俺も「GALAXYライダー」してみた〜い♪

 前回、密着取材してレポートした「Tour de GALAXY」。あの取材から、もう毎日のように「Tour de GALAXY」のWebサイトGALAXYライダーたちのツイートをチェックしまくっている。今日はどこを走ってどんなコトしてるのかな? みたいな興味で。ライダーたち、毎日楽しそうですのう♪

 ところでこの取材に臨んで、個人的かつ実験的に試していたことがある。それは「GALAXY Noteは取材に使えるか?」ということだ。

 密着取材レポートでも少し描いたが、俺の場合はGALAXY Noteを予約購入した。つまり4月6日に買ったわけだが、それから密着取材まで約1カ月の間、GALAXY Noteを使ってきた。で、GALAXY Noteの使い勝手がだいたいわかり、「これなら取材にも使えるんじゃないのかな?」と思った。のだが、取材っちゅーのはマジなる仕事であり、フツーは一度きり。「使えるんじゃないのかな?」くらいの感覚で「正式採用のツール」としてGALAXY Noteを使い始めるのはやや不安ではある。のだが、試してみなけりゃ「正式採用のツール」に値するかどうかがわからない。

 てなわけで、この密着取材のアレコレを「GALAXY Noteだけ」でこなしてみた。もちろん万が一のときの予備ツールとして、常用のペンやノート、ボイスレコーダー、画像メモのためのカメラ、それからノートPCも「一応持参」して、である。

 結果、どうなったか?

 ぶっちゃけた話、GALAXY Noteだけで済んだ。GALAXY NoteのみでOK。ペンやノートなどの予備ツールは一切使わず、である。俺の仕事において「正式採用のツール」に値するGALAXY Noteなのであった!! 以降、どんなふうにGALAXY Noteが活躍したのかを「密着取材の裏話」としてレポートしてみたい。

マルチモニターで生じがちな問題

 密着取材を前に、まずは情報収集。取材対象をしっかり知っておかないとネ♪ ということでGALAXY Noteで「Tour de GALAXY」Webサイトにアクセスし、GALAXYライダーたちのプロフィールをチェックしたり、毎日のブログを読んだり、ルートを参照したり。GALAXY Noteを情報収集のためのWeb端末として使うわけだが、イキナリ非常にイケてる使い勝手であった。

 何しろ画面が大きく表示が高精細。GALAXY Noteには約5.3インチの「HD SUPER AMOLEDディスプレイ」(有機ELディスプレイ)が搭載されていて、これが明るくクリアで非常に見やすい。また、その解像度は800×1280ドットあり、モバイルノートPCに肉薄する情報量を一度に表示できる。Webページ閲覧を非常に快適に行えるのだ。それでいて、ジャケットのポケットに余裕で収まるサイズと質量。具体的には、サイズが147×83×9.7mmで、質量は184g。小型の手帳程度の携帯感なので、違和感なく常時携帯できる。

 凄いバランスだと思うわけですよええ。モバイルノートPC並みの閲覧性があって、ポケッタブル。こーんなに快適にWebページを閲覧できるスマートフォンはナイんじゃないかナ、と思う。

約5.3インチの「HD SUPER AMOLEDディスプレイ」が非常に見やすい 小型の手帳程度の携帯感で、モバイルノートPC並みの閲覧性があるというのが凄いバランス

 あと、独自のタッチペン「Sペン」の存在も、GALAXY Noteの実用性をググッと高めている。Webページ閲覧なら、たとえば小さなリンクアイコンでも的確&スムーズにクリックできたり、文字入力フィールドへの手描き入力も快適だったり。

 てな感じで、まずは「超使えるWeb端末」としてGALAXY Noteがバッチリ役立ってくれた。一度使うと手放せない画面サイズと解像度、そしてサイズ感なので、この点ぜひ一度実機に触れて確かめてほしい。

少々色がズレてムラも……じゃあナナオ同型番2台だ!!

GALAXY Noteで「Tour de GALAXY」のスケジュールをチェック

 ある程度情報収集ができたら、実際に取材の段取りを進めて行く。今回の密着取材なら「Tour de GALAXY」Webサイトでライダーたちのスケジュールを調べ、それに合わせて密着すべく、ホテルやレンタカーを手配したり、航空チケットを予約したり。

 これもまた、ほとんどをWebブラウザや専用アプリなどから行えるので、非常にスムーズに作業を進められた。それぞれの手配に関わる確定事項は、まあフツーにメールで届く。もちろんGALAXY Noteに届くので、つまりはメール入り端末をそのまま持ち歩ける。「メールで届いた内容をプリントアウトする」ような手間は不要。GALAXY Noteをポケットに入れて取材に出かければいいだけの話だ。一部確認事項などを電話(通話)で処理する必要があったりしたが、GALAXY Noteはスマートフォン。ご存知のとおり、Webサイトやメールに書かれた電話番号をタップすれば即、電話をかけられる。

 こういった細々した作業を全て行えるのは、ほかのAndroid端末も同様。なのだが、GALAXY Noteは前述のように大きく見やすい画面があり、指でも「Sペン」でもミスの少ない操作を行える。快適さが全然違うんである。

 情報収集から取材前の段取りまでを通して感じたのは、GALAXY Noteなら不足なくモバイルできるということ。ほかのAndroidスマートフォンだと「あ〜も〜読みにくいからPCで読む」とか「入力事項多くて面倒だからPCで予約する」てな感じにナリガチだが、GALAXY Noteだとストレスなく各作業を完了できちゃうのだ。

 アレですな、GALAXY Noteはノマドワーキングによく向きますな。「PCでしか動かない特定のアプリを使う必要がある」てな場合は話が違ってくるが、GALAXY Noteだけでスマートに仕事をこなせるようになるビジネスマンが少なくないような気がする。

少々色がズレてムラも……じゃあナナオ同型番2台だ!!

