「GALAXY Note SC-05D」。約5.3インチのHD SUPER AMOLEDディスプレイを搭載し、付属のタッチペン「Sペン」での操作が特徴的

　いや〜、やっと日本でも発売されましたな、サムスンのデジタルペン入力対応スマートフォンこと「GALAXY Note SC-05D」。海外では以前から発売されていたが、約5.3インチの大画面HD SUPER AMOLEDディスプレイ（有機ELディスプレイ）や独自のタッチペン「Sペン」によるペン操作や手書き入力などの評価が超高く、世界中で売れに売れている端末なのだ。

　そんな話題の端末が日本に上陸!!　ってコトで、当然、俺も予約購入♪　結論から言って、処理性能も視認性も、さらにバッテリーの保ちもスゲく快適。さらに指先でも「Sペン」でも操作できる利便。とくにこの専用ペンでの手書き入力や筆圧を伴いつつのお絵描きがヒッジョーに愉快なのだ。

　ポケッタブルな端末なのに、かな〜り本格的な「筆圧対応ペン入力体験」ができて、予想しなかったモバイルでの実用性を感じまくり!!　こりゃ便利♪　とウキウキする毎日を過ごしている。

さっそく俺もGALAXY Noteを持ってサイクリングに出発！

　そんなところで知ったのが、非常にオモシロげなイベントの存在。

　「Tour de GALAXY」といって、2人のライダーが日本各地の世界遺産を自転車で巡るというもの。2012年の4月6日から始まっている、「GALAXY Noteを持つ2人の自転車旅行」ですな。

　このイベントでは、GALAXY Noteを携えて走行しつつ、訪れた観光名所や出逢った人々などをGALAXY Noteの手描き機能でスケッチしたりしている。逐一ブログ形式でその様子が知らされるのだが、これを読むと超楽しそう♪　興味のある方はぜひ一度「Tour de GALAXY」のサイトにアクセスしてみてほしい。

　ていうか、ソレはアリですな。「自転車＋GALAXY Note」は大アリ。俺も以前に「GALAXY Tab SC-01C」を持ってサイクリングしたが、何かと便利で楽しかった。GALAXY Noteはタブレット的な快適さがありつつも携帯性は抜群。見るからにサイクリングによく向く端末だ。やはりこれはGALAXY Noteを持ってサイクリングに行くしかないでしょ〜。

　GALAXY Noteを携えて自転車に乗る人を「GALAXYライダー」と呼ぶらしいが、俺も「Tour de GALAXY」をマネてGALAXYライダーをやってみたい!!　GALAXY Noteをポケットに入れて日帰り的自転車の旅をするゼ!!　名付けて「プチ Tour de GALAXY」!!　いざ、出〜発〜♪

こんな感じで、GALAXY Noteがサイクリングジャージのポケットにピッタリ入る

　さぁさぁ走り始めますよ〜と準備を整えたらイキナリ、サイクリングにおけるGALAXY Noteの良さを発見。若干マニアックな話なんですけどネ、サイクリング用ジャージ（上着）の後側の腰のあたりには小物を入れられるポケットがあるんですよ。で、GALAXY Noteがこのポケットにジャストサイズ。あつらえたようにピッタリ入るのだ。

　あと、日本版のGALAXY Noteにはオレンジ色の「フリップカバー」が付属している。GALAXY Noteにシンプルに装着できる「画面保護が可能なカバー」ですな。ちょうどノートのような感じで使えるが、このフリップカバーを装着したGALAXY Noteをサイクリングジャージのポケットに入れるとさらに安心感が高い。実際、今回のサイクリング中、ずっとこの状態でGALAXY Noteを携帯した俺であった。

　背中にGALAXY Noteを携えているので、いつでもすぐGALAXY Noteを取り出して使える。「気になったら即、GALAXY Note」という状態で、たびたびGALAXY Noteを使った。

　たとえば気になる風景を見たら、GALAXY Noteを取り出して写真に撮ったりイラストを描いたり。サイクリングの休憩中にちょっと絵を描いたり撮影したりってのは愉快だし、サイクリング体験の豊かさも増す感じ。

約5.3インチのHD SUPER AMOLEDディスプレイは大きく明るく見やすいので、地図を見たり天気予報を調べるにも快適

　また、当然だが、GALAXY NoteはAndroid端末。たとえばこの先のルートや天気が気になったら、すぐに地図や天気予報を見ることができる。Webサービスで最寄りの施設を調べるのもカンタン。GALAXY Noteの約5.3インチのHD SUPER AMOLEDディスプレイは大きく明るく見やすく、サイクリング中の情報収集にも大役立ちなのであった。

