Age of EmpiresIII:The Asian Dynasties アジア3文明参戦で歴史の「if」をRTS AOEシリーズが原点回帰を果たした!
マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III:アジアの覇王 11月16日(金)発売 希望小売価格:6,090円
Age of Empiresシリーズはリアルタイムストラテジーゲームの世界標準!?
 歴史ものリアルタイムストラテジー(RTS)ゲームの世界標準ともいえる「Age of Empires©」(AOE)シリーズ。今年でシリーズ10周年を迎えるこの作品だが、未だ人気は衰えず。今年も待望の新作が登場した。
 シリーズ最初の作品は1997年(北米地区、以下同)に発売された「Age of Empires」(AOE1)。石器時代から鉄器時代までの古代文明を題材に、世界の覇権を争う歴史スペクタクルRTSという世界観を確立。市民ユニットを活用して資源採取を行って内政を回し、その富を軍事に変換し、軍備が整ったら敵を攻略…というAOEシリーズの基本ゲームシステムは後の同種のゲームにも大きい影響を与えた。
 続く1999年に発売された「Age of EmpiresII」(AOE2)では中世暗黒時代からルネッサンス時代までを描き、前作からの正統なる続編として登場。軍事ユニットの相性バランスと進化システムにより深みを増し、特にネット対戦が世界はもちろん日本国内でも一大ブームを呼んだ。「続編でRTS」という、キーワード的にはそれほどヒキがなかったにも関わらず世界的な大ヒットとなったのは、ひとえにゲームが純粋に面白かったから。ちなみに、AOE2は未だにネット対戦でも良くプレイされている。

ネットワークRTS対戦のスタンダード地位を確立した「AOE2」

 開発元のENSEMBLE STUDIOSはこの後、2002年に神話の世界を描いた「Age of Mythology」を発売。これは「AGE OF〜」シリーズ初のフル3Dグラフィックス化を果たし、RTSゲームの新しいビジュアルの可能性を切り開いた。
 魔法や天変地異を取り扱った「Age of Mythology」のダイナミックな戦略性は好評を博したが、やはり「Age of Empires」シリーズの旧来のファンは最新作「III」に寄せる期待が大きかった。

AGE OF〜シリーズ初の3D化が達成された「Age of Mythology」

 そして2005年、そうしたファンの声に応える格好で「Age of EmpiresIII」(AOE3)が発売となる。AOE3ではAOE2の後の時代、ヨーロッパ列強が自国を飛び出して世界へと活動圏を広げ、植民地を拡大していった大航海時代(15世紀)から産業革命時代(19世紀)までを取りあげている。ただし、新しいRTSファンを獲得する意味合いを込めて、舞台を「アメリカ大陸開拓史」にスポットをあてているのが特徴となっている。

Age of Empiresシリーズ6年ぶりのフルモデルチェンジとなった「AOE3」

 翌年、2006年にはAOE3の拡張パック「Age of EmpiresIII:THE WARCHIEF」(AOE3WC)が登場(http://ad.impress.co.jp/special/aoe3/)。AOE3WCでは、オリジナルAOE3で脇役だったアメリカ先住民族(ネイティブ・アメリカン)文明を、自らがプレイすることが可能となる拡張が施された。オリジナルAOE3に登場したヨーロッパ列強文明とは違う、まるで別のゲームから攻め込んできたともいえそうな特徴的なアメリカ先住民族文明の追加は、AOE3のゲーム性を文字通り「拡張」したといえた。

アメリカ先住民族文明が使えるように拡張された「AOE3WC」

アジア文明だけの独自システムが新採用に!
今回、発売となる「Age of EmpiresIII:The Asian Dynasties」(AOE3AD)では、なんと、サブタイトルにあるようにアジア文明が参戦する。

