スタッフが見たJ-N51


J-N51写真

   
湯野
 NEC初となるJ-フォンのパケット対応端末「J-N51」。個々のスペックだけを見ると特に飛び出たところはないが、全体的なバランス感覚は実に絶妙だ。
 特に感心したのはカメラの画質。31万画素のCCDカメラを搭載しており、そのスペックを聞いただけでは「なんだ、それって標準的じゃん」という印象しか残らないかもしれないが、実際に撮影した画像ファイルを見てみると、非常にくっきり美しく撮れている。160×216ドットのTFT液晶もキレイで、やや裏技的な話になるが、パソコンで作った高画質な画像ファイルを赤外線通信でJ-N51に転送して、壁紙に設定すると、さらにその美しさが際立つ。
 それから、これはJ-スカイサイトのヘビーユーザーには特に関係するところだが、従来のパケット対応端末のものとは異なる新ブラウザが搭載されているところにも注目したい。これまで「なんか重いな〜」と思っていたサイトのスクロールもサクサク行なえるのだ。
 最近のJ-フォンの端末はいろんな機能が詰め込まれてボッテリ感が増してきているが、このJ-N51は厚さ21mmとかなり薄い。赤外線リモコンのように何かと役立つ気の利いた機能も搭載されている。そんなJ-N51は、“生活に密着したケータイ”のあり方をよく考えて作られた端末だと思う。
関口
 NEC製J-スカイ端末としては、2002年6月に発売された「J-N05」以来となる「J-N51」。カメラや背面液晶周辺がフラットなイメージで統一された外観で、そのイメージ通り、本体の軽さや薄さが手にした際に強く印象に残る。
 メニューまわりのインターフェイスはJ-N05を踏襲したもので、NEC製端末から乗り換える人はスムーズに扱えるだろうし、汎用的な作りなので初めて触るユーザーにとっても親しみやすい。また、入力補助のT9テキストインプットやワード予測機能は、メールを多用する昨今のケータイには必須とも言えるが、使い勝手が良く、実にありがたい。
 このようにソフトウェア面を中心に利便性が追求されている「J-N51」だが、個人的に最も好ましく思ったのは、キーの打ちやすさだ。キー配列の間隔は滑らかな指使いが可能で、ほんのわずかな出っ張りは肩の力を抜いて扱えるのだ。
 外観、デザイン、使いやすさ、いずれの面でもバランスがとれた「J-N51」は、多くのユーザーにオススメできる端末だろう。

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