Strada Pocket
買ってきてすぐにドライブへGo! 機能の豊富さにもちょっとビックリ ストラーダポケット CN-MP200DL
CN-MP200DL 希望小売価格:オープン価格 発売日:2009年6月12日
買ってきてすぐ使えるストラーダポケット

6月某日……

カーナビが欲しいと言っていた亜加里さん。「簡単に使えて、お買い得な機種」というありがちなキーワードで機種選びを相談され、新製品のストラーダポケット「CN-MP200DL」をすすめておいた。実は「簡単に使えて、お買い得な機種」というのが最も難しい選び方なのだが、はたして彼女は本当に気に入ってくれるのだろうか。

数日後、なんと亜加里さんから連絡が。カーナビの相談に乗ってくれとのこと。待ち合わせ場所に行くと、なんと、ストラーダポケットの箱を抱えた彼女が笑顔で待っていた。

笑顔でストラーダポケットを抱えている亜加里さん

──こんにちは! さっき買ってきたんですが、ちょっと教えてもらえますか。

彼女の素早い行動に驚きつつも、メーカーが簡単さをアピールしている製品なので、ぜひ、取り付けから自分でやってもらおうと思い、こう言ってみた。

「じゃあ、後ろで見てますので、自分で取り付けからやってみません?」

──えーっ、やってくれないんですか? でも、やってみます!

取り付けに必要なものを取り出す。本体、車載用スタンド、電源のケーブル、FM-VICSのアンテナだ。

「ささっ、自分で付けてみて」

本体を車載用スタンドを取り出し「さあ、付けるぞ!」

まずは位置決め。彼女の乗ってきたコンパクトカーは、ダッシュボードの中央に盛り上がりがあり、ここに置いてくれと言わんばかりの場所がある。ここなら見やすく、問題ない。

車載用スタンドの裏の粘着テープのビニールを剥がせばすぐ貼り付けられる。取り付け場所の汚れは落としておく必要があるが、幸いにもクルマは掃除が行き届いており問題なかった。

──ここに貼り付けるんですね。ギュっギュっ

位置を決め、渾身の力を込めて粘着テープのついた部分を車のダッシュボードに押し付ける。本体が軽量化されているのと、粘着テープが強力なので強度も問題なし。ただし、安全のためにネジ止めも併用することが望ましい。ダッシュボードの材質によっては粘着テープの粘着力が十分でないこともあるからだ。

続いて、車載用スタンドに電源とFM-VICSの線をつなぎ、電源は車のシガーライターソケットへ、FM-VICSの線はダッシュボード上に垂らしておいたら完了だ。

最後に亜加里さんに本体を車載用スタンドにはめ込んでもらう。

──これで終わり? やった! うれしいー

自動車用強力粘着テープのついたスタンドをぎゅ、ぎゅと押し付ける

電源は、シガライターソケットに差し込んで取り出す

本体を最後にカチっとはめ込んだら「やったー、完成!」

これでエンジンをかければカーナビのスタートのはずだが、ひとつだけやることがある。

今回のようにパーキングブレーキの結線をしない取り付けの場合は、ストラーダポケットの設定で走行中の判定を「自動」に設定変更する。車載用スタンドに取り付け、パーキングブレーキの結線をしてないと走行状態と認識されてしまうため、車載用スタンドから外し、バッテリーで起動して設定変更をしなければならない。慣れない人ではハマってしまうので、これだけ手助けして設定した。

──わーうれしいー!ありがと〜! よかったら2人でドライブに行きません?

おっと、女の子でもカンタンに設置できるカーナビを調べておいてよかったと思う瞬間だ。ストラーダポケットよ、ありがとう!

10分で取り付け完了、早速どこかへ出発〜!!

亜加里さんが箱から出して10分もたたないうちに、もうカーナビの準備はOK。ここまではあっと言う間だ。

「じゃ、どこに行ってみましょうか。目的地設定は……ええと」

──どこがいいかな、ピッ、ピッ、ピッ

画面上の「MENU」にタッチ、あとはもう一人でできる?

目的地を自分でサクっと検索「あ、ここだ!」ピッ!