　そしてペンでの操作。専用ペン「Sペン」を使うと「落ち着かない屋外にもかかわらずGALAXY Noteを快適に使える」のだ。コレは個人的にけっこービックリな点でもある。具体的には、ペンでの手書き入力が予想外にスムーズだったり、手袋をしたままでも快適＆的確に操作できたりもする。もちろん、対応アプリなら筆圧による軌跡の変化も再現される。

　これにより、上記の「気になる風景を見たらお絵描き」や「Webサービスでの施設情報収集」を効率よく行えるのだ。ペンによる手書き文字入力やキーボード操作はテンポよく入力ミスも少ない。ペンによるお絵描きはその筆跡が非常にリアルで、お絵描き好きならGALAXY Noteを「電子スケッチブック」として気に入ると思う。

　てな感じで、たびたび役立ち、そして楽しめるGALAXY Note。「Tour de GALAXY」を走るお二人も、きっとこういう便利さ楽しさを堪能しているんだろうなぁ〜、と想像しつつ、俺の「プチ Tour de GALAXY」はまだ続くのであった。

　ここで簡単に、俺が「プチ Tour de GALAXY」で走ったルートをダイジェストでご紹介したい。まずは一般道を走り、近所の風変わりなトンネルへ。貯水池を造成するための建築資材や砂利を運んだ鉄道跡で、現在は自転車道となっている。このトンネルがなーんかレトロでイイ感じなので、ちょいとスケッチしてみたり♪

　GALAXY Noteでのスケッチは手軽でイイですな。たとえば標準搭載の手描き対応アプリ「Sメモ」は、画面下のアイコンをワンタップで起動できる。で、手書きメモを新規に作り、そこに自由に描いていける。もちろん筆圧対応。つまり、GALAXY Noteをオンにしてアプリを起動すればすぐにお絵描きを始められるというわけだ。

一般道を走り、近所の風変わりなトンネルを走行。レトロでいい感じのトンネルをちょいとスケッチしてみた

　さて、次に向かったのは貯水池のサイクリングロード。整備されていて走りやす〜い♪　途中、GALAXY Noteで湖の写真を撮ったりしつつ、ひとしきり走ったところで、そろそろお腹が空いてきた。てコトでGALAXY Noteを使って周辺の食事処を検索。良さげな和食屋さんが見つかったので、そちらへゴー!!

　注文した食べ物の写真などをお約束的に撮り、お約束的にSNSへとアップ。GALAXY Noteは画面が大きめなので、ソフトウェアキーボードを使って写真にコメントを加えてアップするのもラク。だが、写真に手描きコメントを入れてアップするほーがもっとラクだし愉快ですな。

　前述の「Sメモ」では、メモの背景（地の柄）を変更したり、あらかじめ用意されたクリップアートや撮った写真を貼り付けたりすることもできる。たとえば撮った写真をSメモに貼って、その上から手描きでコメントを加えるようなこともできるのだ。ちなみに、Sメモからカメラを起動し、撮って、貼って、手描きして、共有（インテント）機能でSNS系アプリに画像を渡すことも可能だ。

　ていうか写真への手描きは楽しいっスね。落書きも愉快だし、写真と手書き文字を組み合わせると「記録」として奥行きが出たりする。こういうコトを大画面＆ペンでやれちゃうGALAXY Noteは、サイクリングのみならずレジャー全般をとても楽しくしてくれる端末だと思う。

整備されている貯水池のサイクリングロードを走行。途中湖の写真を撮ったりしつつ、おなかが減ったので食事処へ

お約束のように食べ物の写真を撮って、手書きコメントを加えてSNSへとアップ！

　さて、食事を終えたらいったん貯水池に戻り、次のルートを下調べ。若干雲行きが怪しいので天気予報もチェック。どうやら天気はもちそうだ。そして近くに良さそうな林道がある。じゃあソコへ行ってみよう♪

　標識が無いような道を楽しくも恐る恐るサイクリングした俺なんですけど、やっぱりAndroidのマップアプリは心強い。よほどの山のなかとかでなければ、どこでもシッカリとGPSマップとして利用できるからだ。とりわけGALAXY Noteは約5.3インチの大画面で1280×800ドットの解像度。液晶自体も明るくクリアなのでマップアプリを快適に利用できる。

　それと、GALAXY Noteならマップアプリを指でもペンでも操作できるわけだが、ペンでの操作が意外なほど快適。文字入力を伴う検索やストリートビュー操作（ペグマンの移動）などを的確に行えて使いやすい。あとGALAXY Note自体の処理性能が高いので、表示やスクロールにストレスを感じることが非常に少ないですな。

次のルートを下調べし、近くの林道へ

標識がないような道を楽しくも恐る恐るサイクリング

森の中のベンチに座りひと休み。森の中の愛車を描きながらリラックス♪