spモード対応でiモードメールも使える! Windows Phoneの真打、登場 フルキーボードはやはり便利!
NTTドコモ dynapocket T-01B

見やすい約4.1インチ有機ELディスプレイと静電式タッチパネルを採用

dynapocket T-01B。ディスプレイに有機ELディスプレイを採用しており、非常に色鮮やかで、コントラストも高い

 最初に、ハードウェア面から見ていこう。dynapocket T-01B(以下、T-01B)を見て、まず目を引くのが、大きくて見やすいディスプレイだ。スマートフォンでは、ディスプレイに液晶パネルを採用した製品が多いが、T-01Bでは、色再現性に優れ、応答速度も高速な有機ELディスプレイを採用。サイズも約4.1インチと大きく、動画や写真も色鮮やかな表示で楽しめる。液晶に比べて視野角も広く、視認性は非常に高い。解像度はワイドVGA(480×800ドット)で、解像度も十分だ。また、タッチパネルとして、静電式タッチパネルを搭載したことも評価できる。感圧式タッチパネルはやや強めに爪やスタイラスなどで書く感じで操作する必要があるが、静電式タッチパネルでは、画面を指の腹で軽くなでるだけで操作できる。また、1GHz動作の高速CPU「SnapDragon」を採用しているので、全体的なレスポンスも高速だ。数年前のWindows Phoneでは、反応が遅くイライラすることがあったが、T-01Bはスクロールなども速く、非常に快適である。

薄型ボディにスライド式フルキーボードを搭載

 スマートフォンはその形状によって、大きく3種類に分けられる。一つは、全面タッチパネルを搭載し、ハードウェアキーボードを持たないタイプで、もう一つが縦長のデザインで下側にキーボードを搭載するタイプ、さらにもう一つが、スライド式フルキーボードを搭載するタイプだ。それぞれ一長一短はあるが、入力のしやすさからいえば、なんといってもスライド式フルキーボードが優れている。T-01Bも、スライド式フルキーボードを採用していることが大きな魅力である。スライド式フルキーボードを搭載すると、本体が厚く、重くなりがちだが、T-01Bのボディは約12.9mmと非常に薄く、ハードウェアキーボードを搭載しないスマートフォンと比べても遜色はない。重量も約160gと軽いので、スーツの胸ポケットなどに入れても型崩れすることなく、スマートに持ち歩ける。ボディのデザインもスタイリッシュで好感が持てる。ボディカラーは、ホワイトとチタニウムブラックの2色用意されており、好みに応じて選べる。

T-01Bの本体の厚さはわずか約12.9mmしかなく、非常にスリムだ

幅は約66mmで、成人男性なら片手でちょうど握りやすいサイズだ

キーボードを収納した状態。横置きにすると、画面の表示方向も自動的に切り替わる

スライド式キーボードを開いた状態。本格的なQWERTY配列のフルキーボードで、クリック感も良好だ

キーボードを開いた状態を側面から見たところ。スライド部分の隙間やガタがほとんどなく、滑らかにスライドする

 T-01Bのスライド式フルキーボードは、パソコンなどと同じQWERTY配列を採用しており、本体を両手で持って、両親指で快適に入力できる。スライドの感触も滑らかで、指に心地よい。キーボードを開いた状態での剛性も高いので安心だ。キーには適度なクリック感があり、誤入力も少ない。筆者は、いわゆるケータイ打ちが苦手で、キーボードを搭載していないスマートフォンや、数字キーしか装備していない一般のケータイでの入力は格段にスピードが落ちてしまうのだが、スライド式フルキーボードを搭載したT-01Bでは、すぐにキーボードに慣れ、かなりの速度でタイピングできた。キーボード非搭載のスマートフォンでは、メールを読んでも返事を書くのが面倒で、閲覧中心のビューアー的な使い方をしていたが、T-01Bなら気軽に返事を書けるので、よりパソコンライクに使える。また、キーボードにLEDライトが搭載されており、利用時に点灯するので、暗い場所でも快適に使えることも嬉しい。