目的地付近の地図が表示されるので再確認して、ピッっと設定

亜加里さんはさすがにケータイ世代の女の子。画面の上の「MENU」を押すことを教えた後は、説明をする間もなく目的地を探しはじめた。とりあえず山へ行ってみることにして名称で検索、つ、く、ば、さ、ん、と画面のタッチで入力すると候補が並び、その中から中腹の駐車場へ目的地を設定することにした。

── 出発ーっ!

カーナビを箱から出してそれほど時間がたってないのに、もう目的地設定までして、走り出すまでに至った。買ったばかりで充電されてないので、設定には車のエンジンをかけてアイドリング状態で行ったが、走った後は充電されるので次からはエンジンをかけることなく目的地探しができる。バッテリー動作は本体左側のスイッチで電源を入れればエンジンをかけなくても動作する。なんともエコなカーナビである。

自分が曲がる交差点もすぐわかり、音声も聞きやすい

── あ、このカーナビ、音声案内が聞きやすいですね。

交差点に差し掛かったときの音声案内を聞いた亜加里さん、さすがにクルマ関係の仕事もしているだけによく気がついた。音声案内が聞きやすいのは、スピーカーの音を横に回すダクトがあるから。音が背面に回ってしまう他のポータブルナビとの違いを感じてくれたようだ。

音声案内とともに、交差点拡大の画面も見やすいようで、何の説明もすることなく初めての交差点をちゃんと曲がってくれた。初心者の場合、カーナビ画面と現実の道路がうまく頭の中でリンクせず、通り過ぎてしまったり、本当に曲がる場所なのかどうか不安になってしまうこともあるが、ストラーダポケットならそんな心配は無用のようだ。

今回は道路の渋滞や通行止めがなかったのだが、ストラーダポケットはFM-VICSによる渋滞表示機能がついている。ポータブルゆえにそれほど大きくない画面だが、道路状況は太めの線でしっかり表示される。

── 渋滞がわかると、近所を走るときでも便利ですね。都会暮らしのワタシにぴったり〜!

亜加里さんもストラーダポケットの性能にご満悦のようだ。

使い始めて1時間もたっていないのに、一人で運転して「次に曲がるところはココね!」と順調に目的地へ

しばらくして、坂の多い山道にさしかかる。ストラーダポケットデビューの亜加里さんは、長年の相棒のようにカーナビを従え、目的地までひたすら迷わずに進んでいる。

「亜加里さん、カーナビに沿って走りやすいですか?」

── はい、ちゃんと地図に沿って走ってますよ

亜加里さんは気づいてないが、実は山道でカーナビが現在地を正確に指し示すのが苦手なのだ。それは坂道で道路が斜めになっているため、道路上の移動距離と地図上の移動距離が一致せず、現在位置を見失うこともあるからだ。

その点、ストラーダポケットは問題ない。亜加里さんが何の迷いもなく山道をスーっと走っていることは、カーナビとしての基本性能が高いことの証明なのだ。

横で見ていても、山道の曲線の通りに車の位置を示す▲マークがトレースし、カーブのたびに場所がずれたり補正されたりといったことは皆無。運転者から見れば、いつカーナビ画面に目をやっても正確に現在地を示している。そんな安心感をもたらしてくれる。

くねくねの山道でも自分の位置を見失うことはない

全くスムーズに運転していると、いつの間にか設定した目的地、中腹の駐車場に到着だ。亜加里さんはすぐに車から降り、無事到着した記念に筑波山のマスコット、ガマガエルとストラーダポケットと記念写真だ。

── 到着〜!! ここにいるのはストラーダポケットのお・か・げ! ゲロゲロ

「やったー!到着!!」

「ワタシでもちゃんと運転してこれたのはストラーダポケットのお・か・げ!」

降りてもスゴイ、ストラーダポケットの実力

── おなかすいちゃったよ。なんか食べよ!

せっかく着いたというのに、もうお昼の心配をはじめた。じゃあ、次の目的地を考えようとすると、亜加里さんはいつの間にかストラーダポケットで次の目的地を探し始めている。もしかしたら、もうカーナビ指導の自分の出番はないのか?

── さっ、出発〜

急いで山道を下り、雰囲気のいい和食屋に到着。腹ごしらえだ。

亜加里さんはストラーダポケットにすっかり夢中で、このままではもう自分の出番はない。

そこで、奥の手をひとつ見せてやろう。

「せっかくなので、ストラーダポケットを持っていきましょう」

── 取り外して何ができるんですか?

