Pioneer DVD Recorder Review
スタパ大満足の、たっぷり録り。 世界初! 2層DVD-Rにもイケる!! しかも快適、迷わない
パイオニアDVDレコーダー DVR-530H
スタパ大満足の、たっぷり録り。 世界初! 2層DVD-Rにもイケる!! しかも快適、迷わない
マニアも初心者も垂涎の最新DVDレコーダー
 日本全国津々浦々において言わずもがなの便利さを超発揮中のDVDレコーダー。テープ式ビデオレコーダーと比べたら、録画も再生も編集も超快適であり後戻りできない。録りたいと思ったら録画ボタンをポン。観たいシーンは一発頭出しで再生。要らないシーンはザクザク削除。ディスクメディアってのはやっぱり便利である。
 DVD・HDDのハイブリッドレコーダーなんか使っちゃうと、超弩級の快適さを味わえてしまうからサァ大変!! 例えばテレビ番組をHDDに録りまくり。片っ端から録りまくり。四六時中録りまくり。録ったら観て、良さそうなのは記録型DVDに高速ダビングして残す。テープメディアじゃぁ不可能な快適さ楽しさをたっぷり味わえる。あぁこの時代に生きててよかったぁ〜てな気分である。
 ってまあ、既にDVDレコーダーを使用中の方にとってはトーゼンの話ではある。快適で当然。楽しくて当然。恐らくはアナタがた、この快適さ楽しさに慣れちゃってんでしょ? そして、快適さ楽しさが日常化&平凡化すると同時に、既存のDVDレコーダーに不満を感じ始めてません? いや!! 感じ始めているハズ!!
 例えば俺とかはですね、もっと長時間録りたいわけですよ。もちろん高画質で録りたい。予約録画も、さらに効率良く行いたい。それからDVDに残す時も、一枚にギッシリ詰め込みたいし、ソレを短時間で済ませたい。あとレコーダー自体をもっとラクに操作したいし、説明書とかあんまり開きたくないし、レコーダーが大きいと置き場所をとるし……と、知らぬ間に不満が山積していたりする。
 利便に慣れて、欲が出て、の無限ループ中の俺だが、そんな拙者に一筋の光が!! すなわちパイオニアのDVDレコーダーことDVRシリーズの最新機種群だ。具体的には、DVR-530H、DVR-555H、DVR-RT7Hとなるが、これら3機種は、マニアな人も初心者な人も思わず垂涎しちまう魅力的機能・性能をたっぷり備えていた。

