稼げて、被災地支援もできる、「スマートCM」
発表直後から大きな話題となっている「スマートCM」。iOS端末やAndroid端末で使えるスマートフォン専用のCM配信アプリだが、コレがまたイロイロ愉快&驚けるアプリなのだ。
スマートCMは、動画のCMを見るためのアプリだが、見るだけのアプリではない。1本のCMを最後まで視聴して、直後に「イイネ!」「いまいち」といった簡単なCMの評価をするだけで、独自のポイントをゲットできる。次々とCMを見て、アンケートに答えていけば、ポイントがどんどんたまっていく。そしてこのポイントは、電子マネーと交換できたり、被災地復興支援の寄付として使ったり、さらに換金して指定の口座に振り込むことまでできる。CMを見ればみるほど「稼げるアプリ」なのである。
それとこのアプリの凄いところは、ユーザーがポイントを獲得すると同時に、東日本大震災の遺児に寄付できる「みちのく未来基金」や「日本赤十字社」に対して1ポイントが自動的に寄付されるという点。ユーザーが楽しめるのに加え、被災地の支援などを行える。CMを見れば「稼げて支援もできるアプリ」なのだ。みんなでハッピーになれるアプリってわけですな。
ちなみに、アプリ名はiOS版もAndroid版も「スマートCM」。サービスは既に始まっていて、すぐにCM視聴やポイント集めを楽しめる。ともあれ以降、スマートCMがどんな感じで使えるのかをじっくり見ていこう。
こんな流れで使う
まずはアプリの使い方から見ていこう。アプリを起動すると、間もなくCMが流れる。ので、これを視聴して楽しむ。ちなみに、CMは60社近い企業の最新のもの。有名企業の最新CMなので、非常にクオリティが高く、広告というより映像作品として楽しめるものも多い。
CMを見終えたらアンケートに答える。アンケートと言っても、見たCMが好きか嫌いかを「いいね!」「イマイチ」ボタンを押して答える程度。一瞬で済みますな。このアンケートに答えると、ポイントを獲得できる。ポイントは15秒CMで10ポイント、30秒CMなら20ポイントと、CMの長さによって得られるポイントは異なる。また、ポイント獲得と同時に、「みちのく未来基金」や「日本赤十字社」(設定でどちらかを選択できる)に対して1ポイントが自動的に寄付される。
アンケートに答えた後、次のCMを見たり、今見たCMの関連ウェブサイトを見たり、CMを再度見ることもできる。また、FACEBOOKにコメント入りの「CMの商品の紹介」を投稿することもできる。
以上が基本的な流れだ。CMを見て、アンケートにパッと答えて、ポイントをゲット。これを続け、ポイントをどんどんためていく。
1ポイント何円? たまる? どう使える?
どんどんCM見てアンケートに答えて、ポイントを稼いでいく「スマートCM」だが、1ポイントっていくらになるの?
具体的には、10ポイントで1円の計算となる。1000ポイントためれば100円、1万ポイントためれば1000円、10万ポイントなら1万円、てなわけですな。
気になるのは、実際にポイントをどの程度ためられるのか? 実際に試してみたろころ、アプリ使用開始直後の2日間で1500ポイント程度たまった。1500ポイントは150円。1日75円。毎日この調子でゲットし続けたとしたら……けっこーバカにできない額ですよ〜。
後述するが、多くのCMが作りがよく楽しめる映像作品なので、わりとスンナリ鑑賞できる。また、空いた時間にちょっと見るということを繰り返せば、けっこーポイントがたまっちゃうんですな。
このアプリを使い始めたImpress Watchのスタッフの場合、使用開始の2日間でナンと4000ポイント以上たまったそうだ。そのスタッフは片道30分程度の通勤電車内で主にアプリを使ったそうだが、初日で1750ポイント、2日目で4250ポイント、そして最終的には1週間で10000ポイントたまったという! 往復1時間の電車通勤の時間だけで1週間に1000円近くたまるという計算! むむむむ!! 儲かるネ♪
さらに、いくつかのボーナスポイントも用意されている。まず、プロフィールを登録すると(初回のみ)ポイントをもらえる。また、毎日20本もしくはその日に見られる最大限のCMを見てアンケートに答えれば、50ポイントなどのボーナスポイントがもらえる。それから友達を紹介すると、そのユーザーにも友達にもポイントが付与される。
さて、たまったポイントはどう使うのか?
