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写真で見る、スペックで見る!Dimension 9200
Dimensopn 9200の詳細はこちら





スッキリとしたデザインの前面パネル。ゴテゴテしていないので飽きにくい。5.25インチベイを2つと、3.5インチベイを2つ備え、大きさのわりに拡張性が高い点も特徴
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背面の端子類はBTXなので通常のパソコンと左右の位置が逆になっている。この写真は、拡張パーツをいろいろと搭載した状態のものなのでスロットが埋まっているが、それでも2スロットの空きがあり拡張性の高さが分かる
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光学ドライブは、DVD±RWドライブとDVD-ROMドライブの2ドライブ構成が可能。購入時から2ドライブを使えるパソコンは結構少ない。2つドライブがあると意外と便利なので購入時に2ドライブにしてみるのもアリだ
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オプションで選べる13メディア対応カードリーダー/ライターは、ほとんどすべてのフラッシュカードに対応する。その下にはUSB 2.0ポートを標準で搭載し、オプションでIEEE1394ポートを搭載することも可能
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筐体前部の横には、吸気用の穴が空いている。この穴がBTXの特徴で、ここから空気を入れて、CPUを冷やしつつ後部から排出する。空気が前部から後部に一直線で流れるので高い冷却効率を実現できる
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本体を横から見ると、吸気部分にこのような穴が空いている。前方から見ると、この穴は見えないように工夫されており、大変ユニークなデザインとなっている。デルはスリムタイプでもこの機構を採用している
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ケースはワンタッチで開けることができる。内部はパーツをうまく区分けして配置しているのでメンテナンスがしやすい。スペックから考えると、かなり小型化された筐体だが内部はまだ余裕がある
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なんと、光学ドライブにはSerial ATA接続のドライブを採用している。これでこそ最先端のパソコンだ。Serial ATAはケーブルが細いので筐体内の空気の流れをジャマしないという利点がある
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拡張スロットは、PCI Express x16が1つに、x4が1つ、x1が1つ、PCIが3つあり十分な拡張性を誇る。ビデオカードは発熱するチップ面が上を向くので冷却効率が高い。これもBTXの魅力の1つ
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BTXで使うCPUクーラーは前部にエアダクトが付いており、ロスなくフィンに空気を流す仕組みだ。大型の冷却ファンを使えるので騒音を抑えることができ、風量もアップできる
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■スペックで見るDimension 9200

 Dimension 9200は、インテル(R)の最新CPUと最新のチップセットをいち早く採用した、まさに最新のパソコンだ。従来モデルのDimension(TM) 9150の筐体設計を継承し、冷却効率が高いBTXフォームファクターを採用している点でも最新と言える。BTXは、従来のパソコンと比較して内部のパーツ配置が逆になっており、CPUやビデオカードの冷却効率を上げていることが特徴だ。特にCPUの冷却は、筐体の前面から吸気ファンで冷気を吸い込み、それを筐体の背面から直線的に排出する仕組みを採っている。この方式は空気がスムーズに流れるので、ファンの回転数をあまり上げる必要がなく、静音でかつ強力な冷却を行える。Dimension 9200では、低消費電力で低発熱の最新CPUを採用しているので、これなら冷却面では余裕のスペックと言える。

 Dimension 9200が搭載するインテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーは、インテル(R)が満を持して8月に発表した新世代のデュアルコアCPUだ。このCPUは、1つのCPUに2つのCPUコアを内蔵したデュアルコアCPUという点では従来のインテル(R) Pentium(R) D プロセッサーと同じだ。しかし、内部構造は一新されており、さまざまな新しい技術を採用している。たとえば、省電力機能はかなり大胆なものになっており、1つのCPUコアしか動作しないときは、もう1つのCPUコアの電力をカットするという仕組みが搭載されている。これだけでも驚きだが、CPUコア内部では回路レベルで同様のことを行っており、SSE(マルチメディア関連の拡張命令)演算装置なども不使用時には電力のカットを行うことができる。このような省電力技術により、インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーはTDP(熱設計上の最大消費電力)が65Wと、大幅に消費電力を抑えることに成功している。インテル(R) Pentium(R) D プロセッサーの上位モデルではTDPが130Wにもなっていたので、65WというTDPは本当に低い。このCPUを採用したDimension 9200は、BTXということもあり、従来よりも低騒音での動作が可能となっている。