「ま、見てのお楽しみ〜」

「もうだいたい覚えちゃったみたい、ワンセグもできるんだー」

料理が運ばれて、空腹感が和らいだところで、ストラーダポケット講座の再開だ。ワンセグに、取り外しての地図検索……。といきたいところだが。、すでに亜加里さんは知ってしまったようで、一人でピッピと触っている。ワンセグのテレビは、自宅に帰った後、枕元のテレビとして使うようだ。

ストラーダポケットの奥の手、Googleマップ転送

「ええと、こんなこともできるんですよ」

事前に用意しておいたSDメモリーカードを取り出す。ストラーダポケットは、Googleマップから転送したデータをSDメモリーカードに書き込んで挿入すると、目的地データの転送ができる。ストラーダポケットは彼女のクルマについていても、自分で目的地を調べておいて、当日さっと転送できるわけだ。

たとえば、ストラーダポケットを持っていない彼氏が、彼女のために目的地を入れておいたSDカードを作って持ってきてもよい。ユーザー専用サイトを経由する必要もないので、やり方さえ知っていれば、彼氏でもボーイフレンドでも赤の他人のSDメモリーカードでも転送できるのだ。

SDメモリーカードを横から挿してみると……

設定画面からGoogleマップの読み込みができます

SDメモリーカードの中に入った情報が一覧され、登録地点として転送ができる

「SDメモリーカードをここに挿入して、ピッピッピッ……」

── あ、すごい。目的地が転送されてる! すてき!!

転送したのは、周辺の注目スポット。カーナビの中にもお店のリストは入っていて検索や目的地設定もできるが、それよりも圧倒的な量のインターネット上の情報を使わない手はない。Googleマップなら、ますます増え続けるだろうネットユーザーの膨大な最新情報をもとにしたスポット案内も可能だ。

これは、何も事前にパソコンを使ってやっておく必要はない。たとえば小型のネットブックと通信回線さえあれば、Googleマップからデータを転送し、メール添付で届くファイルをSDメモリーカードに転送できればよい。スマートフォン一台とSDメモリーカードのアダプターがあっても、できそうだ。

説明が終わったところで、ストラーダポケットならではのハプニングが発生

ストラーダポケットの説明がひととおり終わった。腹ごしらえも済み、この後の予定はどうしようとしたところで、亜加里さんが何かそわそわしている。

クルマに乗ろうとすると、先に運転席に座った亜加里さんが、こっちを見てショックな一撃を食らわした。

── ストラーダポケットは簡単なので、もう、ひとりでもだいじょうぶ〜!
   もう教わることはないわ、じゃ、これで! ばいばーい! プップー

「もう、ひとりでもだいじょうぶ、じゃ、これで」

「後はストラーダポケットに頼るから、ばいばーい!」

「行ってしまった……」おれはひとり、バスで帰るのか??

すぐに使えて手間なしのカーナビを女性に薦めると、こういうことになってしまうのか……。逆に言えば、家族に買ってあげても、自分の負担なく勝手に使いこなしてくれそうなカーナビだということ。決して機能が少ないのではなく、高い基本性能ゆえの使いやすさで、不具合やトラブルで質問攻めにあったり、呼び出されたりすることもない。このカーナビを選んだことで、家族から感謝されるかもしれない。

カーナビを餌にして女の子と仲良くなろうとしている人には薦められないが、すでに仲良くなった人なら、Googleマップと連携して自分たちの目的地をじっくり探すのもいい。

また、この基本性能の高さは誰が使っても満足できる。自分で使っても家族で使っても、失敗のないポータブルカーナビ選びなら、間違いなく検討すべき機種がストラーダポケットだ。

(text by 正田拓也)
(モデル 有村亜加里Style Corporation

取り付けも操作もカンタン! ピッタリ、サクサク、スムーズ、がそろった ポータブルSDカーナビステーション CN-MP200DL

■関連情報

・カーナビ/カーAV総合 | Panasonic
 http://panasonic.jp/car/

・Strada[ストラーダ] ポータブルカーナビステーション(PND)
 http://panasonic.jp/car/navi/products/MP200/index.html

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 http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090422_153001.html