「Tour de GALAXY」密着取材!

NAOYA氏(右)とMIJOGUCHI氏(左)。ロードバイクで世界遺産を巡る「GALAXYライダー」なのだ

 2012年4月6日の「GALAXY Note SC-05D」発売を記念し、同じ日から開始された「Tour de GALAXY」。GALAXY Noteを携えたふたり組が、自転車で日本各地の世界遺産を巡るというイベントなのだ。

 俺の場合、GALAXY Noteを予約購入し、その日からこの端末にかな〜り惚れ込んでしまった。GALAXY Noteを持って近場をサイクリングしたりもしたが、これが楽しい〜♪ のであった。で、GALAXY Noteも好きだし自転車も好きな俺にとって、上記の「Tour de GALAXY」は非常に興味深いイベントである。いったいど〜んな感じで走っているのか? GALAXY Noteをアレコレ使いつつ走っているらしい。GALAXY Noteで各所の風景を手描きイラストにしているらしい。道中で巡り会った人々の似顔絵なんかも描いちゃってるらしい。

 う〜む気になる!! もはや辛抱たまらず、実際にこの「Tour de GALAXY」の様子を見に行くことにした!! すなわち「Tour de GALAXY」密着取材。現在、「Tour de GALAXY」のライダー(GALAXYライダー)はNAOYA氏とMIJOGUCHI氏のふたり。以降、ふたりのGALAXYライダーの一日をビシッとレポートしてみたい!!

ままま、マジ走りじゃないですか!!

 密着取材当日、走行は朝9時からということで、走行前に軽くご挨拶しつつふたりのGALAXYライダーにイロイロ訊いてみた。

 NAOYA氏は朗らかで人なつっこいライダーで、1973年生まれの……ええっ39歳!? なのに日本中の世界遺産を自転車で巡っているのかーッ!! しかも自転車(ロードバイク)はこの「Tour de GALAXY」から乗り始めたそうで、毎日のように走りまくっていて「峠越えにも慣れてきました」とのこと。頼もしいアラフォーなり。

 もうひとりのMIJOGUCHI氏は、明るく快活なライダー。1982年生まれの30歳。スリムでいかにもサイクリストという……ええっ!? 本格的な自転車走行は初めてなのかーっ!! いわば初心者。いきなり本格ロードバイク、大丈夫すか? 「ちょっと緊張してますけど若さで頑張りますっ!!」とのこと。

 いきなりちょっとショックです俺。彼らふたりは、プロのイラストレーター。描くのが本職。走りは「日本中の絶景を見ながら世界遺産を巡りつつ、人々と間近でふれ合うため」の方法なのであった。確かに自転車なら五感でダイレクトに感じられるから、このイベントにはベストだが、な〜んかタイヘンそう。はてさて、どんな感じで走るんだろうか?

 この日の予定は、島根県浜田市から出発し、同じく島根県の大田市にある世界遺産「石見銀山遺跡」まで走行するようだ。距離にして60km弱。軽く速いロードバイクならまずまずイケる距離だが、しかし、地図を見るとけっこーアップダウンがあり、途中には峠もいくつか。コレ、フツーに「マジ走りのサイクリング」じゃないですか!! やっぱりかなりキツそ〜。

 とか驚いている俺を尻目に、ふたりのGALAXYライダーは走行の準備。ブレーキやギアをチェックし、タイヤに空気を入れ、準備体操。ボトルのドリンクを確認すると、いざ颯爽と走り始めた。青と白の色鮮やかなウェアがどんどん遠ざかる。って、けっこー速いっスね。こうしちゃいられん、追いかけて密着取材せねば!!

走行前に自転車をチェック。もちろん空気圧も適正値に ジャージの背中ポケットにはもちろんGALAXY Note
ちょいとタイヤを拝見。うわ〜マジ走りのすり減り方と汚れ方!! 颯爽と走り始めるふたり。本日の走行距離は60km弱の予定だ

絶景をその場で描いちゃうのダ

 日本海を左手に見つつ、国道9号を走るGALAXYライダーたち。良さそうなスポットがあれば都度寄って、風景を描いたり、誰かとコミュニケーションしたりするそうだ。

 この日最初に寄ったのは、国府海水浴場。キレイな砂浜で日本海を一望できる。海の青さに惹かれて「休憩がてら、この美しい海を描こう!!」という流れになったもよう。砂浜まで歩いて出て、おもむろにGALAXY Noteを取り出すふたりのGALAXYライダー。本体から「Sペン」を抜くと目の前の風景を描き始めた。その様子を後ろから覗いてみると、ささささサスガ、プロのイラストレーター!! GALAXY Noteの標準アプリ「Sメモ」でどんどん風景を描いていっちゃうのであった。