立ったままでも本体を両手で持って、両親指で快適に入力できる

キーボードにLEDライトが搭載されているので、暗い場所でも快適に使える

背面には約320万画素CMOSカメラが搭載されており、静止画や動画の撮影が可能

本体右側面にはカメラボタンと音量調節ボタン、microUSBポートが用意されている

ディスプレイ下部には、電話キーとホームキー、スタートキーが用意されているが、これらもタッチセンサーを採用している

Windows Marketplace for MobileからダウンロードできるTwitterクライアント「moTweets」

 QWERETY配列のフルキーボードを搭載するT-01Bは、最近注目されているTwitterとの相性も非常によい。筆者もTwitterをよく利用しているが、従来のケータイでは、画面が狭くて一度に読める範囲が狭く、入力も面倒だという不満があったが、フルキーボード搭載のT-01Bは、画面も広く、文字入力も快適なので、TL(タイムライン)の流れも追いやすくなり、より気軽にTwitterでつぶやけるようになった。T-01Bを使うようになって、Twitterの世界がさらに広がった感じだ。Twitterに興味があるのだが、ケータイの小さな画面と10キー入力が苦手という人やフォロー/フォロワーが増えてきて、ケータイでは対処しきれなくなったという人にも、T-01Bはお勧めだ。後述するWindows Marketplace for Mobileには、Twitterをより便利に活用するためのTwitterクライアントが多数登録されているので、自分に合ったクライアントを選ぶとよいだろう。さらに、背面には約320万画素CMOSカメラが搭載されており、静止画や動画の撮影ができる。撮影した写真をTwitterや写真共有サイト、SNSなどにその場でアップロードできるので、画像メモとして使うにも向いている。

Windows Phone活用の強い味方となるWindows Marketplace for Mobile

Windows Marketplace for Mobileのトップ画面。人気のアプリや新着アプリ、カテゴリなどからアプリケーションを選ぶだけで、ダウンロードとインストールがおこなえる


2010年10月31日までの期間限定で、「今が買い時キャンペーン」を実施中

 Windows Phoneは、高機能なスマートフォンであり、Webブラウザの「Internet Explorer Mobile」やオフィススイートの「Office Mobile」、メディアプレイヤーの「Windows Media Player Mobile」といった実用的なアプリケーションが標準でプリインストールされている。特に、Office Mobileでは、パソコンで作成したWordやExcelなどのOffice文書をそのまま開けるだけでなく、編集や新規作成も可能なので、ビジネスマンには非常にありがたい。Windows Media Player Mobileも互換性が高く、パソコンに保存されている音楽や動画などのマルチメディアファイルを変換せずにそのまま転送して、高音質/高画質での再生を楽しめる。

 このように、Windows Phoneは、買ってきた状態でもすぐに役立つが、豊富なWindows Phone用アプリケーションを用途に応じてインストールすることで、さらに使い道が広がる。Windows Phone用アプリケーションを手に入れる方法はいくつかあるが、その中でも手軽で便利なのが「Windows Marketplace for Mobile」を利用する方法だ。Windows Marketplace for Mobileは、マイクロソフトによるアプリケーション配信サービスであり、ジャンル別に分類された登録アプリケーションを選ぶだけで、簡単にダウンロードとインストールをおこなえる。登録アプリケーションは、無料のものと有料のものがあり、有料アプリケーションはクレジットカードによる決済がおこなわれる。Windows Marketplace for Mobileに登録されているアプリケーションは、マイクロソフトの厳正な審査済みで、いわばマイクロソフトお墨付きのアプリケーションなので、クラッシュなどの心配がなく、安心して利用できる。また、買おうと思っていたアプリケーションとは別のアプリケーションを間違って購入してしまった場合でも、24時間以内なら払い戻しが可能だ(払い戻しの請求は1カ月につき1回まで)。

 Windows Marketplace for Mobileには優れたソフトがたくさん登録されているが、ここではその中からお勧めソフトをいくつか紹介しよう。まず、お勧めしたいのが、Office Mobileの最新版「Office Mobile 2010」だ。Office Mobile 2010は無料でダウンロードできるが、プリインストールされているOffice Mobileよりも機能が強化されており、PowerPointデータの編集や、Windows Phone端末をBluetoothでPCと接続して、プレゼンテーションのリモートコントローラーとして使用することもできる。また、自動車のドライバーには、高速道路の渋滞状況をリアルタイムに知らせてくれる「iHighway Viewer」(無料アプリケーション)が便利だ。気分転換にはゲームがお勧め。「ツインビー」や「GRADUIS II」「高橋名人の冒険島」といった、ファミコン世代には懐かしいゲームから、アクションゲームが苦手な人でも気軽に遊べる「花札」や「リバーシ」「麻雀」など、時間を忘れて熱中してしまうゲームが揃っている。

 さらに、いまなら「今が買い時キャンペーン」を実施しており、Windows Marketplace for Mobileで販売されているアプリケーションの中から特にビジネスに役立つアプリを厳選し、最大100%オフ(つまり有料が無料になる)の特別価格で期間限定販売している。すでにWindows Phoneを持っているユーザーも対象になるので、このチャンスにお役立ちアプリを一気にダウンロードしておくのもお勧めだ。

