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 DELLの液晶モニタは直販サイトでのWeb通販が主な販売ルートなので店頭で見かけることはあまりなく、液晶モニタの購入時に候補に入れない人もいるかもしれない。しかし、そのラインナップは大変豊富で、下は15インチから上は30インチまで、またシンプルなモデルから多機能なモデルまで、多くの製品を揃えている。DELLの液晶モニタはコストパフォーマンスが高くて買いやすいことも特徴となっており、ラインナップにはお買い得なモデルが多い。ラインナップが豊富ということで液晶モニタを選ぶ際の指標として最適で、複数製品の検討時にはまずDELLの液晶モニタを加えてから検討を始めると購入製品を絞りやすい。ここでは、そんなDELLの液晶モニタを、現在の液晶モニタのトレンドを見つつ紹介していく。


◆PCがグッと快適になる高解像度液晶

 ここ最近の液晶モニタのトレンドは高解像度化だ。Windows Vista(TM)が登場してからは、従来の普及解像度であった1280×1024ドットでは画面が狭く感じるようになった。これから液晶モニタを購入するのなら、ワイド液晶なら1680×1050ドット以上、スタンダード液晶なら1600×1200ドット以上の解像度は欲しい。解像度を大きくすると作業領域がグッと広がり、PCを使用するほとんどの作業が快適になる。

 たとえば、解像度が低いモニタを使用している場合には、ウィンドウの切り替えを画面の下のタスクバー、または「Alt」+「Tab」のアプリケーション切り替え機能で行う人が多いだろう。しかし、解像度が高いモニタでは、画面にウィンドウを並べられるだけの十分な広さがあるため、ウィンドウをマウスで直接クリックして選択できる。たったこれだけのことでも操作がより直感的になり、操作手順が減るために作業効率も向上する。

液晶モニタの主な解像度を並べるとこのようになる。17インチや19インチで普及していた1280×1024ドットの解像度と比較すると、現在主流となっている1680×1050ドット以上、あるいは1600×1200ドット以上の解像度がいかに大きいかがよく分かる。
1920×1200ドットの液晶モニタでは各アプリケーションを十分なウィンドウサイズで表示したとしても、このように画面内に十分な余裕がある。そのため、ウィンドウをマウスで直接クリックしてアプリケーションの切り替えを行える。これに慣れると狭い解像度には戻れなくなる。

 そのほか、解像度が大きければ、PC画面の隅にアナログ入力の画面などを表示できるピクチャー・イン・ピクチャー機能を活用して、テレビ番組を見ながらPCを使うことも簡単にできる。画面の空いている領域でストリーミング動画を再生しながら作業することもできるし、音楽プレイヤーの再生リストを常に表示したとしても、十分な作業領域を得ることが可能だ。

 PCは性能に不満が出てくると買い換えてしまうが、液晶モニタは壊れるまでずっと使い続ける人が多い。長い間使うものだからこそ、妥協せずにより快適な製品を選びたい。また、少々話が脱線するが、液晶モニタを買い換えるときには古い液晶モニタは処分せずに持っておいたほうがよい。なぜなら、液晶モニタが2台あれば、デュアルモニタ環境を実現できるからだ。異なるサイズの液晶モニタを2台並べて使用することには違和感があるかもしれないが、新しいほうをメインモニタとして使用し、古いほうをサブモニタとして使用すればそれほど違和感はない。サブモニタは割り切った使い方をして、ながら作業時の動画表示用として使用したり、音楽の再生リストの表示用として使用したりすれば結構便利に使える。


◆HDDレコーダやゲーム機がつながる多機能液晶モニタに注目

 液晶モニタのもう1つのトレンドが、複数の入力端子を備える多機能液晶モニタだ。多機能液晶モニタでは、PCだけでなくHDDレコーダやゲーム機などを接続することができ、それらを切り替えて表示できる。また、そのような液晶モニタはほとんどの製品がピクチャー・イン・ピクチャー機能を搭載しており、PCの画面の隅にHDDレコーダなどの画面を表示することが可能だ。つまり、液晶モニタをPC専用ではなく、さまざまな用途に利用できるのである。自分の部屋にPCやゲーム機を置いている場合には、1台の液晶モニタでほぼすべての用途に対応できるので、大変便利だ。さらに、高解像度の液晶モニタであればゲーム機の高精細な映像を表示できるので、高価な大画面テレビを使わなくてもキレイな画面を楽しめる。

