湯野
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NEC初となるJ-フォンのパケット対応端末「J-N51」。個々のスペックだけを見ると特に飛び出たところはないが、全体的なバランス感覚は実に絶妙だ。
特に感心したのはカメラの画質。31万画素のCCDカメラを搭載しており、そのスペックを聞いただけでは「なんだ、それって標準的じゃん」という印象しか残らないかもしれないが、実際に撮影した画像ファイルを見てみると、非常にくっきり美しく撮れている。160×216ドットのTFT液晶もキレイで、やや裏技的な話になるが、パソコンで作った高画質な画像ファイルを赤外線通信でJ-N51に転送して、壁紙に設定すると、さらにその美しさが際立つ。
それから、これはJ-スカイサイトのヘビーユーザーには特に関係するところだが、従来のパケット対応端末のものとは異なる新ブラウザが搭載されているところにも注目したい。これまで「なんか重いな〜」と思っていたサイトのスクロールもサクサク行なえるのだ。
最近のJ-フォンの端末はいろんな機能が詰め込まれてボッテリ感が増してきているが、このJ-N51は厚さ21mmとかなり薄い。赤外線リモコンのように何かと役立つ気の利いた機能も搭載されている。そんなJ-N51は、“生活に密着したケータイ”のあり方をよく考えて作られた端末だと思う。
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