起動後の画面もアジア色の濃いものになっている

建物ユニットもアジアン風。画面は左から日本、中国、インドの「町の中心」

 アメリカ開拓史には関係してこなかったアジア文明がAOE3参戦となったのは、やはりユーザーからの要望が大きかったからだという。
 「アメリカ開拓史に出会うことのなかった文明が戦い合うのは歴史物RTSとしてどうなのか」…そんな風に思う人もいるかもしれないが、実は、この歴史の「if」は、むしろ、AOE1やAOE2に近いといえるのだ。言い換えれば、アメリカ開拓史をマジメに取り扱いすぎてリアル志向のテイストが強かったAOE3を、今回のAOE3ADで原点回帰させる…といってもいいかもしれない。
 さて、その今作で追加となったアジア文明はどこなのか。
 それは我らが日本、そして中国、インドの3つだ。
 3つの文明のそれぞれについての特徴の詳細は後述するとして、まずは、新規追加されたアジア3文明の共通する特徴についてまず述べておこう。

ホームシティシステムもちゃんとアジア化されている

敵に見つからないように進軍するステルスアクション的なミッションもあり!


 AOEシリーズでは、内政、軍事をより強力なものにする手段として「時代の進化」という重要なゲーム性がある。これはRPGで言うところのレベルアップに相当するもので、次の時代に進化すると、より強力な軍事ユニットが作成できるようになるという見返りが得られる。
 AOEシリーズでは、これまでの多くの文明は、一定の資源コストと引き替えに「進化」することができたが、AOE3ADのアジア文明では「民族の象徴」を建設することで行えるようにアレンジされている。「民族の象徴」の建設にはやはり資源コストが必要になるので、内政的な側面から見ると他文明の「時代の進化」とそれほど変わらないのだが、建設された「民族の象徴」は、以降、「その建物ならでは」の特徴的な効果や建物自体が特定の機能を果たすので、ゲームプレイとしては大きく戦略に関わってくる。つまり、進化させた次の時代の軍事と内政に影響を及ぼすのだ。なお、「民族の象徴」は敵に破壊されるとその効果が失われるが、再建も可能で、もちろん時代が退化することはない。進化することでその文明の特典がさらに付加されるのがアジア文明のメリットではあるが、破壊されるとその効果が失われてしまうわけで、ある意味「諸刃の剣」的なダイナミックな文明特性が付加されていると言ってもいいかもしれない。

「民族の象徴」を建てることで「進化」するのがアジア3文明の特徴

キャンペーンモードもアジア3文明、それぞれにおいて独自のものが制作されている。画面はインド編(詳細は後述)


 もう一つ、「領事館」という建物ユニットが作成可能なのも、アジア3文明の特徴となる。「領事館」は、ヨーロッパ列強と同盟を結ぶための建物で、ここで同盟締結後は、一定条件を満たすことでその同盟国の軍事ユニットや内政&軍事テクノロジーを購入することができるようになる。他国の軍事ユニットを買える…という意味合い的には、ヨーロッパ列強文明の「酒場」に近いといえるかもしれない。

「領事館」では同盟国の選択ができる


 なお、この「領事館」の同盟システムの導入に際し、アジア3文明には「輸出ポイント」という新たな資源項目が導入されている。同盟国の軍事ユニット/内政技術の購入は食物/木/金以外にこの輸出ポイント資源が必要になるのだ。この輸出ポイントは「領事館」での同盟締結後、自国の「町の人」が働くことで生み出される。
 同盟システムは、アジア3文明の軍事/内政上の弱点をカバーしたり、あるいは今、相手にしている敵国に対して、有利な軍事ユニットを購入する…など、かなり戦略に重要に関わってくる。アジア3文明を使う場合にはどの西洋同盟文明と組み合わせる…といった部分まで考慮する必要があるわけだ。
 そして、言うまでもないと思うが、アジア3文明の導入に伴って、軍事ユニットや建物ユニットのグラフィックスは新規に描き起こされている。通常の建物ユニットはAOE2を彷彿させるものでいい感じなのはいうに及ばず、「民族の象徴」は、それぞれが同名の実在する建物の特徴を良く捉えており、AOE3ADは見た目としても楽しい。自軍陣地に建物を建設していくのはもちろんゲームに勝つ戦略のためなのだが、つい見た目が美しいために無意識に景観にこだわって建ててしまうこともあるほど。景観の善し悪しは戦略上意味はないが、なんだか箱庭街作りゲーム的な遊び方もできてしまうのもAOE3ADの隠れた面白さといえる。

