スグ付く スグ知る “オイシイ”カーナビこれはPNDを超越した情報通信端末ナリ!! カロッツェリア エアーナビ AVIC-T20

走って即わかったエアーナビのオイシさ

ヒジョーにナイスなエアーナビ
今回はこの「エアーナビ」でいろんなスポットを回っちゃいますヨ!!

 新登場のカロッツェリア「エアーナビ」ことAVIC-T20。前回記事に引き続いて、今回はコレを実際に使っての実力チェック!! てなわけで、小旅行をば。

 行き先は千葉県の佐原。伊能忠敬の故郷ですな。そう、江戸時代に日本地図を作っちゃったスゴい人、の街。そこに到着したら、ま、後は、エアーナビ AVIC-T20任せで、行き当たりばったりの観光をしてみよう、という目論見だ。

 さておき、早速エアーナビ AVIC-T20で目的地検索。今回の小旅行は“全部エアーナビ任せ”が基本なので、とりあえずエアーナビ AVIC-T20に「いのうただたか」と入力して検索してみた。てか、こんないい加減な調べ方で大丈夫!? と思う間もなく、伊能忠敬記念館ってのがヒット。では早速出かけましょう!!

 道程はけっこーな距離。自宅から都内に入り、ちょっと首都高なんかも走って千葉県へ。100km以上も走るのだ。ちゃ〜んと案内してくださいよ〜エアーナビ AVIC-T20ちゃん!!

ところで、実はこの俺、サイバーナビ AVIC-VH9900ユーザーなのだ。超高性能カーナビですな。スゲくサイコーにイイんですよサイバーナビ AVIC-VH9900。コレを使っている立場から、ぶっちゃけ、「エアーナビ AVIC-T20は高性能っつっても、結局のところPNDでしょ?」とタカをくくっていた。

 が!! ショックなことに、エアーナビ AVIC-T20のナビゲーション系機能の実用性は、サイバーナビに非常に近かったりする!! まあメーカーが同じだから当然かもしれないが、それにしても、PNDであるエアーナビ AVIC-T20が、サイバーナビにおける「ココがこのように秀逸だからサイバーナビはやめられない」と思う点の多くを持っていたりするのは非常にナイスだと感じる。

 例えば視認性の高さ。まず地図表示自体が見やすい。画面の明るさや配色もそうだが、道の幅なんかも地図からパッと感覚的に判断できるし、表示のカスタマイズも手軽&実用的───ボタン一押しで通常表示モード、住宅重視モード、施設重視モード、道路重視モード、文字拡大モードに切り替えられる。コレがなかなか便利で、たとえば、道路が若干渋滞気味で、ちょっとした細い抜け道を探して距離を少しでも稼ぎたい!というときには「道路優先モード」がナイス。目的地に近づいたら「住所重視モード」や「施設重視モード」にすれば、目標の場所を地図上で見つけやすくなるハズ。いずれも、目的地を設定したナビゲーション中はもちろん、特に行き先を決めない気ままなドライブなどにおいて、お役立ち度が非常に高い。

■ 使い分け可能な5つの画面表示モード ■

通常表示モード
「通常表示モード」
住所モード
住所や地名が優先的に表示される「住所重視モード」
施設重視モード
施設名を強調表示する「施設重視モード」

道路優先モード
道路名を優先して表示する「道路優先モード」。道路の色分けもより詳細になる
「文字拡大モード」
文字を大きく表示して見やすくする「文字拡大モード」


 話が若干逸れるが、サイバーナビを長年使ってきた印象として、地図表示に関しては見やすさに加えて、実用性の高さを常々感じている。サイバーナビの地図表示って、見栄えもまあキレイなんだが、それ以上に必要な情報を高い視認性とともに提供してくれるのが超便利。

 具体的には、細い裏道(細街路)がどこまでつながっているか、どの程度の距離に位置するかがパッと見でわかるし、そういった細い道の一方通行情報もバッチリ表示される。こういう表示の正確さや情報の詳細は、例えば大通りまでナビゲーションさせて、その先は地図表示を手がかりに自分で道を探そうかナってときにマジで実用的だ。

 こういう実用性が、チャッカリ(!?)とエアーナビ AVIC-T20にも備わっているのがニクい。上位機種ユーザーとしては、なーんか複雑な気分になるくらい「ヤラレ感」みたいなものがあったりも。ともあれ、このレンジのカーナビでここまでの地図情報、大したモンだと感じる。