目的に応じて選べる最新DVRシリーズ3機種
DVRシリーズの新機能は魅力たっぷり!
 パイオニアのDVDレコーダー、DVRシリーズの最新ラインナップは3機種。それぞれ、DVR-530H、DVR-555H、DVR-RT7Hだが、どの機種もDVD・HDDのハイブリッドレコーダーとして役立てられる。3機種とも基本的な機能・性能は共通なので、各機の特徴から見ていこう。
 まずDVR-530H。いちばん安く買えるんだけれども、必要十二分な機能・性能を備えている機種と言えよう。200GBのHDDに最大約569時間録画可能であり、後述の各種機能を備えている。拙者思うに、最新DVRシリーズの目玉レコーダーとなる存在だ。
 DVR-555Hは、DVR-530Hをよりゴージャスにした上位機種だ。HDD容量は250GBで、最大約711時間録画可能。地上波チューナーとしてゴーストリダクションチューナーを搭載。より高画質・長時間の録画ができるわけだ。付加的機能としては、例えばUSB端子を持っており、一般的なUSBキーボードからの文字入力ができる。PictBridge対応のデジカメやプリンターも接続可能なので、デジカメからの画像取り込みやプリンタへの印刷等を手軽に行える。
 DVR-RT7Hは、DVR-530HにVHSビデオデッキを融合させた、てな感じのモデル。HDD・DVD・VHSレコーダーゆえ、例えはVHS・HDD・DVDの相互ダビングを行えるのはもちろん、VHSテープからDVDへのダビングを全自動で行える───テープとDVD-R等をセットして[おまかせ自動ダビング]ボタンを押すだけで、レコーダーがテープの記録時間を算出し、適切な録画モードを選び、DVDへダビングを行い、さらにファイナライズ処理まで完了する。VHSテープのDVD化を行うにもチョー有り難いモデルと言えよう。
 さて、ここからが肝心。上記の3機種に共通する機能のご紹介。
 とにかく最強に魅力的なのが、世界初の2層DVD-R対応レコーダーであるというコト。従来のDVD-Rディスクの約1.8倍の容量を持つDVD-R DLメディアに対応しているってコトで、これまで誰もがヤリたかった“DVDディスクへの高画質・長時間記録”がデキるようになった。
 対応メディアも豊富で、具体的には、DVD-R DLに加え、DVD-R/RW、DVD-RAM、DVD-Video、音楽CD、ビデオCDとなる。また音楽CDを本体内のHDDに録音して再生できるジュークボックス機能も持つ。ちなみに、DVDメディア等にあるMP3ファイルやWMAファイルを再生することもできる。
 さらに全機種100倍速ダビング対応。HDDからDVD-Rへのダビングがスんゲく速いわけですな。例えばXPモードで録画した1時間番組を16倍速記録対応DVD-Rにダビングすると、約5分で終了!! もちろんこのスピードは世界最速だ。
 それから、MPEGエンコーダー等映像周辺回路が一新され、よりいっそう高画質になった。また、録画モードとして従来の最高画質モードであるXPモードの、さらに上の画質の、XP+モードを搭載した点も魅力。
 あとですね、これら全機種、ハッキリ言って非常に使いやすいっス。例えば新たに搭載された“気がきく!ナビ”機能。ユーザーにアドバイスを与える機能で、操作上の戸惑いや迷いを最小限に抑える。あるいはリモコンによる操作感───キビキビと動作して小気味よいのに加え、わかりやすい表示とリモコン操作感のマッチングは特筆モノ。非常にストレスの少ないレコーダーに仕上がっている。
 従来からあった完成度の高いEPG関連・予約録画方面機能も健在。野球延長対応はアタリマエであり、連ドラの最終回だけ放送時間延長なんて場合もビシッと録画してくれる。検索機能も強力で、ジャンルや分野による多角的な番組検索ができ、さらに新番組をピックアップすることも可能。キーワードの関連語・同義語・連想語までも検索対象とする“気がきく!録画辞典”機能も相変わらずドえらい便利さだ。
 他にも多数、便利な共通機能がある3機種だが、結論から言っちゃえば、従来機種と比べて実に快適かつ取っつきやすくなった最新DVRシリーズである。しかし、単に“お手軽・簡単・便利”なだけではなく、映像周辺回路の高品位化によりパイオニアらしい“高画質”を貫いている。マニアなパパにもラクしたいママにも受け入れられそうな、良い意味で八方美人と言える新DVRシリーズだ。
 さておき、スペック談義はそろそろよして、新型DVRシリーズの実際の使用感を見ていきたい。てなわけで、以降は“新型DVRシリーズの台風の目”的存在である超売れ筋機種、DVR-530Hを実際に使ってみた感触をば。

