壮大な世界と超美麗グラフィック、
独特のバトルシステムがTERAの特徴

　PCの紹介に移る前に、まずは次世代MMORPG「TERA」の概要を紹介しておこう。

　TERAは、「アルボレア」と呼ばれる世界が舞台となる。2人の太古神により創造されたアルボレアは、その後生まれた様々な神や、その神によって生み出された様々な種族により繁栄していった。しかしある時より、神々の間で憎悪や嫉妬を原因とする争いが勃発。この争いは、終わりなき戦争へと発展し、多くの神々や人々が死に絶えるとともに、アルボレアの大地も破壊され、大きな爪痕を残すこととなった。

　さらに、突如現れた未知の種族”アルゴン”の侵攻により、またもや戦争が勃発してしまう。生き残った人々は、アルゴンに対抗すべくヴァルキオン連合を発足。アルボレアは徐々に秩序を取り戻しつつあった。それが束の間の平和だと知りつつも。そんなある日、大都市ヴェリカの西の海に、「黎明の島」と呼ばれる島が浮上。そこには、アルボレアを創造した太古神の遺産が眠っているという。ヴァルキオン連合は、その遺産を新たな希望と考え遠征隊を派遣するも、凶悪なモンスターに襲撃され、遠征は失敗に終わる。それでもヴァルキオン連合は新たな希望を手に入れることを諦めず、勇気ある冒険者を募り、再び聡明の島へ遠征隊を派遣することを決議した。プレイヤーであるあなたは、その勇気ある冒険者のひとり。栄光あるヴァルキオン連合の正式メンバーとなり、アルボレアの平和と希望を手に入れるために立ち上がることになる……。

　このような壮大なストーリーを持つTERAだが、見所はなんといっても、その世界観を余すところなく表現している超美麗グラフィックだ。イマドキのPCゲームでは、グラフィックの美しさや緻密さを突き詰めるのは当たり前と言えるが、TERAのグラフィックはその中でも一段飛び抜けたクオリティが実現されている。地面や草、木、建物など、細部まで細かく表現されているのはもちろん、遠方までしっかりと描画されるため、奥行き感も抜群。また、美しい中にも、はかなさや悲壮感が感じられる描写となっており、アルボレアの壮絶な歴史が如実に再現されている。

　さらに、独特なプレイシステムを採用している点もTERAの大きな特徴。その中でもTERAを象徴しているのが「フリーターゲティングバトル」だ。一般的なMMORPGでは、戦闘の対象となる敵を特定（ターゲティング）することで、自動的に攻撃が行われるというシステムが採用されている。それに対しフリーターゲティングバトルは、戦闘の対象となる敵を基本的に固定することなく、プレイヤーが操作するキャラクターの武器や攻撃スキルの及ぶ範囲が、そのキャラクターの向きやプレイヤーの操作によって決まる（ターゲット式の攻撃やスキルも用意されている）。プレイヤーの操作により、敵に攻撃が及ぶかどうかが決定されるだけでなく、敵の攻撃も回避でき、非常にアクション性の強いバトルシステムとなっている。このシステムの採用により、TERAではこれまでのMMOPRGとは全く異なるプレイ感覚が実現されているのである。

フルHD解像度で
高品質グラフィックを堪能するにはハイスペックPCが必須

　では、TERAを快適にプレイするには、どの程度のパワーを持つPCが必要になるのだろう。

　まず、TERAをプレイするために必須とされているPCの環境を確認しておこう。表1に、TERAをプレイするために最低限必要となる動作環境と、快適にプレイするための推奨動作環境をまとめてみた。これを見るとわかるかもしれないが、推奨動作環境でも2世代以上前のCPUやグラフィックアクセラレータがあれば事足りるとされている。つまり、あれだけ美麗なグラフィックを実現しているにも関わらず、TERAをプレイするには思ったほど高スペックのPCは必要ないことがわかる。

