メジャーPCサイト 徹底カスタマイズ対決!Impress Watch編

ハイパワーかつ静音仕様 ゲームもこなす第三世代水冷パソコン NEC VALUESTAR G タイプXハイパワーかつ静音仕様 ゲームもこなす第三世代水冷パソコン NEC VALUESTAR G タイプX


ゲームに集中したい! それなら水冷が最適

 NECが運営する「NEC Direct」というショッピングサイトでは、ある程度自由にパーツを選択できる。たとえば、とにかく高性能な万能パソコンも作れるし、できるだけ安価なパソコンにすることや、ゲームに特化したパソコンにすることも可能だ。ここでは3Dゲームに最適なカスタマイズ構成を紹介しよう。 まず、3Dゲームをプレイするためにはハイパワーなパソコンが必要だが、そのようなパソコンではどうしても動作音が大きくなってしまう。3Dゲームを遊んでいるときにパソコンから騒音が出ていたのではゲームに集中できない。しかし、このことはパソコンで3Dゲームをプレイする場合にはある程度避けられない問題である。しかし、冷却機能に水冷システムを採用したVALUESTAR G タイプXなら静かなゲームパソコンを実現できる。これは、VALUESTAR G タイプXならではの特徴なのだ。

 ゲームに必要なものは、高性能なCPUと高性能なビデオカード、そして大容量のメモリである。NEC Directでこの条件を実現すると、下のような構成になる。下に挙げたパーツは、すべてNEC Directで選択したものだ。

Impress Watch おすすめカスタマイズ構成
ベースモデル  VALUESTAR G タイプX(PC-GV32WVZG1)
CPU  インテル(R) Pentium(R)D プロセッサ 840 (3.20GHz)
OS  Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition 日本語版 Service Pack2
メモリ  1GB DDR2 SDRAM(512MB×2)、PC2-4200対応(DDR2-533)
 デュアルチャネル対応
ハードディスク  約250GB Serial ATA HDD
DVD/CDドライブ  DVDスーパーマルチドライブ(DVD-RAM/R/RW with DVD+R/RWドライブ)
  (DVD-R/+R 2層書込み)
グラフィック  nVIDIA(R)社製 GeForce(TM) 6600 GT
TV機能  なし
ソフトウェアパック  ミニマムソフトウェアパック
ディスプレイ  17型(高輝度デジタルTFT液晶)(SoundVu & サブウーファ内蔵)
カードスロット  SDメモリーカード/メモリースティック/xD-ピクチャーカード/PCカード/IEEE1394
価格  277,662円(※10/28現在)
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 最新の3Dゲームを快適に遊ぶためには、CPUはとにかく高速なものを選びたい。 最近のCPUは性能も凄いが、その分発熱量も凄い。ここでカスタマイズしたインテルのPentium DというCPUは、デュアルコアという新しい機構を搭載し、パソコンの処理能力を飛躍的に引き上げることに成功した。しかし、デュアルコアは簡単に言えば1つのCPUの中に2つのCPUを入れたものなので、その分発熱量も大幅に増えてしまう。そのため、一般的な大きさのパソコンにPentium D CPUを搭載する場合には、強力な冷却ファンでCPUを冷やさなければならない。ところが、強力な冷却ファンは動作音が大きく、家庭向けのパソコンには向いていない。いくら性能がよくても、使っている間中「ゴーゴー」と騒音が鳴るようなパソコンは誰も欲しくはないだろう。


▲本体から右に少し出ている部分が水冷システムのラジエータだ。ディスプレイケーブルなどがラジエータの下に隠れるようになっており、デザイン的にもよく考えられている。ラジエータの左に見えるスリットは、電源ファンの排気口である。ここからケース内の空気が排出される。
 そこで注目を集めているのが、「水冷システム」だ。水冷システムは、水を冷却するラジエータと呼ばれる装置とCPUをパイプで接続し、パイプの中に水を循環させることでCPUの冷却を行う。ラジエータはパソコンの外側に設置し、CPUの熱をパソコンの外で放出する仕組みだ。水冷システムでもラジエータを冷やすための冷却ファンは必要になるが、ラジエータの冷却効率が高いことと、巨大で静かな冷却ファンを使用できるため、冷却ファンのみによる冷却方法よりも大幅に動作音を抑えることが可能となる。

 VALUESTAR G タイプXに搭載されている水冷システムは、さまざまな改良を加えて完成したもので、NECとしては第三世代となる信頼できるものだ。

 この新しい水冷システムでは、NECの従来モデル(2005年4月発表モデル)と比較し、熱交換効率を約1.6倍に向上した新型のラジエータを採用し冷却能力を大幅に高めている。そのため、前述した最新のPentium D CPUでも問題なく冷却できる。しかも、冷却能力を高めながらもポンプとリザーブタンクの改良により、リザーブタンクの容量を約40%減少させ、小型化も実現している。この新型水冷システムを搭載したVALUESTAR G タイプXの動作音は、CPUが何も処理をしていない状態で約25dB、CPUがフルに動作している状態で約30dBとなっている。一般的には、図書館が約40dB、人のささやき声が約30dB、木の葉が触れ合う音が約20dBと言われている。