 ほかにも、インテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサーは使用頻度が高い命令を1つにまとめて実行し、1クロックあたりの処理効率を高める機能など、性能面でも新世代CPUを名乗るにふさわしい向上を遂げている。Dimension 9200では、2.13GHz動作のインテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサー E6400と、1.86GHz動作のインテル(R) Core(TM) 2 Duo プロセッサー E6300の2つから購入時にCPUを選択することが可能だ。

 Dimension 9200は、採用するCPUが最新になったので、もちろんチップセットにも最新のものを搭載している。Dimension 9200が搭載するインテル(R) P965 Expressチップセットは、メモリアクセスを高速にするインテル(R) ファースト・メモリー・アクセス機能を使用できるチップセットだ。これにより、同じメモリを使用していたとしても、従来のチップセットよりもメモリアクセスが高速になっている。もともと基本性能が高かったDimension 9150だが、Dimension 9200になってさらに性能が向上したといえる。

 そのほかのメモリやHDDなどについては、十分過ぎるほとの性能なので特別に取り上げるべき部分はない。メモリは最大4GBを搭載可能であり、HDDは最大で1000GBを搭載可能だ。デルのこのクラスのパソコンでは、購入時の選択次第でハイエンド仕様にすることもできるし、自分で拡張が可能なベーシック仕様にすることもできる。CPUやチップセットといった基本部分以外のスペックは、ユーザがほぼ自由に選択可能なのだ。

 なお、ビデオカードは3DゲームをプレイしたいのならNVIDIA(R) GeForce(TM) 7900 GS 256MB DDRを選んでおこう。このビデオカードは、このレビューを書いている8月時点では未発表のビデオカードで、コストパフォーマンスに優れた最新のものだ。

 Dimension 9200は、最新技術をふんだんに使用しているため基本性能が高く、また拡張スロットの空きも十分にある。優れた性能と拡張性を併せ持った優秀なパソコンである。購入時に選べるパーツの幅も広く、ユーザ次第でどんなパソコンにもなるおもしろいパソコンだ。


