアポジションにすることで、大画面のディスプレイをファインダーとして利用できるため、デジタルカメラなどと同じ感覚で撮影することが可能だ。さらに液晶ディスプレイを反転させ、背面側(カメラと同じ側)に向ければ、セルフショットポジションになるため、自分撮りやツーショットも簡単に撮ることができる。
従来から定評のあるカメラ機能の操作性については、ダイヤルボタンの[1]〜[9]などにショートカットキーが割り当てられており、ワンタッチで撮影モードを切り替えたり、ズームを利用することができる。カメラは[ボーダフォンライブ!]ボタンの長押しなどで起動することができるが、V402SHでは待受画面の状態から[1]ボタンの長押しで写メールモード、[2]ボタンの長押しで壁紙モード、[3]ボタンの長押しでデジタルカメラモード、[4]ボタンの長押しでアクションスナップモードがそれぞれ起動できる。つまり、撮影モードを指定して、カメラを起動できるわけだ。また、ビューアポジションでの操作はサイドキーを利用するが、画面上に操作ガイドが表示されるため、迷わずに操作することができる。
撮影した画像はSDメモリカードに保存することができ、写メールや待受画面に利用できるほか、DPEサービスなどでプリントできるが、デジタルカメラモードで撮影した画像はポストカードメーカーに利用することもできる。ポストカードメーカーはデジタルカメラモードで撮影した画像に、テキストやカレンダーを貼り付けられる機能で、作成した画像データをSDメモリカードに保存すれば、プリンターやDPEサービスでプリントし、オリジナルのカレンダーやポストカードを作成できるわけだ。
また、シャープ製端末は画像編集機能についても従来から定評があるが、V402SHでは、さまざまなエフェクト効果を確認しながら撮影できる「リアルタイムエフェクト」が実現されている。従来は加える効果を選択し、実際に効果を加えなければ、どのような画像になるのかがわからなかったが、V402SHでは、あらかじめ効果を選択するだけで、どのような画像になるのかを把握できるわけだ。その他にも、フェイスアレンジやフレーム、ムービングフォトフレームなど、効果も豊富に揃えられており、撮った画像を十二分に楽しむことが可能だ。
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130万画素CCDカメラ部。カメラを挟ん で接写スイッチとモバイルライトが配さ れている |
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サイドキー部。左からC/メニューボタン、シャッター、ズーム/選択ボタン |
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SDメモリカードスロットは、本体左側面 に用意されている ※SDメモリカードは同梱されていない。 |
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視認性もよいキー配列。カメラ機能の ショートカットが割り当てられている |
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ポストカードメーカー機能によって画像 にカレンダーを挿入してみた |
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撮影時にさまざまなエフェクト効果を 確認できるリアルタイムエフェクト機能 |
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