 では、実際に使ってみるとどのように感じるのかというと、動いているかどうかが分からない程度、と考えてもらえばよい。パソコンに耳を近付ければ動作していることは分かるが、パソコンから30cmくらい離れると、もう電源が入っているのか入っていないのか分からないほど静かだ。Pentium D CPUを搭載したパソコンは何台も見てきたが、これだけ静かなパソコンは初めて体験した。まるで冷却ファンが一切付いていないかのようだ。


▲左側面からケース内を見てみると、水冷システムならではの工夫が見えてくる。左にあるラジエータは、ケースから少し離して設置してあり、常に新鮮な空気で冷却されるように作られている。また、ケース内は下部のビデオカードエリアとそれ以外のエリアに区切られており、ビデオカードの熱がケース内に入らないようになっている。

▲ビデオカード用のPCI Express x16スロットはケースの下部に仕切りで隔離されている。これは、ビデオカードがCPUに次いで発熱量の多いパーツだからだ。これならケース内にビデオカードの熱が入らない。

▲これが、CPUに取り付けられている水冷ジャケット。CPUに密着しており、内部を水が流れるようになっている。この部分でCPUの熱が水に伝わり、ラジエータで冷却された水がまたここに戻ってくる。

▲CPUから出たパイプはケースのフレームを通って、背面のラジエータに接続されている。ラジエータとCPUの間にはウォーターポンプとリザーブタンクがあり、水はこの中を循環している。

▲左の四角い箱の中には水を循環させるウォーターポンプが入っている。これは高温に耐えられる特別なポンプだ。その右にあるのがリザーブタンクで、水が凍って膨張した場合などの緩衝領域となっている。

▲ラジエータは、大きさが小さいということ以外は自動車などに使用されているものとほぼ同じ形状だ。この中を水が循環しており、冷却ファンで風を当てることによって水の温度を下げる仕組みである。

 メモリは最低でも1GBは搭載するというのが重要だ。ビデオカードにもできるだけ高速なものを選択しておきたい。VALUESTAR G タイプXで選択可能なGeForce(TM) 6600 GTというビデオカードは、一般的には比較的発熱量が多く通常は動作音が大きな冷却ファンが取り付けられている。しかし、VALUESTAR G タイプXでは2スロットを占有する専用のGeForce(TM) 6600 GTを使用することで騒音の問題を解決している。また、ビデオカードから出る熱を、追加のスロットから外部に排出するようになっており、熱がパソコン内部に残らないように工夫されている。これなら、VALUESTAR G タイプXの静音性を犠牲にすることなく3Dゲームを楽しめるだけのスペックを実現できる。

 あらゆる部分で静音にこだわっているという点は、VALUESTAR G タイプXならではの大きな特徴である。最新の3Dゲームをパソコンでプレイしてみたいと考えている人は、性能だけでなく静音にも気を使ったパソコンを選択するべきだ。それだけでゲームの楽しさが格段に変わるだろう。


▲マザーボードにはライザーカードが挿さっており、PCI Express x1スロットが1つとPCIスロットが3つ搭載されている。十分な拡張性である。

▲ケース内には3.5インチベイを4つ備えており、ハードディスクを4台搭載できる。RAID構成にして使用することも可能だ。

特徴は静音だけ? いやいや、基本機能も充実している


▲フロントパネルを開けると、2つのPCMCIAスロットや、便利なメモリーカードリーダー、USB 2.0ポートにビデオ入力など多くのインターフェースに簡単にアクセスできる。(PCカード/トリプルメモリースロット/IEEE1394は購入時に選択可能)











 静音部分にだけ注目してしまうVALUESTAR G タイプXだが、もちろんそれ以外の部分も充実している。たとえばテレビチューナーを搭載したモデルを選べば、まるで通常のテレビのように使える。AV機能を統合した専用ソフトとリモコンが付属しているので、キーボードやマウスに触ることなく、AV関係のすべての機能をリモコンで操作可能だ。また、デジタルテレビチューナーを搭載したモデルなら、デジタルテレビ放送にも対応できる。もちろんテレビ放送の録画や再生もハードディスクレコーダーのような手軽さで使える。

 静音パソコンを10万円程度という安価な価格で実現できるモデルから、デジタルテレビ放送やBS・110度CSデジタル放送を受信できるAVパソコン、さらに3Dゲームを快適に遊べるゲームパソコンまで、VALUESTAR G タイプXならさまざまな静音パソコンを実現できる。水冷パソコンは、1度その快適さを体験すると通常のパソコンには戻れないほどの強烈な魅力を持っている。NEC DirectのWebサイトなら、好みのパーツを選択するだけで瞬時に価格が出てくるので、興味がある人は1度アクセスして試してみよう。

Text:小林 輪

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