 それからエアーナビ AVIC-T20、ナビゲーション中の案内表示もグレイト。交差点などで曲がる方向を、地図の拡大表示とともに明示するのはもちろん、曲がり角にさしかかるまでに乗っておくべきレーンもシッカリ示される。車線が多い道を走ってるときはマジで助かる案内表示だ。

 特に複雑な分岐での案内表示が秀逸。例えば、いったん側道を左に降りてすぐに右折、というようなケースでもイラストとともに進むべき道が表示されるので、焦らないし迷わない。高速道路入り口なども同様に表示されるので、大都市周辺を走るときは役立つし、何よりも大きな安心感が得られるナビゲーション品質だと感じる。

交差点にさしかかると、わかりやすい案内表示が! 乗るべきレーンも一目瞭然
交差点にさしかかると、わかりやすい案内表示が! 乗るべきレーンも一目瞭然。これだけ細かい表示は、やはりWVGA解像度の恩恵ですな
そこにエアーナビをドッキング!! 電源も忘れずに…
複雑な分岐でも、イラストが表示されるので迷わない!
アラもう設置完了しちゃいましたヨ!!
高速道路も、料金所までの距離やETCレーンなどが詳細に表示される。この情報量の多さがエアーナビ流


 これもやはり、サイバーナビと比べたりなんかすると、非常によく作り込まれたエアーナビ AVIC-T20の機能・性能だと思う。実際の話、ほかのPND製品も試したりしている拙者なんですけど、ほとんどのケースで上記のような“緻密で丁寧な案内”はしてくれなかった。同時に「あーやっぱPNDだからしょうがないか」と思って、愛用のサイバーナビを使い、大きな安心感&満足感を得ていたりした。

 のだが、エアーナビ AVIC-T20、案内のきめ細かさもサイバーナビ並み。サイバーナビユーザーとしては「エアーナビ AVIC-T20と サイバーナビ AVIC-VH9900じゃお値段全然違うのに……そーゆーキモの部分の品質が肉薄状態って、アリ!? なの?」みたいな気にもなる。てか、微妙に悔しい気さえ。

 でも、こういう、ナビにおけるホントに大切な部分が、上位機種譲りってのは率直に喜ぶべきことだと思う。ナビ機能に限っては、後述のスマートループ渋滞情報やその使用感なども含めて、エアーナビ AVIC-T20でもサイバーナビでも、そーんなには大きな差がないってわけですな。……でも、エアーナビ AVIC-T20の実売値段は……。ぶっちゃけ、かなり“オイシイ”カーナビだと思う。



コレはイイ!! 常に役立つ通信機能

ガススタ情報
画面右下に表示されている「ウィジェット」。ここには、周辺地域の最安ガソリン価格や、オススメのグルメ情報などを、通信機能で取得して常時表示してくれるのだ!

エアーナビ AVIC-T20の大きな特徴は、情報通信端末でもある点。とは言っても、やれ通信設定だのサーバーだのダイヤルアップだのという難しい操作類は一切ナシ!! エアーナビ AVIC-T20が必要に応じて自動的に情報を見つけてきてくれるからだ。

 例えばガススタ価格情報。コレ、自車位置周辺のガソリンスタンドを、ガソリン価格の安い順でリストアップ可能な機能だが、出先で使うとマジ便利でお得。

 実際に佐原までの道中、「あ、ガソリン入れなきゃ」状態になった。ガソリンスタンドが見えて「レギュラー114円」の表示が。じゃあソコでいいかと思ったが、エアーナビ AVIC-T20を見ると、画面右下のウィジェットに「レギュラー106円」の表示が!!

 ガススタ価格情報は、設定すれば常に画面右下にウィジェットとして表示されていて、そこに見えるガソリン価格は自車位置周辺で最も安いもの。そのガソリンスタンドに行けばお得なわけですな。事前に安いスタンドを調べる必要もないし、もちろん長距離を走るほどお得度が増すわけだし、このサイフ・フレンドリーな機能は使わにゃ損!! と思いましたよええ。

「スマートループ」の渋滞情報
「スマートループ」の渋滞情報を通信機能で取得!
リアルタイム性が高く、なおかつVICSに比べてより広範囲な渋滞情報を得られるのだ

天気予報
ニャニャニャンと! 目的地の天気予報情報も取得できちゃう

 それからスマートループによる渋滞予測情報。これはVICS情報とカロッツェリアのカーナビユーザーから集まってきた情報(スマートループ渋滞情報)を通信機能で入手するというもの。情報としては、VICSの約5倍という広いエリアの渋滞情報で、また、リアルタイム性の高い渋滞予測情報がたっぷり含まれている。

