モニターとレコーダーという構成になるため必然的に設置はセパレート(分離)方式になる。よってテレビ台の天板にUPD-42J-PDを、テレビ台のラック部にUDR-250Jを収納するという設置スタイルになるだろう。
セットにはディスプレイ部に合体設置できる専用のステレオスピーカーユニットが付属する。こちらもパイオニアと共同企画のもので、2ウェイ3スピーカーシステム。出力は16W(8W+8W)とテレビに組み合わされるものとしてはかなり本格的なものとなっている。スピーカーは画面の左右に固定するタイプで、設置時はディスプレイ部の横幅は118cmとなる。設置専有面積はそうでもないが、画面も42V型と大きくスピーカも横に付くと横幅は意外にとる。ちゃんと設置予定場所に収まるかは事前によくシミュレーションしておきたい。 |
まず、特筆すべきは、UPD-42J-PDには時代が求める新世代デジタルインターフェースであるHDMI端子を2系統装備している点だ。UPD-42J-PDをプラズマモニターからプラズマテレビに変身させる役割をも受け持つUDR-250Jとの接続は、このHDMI端子を利用する。接続は非常にシンプルでUDR-250J側のHDMI端子とUPD-42J-PD側のHDMI端子を1本のHDMIケーブルで接続するだけ。なお、商品セットには2mのHDMIケーブルが付属している。 音声入力はRCAピンプラグタイプのアナログ音声入力を3系統持つ。この音声入力は映像入力とは独立した系統で管理され、UPD-42J-PD側の設定メニューの「音声の設定」にて、どの音声入力をどの映像表示時に組み合わせるかを自在に設定できる。たとえばPCの音声出力を音声入力3に入れて、「音声の設定」で音声入力3の関連づけを「PC」とすれば、PC画面表示時に、PCからの音声出力をUPD-42J-PD側のスピーカーから出力できる。 簡単にだが、UDR-250Jの接続端子群にも触れておこう。UPD-42J-PDとの接続は前述したようにHDMIケーブル一本でOKなのだが、UDR-250Jと外部ビデオ機器とを接続してダビングを行ったりするための入力端子や、UPD-42J-PD以外のテレビと接続するための出力端子も設けられている。
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この42V型PDPセットはプラズマモニターとハイブリッドレコーダーを組み合わせた製品であるため、それぞれのリモコンが1個ずつ付属する。では、いちいち2個のリモコンをとっかえひっかえ使わなければならないか、というとそういうことはない。レコーダーのUDR-250Jには、プラズマモニターUPD-42J-PDに対する基本機能制御ボタンが実装されており、普段のテレビ的活用にはUPD-42J-PD側のリモコンはほとんど使わなくて済むのだ。UPD-42J-PDのリモコンが必要になるのは後述するような、UPD-42J-PDの画調調整や設定変更を行うときだけ…といってもいいかもしれない。 もちろんUDR-250JはDVDプレイヤーとしても活用でき、使い方は簡単。[DVD]ボタンを押してDVDビデオディスクをトレイに入れて[再生]ボタン押すだけだ。 最上段左にある[ワイド]ボタンはアスペクト比の切り替えボタン。UPD-42J-PDはモニターとしての素性があるためにアスペクトモードが豊富だ。UPD-42J-PDをマルチユースモニターとして活用したい人にとっては気になる部分だろう。以下に各モードを簡単に紹介しておく。
「2.35:1」や「14:9」といったモードはかなりマニアックで上級ユーザー向きでユニークだといえよう。 その下にあるの入力切り替え用のボタン群。UDR-250Jのリモコンでは順送り式の切り替えだったが、UPD-42J-PDでは[PC]、[HDMI1/2]、[DVD1]、[DVD2]、[ビデオ1/2]という具合に独立式のボタンがレイアウトされており、希望の入力ソースに一発で切り替えられるようになっている(DVD1,DVD2はコンポーネントビデオ1,2に対応)。なお、[HDMI1/2]と[ビデオ1/2]は同系入力に対して順送り式になっており、たとえば[ビデオ1/2]は押すたびにコンポジットビデオ入力とSビデオ入力が交互に切り替わる方式だ。様々な機器をUPD-42J-PDに接続して活用する場合には入力切り替えの使用頻度は非常に多くなるので、このこだわりのボタンレイアウトはそうした活用シーンにはもってこいだといえる。
二つ目は異なる二系統の入力映像を二つ同時に画面に表示する「2画面」機能だ。UPD-42J-PDでは親画面の隅に子画面を表示するピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)、同サイズで並べて表示するサイド・バイ・サイド(SBS)の二つのモードがあり、リモコン下部の[2画面]ボタンを押すたびに切り替えることができる。2画面機能が行える組み合わせは表1の通りで異なる映像系統であればほとんど制限なく組み合わせられるのが強力だ。
2画面機能自体は最近のテレビ製品の機能としてはごくありふれたものではあるが、メニュー操作が面倒で結局あまり使われないことが多い。これに対しUPD-42J-PDの2画面機能はメニュー操作なしでリモコンのボタンだけでリアルタイムかつアクティブに自在に活用でき、使っていて軽快で楽しい。実用性はかなり高いと言っていいだろう。
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パイオニアとの共同企画で生まれたUPD-42J-PDのプラズマパネルはやはりパイオニア製。気になるのはそのパネル技術の世代なのだが、これはうれしいことに最新技術が盛り込まれた新世代のものだという。 |
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今回発売された42V型PDPセットは、Unidenとパイオニアのコラボ企画製品ということで「Unidenの商品コンセプト」と「PDP専用メーカーパイオニアの確かな技術力」がうまく融合した商品だと思う。 |
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