表1：TERAの動作環境

	必要動作環境	推奨動作環境
AMD CPU	AMD Athlon64 3200+以上	AMD Athlon 64 X2 6000+以上
Intel CPU	Intel Pentium 4 3.20GHz以上	Intel Core2 Duo E6750 2.66GHz以上
メモリ	2GB以上
ビデオカード	Radeon X1600XT / GeForce 7600GT以上	Radeon HD 3870 / GeForce 8800GT以上
HDDの空き容量	フォルダダウンロード時：30GB以上 DVDインストール時：60GB以上 ※インストール時に一時的に必要になる作業用容量も含みます
対応OS	日本語版 Windows XP(SP3)/Windows Vista(SP1)/Windows 7
DirectX	DirectX 9.0c以上

　ただ、この必要動作環境や推奨動作環境は、どちらかというと最低限必要なスペックに近いものだ。スクリーンショットを見てもわかるように、TERAは圧倒的に美麗なグラフィックが特徴となっており、この高品質グラフィックを余すところなく堪能しようと思うと、推奨動作環境でもやや厳しいのだ。

　TERAには、表示解像度の設定だけでなく、グラフィックス設定が6段階用意されており、表示品質を自由に変更できるようになっている。そして、キャプチャ画像を見てもらうとわかるように、設定1と設定6とでは、全く異なるゲームかと思ってしまうほど、グラフィックスのクオリティに大きな違いが発生してしまう。設定1では、地面や建造物、遠方の背景など、のっぺりとしたテクスチャで表現されるとともに、表示されるオブジェクト数が大幅に低下し、空も単色で再現されるなど、表示品質がかなり低下してしまう。それに対し最高画質の6やその1段階下の5では、細部まで緻密に描き込まれると共に、陰影処理なども施され、テクスチャ表現力が大幅に向上するのはもちろん、表示オブジェクト数が増え、空も雲や時間経過による色合いの変化が加えられ、非常に美麗なものとなっている。やはり、TERAをプレイするなら、グラフィックス設定を5以上に設定してプレイしたい。

　また、現在では、フルHD解像度の液晶ディスプレイを利用するのがほぼ基本となっていることから、できればTERAもフルHD解像度でプレイしたいと考える人も少なくないはずだ。ただ、グラフィックス設定を5以上に設定し、表示解像度をフルHDに設定すると、推奨動作環境のPCでは、フレームレートがかなり低下し、プレイ時にかなりもたつきを感じてしまうのだ。ちなみに、筆者が推奨動作環境に近いPCを用意し、フルHD解像度でTERAをプレイしてみたが、グラフィックス設定を3以下に低下させない限り、快適なプレイは不可能だった。つまり、フルHD解像度でグラフィックス設定を5以上に高めてプレイするには、かなり高性能なPCが不可欠なのである。

ハイエンドスペックでコストパフォーマンスに優れる
パソコン工房のTERA推奨PC

　上でも紹介ししたように、低解像度でプレイするなら、2世代ほど前のCPUやグラフィックアクセラレータを搭載するPCでも問題はない。ただ、フルHD解像度で、TERAの大きな魅力である美麗なグラフィックを最大限満喫しながらプレイしたいのであれば、CPUはCore i7クラスのマルチコアCPU、グラフィックアクセラレータはATIのRadeon HD 6870やRadeon HD 6950、NVIDIAのGeForce GTX 560やGeForce GTX 560Tiなどの、いわゆるミドルレンジクラスのものが最低限必要になると考えていい。

　ところで、CPUも含めてPCを強化しようとすると、かなり手間がかかる。特に、インテル製CPUは世代ごとに利用できるマザーボードが制限されることが多く、マザーボードやメモリなども含め、ほとんどのパーツを交換したうえで強化しなければならないという場合も少なくない。しかし、手間をかけることなく、TERAを快適にプレイするPCを手に入れる方法がある。それは、「TERA推奨PC」を購入するという方法だ。

　TERA推奨PCは、NHN Japanが、TERAを快適にプレイするのに最適と認定したPCで、まさにTERAをプレイするために用意されているPCと考えていい。いくつかの有名PCショップなどがTERA推奨PCを販売しているが、その中で特にオススメしたいのが、パソコン工房が販売しているTERA推奨PC「Amphis BTO GS7020iCi7G TYPE-SRX-TERA」だ。

