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バツグンの高画質・操作感 カメラ付ケータイの真打が登場 LUMIX Phone P-03C バツグンの高画質・操作感 カメラ付ケータイの真打が登場 LUMIX Phone P-03C

デジタルカメラをリードする人気ブランド

ルミックス フォン P-03C

 ユーザーはケータイを選ぶとき、デザインやカラー、ディスプレイなど、さまざまな要素をチェックしながら、自分に合ったケータイを探す。そんなケータイ選びの数ある要素の中でも多くのユーザーが重視しているのが「カメラ」だ。ケータイにカメラが搭載されてすでに10年が経過するが、カメラ機能に対するユーザーの期待は常に高く、よりキレイに、より簡単に、より楽しく撮影ができるカメラ付ケータイが求められている。

 そんなユーザーのニーズに応えるため、各社からさまざまなカメラ機能を搭載したケータイが登場してきたが、デジタルカメラのブラントとして、もっとも広く認知されている「ルミックス」の名を冠した「ルミックス フォン P-03C」がNTTドコモから発売される。「ルミックス」というブランドは読者のみなさんもよくご存知の通り、パナソニックのデジタルカメラブランドだが、2001年の初代モデルの発売以来、デジタルカメラ業界をリードするトレンドを生み出してきたことでも知られる。たとえば、今やコンパクトデジタルカメラの標準機能として定着した「広角レンズ」や「手ブレ補正」などは、ルミックスが業界をリードしてきた機能であり、撮影するシーンを自動認識する「おまかせiA」などもルミックスを語るうえで欠かせない機能のひとつだ。単純にスペックだけを追求するのではなく、ユーザーがどのように写真を撮るのか、どうしたら使いやすいのかを考え、高画質と使いやすさをバランスさせながら作り込まれてきたからこそ、現在でもルミックスはデジタルカメラのトップブランドとして、幅広いユーザーに支持され続けているわけだ。

 今回、NTTドコモから発売される「ルミックス フォン P-03C」は、このルミックスで培われた高画質技術、ルミックス譲りの操作性に加え、パナソニック モバイルコミュニケーションズが提案してきたケータイとしての「つながる楽しさ」を組み合わせることにより、今までのケータイとは一線を画した「カメラ付ケータイの真打」と呼べる端末として、仕上げられている。デジタルカメラのトレンドをリードしてきたルミックス、常にケータイ業界の最先端をリードしてきたパナソニック モバイルコミュニケーションズの組み合わせだからこそ実現できる新しいケータイのコミュニケーションの可能性を拡げてくれる端末というわけだ。

Mobile VenusEngine搭載の1320万画素カメラ

本体背面に、1320万画素カメラを搭載

 ルミックスの名を冠したルミックス フォン P-03Cだが、具体的にデジタルカメラとしてのルミックスがどのように活かされているのだろうか。

 まず、最初に挙げられるのがルミックスで培われた高画質技術を活かした「Mobile VenusEngine(モバイル ヴィーナスエンジン)」の搭載だ。デジタルカメラのルミックスにはさまざまなアドバンテージがあることが知られているが、なかでも高く評価されているもののひとつに、画像処理エンジン「VenusEngine」がある。デジタルカメラはCCDやCMOSなどのセンサーから得られた光を電気信号に置き換え、最終的に画像を生成するしくみとなっており、画像のクオリティは画像処理エンジンのチューニングに大きく左右されると言われている。P-03Cに搭載されたMobile VenusEngineは、デジタルカメラのルミックスの心臓部であるVenusEngineの技術をケータイ向けにカスタマイズしたもので、これまでのケータイのカメラとは違った表現力による高画質を実現している。

