今回、特別に新しい要素の一部を見せてもらった。まず目に付くのが多彩な衣装だ。ユニークなものからストリート系のカッコイイアイテムまで様々な衣装が追加される。スリッパや、学生服といった、とてもバスケットボールをやるように見えない衣装も多い。面白いのは、これらのアイテムのコメントである。学生服には「番長の怖さを見せつける上下セットの学ラン」、経験値を増やすペイントには「むやみに見せないでください、相手が逃げ出しても責任は負いません」といった表記がある。原文も気になるところだが、こうしたコメントにはちょっとしたセンスが感じられる。
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ブルース・リー風のタイガータイツを着るのもいいし、だぶだぶのジャージとジャンパーで田舎のヤンキー風にキメることもできる。かっこよさを追求するのも、ネタに走るのも、プレーヤー次第だ。能力値の上昇のみを考えてチョイスするだけが正解ではない。
女の子もこれまで以上に個性を主張できる。かわいらしさを追求するか、アフロではじけるか、身長の高い迫力満点のボディに女子高生の制服というのも充分アリだ。今まで以上にこだわったチョイスが可能になることで、自分のキャラクタへの愛着は何倍にも増す。
ハイレベルプレーヤーにとって気になるのは新しいスキルだろう。本作には、センター、フォワード、ガードの3つのポジションがあるが、レベル16になるとキャラクタはより専門的なポジションへ分化していく。フォワードはレベル16になることで、より攻撃力を増した「パワーフォワード」か、攻撃に防御、ゴール下からアウトサイドまでまんべんなく活躍できるプレイを目指す「スモールフォワード」のどちらかになる。
ガードは鋭いパスワークでチーム全体の能力を引き上げる「ポイントガード」、アウトサイドでドリブルを回し、スリーポイントシュートを狙う「シューティングガード」のどちらかに。センターはそのまま分化はせずにより特徴を強めていく。
これらのポジションの特性を決めるのが新しいスキルである。シューティングガードのダンクするふりをしながらジャンプして他の人にパスする「シュートフェイク」、ブロックに対して一歩後退しながらやまなりにシュートを放つ「フェードアウェースリーポイントシュート」、パワーフォワードの高速で手を広げる某バスケット漫画の主人公のような「フックフックフックディフェンス」等、多彩な超絶テクニックがある。
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こちらも日本オリジナルのミニゲーム。シュートブロックなど様々なメニューがある |
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某バスケ漫画の主人公の技。韓国での人気も非常に高いようだ |
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これらのテクニックは新しくQ、E、R、Fといったキーも使用する。ちょっと操作も煩雑になるだけに、使い所も難しそうだ。しかし、うまく使用することができればコートの主人公になった気分を満喫できるだろう。
今回、テストとして体験したキャラクタはレベル20。基本能力値はかなり高かったが、たとえシューティングガードでも走ってからすぐ止まり、シュートを打っても成功しない。ゆっくり落ち着いて、きちんとゴールを向かなくてはシュートは入らないのだ。逆にフリーの状態で落ち着いてシュートを放てば高い確率でスリーポイントが決められた。キャラクタを育てつつ、仲間と連携をすることでどれだけ安定したシュートを放てるか、新テクニックの多くもまた、そのチャンスを作るための布石に過ぎないのだ。
「フリースタイル」は今なお多くのルーキーを獲得している。それと共に、高レベルのプレーヤー達は鍛え上げたキャラクタでさらなる高みを目指している。新しいスキルを使いこなしたプレーヤー達がどんな戦いを見せてくれるか、これからも楽しみだ。「フリースタイル」の基本プレイは無料である。どんどん充実するこの世界に足を踏み入れてはいかがだろうか?
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