 密着取材の下準備をしていて、GALAXY Noteでの「マップアプリ利用」がドえらく快適なのを再確認した俺。率直に言って「Android スマートフォンでマップアプリを多用する」なら、GALAXY Noteがマジで本格的に超便利なので絶対に試してみてほしい。

 その快適さは、一にも二にも表示の良さ。前述のように、大画面で高精細なので、まず見やすいし、情報量が多い。日常、自分の現在位置を確認しつつ周囲の道などを参照するには、ポケッタブルだし見やすいGALAXY Noteはサイコーに快適だし実用的だ。

 また、GALAXY Noteは表示が速くて気持ちよく、ストレスがたまらない。もちろんある程度通信状態が良好である必要はあるが、マップ自体の拡大や縮小や回転や立体表示が非常にスムーズに行われるのは気分爽快。

大画面で高精細なので、表示できる情報量が多く、Google マップの利用が超快適

 それからマップ自体の操作感も非常に良い。GALAXY Noteでは専用のタッチペン「Sペン」によるUI全体の操作が可能だが、この「Sペン」でのマップ操作が非常に快適。都度快適。イロイロ快適。たとえばマップ操作時に画面を指が覆わないので見やすいとか、ペン先でマップ上をピンポイントで指定できるとか、ストリートビューでの視野の変更やペグマンの移動を行いやすいとか。

 Google マップ大好き野郎の俺の場合、ヒマさえあればペンを片手に、GALAXY NoteをGPS対応電子地図として使いまくっている。ペンでマップ操作、とか言うと「なんかヘン!?」てな印象になりがちかもしれない。が、GALAXY NoteでのGoogle マップ操作は、どのスマートフォンより快適だと感じられるので、ぜひ体験してみて欲しい。

SX2462Wはワンランク上のモニター

 GALAXY Noteでのマップ表示は、密着取材の下準備にもシッカリ役立った。具体的にはGALAXYライダーたちが走るルートをあらかじめチェックし、撮影場所の目星を付けるなどした。

 前述のとおり、GALAXY Noteでのマップ表示はとても見やすく実用的。このことはマップの「地形表示」でも同様だ。地形表示とは、Google マップ上で高低差を把握できる地形図を表示するモードですな。この「Tour de GALAXY」では、GALAXYライダーたちがけっこーアップダウンのあるコースを走る。密着取材側としては、たとえば良さそうな撮影ポイントをあらかじめ知りたいわけですよ。具体的には、背景も道もキレイな場所とか、激坂とか。こんなときに地形表示にすると「このあたりは開けている場所」とか「ここは山を背にした坂道」なんてコトがわかるので、これを撮影場所の候補にしたりするのだ。

 それから、GALAXY Noteはスクリーンショット(画面キャプチャー)を非常に容易に得られる。表示している内容をそのまま画像として保存できる機能ですな。スクリーンショットを取る方法はいくつかあるが、主な方法は以下のとおり。

 ●Sペンのボタンを押しながらペン先で画面を長押しする
 ●ホームボタンを押しながら電源ボタンを押す
 ●手刀を作り、小指側で画面を左→右もしくは右→左にスワイプする

 手刀での方法は微妙にわかりにくいかもしれないが、要は1本の小指の面で画面を左→右にスワイプするという方法だ。

 さておき、こんなふうにサクッとスクリーンショットを取れるGALAXY Note。たとえばWebページの一部をスクリーンショットとして取り、その画像をメールに添付して「こんな外見の製品です」とか「地下駐車場の地図です」などとグラフィカルに情報を伝えたりできる。

Google マップの地形表示 そのままスクリーンショットに手書きメモを加えて メールで送ったり、ほかのアプリに渡すことができる 手書きメモを加えたスクリーンショットを関係者にメールで送るとかが、非常に便利

 それからGALAXY Noteの場合、スクリーンショット上に手書きメモなどを加えて利用することもできる。スクリーンショットを取った直後に、専用の「Sペン」で手書きメモを加え、それをメールに添付して送ったりできるのだ。利用法としては、たとえばマップの地形図表示のスクリーンショットを取り、手書きで道を示す。さらにその横に「このへんが見晴らしが良さそうです」なんて手書きして、その画像をメールに添付して取材関係者に送る、とか。

 とくに上記の「Sペンのボタンを押しながらペン先で画面を長押しする方法」だと、スクリーンショットを取った直後、そのスクリーンショットに手書きできる状態になる。また、その状態から共有(インテント)して手書き入りスクリーンショットをほかのアプリに渡す(たとえばメールに添付する)ことができるので、ホントに素早く手書きしたスクリーンショットを活用できるのだ。この利便性もGALAXY Noteならではのものなので、ぜひ一度実機で試してみてほしい。

 てな感じで、密着取材前段回にて、ことごとく便利に使えたGALAXY Note。じつは密着取材中にも予想以上に役立ったGALAXY Noteだったので、次回はその様子をレポートしてみたい。

(スタパ齋藤)



プロフィール

スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称 衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。

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