シンプル・スムーズ・親切、使いやすいっス!!
非常に薄くて、デザインもすっきり

本体上の操作ボタンは使いやすい大きさと配置で操作性バツグン

豊富な端子は背面に

ヒジョーに使いやすいリモコン

迷ったときには”気がきくナビ”が教えてくれる
 DVR-530Hの第一印象は、本体のコンパクトさ。
 外形寸法は、幅420×高さ59×奥行き273ミリだが、まず非常に薄い。同時に奥行きも短い。てゅーかウチにあるデッキやチューナー類の中では最薄・最短って感じで、設置場所を選ばない。薄型テレビ時代には有り難い本体サイズだ。ちなみに、コンパクトではあっても、本体上の表示や操作ボタンは十分に大きく見やすい。
 でまあ、気分良く設置して早速使い始めたわけだが、まず驚けるっていうか喜べるのが、DVR-530Hの操作感の良さである。具体的には、画面表示が見やすく、リモコンが扱いやすい、ってコトだが、画面表示等とリモコン操作の連携がヒジョーにイイのだ。
 例えば予約録画操作や再生時操作(快速ディスクナビ機能)。後述するが、DVR-530HではEPGによる番組予約録画が可能で、番組表をさまざまなスタイルで表示でき、ジャンルやキーワードによる番組検索も可能だ。また、これも後述するが、比較的に低ビットレートでも十分に高画質な録画を実現している。
 てなわけで、使えば確実にたっぷり録っちゃうし、たっぷり録った録画を多々視聴するようになる。で、そうした時の使用感が平易であり親切でありスムーズ。もっと言えば、操作時に待たされてイラつくとか、表示がわかりにくくて閉口するとかいった、ストレスがない。
 例えば画面表示だ。これはもう、見てのとおり、情報量は十分提示されているもののシンプルで的確。なので、「余計な表示が多くて戸惑う」とか「装飾され過ぎていて見にくい」という印象がない。
 そんな表示を見つつリモコン操作をするわけだが、ほとんどのケースで、リモコン操作を指一本でサクサク進められる。基本的には4方向ボタンと中央の[決定]ボタンのみで多くの機能設定を行えて、少々細かな設定や操作をする時でも、その周囲のボタンが必要になる程度だ。要は、ソフトウェア(画面表示)・ハードウェア(リモコン)ともに、ユーザーインターフェースとして扱いやすい。
 リモコンと表示の連携の良さは、快速ディスクナビ機能を使ってみるとよくわかる。快速ディスクナビ機能は、録画タイトルを観たり編集したりするときに使うもので、タイトルのサムネイル付き一覧を表示したり、その並び替えや絞り込みを行える。いわば録画タイトルブラウザですな。
 録画済タイトルの表示・検索・並び替えや絞り込み、さらに編集や消去を行うための窓口になる快速ディスクナビは、かなり豊富な機能を持つ。のだが、この機能もはやり、基本的には4方向ボタンと中央の[決定]ボタンのみで使いこなせる。リモコンを指一本で操作する感覚なので、画面を注視していられる。
 誤解を恐れずに書けば、なんつーかゲーム機のパッド操作みたいな感じだ。置いた指を無理に伸ばすことなく、リモコンを持ち替えることなく、画面見て指先をチョチョイと動かしていくだけで大抵の操作を進めていけるというイメージだ。
 この操作感の良さは初心者からマニアまで誰もが有り難いと感じるであろー点だが、とりわけ初心者にとってはド凄く有り難い機能が備わっている。それは、気がきくナビというヘルプ機能。
 気がきくナビは、表示されているメニュー等で「何ができるか、何をすべきか、次の操作をどうすれば良いか」を教えてくれる機能だ。例えばEPG表示中にリモコンの[気がきくナビ]ボタンを押すと、EPGの機能やボタン類の機能を説明するウィンドウが開く。これを読むと「なるほど、この画面ではこーゆー操作ができるのか」ってなコトをサクッと理解できる。
 気がきくナビ機能は、メニュー等表示時の多くのケースで使える。画面表示下部に青いニコニコマークが表示されていれば、その表示に関する説明が用意されているわけで、いわばオンラインマニュアルですな。で、このオンラインマニュアルがたびたび役立つ。マジな話、付属の説明書を開く必要がかな〜り少なくなる。また、機能によっては、[気がきくナビ]ボタンを押さなくても、快適に操作するためのアドバイスを自動的に表示してくれたりもする(自動表示をオフにすることも可能)。
 非常にスムーズな操作感を持つリモコン、シンプルでわかりやすい画面表示、そしていつでも教えてくれる気がつくナビ機能。多機能なDVR-530Hを使い込む人のための快適さにつながるのはもちろん、初めてDVDレコーダーに触れる人にも大いに役立つ機能・性能と言えよう。

