西川善司がその実力を検証! 国内最速級 IPS液晶 3.8ms(GTG)※
超解像技術搭載「ギガクリア・エンジン」搭載 MITSUBISHI Diamondcrysta WIDE RDT231WM-X

超解像技術搭載のPCディスプレイ

 不足した情報を推測して高解像化する「超解像技術」。テレビ製品にも搭載されており、何かと話題の技術だが、三菱電機ではPCディスプレイ業界においてどこよりも早くこの超解像技術を搭載した製品を今年の春から発売している。超解像処理では、入力映像の高周波領域を検出して、その領域に対してのみ、より高解像な映像を推定して補正する独自アルゴリズムを実装している。

 通常のフレーム単位にシャープネスを増減制御する旧来の高画質化処理ではフォーカス感やディテール感を増強できても、同時にノイジーな画調になってしまう。超解像処理では、高周波領域にのみ効果が現れるので、面表現における陰影グラデーションのなめらかさは維持しつつ、輪郭やテクスチャ模様のみが高精細化されることとなる。

今回、ディスプレイの評価のためにセガの「BAYONETTA」をプレイしてみた

 三菱電機の超解像処理はすべての入力系統、入力解像度に適用できるため、視聴するコンテンツに応じて好みに調整できるのだ。もちろん、DVI-D端子やミニD-Sub15ピン端子に入力させたPC映像にも超解像処理をかけることもできる。PCのデスクトップ画面にかける必要はないだろうが、PC上で動画や写真を楽しむ場合には超解像オンの映像を楽しむことができる。今冬、三菱電機はこの超解像技術搭載モデルの第二弾として、RDT231WM-X、MDT243WGUを投入してきた。

 RDT231WM-Xではオフ、1-2-3-4-5の6段階とより好みに応じた調整が可能となっており、設定5が最大設定となっている(春に発売されたRDT231WM-S/RDT231WMでは、超解像の設定はオフ、小、中、大の4段階)。また、MDT243WGUは10段階の調整が可能になっている。なお、RDT231WM-Xでは、設定変更をリモコン(写真下)で簡単に行えるので「使いたいときにだけ使う」という活用スタイルができる。

 実際に試してみたが、設定4-5は主にDVDビデオのようなSD映像とは相性がいいと感じる。また、Wii®やPlayStation®2などのSD解像度ゲーム機の映像には、設定5が意外なほど美しく決まる。「SD映像コンテンツは液晶画面で見るとぼやけるからイヤだ」というマニアには、設定5を試してみるといい。ブラウン管で見たようなエッジの効いた映像がきっと気に入るはずだ。

 RDT231WM-Xの超解像は720p,1080pなどのハイビジョン映像にも効かせることができるが、こちらは1-3設定までがお勧め。隠し味的にかけてやるとまるで視力が向上したかのような、微細表現におけるフォーカス感が増加した映像となっておもしろい。

画面は「セガ」BAYONETTAより。これは「超解像 オフ」の画面

超解像 1

超解像 2

超解像 3

超解像 4

超解像 5

メインストリームクラスでIPSパネル採用〜しかもIPS最速の応答速度3.8ms(GTG)を実現!

※国内販売のパソコン用IPS液晶パネル採用ディスプレイ(スタンドアロンタイプ)において。「オーバードライブチェンジャー」レベル2選択時。2009年11月20日現在。

表示品質の高いIPS液晶を採用した、RDT231WM-X

 マルチメディア対応のフルHD解像度液晶ディスプレイ製品はいろいろ出ているが、採用されている液晶パネルは様々である。比較的安価なタイプはTN(Twisted Nematic)液晶パネルを採用するものが多い。RDT231WM-Xでは、原理的に視野角が広い特長をもつ横電界駆動方式のIPS(In Plane Switching)液晶を採用する(パネルタイプとしてはノングレアタイプを採用)。TN液晶では画面正面と相対している分には問題ないが少しずれると色調が若干変わって見えることがある。もちろんTN液晶も最近では品質が向上し、以前に比べれば視野角に対するユーザーの不満は薄れつつあるのも事実である。しかし、IPS液晶ならマルチメディアモデルとしての満足度をより高めてくれること請け合いだ。製品価格を極力抑えながらも、表示品質の高いIPS液晶を採用したのは、画質性能に妥協したくなかったからだろう。

