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この仕事で、長年にわたって面倒だと思っているのが、クライアントさんのところに校正紙をお持ちすること。版型が大きいものもあるので、丸めたり大きい封筒に入れてお持ちし、後日修正指示入りのものを受け取りに行きます。かつてはデジタルの工程をまったく経ずに紙で完結する仕事だけだったので、この方法でまったく問題はなかったのですが、編集工程のデジタル化が進むにつれ、もっと手軽で迅速なやりかたはないかと思っていました。
Impress Watchさんとの仕事はWebデザインで100%デジタルなので、校正紙をお持ちする必要はないんですが、素材ファイルのメールでのやりとりなど、かなり煩雑な部分もあります。複雑なサイトデザインの際は、素材の差し替えや修正が頻繁にあり、メールでのコミュニケーションに限界を感じていました。
今回、Impress Watchさんからquanpの企画ページの仕事をいただいたときに浮かんだアイデアは、「quanpの企画なんだから、quanpを最大限に活用して仕事をしてみる」というものです。さて、その進捗はいかに……。
quanpで仕事をするにあたって、メールのやりとりは極力なくそうと、編集者との間で決めました。初めは若干不安がありましたが、打ち合わせの際に詳細なスケジュール表を渡され、それに従って動いていれば問題は発生していません。
quanpを使ったファイルのやりとりですが、まずはじめに、担当の編集者との打ち合わせどおり、仕事案件ごとの「プレイス」を作成します。これは可視的なフォルダといったらわかりやすいでしょうか。用意したプレイスに編集者を招待しておき、ここを編集者との素材の受け渡しや納品に使うわけです。今回の企画では作成するページが複数あるので、ページごとにプレイスを分けました。編集者から素材ファイルをアップロードしてもらい、こちらで素材を確認するのですが、プレイスに何が入っているかは、quanpのユーザーインターフェイスのおかげで、手軽に一覧できます。というよりも、いつも一覧できています。
作業途中のファイルなども、必要に応じて案件ごとのプレイスにファイルをアップロードし、すぐに編集者に確認してもらうことができます。ファイルにコメントを付けることができるので、複数案見てもらいながらの説明も楽ですし、細かいところの確認なども、直接電話で打ち合わせをしています。電話での打ち合わせも、プレイスを共有しており同じ画面を見ているので、情報の共有がとてもしやすいです。
もちろんファイルの納品も、quanpで共有するのですが、素材ファイルとは別に納品用のプレイスを作って共有しています。素材ファイルと同じプレイスに納品ファイルをアップロードしてしまうと、多くのファイルにまぎれてしまい、納品ファイルがどれだか分かりにくくなってしまうので別にしました。素材ファイルと納品ファイルは縦軸のレイヤーで区切っており、分かりやすく工夫しています。
quanpのおもしろいところは、考えずに直感的に操作できる点です。こちらで素材ファイルのプレイスに素材をドラッグすれば、そのまますぐに編集者側と共有できています。編集者側でも、プレイスに何が置かれたかすぐに見えるので、ネットワークを介しているけど手渡しをしている感覚です。
欲をいえば、ファイルをアップロードしたときに指定したメールアドレスにメールが発信されるといいですね。またはメッセンジャー機能など。quanpにコミュニケーション機能が加わると、さらに使い勝手がよくなると思います。このあたりは検討中とのことなので、楽しみに待っています。
弊社としては、Impress Watchさんとの仕事でquanpを活用できたので、他のクライアントとの仕事にも広げていきたいと思っています。私が大きい封筒を持って歩きまわらなくなる日も近いでしょう。
株式会社テラエンジン