冒頭でも書いたとおり、6月27日にDELLが発表した新製品は全部で8製品だ。その内訳は、Inspiron(TM)ブランドのデスクトップパソコンが4製品、同じくInspiron(TM)ブランドのノートパソコンが3台、そしてXPS(TM)ブランドのノートパソコンが1台となる。
DELLの個人向けパソコンは、今まで三つのシリーズで構成されていた。デスクトップパソコン、ノートパソコンに限らず最高の品質を求めるハイエンドユーザのためのパソコンであるXPS(TM)シリーズ。一般向けデスクトップパソコンのDimension(TM)シリーズ。そして、一般向けのノートパソコンのInspiron(TM)シリーズだ。
今回のラインナップ刷新にともない、今までDimension(TM)シリーズとしていた一般向けデスクトップパソコンは、一般向けノートパソコンとシリーズ名を統一されている。Inspiron(TM)シリーズは新たにライフエンターテイメントPCとしての位置付けがされ機能性とデザイン性を向上させたモデルを用意していく予定となっている。
今回紹介するのは15.4インチのワイド液晶モニタを搭載したInspiron(TM) 1520だ。CPUは最新のインテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーを選択することが可能で、チップセットは5月にインテル(R)から発表されたばかりのインテル(R) 965PMやインテル(R) 965GMが搭載されている。グラフィックチップも追加可能で、NVIDIAの最新のチップであるNVIDIA(R) GeForce(R) 8400M GS 128MB DDR3を選択することが可能だ。
チップセットに採用されているインテル(R) 965PM/GMはSanta Rosaという開発コードで呼ばれていたもの。今年の5月に発表になったばかりのチップセットで、さまざまな新機能が追加されている。その中でも目玉となるのが無線LANのIEEE802.11n(ドラフト版)対応だろう。IEEE802.11nは、今までの通信規格よりも一段と高速な無線通信が可能で、次世代の規格として普及の進んでいる無線LAN通信だ。このように、何もかもが最新づくしのノートパソコン。それがInspiron(TM) 1520なのだ。
また、Inspiron(TM) 1520には8種類のカラーバリエーションモデルが用意されている。発表ではシリーズ名の統一にあたり、デザイン性の向上を挙げていたが、これもその一環なのだろう。今回撮影のためにお借りしたのは、マイクロステイン処理された黒いモデルのクール・ブラックだが、このほかにピュア・ホワイト、インテリジェント・ブルー、クラシック・レッド、オリーブ・グリーン、シトラス・イエロー、カフェ・ブラウン、チェリー・ピンクが用意されている。ぜひとも派手な色を選んで個性を出したいところだ。
それでは、ここからは実際の製品の写真を見ながらInspiron(TM) 1520を紹介していこう。
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