 たとえば、人物を撮影したとき、肌色を美しく、きめ細やかに写すことができる。風景も空の青や木々の緑を認識し、露出や階調を調整し、色鮮やかなシーンを記録することが可能だ。ケータイのカメラ機能では苦手とされることが多い屋内撮影についても暗部補正をかけることにより、暗い画像を全体的に明るく仕上げることが可能だ。色についても被写体が美しく見える明るさや色に調整することより、それぞれの被写体に合った美しさで記録でき、プリントしたときの仕上がりもきれいだ。

 ルミックス フォン P-03Cではカメラパネルをコーティングをする「マルチコートフィルタ」を採用することにより、レンズに入り込む光の反射率を低下させ、ゴーストやフレアと呼ばれる光の像の発生を抑えている。同時に、コーティングの効果により、カメラパネルにホコリも付きにくくなっているのも利用シーンの広いケータイにとってはうれしい点だ。

 また、ケータイのカメラがコンパクトデジタルカメラに比べ、一歩譲る部分があると言われるのがズームだが、ルミックス フォン P-03Cでは超解像技術を利用したデジタルズームを採用しており、ざらつきを抑え、美しい画質のまま、被写体に寄った写真を撮ることができる。もちろん、ワイド側も35mmフィルム換算で27mmの広角撮影に対応しており、室内などでの撮影でもワイドに撮ることが可能だ。このズームとワイドを活かした機能として、タッチズームやオートサイズズームで撮影したとき、ズームしていないワイド画像とそのときに表示していたズーム画像を同時に保存できる機能も搭載されている。

 同じく撮影機能では、従来のPシリーズで好評を得ていた「グループシャッター」「ラブシャッター」「笑顔シャッター」も搭載される。グループシャッターは顔認識機能を応用したもので、設定した人数の顔を検出すると、セルフタイマーが起動し、約3秒後にシャッターが切れるというものだ。パーティなどでグループ写真を撮るときに役立つ。ラブシャッターは2人の顔の距離が近づいたときに自動的に撮影するもので、距離によって、「お友達」と「恋人」の2種類が設定でき、これに笑顔シャッターを加味した「恋人+笑顔」の設定での撮影も可能だ。笑顔シャッターはその名の通り、被写体が笑顔になったときにシャッターが切れるというもので、子どもの笑顔の撮影などに便利だ。この他にもシャッターを押し続けている限り、連読で撮影と保存をくり返す連続撮影やおまかせチョイスなど、さまざまなシチュエーションで役立つ撮影機能が充実している。

ルミックス譲りの使いやすさ

 ルミックスで培われた高画質技術を活かしたルミックス フォン P-03Cだが、カメラとしての使いやすさについてもルミックスのノウハウが随所に活かされている。

 ルミックス フォン P-03Cはスライド式のボディを採用しており、背面にカメラ部がレイアウトされている。背面側のフェイスはまさにコンパクトデジタルカメラのルミックスを彷彿させるが、これは外観を模したためのデザインというわけではない。たとえば、今までにカメラ付きケータイを使ってきた中で、撮影しようと端末を構えてみたら、レンズに指が掛かってしまったり、ストラップが邪魔になってしまったという経験はないだろうか。実は、ルミックス フォン P-03Cは撮影のために端末を横向きに構えたとき、指が掛からないように、ボディ先端から32mmの位置にカメラレンズを配置している。ストラップも横向きに構えたときに下向きに下がるように、背面の「13.2 MEGA PIXELS」とプリントされた横にストラップホールをレイアウトしている。

 シャッターは本体右側面に備えられており、横向きに構えたときにデジタルカメラと同じようにシャッターを切ることができるが、位置はルミックス同様、末端から女性の指で第二関節付近に配し、大きく押しやすいボタン形状を採用している。フラッシュは従来モデルに比べ、約2倍の明るさを実現した「高輝度フラッシュ」を搭載しているが、これも指や手が被らないように、横向きに構えたときの中央上にレイアウトしている。被写体にもしっかりと光が当たり、キレイな写真を撮ることが可能だ。ちなみに、フラッシュ発光時の適正撮影距離は約1〜2メートル程度なので、夜間や暗いところでの撮影時にはおおよその距離感を覚えておくと確実だ。