 現在販売されている多くの液晶モニタは、デジタル入力端子のDVI-Dとアナログ入力端子のD-Sub 15ピンを備えている。この2つの入力端子があればほぼすべてのPCを接続できるので、まず困ることはない。しかし、多機能液晶モニタでは、この2つの端子に加えてデジタル入力端子のHDMI、アナログ入力端子のコンポーネント、同S-VIDEO、同コンポジットを備えているものが多い。最近では、DVI規格に代わる最新のデジタル規格であるDisplayPortを搭載している液晶モニタも出始めている。

多機能液晶モニタの多くが搭載しているピクチャー・イン・ピクチャー機能を使えば、画面の隅にHDDレコーダやゲーム機の画面を表示できる。この機能を使えば、PCで作業をしながらテレビ番組などを見る「ながら」作業を行える。
多機能液晶モニタは多彩な端子を備えている。写真では左から、DVI-D、D-Sub 15ピン、コンポジットとコンポーネント、S-VIDEO、USB 2.0入力、USB 2.0出力となっている。最近の製品ではHDMIやDisplayPortを備えているものもある。

 以上のように、これから液晶モニタを購入するのなら、まずは解像度に注目して考えるとよいだろう。また、ゲーム機などを接続したいのなら多機能モデルを検討する。極端なことを言えば、PCの使いやすさの大部分は液晶モニタが左右している。妥協せず、納得できる液晶モニタを選ぶようにしよう。


◆DELLの注目液晶ラインナップ

 DELLの液晶モニタから代表的なモデルを6製品ピックアップして紹介する。ここで紹介する製品はすべて高解像度モデルなので、どの製品を選んでも快適なPC環境を実現できる。また、6製品の内4製品は多機能液晶モニタなので、それらを選べばHDDレコーダやゲーム機などを接続して切り替えて使うことができる。ページの一番下に簡単なスペック表を掲載したので参考にしてほしい。

■3008WFP

 30インチのワイド液晶パネルを採用する大画面液晶モニタ。目の前に置く30インチワイドの画面は大変迫力があり、映画を見たりゲームをプレイしたりする用途に最適だ。横幅は696.67mmもあるので目の前が画面でいっぱいになる。画面だけでなく解像度も大きく、液晶モニタとしては最高クラスの2560×1600ドットの解像度を誇っている。入力端子も充実しており、HDMIとDVI-Dに加えてDisplayPortを備える。また、DVI-Dは2つ備えている。アナログ端子も幅広く搭載する多機能ハイスペック液晶モニタだ。

■2707WFP

 27インチのワイド液晶パネルを採用する大画面液晶モニタ。横幅が634mmもあるので、30インチワイドの3008WFPと同様に目の前が画面でいっぱいになるほどの迫力を得ることができる。解像度は24インチワイドなどで一般的な1920×1200ドットだ。24インチワイドと同じ解像度ということで、文字などが大きく表示されて見やすい。多機能液晶モニタなので、ピクチャー・イン・ピクチャー機能を使用してHDDレコーダなどの画面をPC画面の隅に表示することが可能だ。コストパフォーマンスが高い大画面液晶モニタである。

■2408WFP

 24インチのワイド液晶パネルを採用する多機能液晶モニタ。24インチワイドは手ごろなサイズでありながら、かなりの迫力を得られるので人気が高いサイズである。解像度は1920×1200ドットと大きく、HD画質の映像をドット・バイ・ドットで表示できる。このモデルは24インチワイドサイズのフラッグシップモデルとなっており、入力端子はDVI-Dを2つとHDMIのほか、DisplayPortも備えている。メリハリのある映像を実現する3000:1のコントラスト比も魅力だ。PCもゲーム機も1台の液晶モニタに接続したい人に最適なモデルだ。

■E248WFP

 24インチのワイド液晶パネルを採用するスタンダードな液晶モニタ。人気の24インチワイドサイズを比較的手軽に導入できるコストパフォーマンスの高いモデルだ。解像度は、使いやすい1920×1200ドットとなっている。自然な色合いを可能にするTrueColor(TM)液晶を採用しており、応答速度も5msとかなり高速なので、動画なども十分楽しめる。入力端子は、DVI-DとD-Sub 15ピンの2系統を備える。PC専用の液晶モニタを探している人に最適な液晶モニタだ。