 実際の表示映像だが、ゲームなどを二人並んでプレイした際にも、色むらがなく自然であった。また、ブルーレイなどの映画コンテンツでよく見られる暗いシーンにおいても、階調ムラもなく画面の外周から中心に至るまでが一様なコントラスト感を維持できていた。

 ただ、中にはIPS液晶の応答速度を心配する人もいるかもしれない。確かにそういうブランディングが行われたこともあったが、最新世代のIPS液晶では他方式に比べて別段遅いということはなくなってきている。現在多くのメーカーのテレビ製品でもIPS液晶を推進しているところがあることからもわかるように、IPS液晶は今や「遅くはない」のだ。

 三菱電機としてもIPS液晶のイメージを一新したいという考えの下、RDT231WM-Xでは、三菱が新開発した応答速度切り替え可能なオーバードライブ回路「オーバードライブチェンジャー」を組み合わせることで、パソコン用IPS液晶ディスプレイとしては国内最速の3.8ms(Gray to Gray)という応答速度を実現させている。毎秒60コマの表示映像では1秒÷60コマ=16.67msの応答速度があれば事足りるわけだが、RDT231WM-Xはその要求性能の4倍以上高速な応答速度を実現していることになる。

※「オーバードライブチェンジャー」レベル2選択時、2009年11月20日現在、スタンドアロンタイプ。

オーバードライブチェンジャーによる応答速度設定は、「なし」、「3.8ms・OD2」、「5.8ms・OD1」の3パターン

 オーバードライブチェンジャーと命名してあるのは、ユーザーがその好みに応じて、このオーバードライブ回路の動作をチューニングすることができるため。用意されている設定は、オードードライブなしの静止画向けの「オフ」設定、応答速度最優先の「3.8ms・OD2」設定、一般動画視聴向けの「5.8ms・OD1」設定の3つ。オーバードライブを過度に行うと映像によってはちらつきが知覚されることがあるため、通常の動画コンテンツはOD1が適しているが、アクションゲームなどの「レスポンス命のコンテンツ」を楽しむ場合にはOD2がいい。

 実際に横スクロールするゲームなどを3.8ms・OD2モードで試してみたが、誇張無しにホールドボケがほとんど知覚されないことが確認できた。倍速駆動技術採用のテレビの映像などだと横スクロール映像はスムーズすぎてうねるような滑らかさで逆にゲームユーザーには不自然に感じることがあるのだが、RDT231WM-Xの映像は純粋な表示応答速度の高速化による表示なのでキッチリとドット単位の動きがくっきりと見えるのだ。

 それにしても、オーバードライブ回路をユーザーがチューニングできる製品は筆者も初めて見た。これは上級ユーザーにとっては遊び甲斐のある調整機能でおもしろい。

表示遅延を最大限抑えて高画質化するLSI「ギガ・クリアエンジン」

 RDT231WM-Xの想定される用途の筆頭に「ゲームモニターとして」というのが挙げられるわけだが、「ただゲーム機と接続できる」という製品では、いまやユーザーは納得しない。最近、特にゲームユーザー達に高い関心を集めているのはそうしたゲーム対応ディスプレイ製品の表示遅延抑制だ。

 映像を高画質化する映像エンジンの処理所用時間が、映像が液晶パネルに表示されるまでの遅延時間となる。ゲームのプレイヤーは映像を見てからゲームに対してのインタラクションをするので、表示遅延があると、最速でプレイヤーが行動してもゲーム機側では「時すでに遅し」となる場合もあるのだ。だから「ゲームモニターとしても使える」と訴えると、最近では「じゃあ、表示遅延はどのくらいに抑えられているの?」ということをユーザーは聞き返してくるようになっているのである。