 そこでちょっと質問。GALAXYライダーさん、「Sペン」と「Sメモ」の使い勝手はどうですか? 「紙に描く感覚で使えていいですよ♪ 画材要らずなのがとても便利です」「画材を使って描くと水が要るとか乾くのを待つ必要があるんですが、そういう面倒がないのがメチャイイですね〜」とのこと。プロにもスゲく好評な「絵を描く道具としてのGALAXY Note」ですな。

 絶景を描きながら一休みすると、ジャージの背中ポケットにGALAXY Noteをしまい、再びロードバイクにまたがるGALAXYライダーたち。美しい風景と地元の人とのふれあいを求め、旅はまだまだ続くのであった。

39歳のNAOYA氏。「峠越えにも慣れてきました」という頼もしいアラフォーなり 30歳のMIJOGUCHI氏。本格的な自転車走行は初めてという、いわば初心者 GALAXYライダー達はこんな風にふたりで走っている
美しい砂と青い海が印象的な国府海水浴場に到着 砂浜に出て風景を描き始めるふたり
絶景に出会うと休憩して描いたり撮ったりするのだ GALAXY Noteの使い勝手について取材中

写真を撮ったりツイートしたり

 引き続き国道9号を北上。GALAXYライダーたちが次に止まったのは謎の線路脇。「なんかイイ感じの単線の線路があったから休憩がてら写真でも」ということらしい。調べてみると、島根県江津市の浅利町、山陰本線沿いだ。

 ライダーたち、一休みすると背中のポケットからGALAXY Noteを取り出して、なにやら始めた。渋い線路を背景にGALAXY Noteで写真を撮ってますな。さらに手早く文字入力も。写真はブログに掲載するため、そして文字入力はtwitterでつぶやいていたのであった。

 そう言えば、Tour de GALAXYのサイトではブログがこまめにアップされているし、写真やイラストもどんどん増えている。なるほど、こういう感じで休憩の合間に写真やテキストを「GALAXYライダーたちからの生の報告」としてネットに流していたんですな。

イイ感じの単線線路と電車。気になるものがあったら気の向くままに見物するのがGALAXYライダー お互いに記念写真を撮ったり その場からすぐツイートしたり
GALAXY Noteの使い勝手や使用目的を訊いてみた。スマホとしてビシバシ使っているもよう

 ところでGALAXYライダーさん、イラスト以外には、どういう用途でGALAXY Noteを使ってます? 「今みたいにブログ用の写真を撮ったりツイートしたり、それからマップアプリで現在位置を確認したりしますね。サイクリングルートを調べるアプリも使っています」「気づいたことをメモしたりしますし、毎日メールも使います。重要なのはゴハン屋さん探し(笑)。ネットを使って安くてオイシイところを探します」とのこと。

 フツーにスマホとして多種多様な機能を使ってるんですな。ITな感じのイラストレーターサイクリストと言えよう。ちなみに、電池の保ちはどうかと訊いてみたら「一日十分保ちますので、安心してサイクリングできますよ」だそうだ。

道の駅でお食事〜、そして似顔絵〜

30kmくらい走ったゾ〜。そろそろお昼ごはんにしよう♪

 その後、いくつか峠を越えたGALAXYライダーたち。距離にして既に30km以上走っている。すこ〜し疲れてきたもよう。そろそろお昼ってコトで、道の駅でお昼ごはんに。

 食事はサイクリングの楽しみですな。またシッカリと栄養補給するのは大切。「Tour de GALAXY」は日本全国を回る長旅だし、ほとんど毎日走行するんだし、やっぱり食事は……なんて思っていたらふたりのGALAXYライダー、既にボリューム満点の昼ご飯を完食!! そしてGALAXY Noteを取り出して「Sペン」でナニカ描き始めた。

 なにしてるんです? 「いや記念にスタパさんの似顔絵描こうと思って」。ええっマジすか!! プロに似顔絵描いてもらうの初めてっス。緊張するっス〜。

 そして僅か10分足らずで似顔絵完成!! さすがプロ。速い〜。そして、巧い!! ていうかホントありがとうございます〜こんなヒゲオヤジをカワイく描いてくださって♪ なるほど、地元の人との交流もこんな雰囲気なんですな。楽しげ〜。

おふたりが俺の似顔絵を描いてくださいました〜 さっすがプロ!! 「Sメモ」アプリだけでどんどん描いちゃうのだ!!
10分足らずでこんな似顔絵が!! 巧い〜。しかもカワイく描いてくれました♪