■SP2208WFP

 22インチのワイド液晶パネルを採用するスタンダードな液晶モニタ。解像度は1680×1050ドットと十分に大きく、使いやすい。多機能モデルではないが基本性能が高く、入力端子はデジタルがHDMIとDVI-Dの2つ、アナログはD-Sub 15ピンを備えている。メリハリのある映像を映し出すTrueLife(TM)テクノロジを搭載しており、2000:1のコントラスト比を実現していることも特徴の1つ。応答速度が2msと大変高速なので、動画を見たりPCゲームをプレイしたりする用途に最適だ。

■2007FP HAS

 20.1インチのスタンダードサイズの液晶パネルを採用する多機能液晶モニタ。解像度は1600×1200ドットなので、22インチのワイド液晶よりも横が80ドット小さく、縦が150ドット大きく、面積ではこちらのほうが大きい。ワイド画面に馴染めない人や、設置場所の問題でワイド画面は置けないが大きな解像度は欲しいという人に最適なモデルとなっている。アナログ入力端子として、D-Sub 15ピンにS-VIDEO、コンポジットを備えている多機能液晶モニタなので、HDDレコーダなどの接続も可能だ。

 
【DELL ワイド液晶モニタ24インチ以上】
製品名 3008WFP 2707WFP 2408WFP E248WFP
モニタサイズ 30インチワイド 27インチワイド 24インチワイド 24インチワイド
最大解像度 2560×1600ドット 1920×1200ドット 1920×1200ドット 1920×1200ドット
応答速度(中間色) 8ms 6ms 6ms 5ms
最大輝度 370cd/m2 450cd/m2 400cd/m2 400cd/m2
コントラスト比 3000:1 1000:1 3000:1 1000:1
視野角度 水平 178° 178° 178° 160°
垂直 178° 178° 178° 160°
入力端子 デジタル DisplayPort(HDCP対応)×1
HDMI(HDCP対応)×1
DVI-D(HDCP対応)×2
DVI-D(HDCP対応)×1 DisplayPort(HDCP対応)×1
HDMI(HDCP対応)×1
DVI-D(HDCP対応)×2
DVI-D(HDCP対応)×1
アナログ D-Sub 15ピン×1
コンポーネント×1
S-VIDEO×1
コンポジット×1
D-Sub 15ピン×1
コンポーネント×1
S-VIDEO×1
コンポジット×1
D-Sub 15ピン×1
コンポーネント×1
S-VIDEO×1
コンポジット×1
D-Sub 15ピン×1
その他の端子 9メディア対応カードリーダー
USB 2.0×4
9メディア対応カードリーダー
USB 2.0×4
9メディア対応カードリーダー
USB 2.0×4
-
備考 TrueColor(TM)液晶採用 TrueColor(TM)液晶採用 TrueColor(TM)液晶採用 TrueColor(TM)液晶採用

【DELL ワイド液晶モニタ20インチ以上】
製品名 SP2208WFP 2007FP HAS
モニタサイズ 22インチワイド 20.1インチ
最大解像度 1680×1050ドット 1600×1200ドット
応答速度(中間色) 2ms 16ms
最大輝度 300cd/m2 300cd/m2
コントラスト比 2000:1 800:1
視野角度 水平 160° 178°
垂直 160° 178°
入力端子 デジタル HDMI(HDCP対応)×1
DVI-D(HDCP対応)×1
DVI-D×1
アナログ D-Sub 15ピン×1 D-Sub 15ピン×1
S-VIDEO×1
コンポジット×1
その他の端子 USB 2.0×4 USB 2.0×4
備考  TrueColor(TM)液晶採用
TrueLife(TM)テクノロジ採用
Webカメラ(200万画素)搭載
-
 

※こちらの記事に掲載している内容は2008/5/13時点での情報となります。最新の情報に関しましてはデルのサイトでご確認ください。



Profile
小林 輪

バイク好き、車好き、パソコン好きのライター。パソコンのハードウェアを中心に、レビュー記事などを執筆中。
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