■スペック表
CPU ・インテル(R) Core(TM) 2 Duoプロセッサー E6400(2.13GHz、FSB 1066MHz、L2キャッシュ 2MB)
・インテル(R) Core(TM) 2 Duoプロセッサー E6300(1.86GHz、FSB 1066MHz、L2キャッシュ 2MB)
OS ・Windows(R) XP Home Edition Service Pack 2 正規版 (日本語版)
・Windows(R) XP Professional Service Pack 2 正規版 (日本語版)
・Windows(R) XP Media Center Edition 2005 正規版 (日本語版)
チップセット ・インテル(R) P965 Express
メモリ ・PC2-4200 DDR2 SDRAM 4GB(1GB×4、デュアルチャンネル、空きスロット0)
・PC2-4200 DDR2 SDRAM 2GB(1GB×2、デュアルチャンネル、空きスロット2)
・PC2-4200 DDR2 SDRAM 2GB(512MB×4、デュアルチャンネル、空きスロット0)
・PC2-4200 DDR2 SDRAM 1GB(512MB×2、デュアルチャンネル、空きスロット2)
HDD ・Serial ATA 3Gb/s HDD 1000GB(500GB×2、NCQ対応、RAID 0/1構成選択可能)
・Serial ATA 3Gb/s HDD 750GB(500GB×1、250GB×1、NCQ対応)
・Serial ATA 3Gb/s HDD 640GB(320GB×2、NCQ対応、RAID 0/1構成選択可能)
・Serial ATA 3Gb/s HDD 500GB(250GB×2、NCQ対応、RAID 0/1構成選択可能)
・Serial ATA 3Gb/s HDD 500GB(500GB×1、NCQ対応)
・Serial ATA 3Gb/s HDD 320GB(320GB×1、NCQ対応)
・Serial ATA 3Gb/s HDD 250GB(250GB×1、NCQ対応)
ビデオ機能 ・NVIDIA(R) GeForce(TM) 7900 GS(256MB、DVI×2/S-VIDEO)
・ATI RADEON(R) X1300 PRO(256MB、DVI/Dsub 15ピン/S-VIDEO)
・NVIDIA(R) GeForce(TM) 7300 LE TurboCache(TM)(256MB、DVI/Dsub 15ピン/S-VIDEO)
TVキャプチャー機能 ・Emuzed AngelデュアルTVチューナーカード(Media Center Edition専用、専用リモコン付属)
・ATI TV Wonder Elite TVチューナーカード(Media Center Edition専用、専用リモコン付属)
サウンド機能 ・インテル(R) ハイ・デフィニション・オーディオ(オンボード)
・Creative(R) Sound Blaster(R) X-Fi Xtreme Music(PCIカード)
・Creative(R) Sound Blaster(R) Audigy Advanced HD audio(ソフトウェア)
ネットワーク機能 ・1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T Ethernet機能(オンボード)
・V.92対応56kbps PCI Data/FAX モデム(オンボード)
・Dellワイヤレス1450 WLAN(IEEE802.11a/b/g対応、USB 2.0アダプタ)
拡張スロット ・PCI Express x16×1(最大313.4mm)
・PCI Express x4×1(最大313.4mm)
・PCI Express x1×1(最大313.4mm)
・PCI×3(最大313.4mm/最下部スロットのみ145mm)
ドライブベイ ・5.25インチベイ×2
・3.5インチベイ×2
・内蔵HDD用3.5インチベイ×2
インターフェイス ・前面:USB 2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1
・背面:USB 2.0×6、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T LAN×1、オーディオ×4(7.1ch対応)、マイク×1
拡張コネクタ ・IEEE1394 PCIカード(背面x1、前面x1をサポート)
光学ドライブ ・DVD+/-RWドライブ:DVD-ROM最大16倍速読み出し、DVD+R最大16倍速書き込み(2層:最大8倍速)、DVD-R最大16倍速書き込み、DVD+RW最大8倍速書き換え、DVD-RW最大16倍速書き換え、CD-ROM最大48倍速読み出し、CD-R最大48倍速書き込み、CD-RW最大32倍速書き換え
・DVD-ROMドライブ:DVD-ROM最大16倍速読み出し、CD-ROM最大48倍速読み出し
3.5インチベイ用ドライブ フロッピーディスクドライブ ・3.5インチフロッピーディスクドライブ(2モード)
・13メディア対応カードリーダー/ライター
電源定格出力 ・375W
サイズ(幅x高さx奥行) ・188mm×461mm×445mm
重量 ・12.7kg以上(システム構成により異なります)

■周辺機器(オプション)
ディスプレイ ・デル 24インチワイドTFT液晶 2407WFP HAS(1,920×1,200ドット、約1,677万色)
・デル 20インチワイドTFT液晶 2007WFP HAS(1,680×1,050ドット、約1,677万色)
・デル 20インチTFT液晶 2007FP HAS(1,600×1,200ドット、約1,677万色)
・デル 19インチTFT液晶 1907FP HAS(1,280×1,024ドット、約1,677万色)
・デル 19インチTFT液晶 E196FP(1,280×1,024ドット、約1,677万色)
・デル 17インチTFT液晶 1707FP HAS(1,280×1,024ドット、約1,677万色)
・デル 17インチTFT液晶 E177FP(1,280×1,024ドット、約1,677万色)
マウス/キーボード ・Dell Entry日本語キーボード(USB)+Dellマウス(USB)
スピーカ ・Dell 5650スピーカシステム(5.1ch、6ピース)
・Dell A525ステレオスピーカ(サブウーファ付属)
・Dell A225ステレオスピーカ(外付け)
・Dell A215ステレオスピーカ
・Dell AS501PA TFT液晶モニタ用スピーカ(ACアダプタ付、Dell製 EシリーズTFT液晶モニタ専用)
・Dell AS501 TFT液晶モニタ用スピーカ(Dell製 FP/FPW HASシリーズTFT液晶モニタ専用)
プリンタ ・デル オールインワンプリンタ 964
・デル オールインワンプリンタ 944
・デル オールインワンプリンタ 924
・デル オールインワンプリンタ 810