表示遅延があると、最速でプレイヤーが行動してもゲーム機側では「時すでに遅し」となる場合もある

画像処理LSIに、独自開発の「ギガクリア・エンジンチップ」を搭載する

 RDT231WM-Xでは、独自開発の「ギガクリア・エンジンチップ」が、入力映像の数十ラインをバッファリングするだけでリアルタイム処理してしまうため、遅延がほとんどない。なので、三菱電機としては公称値として「表示遅延は1フレーム未満」を訴えている。もっというと、実質的な表示遅延時間は、そのギガクリア・エンジンのバッファリングする数十ライン分の走査線伝送時間になる。

 なお、この1フレーム未満という低表示遅延性能は、超解像処理、ダイナミックコントラスト補正、階調数拡張処理、局所コントラスト補正、ノイズリダクション処理、色変換処理といった「ギガクリア・エンジン」の機能をすべて効かせた上での値。高画質化ロジックをバイパスさせる「スルーモード」を用意して低表示遅延を実現する製品もあるが、ギガクリア・エンジンは、高画質化機能を全部有効にして1フレーム未満の低表示遅延を実現するのである。ここは強力な訴求点であり、スルーモードに先鞭をつけた三菱の真骨頂だといえる。

 実際に、ギガクリア・エンジンの高画質化機能の効きを評価してみたが、「処理時間が長い」という負い目は全く感じられない。

 「ダイナミックコントラスト」は、見た目を派手にするというよりは、液晶パネルのダイナミックレンジを生かすような表示に調整するといった理性的なもので嫌みがないし、「CRO」(Contrast Ratio Optimizer)も黒浮きを目立たなくしつつ液晶らしい高輝度感も演出できていて芸達者だという印象を持った。「ダイナミックコントラスト」と「CRO」は両方オンで常用してもよいと感じるほど。

 RDT231WM-Xは、低表示遅延性能のほうが大きく取りざたされそうだが、むしろ高画質性能と低表示遅延性能を両立しているという点を高く評価したい。

ダイナミックコントラスト オフ

ダイナミックコントラスト オン

手厚いサポートがありがたい接続性とユニークな設置性

HDMI端子2系統、DVI-D端子、ミニD-sub15ピン端子を備える


3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵


入力切り替え、アスペクト比の切り替え、超解像設定レベルの増減、音量レベルの調整などなど、使用頻度の高い調整項目は本体側に触れずとも、付属のカード型リモコンだけで行える


スタンド底面の後部部分を取り外すことにより、完全に壁に寄せることもできる


ECOメーター表示

 こうしたマルチメディア対応液晶ディスプレイでは接続性も重要な製品選びのポイントとなる。

 RDT231WM-XはPCディスプレイ製品であるので、ちゃんとPCディスプレイ端子としての基本仕様といえるDVI-D端子、そしてミニD-Sub15ピン端子の両方を備えている。デジタルビデオ系としてはHDMI端子を備えており、しかも2系統ある。ブルーレイ機器など最新のデジタルAV機器、PlayStation®3やXbox 360®などのハイビジョンゲーム機を2台まで直接接続できる。

 RDT231WM-Xは3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵しており、HDMI経由で伝送されてきた音声の再生にも対応している。よってカジュアルにAV機器やゲームを楽しむのであれば、外部スピーカーは不要、RDT231WM-XとHDMI接続するだけで映像と音声の両方を楽しめるのだ。

 アナログビデオ端子は一見すると無し…のように見えるが、実は商品セット付属のD端子/ミニD-sub15ピン信号ケーブルを利用するとD端子入力(コンポーネントビデオ入力)が行えるようになっている。なので、Wii®やPlayStation®2、PSP®などのHDMI出力端子はないがD端子での出力ならできるゲーム機器でも簡単に接続できるのだ。さらに、D端子入力はなんと1080p対応のD5入力にまで対応しているのもなにげにすごい。この機能を利用するとミニD-Sub15ピン端子からはPC入力ができなくなるが、ご安心あれ。PCを重視する人はHDMI端子をPC接続に利用すればいい。