 このホットな交通情報を走行中に逐一得られる。同時に、エアーナビ AVIC-T20はその情報に応じて渋滞回避のルートを逐一設定する。エアーナビ AVIC-T20は、刻々と変化する交通状況を捉え、都度、最適なルートを提示/案内するというわけだ。

 実際、目的地へ向かうときに走行したのが朝7時〜10時くらいで、しかもVICS情報非対応っぽいエリアも多かった。ので、このスマートループ渋滞情報は実に役立った。具体的には、朝の混雑している国道を避けて抜け道的な道路を案内してくれたり、あるいは都心へ向かう幹線を迂回してくれたり。結果、月末の五十日周辺の通勤時間帯にも関わらず、渋滞にハマらずに目的地に到着できた。

 あと、目的地周辺の天気がわかるのもナイス。目的地を設定してナビゲーションを始めると、やはり通信機能を自動的に使って天気予報情報を入手してくれるのだ。これにより「せっかくようよう走ってきたのに雨かぁ」という残念状況を避けられるだろう。

 このあたりで、もはやエアーナビ AVIC-T20は「いわゆるPND」とか呼んじゃうと違和感がある存在だと確信した。だって、地図表示やルート案内のクオリティはサイバーナビに近いものだし、ガススタ価格情報やスマートループ渋滞情報、あるいは天気予報などの通信による情報はエアーナビ AVIC-T20ならではのもの。サイバーナビにもこういう通信機能はあるが、手軽さ手っ取り早さにおいては、ぶっちゃけ、エアーナビ AVIC-T20のほーが上かもしんない。

 てな感じで、やっぱエアーナビ AVIC-T20ったら、PNDでありながら、ほかのPNDにはない実用性&実力を持ったスゴいヤツなんだなぁと思った次第。




任せられるし頼りになるエアーナビ

 空いてる道をスイスイ進み、ガソリン安く入れつつ、ハイ、目的地に到着。待ち合わせた仲間と合流し、ここからは乗り合い状態で観光するのダ!!

佐原と言えば鰻!!
佐原と言えばうなぎ!! ということで周辺のうなぎ屋さんをエアーナビでチェック。見つけたうなぎ屋に直行してみた(おいしいうなぎの詳細は右をチェックだ!)

即ナビゲーションスタート!
なんか面白いイベントとかないかニャ?と思ったら即検索! 即ナビゲーションスタート! このスピード感がエアーナビの本領発揮

コンビニ
近くにあるコンビニを表示するだけでなく、その店舗にATMがあるか、お酒やたばこが販売されているかまでチェックできちゃう!

 一通り伊能忠敬記念館とその周辺を観光し、じゃあ食事でもしましょうか、てなことに。そこでまたエアーナビ AVIC-T20。コイツでグルメ情報を調べてみた。ら、周辺の鰻屋さんが数件ヒット。そのまま鰻屋へ直行し、おいしい鰻をいただいた。

 エアーナビ AVIC-T20には多量のスポット情報などが入っているほか、通信による各種最新情報も得られる。例えばテレビ番組で紹介されたスポット情報である「番スポ!」では、週あたり約800もの情報(ショッピングやグルメ)が得られるし、イベント情報も多々得られる。

 実際、食事の後にドコ行きますか? 的な状況になったとき、エアーナビ AVIC-T20(のナビポータル機能/通信機能のひとつ)から「地域イベント情報」を調べてみた。すると、ちょうど「水郷潮来あやめまつり」が開催中であることがわかった。自車位置周辺で現在開催中のイベントとかを“カーナビで探せちゃう”ってのは新境地ですな。ちなみに、開催中のイベントはもちろん、もうすぐ開催される予定のイベントもリストアップされる。

 もうひとつ、これも実際の話だが、仲間のひとりが「あ、金足りなくなっちゃった、コンビニ寄ってよ、ATM使いたいから」と言い出した。はぁ? ATMがあるコンビニぃ!? とか一瞬思ったりするわけだが、エアーナビ AVIC-T20なら無問題。

 てのは、周辺施設検索でコンビニをリストアップすれば、それぞれのコンビニの詳細情報も得られる。具体的には、各コンビニに駐車場はあるか? タバコを売っているか? ATMはあるかなどの情報が表示される。ので、最も近くてATMと駐車場があるコンビニを選択し、エアーナビ AVIC-T20にソコまで案内してもらえばOK。

 ほかにも周辺施設検索は何かと便利だ。例えば、ファストフード店ならドライブスルーや駐車場があるかどうか、駐車場なら愛車が入るかどうかまで調べられる。

 そんなふうに情報が豊富かつ緻密なので、実質、ホントに、ナニも考えずナニも準備せずにテキトーに出かけても“エアーナビ AVIC-T20任せで旅を楽しめる”のである。





これからの人にも、買い換えの人にも

 さて、たっぷりとエアーナビ AVIC-T20を使い込んでみた印象から言えば、正直、これはヒジョーに「買い度」の高いカーナビですな。

 何よりもコストパフォーマンスの高さ。

ジャイロセンサー&加速度センサー
なんと言っても、ジャイロセンサー&加速度センサーによる高精度測位は、数あるPNDの中でも最高峰!

