■アウトドアでiPodするならAQIP-262

 いよいよ本格的な夏が到来!! 家中の照明っつー照明を点灯させてもまだ勝てないこの陽光を見ると、思わず外へ出たくなっちまうのは我々人類の本能なのかーッ!? こないだまでの梅雨のウザい湿度とムカつく気温に対する憂さ晴らしとして、もー夏休みは絶対どっか行く!! と決めている人は少なくなさそうだ。

 そして夏の外出っていうかサマーバカンスと言えば、必要なのは短パンにグラサンに冷えたビールに日焼け止めにと多種多様であるが、とりわけ必要なのは“音楽”だと思う俺。夏のアウトドアに音楽があると、楽しさ倍増なわけですよええマジで。

 いや、わかっとります。涼しい渓谷では川のせせらぐ音を楽しみ、海辺では引き寄せる波をBGMにし、キャンプ先では鳥のさえずりに耳を傾ける───そこにロックやポップやファンクなサウンドは必要ないかもしれないってことは、わかっとります、が……しかし!! 実は!! 大自然の音は、そーとーのアウトドア達人でない限り、長く聴いてると飽きる!! ゆえ!! 単調な自然の音に飽きたところに、好きな音楽!! これ最強!! ていうか超愉快!!




iPodをアウトドアに連れ出せ!

iPodをアウトドアに連れ出せ!

 てなわけで、今年の夏はゼヒ!! ポータブルオーディオプレイヤーを片手にアウトドアに繰り出して欲しいわけだが、ところがッ!! ポータブルオーディオプレイヤーの大敵こそ、まさに、これから行く、アウトドア環境だったりする!! すなわち海水浴びたら終了であり、雨降ったら激ヤバで、実は汗がタレても危険だったりするポータブルオーディオプレイヤーちゃん。

 そのよーな状況下、ヒーローが如く活躍するのが、サン電子のSUNTAC iPod防水スピーカーAQIP-262なのだ。実際、コレを持参してキャンプ場に出かけた俺なんスけど、予想以上に“アウトドアでの活動が楽しくなった”のである。



■アウトドア指向の防水性能

 SUNTAC iPod防水スピーカーAQIP-262(以下、AQIP-262)は、iPod nanoおよびiPod miniに対応した防水型スピーカーだ。


iPodをアウトドアに連れ出せ!

マニュアルがなくてもいきなり使えるほどシンプル

 本体前面のクリアシールド内部にiPodを装着すると、iPod nano等を水から守ると同時に、AQIP-262内蔵のスピーカーで音楽を聴けるというシロモノ。本体上部には取っ手があり、また本体質量や約730グラムなので、iPod nanoを装着した状態でも容易に持ち運べる。

 スピーカーとしては、最大出力が0.5W+0.5Wのステレオスピーカーである。どデカい音こそ出ないが、周囲4〜5メートルに届くBGMを流すには十分の音量ですな。

 電源は単3形乾電池4本で動作する。アルカリ電池を使った場合、連続使用時間は最大約25時間なので、数日かけてのレジャーにも向く。またiPodの内蔵電池のみで動作(つまりスピーカーを鳴らす)こともできる。さらにACアダプターでの駆動も可能で、この場合はiPodへの充電も行える。




入手カンタンな単3乾電池使用なので安心。電池蓋脇にはACアダプター接続部分がある。

入手カンタンな単3乾電池使用なので安心。
電池蓋脇にはACアダプター接続部分がある。


 で、肝心要の“防水性能”だが、スペック的には“JIS保護等級5相当”となる。これは“あらゆる方向からの水の直接噴流を受けても悪影響を受けない”という性能であり、つまり、水がかかってもAQIP-262本体およびiPodが壊れたりしないってコトですな。

 具体的にどんなふーに防水なのかと言えば、例えば、水遊びしててパシャッと水がかかっちゃっても大丈夫。突然のにわか雨にさらされちゃっても問題ナシ。他、シャワーや洗い物中にジャパパッと水がかかってもダイジョーブ。ただし、水中に沈めるとか、ダイレクトに強い水流が当たるような使い方はダメ。また、ACアダプタに接続して使う場合は、上記防水性能は保証されないので要注意ですな。

 ともあれAQIP-262、iPod nanoやiPod miniを安心して屋外に持ち出しまくれる防水性能を持つ=夏関係・水方面のアウトドアには良く向きそう!! ってコトで、早速AQIP-262とiPod nano持って、渓流方面へ出かけてみた!!



