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ITクリア館オープン

NTTコムウェアホームページ

BigIT.情報誌「てら」

ITを考えるブレストマガジン
「COMZINE」創刊










店主:小林
:上田
解説:ケイゾー・倉園
(INTERNET magazine編集長)


夜の9時すぎ・・・
仕事が終わった上田が、
行きつけの「壱蔵」に立ち寄る。








小林:
いらっしゃいませ、上田さん今日は遅いですねぇ。仕事しすぎじゃないの?


上田:
いやね、ちょっとデータと実績があわなくて・・・。


倉園:
この店では顧客行動様式分析を使い、お客さんがいつごろ来店するのかを予測する。
(customer behavior analysis)
そして、店に入るなり名前で呼ばれることで、”特別”な存在だという良い気持ちにさせています。






小林:
”いつものやつ”でいいですか?



上田:
うん、お願い。冷えたやつね。


倉園:
ONE to ONEパーソナライゼーションテクニックによって、お客さんの趣向にあった”いつもの”を提案しています。






小林:
今日は珍しい地酒が入っているんですよ。
新潟の造り酒屋から直接ひいたもんなんだけど、ちょっと試してみます?


上田:
うん、ちょっともらえる?


倉園:
普段、上田さんが飲んでいる日本酒の趣向を熟知し、同じようなものの、より高級な商品を勧めています。これはアップセリングという技術です。






小林:
いけるでしょう。この酒だと、
意外と鰹のたたきなんかが合うんだけど。


上田:
じゃあ、それもらおうか。


倉園:
このように商品Aを購入する人は、関連した商品Bをも購入する確立が高いというのはクロスセリングという技術ですね。なかなかやります。




小林:
そうだ、上田さんの好きな、すじこの粕漬けサービスしておくね。うまいんだよこれが。どうぞ、いっちゃって!


上田:
ありがとう、気が利くね。


倉園:
これは、商品情報と顧客情報をマッチングしたキャンペーンマネージメントです。
在庫情報を管理し、余剰在庫や期限切れになりそうなものを積極的に処理しています。これはポイントが高いですよ。





小林:
上田さん、そろそろ終わらないと終電に間に合わないよ。


上田:
おっと、もうこんな時間か。
おあいそして。




今回のキモは、お客さんに最高のサービスを、いかに提供するかということです。一般的にはTotal Customer Experience(TCE)と呼ばれています。
どんな商品をどうやって届けるか、一度来店されたお客さんにまた来てもらえるか、それらが、これからのビジネスで勝ち残っていくために最も大切なことです。
今話題の「e」だけでなく、商売の基本をわかっているかが重要なんですね。





〜 CRMとか何とかって横文字を並べなくても、お客さんと直に接する立場にある人間は昔からちゃんと分かっていたことなんだ。お客さんの気持ちになる。そして、また来たいと思わせる。期待に答え、いい意味で期待を裏切って新鮮な驚きを感じてもらう。
でも、そこまでちゃんとできる人って少ないよね。みんなが同じだけのレベルならいいけど、昨今、そうも言っていられない。
それに、仕事にもよるけど、直接対面する相手だけがお客さんじゃない。電話やe−mail 、インターネットでコンタクトする人だって、大事なお客さんになる。企業とお客さんが接するチャンネルが、どんどん「IT」に移っているんだ。
 じゃ、どうするか。システムの力を借りればいい。お客さんとの関係、お客さんの志向が分かっている人にシステム構築を手伝ってもらえばいい。
 経理だってもうソロバン弾いている人はいないでしょ、みんなパソコンで仕事している。
 難しいマーケティング理論を知らなくても、今はITを利用すれば、誰でもその恩恵をさずかることができる時代なんだ。きっとそうなるよね!
 で、うちはそれを、NTTコムウェアさんに頼んだ。うん、満足してるよ。


<お店詳細>
壱蔵(いちのくら)
目黒区自由が丘2-16-21
Phone:03-3723-3959
営業時間:
ご昼食 12:00〜14:00
ご夕食 17:30〜23:30
(ラストオーダー22:30)
日曜、祝祭日は休業