スライド式のボディを採用した本体

背面側のフェイスはまさにコンパクトデジタルカメラを彷彿とさせる

ストラップホールは、カメラを構えたときにレンズをふさがない位置にレイアウトされている

大きく押しやすいシャッターボタンが本体側面に配置される

カメラ起動時の操作画面。設定変更などはアイコンのタッチで行える

 また、ケータイのカメラもデジタルカメラもファインダーとして、ディスプレイが装備されているが、ケータイの場合、ケータイとして使うことを前提にしているため、カメラのファインダーとして起動したとき、屋外などで少し見えにくくなってしまうことがある。そこで、ルミックス フォン P-03Cではカメラ起動時にアイコンをタッチすると、ディスプレイの明るさが一時的にアップする「パワーLCD」という機能が採用されている。これも幅広い利用シーンで撮影するケータイのカメラを考えた使いやすさのひとつだ。

 ユーザビリティについてもルミックス譲りのこだわりが活きている。カメラ起動時の操作はいずれも画面に表示されたアイコンなどを使ったタッチ操作を採用しており、サイドキーで操作しなければならないものが多いケータイのカメラ機能に比べると、直感的で格段に操作しやすい。たとえば、通常は側面の大きなシャッターを押して撮影するが、被写体にタッチして、シャッターを切る「タッチシャッター」にも切り替えられる。静止画プレビュー中もアイコンにタッチするだけで、動画撮影を開始できたり、特定の箇所をタッチすると、約2.0倍にデジタルズームできる「タッチズーム」も便利だ。これらの機能はいずれもアイコンで表示されているが、撮影時にアイコンが気になるようであれば、いつでも[DISP]アイコンにタッチして、表示/非表示を切り替えることが可能だ。

 ルミックスから継承され、従来のパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末のカメラに搭載されてきたシーン自動認識の「おまかせiA」は、静止画の11シーンに加え、新たに動画も「人物」「マクロ」「風景」「標準」「ローライト」の5シーンに対応する。もちろん、ユーザー自身が特定のシーン設定を選んで撮影したり、好みの設定を最大3つまで登録しておくこともできる。簡単に使いたい人は簡単に、凝って撮りたい人は凝っても使いやすいように、しっかりと撮影機能を揃えており、幅広いユーザーの期待に応えられる仕様となっている。

見る楽しさと拡がる楽しさ

写真と動画を同時にサムネイル表示できる「ピクチャアルバム」


撮った写真を簡単に共有できる「ピクチャジャンプ」

 デジタルカメラのルミックスで培った機能を備えたルミックス フォン P-03Cだが、「撮る」だけでなく、「見る」楽しみも充実している。

 撮った写真や動画は、いつでもピクチャアルバムで閲覧することができる。サムネイル表示の画面は動画と静止画が区別なく並べられており、動画にはアイコンで判別できるようにしている。これは一見、当たり前のように見えるのだが、実は多くの端末では写真と動画が個別に管理されていることが多く、写真と動画の両方を撮るようになると、操作が煩雑になる傾向があった。本来、ユーザーにとっては写真も動画も同じ記録であり、どちらも同じように再生したかったわけだが、ルミックス フォン P-03Cのピクチャアルバムはまさにそのニーズに応え、写真と動画をシームレスに楽しめるようにしている。ピクチャアルバムではユーザー自身がシーンや色、オートシャッター、動画などのカテゴリ別に分類することも可能だ。

 そして、このピクチャアルバムを入り口にして、さらに写真を楽しむことができる「ピクチャジャンプ」という機能が搭載されている。ピクチャアルバムでサムネイル表示をしている状態で、選んだ写真に1秒以上タッチすると、ディスプレイの上下左右に枠とアイコンが表示される。上方向にスライドすれば、Wi-Fiを利用してパソコンへバックアップ、右方向にスライドすれば、メール添付やブログ投稿、左方向にスライドすれば、お気に入りに登録、下方向にスライドすれば、ファイル削除といった具合いに、撮った写真を簡単に活用できるようにしている。