■ソフトウェア
オフィスソフトウェア ・Microsoft(R) Office Professional Enterprise Edition 2003
・Microsoft(R) Office Personal Edition 2003
・ジャストシステム ジャストホームEX 夏はがきデザイン集2006(90日間無償サポート付)
・ジャストシステム 一太郎ビジネス強化パック for Dell(7インシデントサポート付)
画像編集ソフトウェア ・Adobe(R) Photoshop(R) Elements(R)4.0+Adobe(R) Premiere(R) Elements(R) 2.0日本語版
・Adobe(R) Photoshop(R) Elements(R)4.0
・Adobe(R) Premiere(R) Elements(R) 2.0日本語版
・Adobe(R) Acrobat(R) Elements 7.0 for Windows(R)
セキュリティソフトウェア ・マカフィー(R) セキュリティセンター(36ヶ月間更新サービス)
・マカフィー(R) セキュリティセンター(24ヶ月間更新サービス)
・マカフィー(R) セキュリティセンター(15ヶ月間更新サービス)
・ウイルスバスター12 インターネットセキュリティ(15ヶ月版)
付属ソフトウェア ・Dell ネットワークアシスタント(90日間試用版)
・Dell ネットワークアシスタント(12ヶ月更新版)
・Adobe(R) Reader(TM) 日本語版
※パーツとソフトウェアは購入時に選択することができます。


■総評

 Dimension 9200は、万人にオススメできるパソコンに仕上がっている。デルということで、購入はBTO(受注販売形式)になるので、Webページから好きなパーツを組み合わせて自分だけのパソコンを購入することが可能だ。パソコンを用途に合わせて拡張していきたいなら、最小限の構成で購入すればいい。一方、何にでも使えるハイパフォーマンスなパソコンが欲しければ、購入時に高性能なパーツを組み込んで購入すればいい。Dimension 9200をどんなパソコンにするのかは、ユーザ次第だ。注意すべき点としては、購入時にきちんと自分が望むスペックを指定することだろう。何を選べばよいのかよく分からなければ、デルのおすすめパッケージを選んでおけばいい。スペックの解説でも触れたが、基本性能は十分で拡張性も高いので、機能が足りないと思えば、あとからパーツを加えれば自分好みのパソコンにすることができる(*1)。

 たとえば、自作パソコンユーザにもこのパソコンはオススメだ。価格的には自作する場合とあまり大きな差はないだろう。パーツの選択によっては、Dimension 9200のほうがお得なことも多いはずだ。パーツの相性などの問題がなく、出来上がりの完成度も高いとなれば、自作ではなくDimension 9200を選択するメリットはかなりある。しかも、BTXの自作パソコンはまだ少ないので、最新のパソコンを手にできるという面でもメリットは多い。自作パソコンのベースパソコンとしては十分過ぎるスペックを備えている(*1)。

 これだけ自由度が高いメーカーパソコンはめずらしい。デルのWebサイトでは、Web上でパーツを選べば、すぐに全体の価格が表示される仕組みになっている。最終的に購入を決定しなければ無料でいろいろと構成を試せるので、試しにやってみればいかに選択の幅が広いのかが分かるはずだ。気になった人は、ぜひ試してみてほしい。

(*1)ご購入後にお客様が増設・改造・交換された場合には、デル標準保守サービスの対象外となります。
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