 RDT231WM-XのHDMI端子は、ちゃんとPC入力にも対応しており、0-255/16-235の階調レベル切り替えもサポートされている。もし、DVI-HDMI変換などを行ってPCを接続した際に、黒浮きが強いと感じた場合は「黒白伸張」を「する」と設定すれば、PC本来の0-255階調が得られるようになる。RDT231WM-Xに多くのPCを接続したいユーザーはTIPSとして覚えておこう。

 さらに、RDT231WM-Xならではの優位点として、カードリモコンが付属する点も見逃せない。このカードリモコンは、映像入力切り替えや超解像設定の変更、音量調節など主要な操作が行えるようになっている。設定変更のために、本体のボタンを操作することなく、リモコンで軽快に操作できるのは便利だ。

 ところで、RDT231WM-Xの内蔵スピーカーはPCスピーカーとしても利用できる。背面にあるミニステレオジャックの音声入力はPC側の音声出力端子と接続することで、DVI-D端子、ミニD-Sub15ピン端子の映像表示に切り替えたときの音声として鳴らすことができるのである。いうまでもないことだが、このミニステレオジャックは、ミニD-Sub15ピン端子をD端子に変換して利用しているときも市販の変換アダプター等を使用すれば音声入力としても利用できる。

 RDT231WM-Xは、設置の際にもユーザー環境に合わせた自在なレイアウトを可能としている。下方向に5°、上方向に20°までの上下首振りに対応しており、さらに、画面の高さは付属するブロックネックを積み木のように重ね組み合わせることで三段階の高さ調整が行える。これは手持ちの他社製のディスプレイ製品などと並べてマルチ画面環境構築時に、さりげなく便利。というのも、このブロックの個数でRDT231WM-Xの画面の高さを調整し、他のディスプレイ群との画面の位置を合わせができるからだ。また、スタンド底面の台座の後部部分は脱着が可能になっていて、取り外すとRDT231WM-Xを完全に壁に寄せて設置が行える。これも地味だが設置レイアウトにこだわりたいユーザーにはうれしい要素だ。

 さらに、RDT231WM-Xの背面にはVESA規格の取り付け穴もあるので、市販されているアーム付き取り付け金具や壁掛け設置金具も利用できる。ディスプレイ部の重量は約5.8kgと軽量なので、そうした特殊金具との組み合わせた設置も、大がかりな補強工事をせずに設置できるはず。この価格帯の製品で、ここまで充実した設置性を実現しているものは珍しい。

 こんなご時世だからこそ気になる、ユニークなエコ機能についても触れておこう。

 RDT231WM-Xは、「大-中-小」の3段階のエコ設定が可能となっており、その設定具合に応じて、表示映像が不自然に見えない程度に自動で画面の輝度を下げてくれるのだ。ここで面白いのは「ECOメーター表示」をオンにすると、画面右下に、どのくらい節電ができているかを表示してくれるところ。このように、どのくらいエコに貢献しているのかがリアルタイムにわかると楽しくなるし、やりがいも出てくる。企業、学校、家庭などで複数台RDT231WM-Xを導入した際などは、誰の個体が一番エコに貢献しているのか、競争するなんてのも面白いかもしれない。

フォトレタッチやグラフィックデザイン用途にもうれしい10ビットガンマ機能とキャリブレーション機能

 RDT231WM-Xはメインストリームクラスの一般ユーザー向けのPCディスプレイ製品だが、上位クラスのグラフィックスデザイン用途のディスプレイ製品にも十二分に対応できるスペックを兼ね備えている。

 たとえばRDT231WM-Xでは内部の階調計算はすべて10ビット幅で行っている。RDT231WM-XのIPS液晶パネルはRGB各8ビット駆動のものだが、内部演算はこれよりも余裕のある10ビット幅で行われているのだ。これによりギガクリア・エンジンにて多段の高画質化処理が行われても演算結果がビット溢れを起こさずにすむのだ。なので、写真や映像を鑑賞した際、グラデーション表現で気になるトーンジャンプはRDT231WM-Xでは起こりにくい。フォトレタッチやグラフィックスデザインを行う際にも安心のポテンシャルが与えられているというわけだ。

