6月某日……
カーナビが欲しいと言っていた亜加里さん。「簡単に使えて、お買い得な機種」というありがちなキーワードで機種選びを相談され、新製品のストラーダポケット「CN-MP200DL」をすすめておいた。実は「簡単に使えて、お買い得な機種」というのが最も難しい選び方なのだが、はたして彼女は本当に気に入ってくれるのだろうか。
数日後、なんと亜加里さんから連絡が。カーナビの相談に乗ってくれとのこと。待ち合わせ場所に行くと、なんと、ストラーダポケットの箱を抱えた彼女が笑顔で待っていた。
──こんにちは! さっき買ってきたんですが、ちょっと教えてもらえますか。
彼女の素早い行動に驚きつつも、メーカーが簡単さをアピールしている製品なので、ぜひ、取り付けから自分でやってもらおうと思い、こう言ってみた。
「じゃあ、後ろで見てますので、自分で取り付けからやってみません?」
──えーっ、やってくれないんですか? でも、やってみます!
取り付けに必要なものを取り出す。本体、車載用スタンド、電源のケーブル、FM-VICSのアンテナだ。
「ささっ、自分で付けてみて」
まずは位置決め。彼女の乗ってきたコンパクトカーは、ダッシュボードの中央に盛り上がりがあり、ここに置いてくれと言わんばかりの場所がある。ここなら見やすく、問題ない。
車載用スタンドの裏の粘着テープのビニールを剥がせばすぐ貼り付けられる。取り付け場所の汚れは落としておく必要があるが、幸いにもクルマは掃除が行き届いており問題なかった。
──ここに貼り付けるんですね。ギュっギュっ
位置を決め、渾身の力を込めて粘着テープのついた部分を車のダッシュボードに押し付ける。本体が軽量化されているのと、粘着テープが強力なので強度も問題なし。ただし、安全のためにネジ止めも併用することが望ましい。ダッシュボードの材質によっては粘着テープの粘着力が十分でないこともあるからだ。
続いて、車載用スタンドに電源とFM-VICSの線をつなぎ、電源は車のシガーライターソケットへ、FM-VICSの線はダッシュボード上に垂らしておいたら完了だ。
最後に亜加里さんに本体を車載用スタンドにはめ込んでもらう。
──これで終わり? やった! うれしいー
これでエンジンをかければカーナビのスタートのはずだが、ひとつだけやることがある。
今回のようにパーキングブレーキの結線をしない取り付けの場合は、ストラーダポケットの設定で走行中の判定を「自動」に設定変更する。車載用スタンドに取り付け、パーキングブレーキの結線をしてないと走行状態と認識されてしまうため、車載用スタンドから外し、バッテリーで起動して設定変更をしなければならない。慣れない人ではハマってしまうので、これだけ手助けして設定した。
──わーうれしいー!ありがと〜! よかったら2人でドライブに行きません?
おっと、女の子でもカンタンに設置できるカーナビを調べておいてよかったと思う瞬間だ。ストラーダポケットよ、ありがとう!
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