まずは「みちのく未来基金」や「日本赤十字社」にすることができる。寄付は1000ポイントから可能。なお、この場合の寄付は、前述の「アンケートに答えた直後に自動的になされる寄付」とは別のもので、ユーザーによる「より意識的な寄付」となる。こういうシクミまでちゃんと用意しているところ、ある意味「頭が下がるアプリ」と感じられる。
ほか、ポイントを電子マネーや現金と交換することもできる。具体的には、楽天Edy、iTunesカードなどで使える電子マネー。あるいは、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行に対しての現金振り込みとなる。
飽きのこないCMがたっぷり♪
まだスマートCMアプリを使ったことのない人にとって、ちょいと気になるのは「CMだけを見るのは飽きないのか?」ということではなかろうか。だって、ぶっちゃけ、ビデオレコーダーに録った番組とかってCMを飛ばして番組部分だけ観たりするでしょ?
いつもは飛ばしちゃうそのCM部分だけを見てて飽きないのか、と。
俺的にも予想外だったのだが、飽きませんな、意外なほど。むしろ楽しい。新しい興味がいろいろわいたりもする。
その理由は、まず、CMを出稿している60社近い企業が、ハッキリ言ってどこも一流企業。ヘボいCMは打ってないんである。どれも映像的にキレイだし、いろいろな角度から楽しめる「映像作品」になっているのだ。笑えるCMが来たと思ったら、ジーンと心に響くCMだったり、あるいはユーモアいっぱいのCMだったり、バラエティ豊か。なので、何本も連続して見ても飽きない感じ。
それから、最新CMだということ。一流企業の最新CMということで、出演している俳優やタレントが見たことのある人気者だったりするし、映像のなかに多々のトレンドがちりばめられていたりもする。これは一種の最新情報とも言えよう。テレビだと、CMを狙って見るわけでもないし、最新CMを連続的に見ることもできない。が、スマートCMだと大企業が出稿する最新&高品位のイカシたCMをたっぷり楽しめるという感覚。CMのおもしろさを再確認しつつ、飽きずに見ることができるのだ。
飽きない以上に、新発見とか新しい興味が出たりして愉快だったりも。たとえばスマートCMでは、最新映画のトレーラーが流れたりもする。そういうのを見ると「やっぱりこの映画おもしろそ〜劇場で観たい〜」てな気になったり。あるいは商品のCMを見て「何コレ? こんな製品出たんだ。よさそう。買おうかナ」と思ったり。スマートCMのハイクオリティなCMって、映像作品として楽しめるほか、自分の新たなアンテナとしての価値もありますな。
こんなときにスマートCMしてはどう?
スマートCMアプリを使ってみると、楽しめたり稼げたり、さらには被災者支援ができたりするという喜びに加え、生活のなか.の細かな空き時間を有効活用できるという満足もある。これまで、ただただ過ごしてきた時間を巧く使っているという感覚。
たとえば中途半端な移動時間。電車やバスで数分〜十数分移動するというなら、スマートCMがマッチする。1本のCMが15秒だとすれば、アンケートまで含めて、1分で3本は見られる。これで30ポイントゲットと自動寄付。こんなに積極的に時間を使えるのだと考えると、今までは……みたいな気になってくる。
ほかにもこういうちょっとした空き時間はあるはず。そういう時間を有効&積極的にポイント収集や自動寄付、そして最新の高品位CMを楽しむために使ってみてはどうだろう? たとえばちょっとした家事の合間に。お湯が沸くのをのを待っている間とか、レンジがチンっていうのを待つ間とか、カップラーメンができるまでとか、意外と多いプチ空き時間である。あるいは食後などの休憩時間。5分間ボーッとするかわりに、最新CM見てポイントゲットしちゃいましょう〜。5分あれば、CM、かなりの本数見られますヨ♪
こんな感じで、ほんの数分の空き時間でも楽しめるし、ポイントが集まるし、寄付までできるのが、スマートCMのよいところ。まとまった空き時間を使ってもやはり楽しめるスマートCMだが、まとまった時間がなくても楽しめるってのが今の時代に合ってる気がするのだ。もちろん、アプリとしては無料で使える。ので、この記事を読んだ後に「どーしよっかな〜」と思う時間があるなら、サクッとスマートCMをインストールして、とりあえずCM視聴とポイント獲得を始めちゃってください。楽しいし、意外なほど稼げるし、寄付にもつながるしで、パケット定額制に入ってる人にはイイですよ〜。
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコ ンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称 衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。
- ■URL
- スマートCM(iOS版)
http://itunes.apple.com/jp/app/suma-tocm/id554532209?mt=8 - スマートCM(Android版)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.smartcm