 フォトレタッチやグラフィックスデザインを重視したいユーザーにはもう一つ朗報がある。それは本格的なカラーマネージメント機能だ。

 製品には測色器を必要としないカラーマネージメントソフト(EASYCOLOR!2)が付属しており、画面の指示に従うだけで色調整が簡単に行えるのだ。これは、使っているプリンタの印刷結果とRDT231MW-Xとの表示の色調を合わせるのに役に立つ。また、カラーリファレンス用のサンプル写真も付属しており、画面表示側の色調とサンプル写真側の色調を合わせることで、RDT231WM-Xの色調を基準状態に合わせることができる。RDT231WM-Xの経年変化、または使用環境の変化などの要因による色調の見え方の相違を補正できるわけだ。せっかく買った製品、ユーザーとしては長く使いたいもの。なので、こうした手厚いロングライフ支援機能はうれしいし、大いに活用したいところ。

豊富なラインアップで、選べる超解像技術搭載ディスプレイ

 さて、三菱電機の超解像技術搭載PCディスプレイは、ラインアップが拡充され「23インチのフルHD」というくくりでみても3製品あり、型番も似ているため迷いやすい。

 最後に製品選びのポイントも記しておこう。

 「23インチサイズのフルHD(1920×1080ドット)パネルの製品」としては今回紹介したRDT231WM-Xが最上位モデルとなる。その下に、TN型液晶パネルにしたRDT231WM-SとRDT231WMが存在する。RDT231WM-SとRDT231WMの違いは表示面の仕上げの種類にあり、RDT231WM-Sが光沢パネル、RDT231WMがノングレアパネルを採用している。液晶パネルタイプの違い以外は、オーバードライブチェンジャーや付属リモコンは無いが、RDT231WM-X同様マルチメディアモデルとして、超解像技術も搭載されており、かなり優秀な製品だ。

 また、24.1型のMDT243WGIIも用意される。これは、多彩な入力端子や超解像技術の搭載はもちろんのこと、WUXGA解像度(1920×1200)の液晶パネルを採用し、独自の動画ブレ抑制技術「MP ENGINE II」を搭載するなど、よりいっそうマルチメディア性能を高め、ゲーム向けに特化したモデルとして用意されている。

 ところで、多画面マニアの異名を持つ筆者だが、このRDT231WMシリーズ、額縁が細めで外観デザインがほぼ同一な点が気に入った。コストを抑えつつ、スタイリッシュにマルチ画面環境を構築する際にちょうどいい。

 たとえば3画面環境ならば、正面には画質と機能を重視した今回紹介したRDT231WM-Xを配する。そして左右のサイド画面にコストを抑えたRDT231WM-S/WMを置くようにする。今回紹介したRDT231WM-Xはパネルはノングレアタイプなので、下位モデルと組み合わせるならば同じノングレア系でそろえた方が統一感があるかもしれない。

 RDT231WM-Xの実勢価格は2009年11月初旬時点で5万円前後。下位のRDT231シリーズは3万円台、RDT231WM-Xを含んだ3画面環境にしても12万円程度。このスペックでこの価格は見逃せない。

 超解像技術搭載、高画質のIPS液晶パネル採用、3.8ms(GTG)という高速応答性、低表示遅延性能…ホットトピック満載のRDT231WM-Xをまずメインディスプレイとして購入し、徐々に下位のRDT231WM-S/WMを買い足していく…なんていう多画面環境の構築の仕方もアリだと思う。

(C)SEGA

トライゼット西川善司

トライゼット西川善司

大画面映像機器評論家兼テクニカルジャーナリスト。大画面マニアで映画マニア。本誌ではInternational CES他をレポート。僚誌「GAME Watch」でもPCゲーム、3Dグラフィックス、海外イベントを中心にレポートしている。映画DVDのタイトル所持数は1,000を超え、現在はBDのコレクションが増加中。ブログはこちら。近著には映像機器の仕組みや原理を解説した「図解 次世代ディスプレイがわかる」(技術評論社:ISBN:978-4774136769)がある。

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http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091028_324971.html

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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091028_324906.html

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