WordやExcel文書などの編集や新規作成も可能

Webブラウザとして、「Internet Explorer Mobile」がプリインストールされている

ファイルの互換性が高い「Windows Media Player Mobile」

ドライバーに便利な「iHighway Viewer」

Windows Phone版の「Google Maps」

オリジナルUI「NX!」が便利

 今度は、ソフトウェア面を見ていこう。T-01Bには、東芝オリジナルのユーザーインターフェースである「NX!」が搭載されている。NX!は、シンプルで使いやすいホーム画面であり、ウィジェットやアプリケーション、Webサイトへのショートカットなどを自由に配置して、カスタマイズすることが可能だ。よく使うアプリケーションやウィジェットをNX!に登録しておくことで、より素早い操作が可能になり、重要な情報の見落としも防げる。その他、名刺OCRソフトの「名刺OmCR」やYouTubeにも対応したマルチメディアプレイヤー「Kinoma Play」などの実用的なアプリケーションがプリインストールされているのも嬉しい。

東芝オリジナルユーザーインターフェース「NX!」のホーム画面。左右にフリックすることで、ホーム画面の切り替えが可能。ホーム画面は最大5画面まで増やせる

NX!のホーム画面には天気や予定などを知らせてくれるウィジェットを自由に配置できる

spモード開始で1台目としての利用がより便利に

 これまで、T-01Bでは、iモードメールが使えないという弱点があった。もちろん、一般のインターネットメールやNTTドコモが提供するインターネット接続サービス「mopera U」のメールアドレスは利用できるのだが、iモードメール独自の絵文字や「デコメール」といった機能は利用できなかった。そのため、パソコンとのやりとりなら問題はないが、NTTドコモの一般的なケータイとメールをやりとりする場合、不便に感じることがある。iモードメールへの非対応は、絵文字やデコメールを多用する人にとって、メイン(1台目)のケータイをWindows Phoneに機種変更しづらい理由の一つであった。そこで、NTTドコモは、Windows Phoneでもiモードメールを使いたいという利用者の要望に応えるべく、2010年9月1日にスマートフォン向けの新サービス「spモード」を開始した。spモードは、対応スマートフォン(現時点でspモードに対応しているのは、Xperia SO-01B、LYNX SH-10B、dynapocket T-01B、T-01A、SC-01Bの5機種)で、インターネット接続とiモードメール(xxxxx@docomo.ne.jp)の送受信、コンテンツ決済サービスを提供するサービスだ。

 spモードを利用するには、申し込みとspモード対応メールソフト「spモードメール」のダウンロードが必要だ。詳しい申し込み方法については、NTTドコモのサイトを見てもらいたいが、spモードメールを使えば、iモードメールの自動受信(プッシュ通知)はもちろん、絵文字やデコメールも利用できる。iモードメールのヘビーユーザーは、絵文字やデコメールを使う人も多いが、spモード+T-01Bの組み合わせなら、絵文字やデコメールを自由に使えるので、通常のケータイとの間で不便を感じることなく、親密なコミュニケーションが可能になる。また、spモードでは、従来のケータイのiモードメールよりも仕様が強化されており、同報メールを送信できる件数が5件から100件に増えているほか、添付ファイルのサイズも最大2MBから最大10MB(メールのタイトルや本文を含めて)へと大幅に拡大している。このあたりは、ビジネスでT-01Bを使いたいという人にもありがたい仕様だ。

spモードメールでは、spモードのメール以外にも、mopera UメールやSMSメッセージ、Outlookメールなども一括管理できるので便利だ

ユーザーインターフェースも標準的でわかりやすい

通常のNTTドコモのケータイと同じデザインの絵文字を利用できる

デコメールにも対応しているので、背景色や文字色を変えたり、文字の大きさの変更も自由だ

 spモードの開始により、Windows Phoneでiモードメールを扱えるようになり、Windows Phoneを1台目のケータイとして使う際の利便性がより向上したといえるだろう。なお、spモードの月額使用料は315円だが、現在「スマートプライスキャンペーン」が実施されており、2010年12月31日までにspモードの新規契約をおこなうと、契約した日から当月末までの日数+5カ月間、spモードの月額使用料が無料になる。NTTドコモのWindows Phoneを購入するなら、今が絶好のチャンスだ。

仕事からプライベートまで幅広いシーンで役に立つT-01B

 このように、T-01Bは、ハードウェア、ソフトウェアともに優れた製品であり、スマートフォンとしての完成度は非常に高い。同じマイクロソフト製OSを搭載するWindows 7パソコンとの親和性も最高で、WordやExcelなどのOffice文書の閲覧や編集も可能なので、ビジネスシーンにおいても強い味方となる。また、ゲームなどのエンターテイメント系アプリケーションやGoogle Mapなどの地図アプリも多数用意されており、プライベートでも役に立つ。最新Windows Phoneは、1台で何でもこなせる万能スマートフォンなのだ。

 さらに、前述の「今が買い時キャンペーン」では、厳選アプリの最大100%オフに加え、2010年10月31日までの期間中にWindows Phoneを新規あるいは機種変更で購入し、キャンペーンに応募すると、抽選で500名にQUOカード1万円分がもらえる。まさに「今が買い時」なWindows Phone。ぜひ一度、店頭などで実機を触って試してみて欲しい。

[Text by 石井英男]

 

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