街作りに景観を意識してしまうのがAOE3ADの特徴? 左から、日本、中国、インド。

ついにアジア3文明のそれぞれの特徴とは?
それではAOE3ADで追加されたアジア3文明のそれぞれの特徴について見ていくことにしよう。

■日本〜「大名」ユニットで戦力アップ!
 AOE3ADに登場する日本はちょうど15世紀から後の時代に相当。ちょうど、歴史物では最も人気の高い戦国時代から始まり、徳川江戸時代の終わり前後(19世紀)までがAOE3ADでカバーされる。
 特殊ユニットとしては「大名」がおり、伊達政宗、加藤清正、鳥居元忠、徳川家康などの実名大名も登場する。大名ユニットは周囲の軍事ユニットの戦闘力を高める特殊能力があり、例えるならば、これはちょうど、前作AOE3WCにおける「戦士長(WARCHIEF)」に相当する。

画面中に無数に建てられた小さな建物が「社」。一見するとただの家にしか見えないが、実は万能な資源生成建物ユニット!

日本の伝統(?)、ハラキリこと「切腹」もあり!?


日本の戦国時代の戦場をうまく再現している

 内政面で特徴的なのは「日本は農耕民族なので獣を食べない」という特性が与えられている点。そう、なんと、マップ上の野生動物を狩ることができないのだ。その代わり、日本には「社」という独自の建物ユニットがあり、これを建てることで、食料、木、金のいずれかの資源の1つを自動生成することが可能となっている。しかも、直接食べることはできないが、家畜や動物の近くに建設するとその資源生産能力が高まるというおまけつき。理屈は分からないが、「日本の神秘(?)」がこういう形で内政に活かされているのは面白い。
 日本の「民族の象徴」の建物ユニットは「金閣寺」「大仏」「幕府」「東照宮」「鳥居」の5種類。それにしても、さすが本作はアメリカで開発されただけあって、この日本人が思いつきにくい大胆なラインナップは日本製ゲームにはない切り口で楽しい。

日本の「民族の象徴」一覧

「大仏」を建ててみた。モチーフは鎌倉の大仏様?

見た目に美しい「鳥居」は建設後、取得経験値を増大させる効果を持つ


 このうち、例えば「幕府」は実質的には堅牢な造りの城塞で、完成後は「大名」ユニットが誕生させられる。さらに、「幕府」建造後は軍事ユニットのコストダウンと作成の高速化の効果まである。一方、「大仏」は建造後、一定時間だけ敵軍の視界を乗っ取れる「内通者」の特殊能力が使えるようになったりする。
 日本も「領事館」を使っての同盟は他の文明と同じように行えるが、あえて同盟しない「鎖国」を選択できるのも、日本ならではの特徴だ。「鎖国」時は「領事館」で「山伏」「忍びの者」「旗本」などの強力なユニークユニットが作成可能になる。

この立派な城が「幕府」だ。建設後は「大名」が生成される

「領事館」では国交を行わない「鎖国」を選択できるのも日本の特徴


■中国〜物量と火薬、それが中国パワー!
 AOE3ADの中国は明王朝時代をメインに清時代まで、ちょうど、明時代の安定期からイギリスとの関係が悪化してアヘン戦争が勃発するまでの時代に相当する。
 中国といえば広い国土と多い人口が特徴。そのため安価に効率よく軍事ユニットが生成できるところが特徴となっている。なんと、中国の多くの軍事ユニットは、一回の作成で複数人が同時に生成されるという特典が与えられているのだ。このため他文明よりも短時間で大軍勢を形成できる。

