長〜いPC Watchのページも、こんなに長〜く表示! |
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うわ〜WUXGAで表示品位超高いLCD2690WUXiマジ欲しぇーッ!! てなフィーリングになった俺は、若林師匠からLCD2690WUXiを奪い取って一週間ばかり使い続けてみた。ら、さらに細かい部分のよさを見つけたりして、さらにLCD2690WUXiを本気で買いたいモードに。
使っているうちに改めて感じたのは、やはりパネルサイズと解像度がイイなぁ、と。前述のとおり、LCD2690WUXiはWUXGA(1920×1200ドット)表示。A4ドキュメントを100パーセント表示で2枚同時に見られる。画像処理ソフトを使えば画像とツールパレット類を余裕で並べられる。横に時間軸のトラックを持つソフト類(ビデオ編集ソフトや音楽ソフトなんか)を使うと、やっぱ高解像度・横長表示だと作業効率がグッと高まるのだ。
その利便はワイド液晶ディスプレイに共通するものだが、しかし、LCD2690WUXiの25.5型というパネルサイズは快適さを加速する。現在のWUXGA表示対応ディスプレイとしては最大級のパネルサイズ(25.5型)になるわけだが、解像度・パネルサイズのバランスが非常にイイですな。長時間使っていても疲れない。画面をやや低い位置にし、気持ち顔側にチルトして使うと、テキスト系の処理をした時に非常に快適だったりする。
それから意外にキモチイイのがピボット表示。画面を90度回転させて縦表示する機能だが、若林師匠と同様に、縦位置で撮った写真をドーンと大きく表示させるのは楽しい……だけではなく、縦方向の解像度を稼げるので、縦位置写真を大きく表示しつつの鑑賞やレタッチ等によく向く。また、縦位置でウェブページを始めとするテキスト系ドキュメントを見ると、スクロール回数激減で一覧性が高まり、これまた意外に快適であった。
それから、細かい機能ではあるが、オートデミング機能がよかった。これは室内の明るさ・暗さをLCD2690WUXiが自動的に判断し、常に適切な表示輝度を維持するというもの。ちょいと賢いディスプレイには付いている機能だが、長い時間使っていても目の疲れが出にくいのがよい。
LCD2690WUXiの場合はフツーのオートデミング機能だけでなく、周囲の暗さに合わせてディスプレイ自体が自動的にパワーセーブモードに入る"オートオフ機能"も働く。例えばPCの電源は入れっぱなしだけど、人間様は部屋の電気消して外出とか寝ちゃうとかって場合には、液晶ディスプレイ側も自動的に消灯状態になる。省電力につながり、また液晶ディスプレイ自体を長持ちさせられる機能だ。ちなみに、液晶ディスプレイは1日1度はオフにした方が消耗・劣化が少なくなるとのことなので、24時間PCの電源を切れないようなオフィスユースにも実用的な機能となるだろう。
あとは、やはり、表示の正確さと美しさ、ですな。写真を始め、アートワーク用途にはドンピシャ。表示品位の高さはもちろん、サイズや解像度、対応ハードウェアキャリブレータがあること、ピボット機能の実用性まで含めて、LCD2690WUXiの大きな魅力だ。
それと、このLCD2690WUXi、HD解像度動画を観るにはバッチシなアスペクト比・解像度があるんですけど、動画の表示も滑らかでキレイ。独自のレスポンス・インプルーブ回路により、一般的な液晶ディスプレイが苦手とする"中間調の応答速度の速さ"出てるからとのことだが、動画を長い時間観ていても、観疲れ!? ってんですか? 神経にピリピリ来るような例のアノ感覚が非常に少ない。動画表示時の発色やグラデーションも非常に自然でイイ感じである。高品位なビデオカードと組み合わせてのゲーム用途にもかなりよさそうだ。
というわけで、全体的にヒジョーに好印象となったLCD2690WUXi。メーカー価格が高いかも!? と当初思った。しかし、プロクオリティの表示が得られて、WUXGAゆえ多種多様なソフトで広〜い表示を行えて、操作感や機能も良好であり十二分。正直、抜け目のない高品位ワイド液晶ディスプレイだと思う。毎日使うモノであり、難点や弱点が見えないあたり、コレ買っときゃぁかな〜り末永く気分よく使える=結果的に安上がりだろ>俺!! という理由で、やはりLCD2690WUXiをスゲく買いたい拙者だったりする。
スタパ:師匠、こんな「ヤバい」液晶ディスプレイ、持って来ちゃって。もう即買いスイッチON状態になっちゃったじゃないスか。
若林:これ使っちゃうと、もうほかのディスプレイ使えないよね。
スタパ:色域の広さもイイけど、縦位置での使い心地、かなり感動モノですね〜。
若林:LCD2690WUXiなら1台で足りちゃうんじゃないの? ついにスタパさんが、「シングルモニター」に戻るか!?
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