■防水スピーカーで、いつでもどこでも音楽


iPod nanoとiPod miniに対応。差して閉めるだけでセット完了。

iPod nanoとiPod miniに対応。差して閉めるだけでセット完了。

 AQIP-262とiPod nanoを引っ提げ、水遊びとバーベキューとフィッシングを目的としてキャンプ場へと出かけた拙者なんですけど、結論から言えば、AQIP-262がアルとナイとでは大違いである。ひとつは、ほとんどの状況下で音楽を楽しめること。もうひとつはiPod nano等ハードウェアの故障を気にすることなく使えること。

 ていうか、ハッキリ言って、夏場のアウトドアレジャーの現場において、iPod nanoは“怖くて使えない”というケースが多い。クルマで移動中とか喫茶店で休憩中ってんなら問題なく使えるが、海辺や川辺やプールサイド、あるいは草原とか林間とか山岳といった屋外じゃぁ、まずiPod nano等を操作する気になれない。そーゆー場所には、水があり水滴がありホコリがあり汚れがあるゆえ、便利なiPodが壊れる可能性があり、美しいiPodが汚れる可能性もある。




水しぶきがかかっても大丈夫!!

水しぶきがかかっても大丈夫!!

 が、AQIP-262にiPodを装着すると、iPod本体は水や水滴からも守られ、さらにホコリや傷からもガードされる。でも、iPodからの音楽を十分に楽しめる。これまで「iPod持ってきたけど、ちょっとヤバそうだから……使うのよそう」と思っていた状況下で、iPodを使いまくれるのである。

 その利便は、キャンプ場到着直後から明らかとなった。写真としてはキャンプ場や川辺における楽しげなシーンばかり載せているが、実際はその前後に準備や撤収が行われた。クルマから荷物運んだり食材を用意したり後片付けしたり、てな労働ですな。

 実は、というかご存じのようにこれらの労働、全然楽しくなく、汗だくとなり、疲れたりする。ので、やはり音楽のひとつでも流して労働時の愉快度を高めたいもの。そこで早速AQIP-262を使ってみたわけだが、軽快な音楽を流すだけで、レジャー前後の“労働”が“テンポ良く進む行動”へと軽減されたヨ!! わーい!! いつもはヒトリで使っている音楽プレイヤーが、皆で聴けるプレイヤーとなり、しかも草に付いた露や、あるいは置き場を気にせずにiPodを活用できるっちゅーコトの有り難みであった。

 さて、はぁ〜やっと荷物運び終えた〜、ってトコロで開始することと言えば、バーベキューの食材用意なわけですな。ビール冷やして(←最優先事項)肉切って野菜洗って……。レジャー後のわしらの空腹胃袋を満たす下準備ってわけだが、ここでもやはり、AQIP-262が大活躍してくれた。




汚れがついても拭くだけ!

汚れがついても拭くだけ!

 バーベキュー食材準備中も、水や汚れがつきまとう。し、いわゆるヒトツのヤローどもだけのバーベキュー(今回“も”女っ気は皆無)において、食材準備なんつーのはツマラネー仕事となりがちだ。そこでBGMが欲しくなる。で、AQIP-262が役立つ。

 バシャバシャと野菜洗い中のその至近距離にAQIP-262を置いて音楽をかけられる。美しいiPod様がお汚れになるのでは、という心配も不要。いつでもどこでもiPodを皆で使えるよーにしちゃうAQIP-262には、ヒジョーに感謝した俺&一同なのであった。



■アウトドア真っ最中にも気楽にiPod!!


釣れないときは音楽を聴いちゃえ。ただし周囲の人には気をつかうこと。

釣れないときは音楽を聴いちゃえ。
ただし周囲の人には
気をつかうこと。


 もちろん、レジャーの真っ最中にも便利に使えたAQIP-262であった。

 例えば、皆で釣りをしていて全然釣れねぇんで飽きてきた時(←ありがち)、AQIP-262でソレっぽい音楽を流す。釣れてる時は“余計な音”に聞こえるフィッシング中のBGMだが、釣れる気配さえナイ状況下におけるソレナリのBGMは、我々釣り師のささくれ立った心をやわらかく潤すのである。ていうか、こういう水辺でもスピーカーから音楽を聴けるってのが便利ですな。……ちなみに、結局この日の釣果はゼロ匹であったが、爽やかな渓谷にて美しい音楽を聴けて、十分癒されたってコトでオーケーとした。

 それから、バーベキューにおけるAQIP-262もナイスであった。ヘンな話ですけど、率直に言って、バーベキューの時って(特に中だるみ時には)場が静かになっちゃうコト多くないすか? 俺だけ?

