XPS(TM) M1330は、CPUにインテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサー T7500(2.2GHz/4MB L2キャッシュ)、同T7300(2GHz/4MB L2キャッシュ)、同T7100(1.8GHz/2MB L2キャッシュ)、インテル(R) Celeron(R) M プロセッサー 540(1.86GHz/1MB L2キャッシュ)を選択できる。デュアルコアで高性能なT7500から、コスト重視のインテル(R) Celeron(R) M プロセッサー 540まで充実した選択肢だ。CPUの選択次第で本体の価格がかなり変わるので、どのCPUにするかは予算に合わせて選択することになるだろう。CPUを選択する際には、シングルコアとデュアルコアの違いに注意しよう。インテル(R) Celeron(R) M プロセッサー 540はシングルコアCPUで、インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーはデュアルコアCPUだ。
また、インテル(R) Celeron(R) M プロセッサー 540はFSBクロックが533MHzだが、インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーは800MHzとなっている。インテル(R) Celeron(R) M プロセッサーとインテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーは同じ土俵では比較できないほどの差があるので、インテル(R) Celeron(R) M プロセッサー 540を選択する際には注意してほしい。そのほか、インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーではT7100はL2キャッシュが2MBだが、それ以上のCPUでは4MBとなっている。これらのCPUは動作クロックの差だけではないということに注意が必要だ。ただし、L2キャッシュの容量差による性能差はそれほど大きなものではない。CPUはあとから簡単にアップグレードできるものではないので、よく考えて慎重に選ぼう。
HDDは200GB(7200回転)、160GB(7200回転)、160GB(5400回転)、120GB(5400回転)から選択できる。さらに、XPS(TM) M1330ではHDDの代わりに32GBのSSD(Solid State Disk)も選択可能だ。HDDに関しては、7200回転のものと5400回転のものの2種類あることが特徴となっており、単純に容量だけで選ぶのではなく、回転数でも選択できるというのがうれしい。一方、SSDは1種類のみとなるが、SSDを選べるということ自体が素晴らしいので1種類でも十分だ。SSDは稼動部分のないストレージデバイスなので、高速なアクセス速度と優れた耐衝撃性能を得ることができる。しかも、動作音がまったくない。未来のノートを先取りしているような、今までにない独特の使い心地を得ることができる。32GBという容量に不安を感じる方がいるかもしれないが、Webブラウザや電子メールなどを使う分には十分な容量だ。サブノートとしてならまったく問題なく使える。