　Amphis BTO GS7020iCi7G TYPE-SRX-TERAは、CPUとしてインテルの第2世代コアプロセッサ「Core i7-2600」、グラフィックアクセラレータが「GeForce GTX 570（ビデオメモリ1280MB）」と、CPU、グラフィックアクセラレータともにハイエンドなパーツを採用。その他のスペックは、メインメモリが4GB（PC3-10600 DDR3 SDRAM）、容量2TBのHDD、DVDスーパーマルチドライブとなり、販売価格は119,980円と非常に安価だ。ミドルレンジクラスの価格ながら、ハイエンドの性能が実現されているのである。また、全国に89店舗を持つパソコン工房ならではのサポートを受けることができるのも魅力だ。

　ゲーミングPCでは、奇抜なデザインのケースを採用することが多いが、Amphis BTO GS7020iCi7G TYPE-SRX-TERAはオーソドックスなミドルタワーケースを採用しているので、部屋の中でPCだけ浮いたように目立ってしまうということがない。ケース内部は、ドライブベイとして5インチベイが4個、3.5インチベイが1個、HDD用の3.5インチシャドウベイが5個と豊富で将来のパワーアップも申し分ない。また、前方と後方に取り付けられた12cmファンによってケース内の換気も強力で、ゲームも安定してプレイ可能だ。もちろん、パソコン工房が販売している他のPC同様、スペックは自由にカスタマイズできるので、CPUやグラフィックアクセラレータをさらに強化したり、HDDのかわりにSSDを搭載することも可能だ。

　実際に、Amphis BTO GS7020iCi7G TYPE-SRX-TERAを利用してのTERAをプレイしてみたが、フルHD解像度かつグラフィクス設定を5に設定しても、ほとんどのシーンで快適にプレイ可能であった。エフェクトの表示が多数発生する戦闘シーンはもちろん、多くのプレーヤーやゲーム内キャラクターが表示されるシーンでも、フレームレートの低下は全くと言っていいほど感じられない。グラフィックス設定を5に設定しているので、表示されるグラフィックも非常に高品質。背景の奥の方まで細かなオブジェクトがきれいに描画され、壮大なアルボレアの世界を心ゆくまで満喫できる。プレイしている間に、描画関連でストレスを感じることは全くと言っていいほどないと言っていい。

　TERAも含め、最近のゲームでは、ゲームの内容だけでなく、美麗なグラフィックを堪能するという点も大きなプレイ要素になっているが、PCのスペックが低いと、その点が完全に失われてしまい、せっかくの楽しさも半減してしまう。そういった意味では、やはりTERAをプレイする場合にはなるべく高スペックのPCを用意すべきであり、TERA推奨PCであるAmphis BTO GS7020iCi7G TYPE-SRX-TERAは、かなり魅力のある製品と言える。

　しかも、TERAプレイ時の快適さだけが特徴ではない。TERA推奨PCであるAmphis BTO GS7020iCi7G TYPE-SRX-TERAには、TERA推奨PCの特典として、ゲーム内で利用できる5種類の特典アイテムと、オリジナル壁紙データ入りの「TERA クライアントDVDパッケージ」が付属している。TERAを快適にプレイできるだけでなく、特典アイテムまで付属していることを考えると、TERAを快適にプレイするためにPCを新調しようと考えている人にとって、これ以上の魅力はないはずだ。

　ちなみに、現在先着100台限定で、通常価格より10,000円オフの109,980円で購入できる、期間限定特価キャンペーンが実施されている。これはもう、今すぐゲットするしかないだろう。

(Reported by 平澤寿康)

まだまだあるぞ！ ユニットコムのTERA 推奨PC

関連情報 Tera推奨パソコンラインナップ http://www.pc-koubou.jp/pc/tera.php パソコン工房のホームページ http://www.pc-koubou.jp/