山あり谷ありトラブルあり

 今回の「Tour de GALAXY」ルートにはクルマで密着取材した俺なんですけど、途中「大丈夫なのかな〜」と思うことが何度かあった。

 というのはまず、前述のとおり「マジ走り」なんですよこの「Tour de GALAXY」。ほとんど毎日、50km前後のルートを走行して世界遺産を巡っている。ルートがもっと長いこともある。それから、ルート自体も平坦な道が少なかったりする。今回の島根県浜田市〜島根県大田市の世界遺産「石見銀山遺跡」というルートもそうで、途中、大小いくつもの峠を越える必要がある。

 取材する側の俺は、クルマのなかから、ガンガン走るGALAXYライダーを眺めているだけ。だが、それでも「うわ〜この上り激坂はキビシそ〜」とか「こういうダラダラ何キロも続く上りはイヤだろうな〜」などと、「Tour de GALAXY」の厳しさを垣間見た気がした。

 当然、トラブルなんかもある。チェーンが外れたりパンクしたり道に迷ったり。それでもGALAXYライダーたちは絶景とふれ合い(とオイシイもの)を求め、元気いっぱい毎日のように走り続けるのであった。

 ん〜楽しそうだけどタイヘンそうだな〜俺がやるんだったら1日走って2日休んでって感じで週に3日走るのが限度だネ〜、あと上りの激坂は避けるルート設定で、あとできれば電動アシスト自転車を使う方向で……とか妄想していたら、そろそろ目的地の世界遺産「石見銀山遺跡」に!! ライダーたちが最後の激坂でペダルを踏むゼ!!

激坂を登坂中のMIJOGUCHI氏。今日がロードバイク走行初めてなのに、道中一度も足を着かず。すごい!! 余裕で激坂攻略中のNAOYA氏。キマッテる〜♪ 峠で一休み。「こまめに飲んで、こまめに食べると疲れないって、出会ったサイクリストから教わりました」とNAOYA氏
ときには走りにくい道もあるのだ 不意のチェーントラブルも。何度かパンクにも遭ったそうだ

世界遺産で地元の人と交流♪

目的地の「石見銀山遺跡」に到着!! 笑顔で握手を交わすふたり

 そして到着した世界遺産「石見銀山遺跡」。60km弱を走行して疲れ切っているハズのライダーたちだが、なーんか楽しげ。爽快感溢れる表情だ。そして、この「石見銀山遺跡」を「自転車に乗って観光する」とのこと。元気だねえ〜!!

 目に鮮やかな新緑に囲まれた道を走り、遺跡に入り、しっかり観光するGALAXYライダーたち。もちろん片手にはGALAXY Note。観光しつつ写真を撮ったり絵を描いたりしている。

 そして出会いも。

 GALAXYライダーたちは旅先での人とのふれ合いを大切にしている。積極的に話しかけ、ときには似顔絵を「描かせてもらう」ことも。これにより出会った人を楽しませ、自分たちにしてみても楽しい思い出になるのだという。

 今回出会ったのは貸し自転車屋のお兄さん。本格的なライディングウェアをまとったふたりのライダーを見て「どこから来たんですか〜?」と。「東京から自転車で来ているんですよー」とライダーたち。「ええっ自転車で東京から!! あ〜っはっは!! 凄いなぁ」とお兄さん。

世界遺産の美しさに疲れも吹っ飛ぶ。自転車で観光しちゃうのだ 写真を撮ったり 洞窟を歩いたり
貸し自転車屋のお兄さんと交流 ええっ東京から自転車で? あはははっ、すごいねー 似顔絵を描けば相手も自分たちも楽しくなる♪ これがGALAXYライダー流のふれ合い術なのダ!!

 こんなふうに出会って話して盛り上がって、さらに似顔絵を描いちゃうんであった。百聞は一見に如かずっていうか、写真のとおり、初対面の自転車屋のお兄さんとライダーたち、一瞬で打ち解けてしまうんであった。

 そんなこんなが実際の「Tour de GALAXY」なのだ。毎日、本気で走ってマジで描いて、どんどんツイートしてビシバシ交流して似顔絵描きまで。そんな雰囲気を知ると、毎日更新される「Tour de GALAXY」Webサイトをより楽しく見られると思うのだ。ぜひ目線も新たに「Tour de GALAXY」Webサイトをチェックしてみてほしい。

 さて、じつはこの「密着取材」、ココでは書かなかったが、さらにイロイロな発見があった。ので、次回は『Tour de GALAXY密着の舞台裏』と題し、2回に分けて「取材の裏側レポート」をお送りしたい。スタパが何を使ってどう取材したのか、みたいな。乞うご期待!!

(スタパ齋藤)



プロフィール

スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称 衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。

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