 PND激安時代とは言っても、エアーナビ AVIC-T20は目を見張るところの多いナビである───サイバーナビ譲りの的確で安心感の高いナビゲーション品質、ジャイロセンサーや加速度センサーによる自車位置表示精度の高さ、画面の精細さや地図の見やすさ、内蔵する情報量の豊富さと緻密さ……って、ちょっと挙げただけでもほか一連のPNDにはない良さが多々。また、取り付けには吸盤を使用しているので、設置もサクッと一瞬で完了、この手軽さはPNDならではといえる。

まずはドックをペッタンコ!と設置し…
まずは取り付けスタンドを吸盤でペッタンコ!と設置し…
そこにエアーナビをドッキング!!
そこにエアーナビをドッキング!!
アラもう設置完了しちゃいましたヨ!!
アラもう設置完了しちゃいましたヨ!! というお手軽さ


 そして極めつけは通信機能。スマートループ渋滞情報、ナビポータルの各種情報、天気予報情報などなど、リアルタイムの情報を逐一得られる。とりわけスマートループ渋滞情報が得られるか否かで、ドライブの快適さが激変する。

これがウワサの通信モジュール!!
これがウワサの通信モジュール!! これを装着することでエアーナビは真の力を発揮すると言っても過言では無いわけで。

ヒジョーにナイスなエアーナビ
パーキングエリアの地図まで表示。小さいボディながら、情報量の多さは立派なもの

エアーナビ AVIC-T20は通信モジュールを付加しなくてもキッチリ役立つナビだが、購入を考えるならぜひとも通信モジュールを契約して、上記の通信機能をたっぷり堪能し、役立ててほしい。これ、一度使うと「通信しないナビはナビじゃない」とか思っちゃうホド便利で快適だし、さらにお金の節約にもつながったりするからだ。

 で、こういう質実剛健な機能・性能をもってして、実勢価格的には5万円前後だったりする。どーなのよ、これ? てか、俺が現在、初めてカーナビを買うとか、通信機能を持たないナビから買い換えを考えるなら、迷わずエアーナビ AVIC-T20を選ぶと思う。

 ちなみに“通信機能を持つナビ”とか言うと、な〜んか難しそうな印象があるかもしれない。が、エアーナビ AVIC-T20の場合はユーザーは通信しているかどうかすら意識しないでOK。全部エアーナビ AVIC-T20がやってくれる。

 また、通信機能となればパケット代がかかるでしょ? てのはその通りだが、エアーナビ AVIC-T20には専用のアダプタと定額プランが用意されていて、月額通信料は315円〜2,079円。猛烈に徹底的に使いまくり倒しても、上限は2,079円となる。

 この上限2,079円を高いと見るかどうかは、まあユーザー次第。だが、俺的観点ではリーズナブル〜安価だと感じられる。結局、ほかのナビでは得られないような濃密でリアルタイム性の高い交通〜スポット情報が得られるからだ。そういった情報を得ると、渋滞にハマりにくく、最安のガソリンスタンドを探せる可能性が激向上し、予期せぬ問題をサクッと解決できちゃうケースが増える。

 ほかにも通信機能の活用法として、ナビポータルのケータイ版やPC版との連動がある。ケータイで見つけたナイスな施設情報を、あるいはPCで事前に検索しておいたルートをWeb上にサクッと保存! 保存しておいた情報をエアーナビからサクっと取得&参照! といったコンビネーションも可能となる。

 通信で得た情報を、快適に走るためのルート探索に生かし切り、さらにクルマでの行動をより最適化されたものへと近づける。そう考えると、通信料金においても高いコストパフォーマンスを発揮してくれるエアーナビ AVIC-T20だと思うわけだ。

 てなわけで、非常に機能/性能/使用感とも秀逸な「取り付け工事不要系カーナビ」ことエアーナビ AVIC-T20。マジでイケてるナビなので、ぜひ一度実機に触れてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。
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carrozzeria | カロッツェリア
http://carrozzeria.jp/


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