 最初はね、風景がキレイだの空気がイイだの炭の火の具合がどーだの話題は豊富。その後の世間話もある。が、焼いて食ってビール飲んで……そのうち話題も少なくなる。話題が減った時に捻出される無理矢理的世間話ってのもあるが、そーゆーのはえてして上向きではなく明るくなかったりもする。

 そこにAQIP-262があると、つまりBGMが流れるわけで、BGMはプチ微妙に気まずいかもしれない静けさを埋めつつ、新たな話題を提供してくれたりもする。ってまあ、そこまで細かいコト考える必要もないが、音楽っつーのは何かと雰囲気を楽しくする力を持つなぁと感じる次第だ。




アウトドアでビールと音楽。最高だゼ!

アウトドアでビールと音楽。
最高だゼ!


 AQIP-262自体の利便としては、まず防水性能。「おいおい、そこにiPodあるんだからビールこぼすなよ」てな心配はゼロ。安心。気楽である。また、AQIP-262本体が多少汚れても気にならないという点と、iPodに対する操作も行いやすいという点もある。

 汚れても気にならないってのは、例えばソースとか醤油とか炭カスが付いた手で扱っても、防水ハードウェアゆえダイナミックに水拭きできるというコト。iPodにソース醤油炭カスが付くことを考えたら、ずーっとずーっと気軽にiPodを楽しめるってのが良かった。

 AQIP-262からのiPod操作に関しては、本体上部にならぶ操作ボタン類を使って、iPodの曲再生/一時停止/曲スキップ/早送り/早戻りができる。また、ボリュームツマミによりAQIP-262の音量調整も行える。iPodのクリックホイールを回しての曲選択等は行えないが、BGMプレイヤーとしてiPodを活用するには十分な操作機能を持つと感じた。

 そんなふーなコトを経験し、iPod nanoおよびiPod miniの活用幅をより広げるAQIP-262───水も汚れもホコリも多いキャンプ等アウトドアにまでiPodのフィールドを広げるこの防水スピーカーは、これからの季節、ホントに役立つなぁと感じる拙者なのであった。



■室内・屋外問わずに役立つiPod防水スピーカー


手ごろな価格でアウトドアの楽しみ倍増。海や山や川や風呂場に持ってけ〜

手ごろな価格でアウトドアの楽しみ倍増。
海や山や川や風呂場に持ってけ〜


 ところが!! お外だけではなかった!! AQIP-262はアウトドアレジャー以外でもけっこー役立ちまくりであることが、後日判明した───単純な話なんスけど、防水スピーカーとなり、かつiPod nanoやminiを汚れや傷からも守ってくれるので、ちょいとスピーカーで音楽を聴きたいという多くの状況にマッチする。

 例えば、入浴時に音楽を聴こうという時、バスタブで水没させたりしなければ問題ない。シャワーの水がかかるとか、湿気で風呂場がモワモワとか、そんな状況下でも音楽を楽しめるAQIP-262なのである。もちろん、退屈な洗い物の時、流し台の脇にAQIP-262を置いてiPodからの音楽を聴こうってのにも向く。

 それからガーデニングや洗車にもイケる。そもそも安全にiPodを置く場所なんざぁない状況でも、AQIP-262にiPodを仕込めば、気軽に土の上やアスファルトの上に置いて音楽を流せる。多少の水しぶきがかかっても問題ないし、汚れたらザッと拭けばOK。そしてiPodはピカピカのままである。

 あと、気軽に音楽を楽しむための汎用スピーカーとしてもAQIP-262は便利な感じ。iPodをAQIP-262に装着すれば、ステレオスピーカーから音楽を聴ける。AQIP-262は防水性能に主眼を置いたスピーカーなので、高価な据え置きコンポのような音質は望めない。が、iPodをスコッと装着するだけで手軽にスピーカーからの音を聴けて、かつ水気や汚れがあるような場所でも使える。iPodの活用範囲をより広げたい、という場合には何かと役立ちまくりなのだ。

 てなわけで、アウトドアでiPod nano/miniをガンガン楽しみたいっつー向きにも、デリケートなiPod nano/miniをもーちょっとラフに活用できたらいいなぁ〜という向きにも、かなりオススメできるAQIP-262なのであり、拙者もiPod nanoとAQIP-262をセットで買おうかなぁとか物欲発生中と言えよう。



関連情報
■ サン電子株式会社 http://www.sun-denshi.co.jp/

■ サン電子オンラインショッピング http://suntac.jp/shopping/

■ iPod防水スピーカー http://suntac.jp/suntac/aqip262/tokucho.php
関連リンク
■ サン電子、iPod nano/mini用の防水スピーカー(AV Watch) http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060620/suntac.htm

スタパ齋藤

[スタパ齋藤]
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。
特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。
フォトエッセイのスタパデイズをAlt-R(http://www.alt-r.com/)にて連載中。


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