徹底的に番組を探せる検索機能
ジャンル検索とおまかせ検索の併用で番組を容易に見つけ出せる

”気がきく!録画辞典”で番組録り逃しもない
 DVR-530HはEPG対応。ってことで、もちろん録画予約も容易であり、かつ、他の機種ではちょっとできない斬新&便利な録画予約もデキまくりだったりする。
 まず、当然、EPGを見つつの録画予約ができる。番組表を出して、録りたい番組を選べば録画予約完了。録画には、EPGから得られた番組名やジャンル、録画日やチャンネルといった情報が付加される。また、予約録画時は番組延長にも対応し、野球中継等による放送時間のずれ込みや、連続ドラマの最終回が時間延長放送となっても、録画に失敗するよーなことがない。
 EPGからの番組検索機能も充実しており、ジャンル検索を使えば映画、ドラマ、スポーツ等の特定のジャンルの番組をリスト表示させることができる。また、新たに加わった“おまかせ検索”を使えば、ランキング、健康・医療、キッズ、ドキュメンタリー等、12種類の分野から選んで検索できる。ジャンル検索とおまかせ検索を併用すれば、これまでヒットしなかったりヒットさせにくかった番組を容易に見つけ出すことができる。
 新たな検索機能としてちょいとイケてるのが“新番組検索”。これは、新しく始まる番組だけをリストアップするもので、新番組を録り損ねて悔し〜思いをせずに済むという機能だ。番組改編期に活用すれば新たなフェイバリットを多々見つけられるかもしれない。
 でもまあ、何だかんだ言ってもやはり強力でありかつ実用的なのは“気がきく!録画辞典”機能であろー。
 DVR-530Hは、もちろん、EPGデータからのキーワード検索が可能だ。ユーザーが入れたキーワードを含む番組(データ)があれば、その番組をリストアップしてくれる。一般的なキーワード検索だが、この方法の場合、EPGデータ上の文字列と入力したキーワードが一致しないとリストアップされない。例えば、アイドルグループ名を入力しても、EPGデータ上にそれと同じ文字列がなければ検索されないのだ。
 が、DVR-530Hの“気がきく!録画辞典”機能は、文字列が一致しなくても検索してくれる。キーワードとEPGデータの関連性を、関連語・同義語・連想語辞書により照合して検索するからだ。
 例えば、英語とカタカナの表記がある歌手グループが出演する番組を探す場合。英語のグループ名をキーワードとして入力しても、カタカナのグループ名を持つ番組データ“も”検索結果として含まれる。さらには、グループ名ではなくてメンバー名しか入っていなかった番組もヒットしたりする。もちろん入力したキーワードによってヒット率は変わってくるが、この“気がきく!録画辞典”機能により、今まで観逃してきた・録り逃してきた番組まで網羅して録画できるようになる。

高画質で録れる、たっぷり録れる、ラクに残せる
高画質でたっぷり録れてビックリ! 手っ取り早くDVD化できてさらにビックリ!
 DVDレコーダーとして肝心要の画質だが、新開発の高画質MPEGエンコーダーを搭載したことやチューナー品質の向上により、従来機よりも確かに高画質化しているようだ。特に高画質化が顕著なのが低ビットレートでの録画。つまり長時間録画モードでの実用性が高まっている。
 また、新たな録画モードとしてXP+モードが加わった。従来機の最高画質モードであるXPモードはビットレートが10Mbpsで、いわばDVD画質だが、XP+モードはこれを大きく上回る15Mbpsのビットレートを持つ。DVR-530HのHDDにサイコーの画質で残すゼ、って場合には非常に有用な録画モードである。
 また、高画質で残したい番組をXP+モードで録り、DVR-530Hの“2パスプロダビング”機能を使えば、より高画質でHDD→DVDへの保存が可能になる。2パスプロダビングは、いわゆる2パスエンコードのこと。ダビング前に元映像の解析を行い、映像の変化に対して最適なビットレートを配分することで再エンコード時の画質劣化を最小限に抑える。ダビング時にビットレート配分を行うリアルタイムVBRよりも理想に近い画質になるというジョリーグッドな機能だ。
 ていうかですね、ぶっちゃけ、SP〜LPあたりでは従来機種より明らかにキレイっス。それと、EP以下の長時間録画モードで録っても、鑑賞というよりはむしろコンテンツ内容が重要な番組なら全然オッケー。紀行モノとか映画とかはSP以上あたりで録りたい拙者だが、報道や教育番組やバラエティあたりなら、より長時間録れるモードで録っても違和感ないですな。DVR-530HのHDD容量は200GBで、マニュアル録画モードのMN1(最小ビットレート)なら約569時間も録れるわけだが、動きが多くなくて映像美よりも内容重視の番組なら、約569時間ってのは現実味のある数値だと思う。
 それから、やはり嬉しいのが、2層DVD-R対応であることと、HDD→DVDへのダビングが高速であること。
 まず2層DVD-Rについては、何しろその容量だ。DVD-Rの約1.8倍の容量があるので、1枚のディスクにより多くの映像が入る。あるいはより高画質で入れることができる。例えば画質的にも容量的にも都合がイイってんで多用するSPモードで録画した場合、DVD-Rには約2時間しか入らないんですな。でも、2層DVD-Rなら約3.5時間も入る。映画とか録っても余裕。1枚の2層DVD-Rにスキッと残せる。
 画質はまあまあで良いという番組の場合、例えばEPモードで録画すれば1枚の2層DVD-Rに約10.7時間入る。30分番組なら約21回分、15分番組なら約42回分も入る。短い番組をライブラリ化してコンパクトに残す、ってのにはうってつけなのである。
 あとダビングが簡単で高速。DVR-530HはHDDからDVD-Rへのダビングが約100倍速。具体的にはXPモードで録画した一時間番組なら約5分でDVD化が終了!! 速ッ!! ていうかホントに書き込んでますか? と疑いたくなるほど高速なのだ。よく使うSPモードなら約2.5分。激ッ速!! ていうか書き込んでねーだろ>DVR-530H!! インチキしてんだろ>DVR-530H!! と思ってDVD化後再生したらシッカリ書き込まれていたゴメンナサイ疑って>DVR-530H、てな一人コントを演じてしまうほどクイックに書き込みが終わる。
 従来よりもずっと高画質で、従来よりもたっぷり録れて、従来よりも手っ取り早くDVD化できる。バランス良く性能UPしているDVR-530Hに、ぐうの音も出ない拙者なのであった。