 たとえば、ブログ投稿では写真をスライドすると、ブログ用編集画面が表示され、必要に応じて、写真を加工することができる。ちなみに、ブログへの投稿では写真の縦横の向きに悩むことが多いが、ルミックス フォン P-03Cではブログ投稿に適した正方形サイズの写真を撮れるようにしている。

ブログ投稿では、タッチパネルを活かしてスタンプなどで写真を加工できる

 また、Wi-Fiについては、無線LANアクセスポイント(ルーター)(別売)が必要ではあるが、本体にIEEE802.11b/g準拠の無線LAN(Wi-Fi)が搭載されており、これを使って、パソコンに写真をコピーできるようにしている。microSDカードに保存されている著作権のない静止画や動画に限られるが、あらかじめパソコン側で共有設定などをしておくことにより、スライドするだけで写真や動画をコピーできる。コピー先も最大10件まで登録しておくことができるため、自分のパソコンだけでなく、家族のパソコンなどにもすぐに写真をコピーすることが可能だ。

 ちなみに、Wi-Fi経由によるピクチャジャンプでのパソコンへのコピーとは別に、同じWi-Fiを経由し、家庭のブルーレイディスクレコーダー「DIGA」に静止画をコピーするBDレコーダー連携(ピクチャ)も搭載している。ルミックス フォン P-03Cで撮った静止画を大画面のテレビに映し出せるので、撮ってきた写真をみんなで楽しみたいときなどに便利な機能だ。同じくブルーレイディスクレコーダーとの連携では、ブルーレイディスクレコーダーで録画した番組を持ち出せる「番組持ち出し」にも対応する。さらに、Wi-Fiを利用して、ルミックス フォン P-03CをDIGAのリモコンとして活用する機能も搭載されている。

 そして、これだけの高機能になってくると、電池の消費が気になるところだが、そこは家電で「エコナビ」を推し進めているPanasonicらしく、ルミックス フォン P-03Cも「エコナビ」に対応している。たとえば、あらかじめ設定した電池残量になると、自動的にecoモードに切り替わり、使用時間がアップするオートecoモードを搭載している。ecoモードは標準設定が用意されているが、ユーザー自身の好みに応じて、11項目からecoモードを設定することも可能だ。ワンセグやカメラを起動しっぱなしにしていて、ムダに電池を消費することを避けるため、一定時間、操作がない状態が続くと、自動的にそれぞれの機能をオフにできる「無操作自動オフ」も用意されている。さらには自動的にecoモードに切り替わるときに画面にアイコンを表示して確認できるようにしている。

ecoモードに移行する電池残量は4段階から選べる

ecoモード設定は、11項目の設定を選べる

キレイに撮って、みんなで楽しみたいルミックス フォン P-03Cは「買い!」

ブルー、ピンク、ゴールド、ブラックの4色を揃える

 ケータイは毎日、持ち歩くもの。そこに搭載されているカメラは、日常の記録から驚きの一瞬まで、さまざまなシチュエーションで活用することができる。しかし、ただ単に「写真が撮れる」だけではなく、キレイに写真を撮り、撮った写真の持つ驚きや感動をみんなで共有できるのがケータイのカメラ機能のいいところだ。特に、これからのシーズンは友だちや家族、同僚など、いろいろな人と集まり、語らうシーンが多くなるが、「ルミックス フォン P-03C」はそんなときにこそ、活躍できる端末だ。ルミックスで培われた高画質と使いやすいユーザーインターフェイスに、ケータイならではのつながる楽しさを組み合わせたルミックス フォン P-03Cの魅力を一人でも多くのユーザーに体験して欲しい。

法林岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows 7」「お父さんのための携帯電話ABC」(NHK出版)など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。

 

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