初めての人も買い換えの人も、要チェックの最新DVRシリーズ
物欲心が刺激されて、我慢できない!
 その他、例えば前述の快速ディスクナビはタイトル一覧のスクロールが非常に速い上に、サムネイル表示および動画の縮小表示もスムーズだったりする。また、DVD等ディスクのマウント時に操作を受け付けないよーなコトもない。
 あるいは、再生時もダビング時も使える“CMカット機能”がヤケに便利だったりするし、手動でのCMスキップ系動作が現実に即していたりする───CMを飛ばすことはもちろん、飛ばしすぎて本編冒頭がスキップされた場合でも容易に逆戻りすることができる。
 それから、率直なところコレは非常に重要なポイントなんスけど、ドライブの信頼性がチョー高い。DVD化失敗でズギャーン!! なんて悲しみが非常に少ない。このあたり、PCユーザーなら周知ですな。
 さらにコレも今時の家電において注目すべき点だが、待機時の消費電力が0.38Wしかなかったりしてエコロジカル。恐らくこの消費電力、DVDレコーダーとしては最小なんじゃなかろうかと思う。
 それから……てな具合で、触って使って体験するほどに、成熟度の高さを知らされるDVR-530Hなのであった。なるほど世界で初めてDVDレコーダーを開発したメーカーの最新機種、そのノウハウは実用性に直結している。
 DVDレコーダーを買おうかな? と考えるなら、DVR-530Hを始めとする最新DVRシリーズを一度チェックしてみて欲しい。既にDVDレコーダーを使用中の人なら、知らぬ間に山積していたDVDレコーダーへの不満が解消されるかもしれない。初めてDVDレコーダーを買うという人は、最新DVRシリーズの敷居の低さを知り得るだろう。
 あと、最新DVRシリーズのチェックついでに、DVR-530Hの価格を調べたりするとオモシロいっスよ。ここまでデキるDVDレコーダーなのに……ええっそんな値段で!? みたいな。

■関連情報
・パイオニアサイト
 http://www.pioneer.co.jp/
・DVDレコーダーサイト
 http://www.pioneer.co.jp/dvd/index.html
・DVR-530H
 http://www.pioneer.co.jp/dvd/lineup/530.html

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 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050331/pioneer.htm
・パイオニア、デジカメ対応を強化したハイブリッドレコーダー〜PictBridge対応プリンタを接続可能
 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2005/03/31/1302.html
・小寺信良の週刊「Electric Zooma!」
 第205回:世界初、DVD-R DL対応レコーダ「パイオニア DVR-555H」
 〜 東大先端研と共同開発のGUIを試す 〜
 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050518/zooma205.htm