強力無比な中国の「火炎放射兵」。建物、歩兵、なんでも来い

中国は比較的簡単に大軍勢を短期間で整えられる文明

 中国といえば「火薬を世界に先駆けて実用化した国」というイメージを持つ人も多いと思う。実際歴代AOEシリーズでも中国は火薬周りの文明特典が多かったが、AOE3ADでも同様で、火薬にまつわる強力な軍事ユニットが多く存在するのだ。なかでも特徴的で恐ろしいのが「火炎放射兵」で、射程は攻城兵器と比べると短いものの、建物や歩兵に連続的なダメージを与えながら焼き払うことができる。四輪手押し車ユニットであるため機動性も高いのが、このユニットの恐ろしさをさらに増長させる。
 「民族の象徴」は「儒教学院」「陶塔」「頤和園」「天壇」「白塔」の5種類。面白いのは「白塔」で、建設後は少林寺拳法の使い手の軍事ユニットが使えるようになる。

左の「天壇」の建設後は全ユニットの体力回復を行える「超越」の特殊能力が使えるようになる。また、右の「頤和園」ではコストなしで籏軍ユニットが生成できるようになる


■インド〜象騎兵ユニットで他文明を蹴散らせ!
 AOE3ADのインドはムガル帝国の時代(16世紀)からイギリス植民地統治下時代(19世紀)まで、栄華を極めたムガル帝国が衰退していき、イギリスの東インド会社がインドを席巻していった頃に相当する。
 インドといえば牛を神聖なものとして扱うヒンドゥー教。神様と見なされる牛は食物資源として利用できないという制約がある。しかし、「聖壇」という建物が建設でき、ここに牛を集めて祀ることで一定時間ごとに無限に経験値を得ることができるという特典がある。よって他の文明よりもホームシティのレベルアップが早く行える副次的メリットがあるのだ。

「聖壇」に牛を集めることで経験値が稼げる

インドといえば「象」。象ユニットの大軍は見た目にも脅威的!

なかでも存在感があるのがこの象型攻城兵器「シージ・エレファント」だ


 インドも中国同様に広い国土と人口の多さが特徴であるため、軍事ユニットは比較的安価という文明特典がある。軍事ユニットで特徴的なのはなんといっても「象」を主体にした騎兵ユニット群が強力なこと。象騎兵は騎馬兵よりも進軍速度は遅いが、それでも「シージ・エレファント」などは設営ステップなしに砲撃、移動が可能であるため、攻城兵器としては機動力に優れている。
 「民族の象徴」は「アーグラ城塞」「チャール・ミナール門」「カルニ・マーター」「タージ・マハル」「勝利の塔」の5種類。注目はといえばやはりインドのシンボル的建造物「タージ・マハル」。これを建造後は一定時間戦闘行為を中断させることができる「停戦」の特殊能力が使えるようになる。特殊能力としては地味ではあるが、奇襲されたときに発動すれば、戦闘前に援軍を間に合わせることができる…といった戦略が可能であり、実は使い勝手がいい。

左の「タージ・マハル」を建造後は「停戦」の特殊能力が使えるようになる。右の「チャール・ミナール門」の建造後は「マンサブダール」と呼ばれる強力なエリート軍事ユニットを作成できるようになる。


壮大なストーリーで描かれる新3文明独自のキャンペーンモード搭載! ネット対戦マニアは新2ゲームモードにも注目!!
 今回、新追加された3文明にはそれぞれシングルプレイのキャンペーンモード(ストーリーモード)のシナリオが付属している。キャンペーンモードではスリリングな物語を楽しめつつ、3文明の基本的な使い方が学べるのでぜひプレイしてもらいたい。なお、AOE3とAOE3WCではアメリカ開拓史の歴史の波にもまれた「ブラック家」という一族の視点で描かれた壮大な大河ドラマ的ストーリーだったが、今作ではブラック家は登場しない。今回は3つの文明(国)のそれぞれの土地を舞台に、歴史ロマンと"if"をエッセンスしたオリジナルストーリーになっている。
 「日本」のキャンペーンモードでは天下人「徳川家康」の腹心「佐久間吉郎」を主人公にした物語が展開される。家康を父親変わりと慕っていた吉郎だが、ある日、自分の両親は家康軍の侵攻によって討ち死にしたという真実を知らされてしまう。武士としての忠義を果たすべきか、親の敵討ちをすべきかを葛藤しながら、秀吉亡き後の戦乱の世の中を生き抜いていく姿が描かれていく。「関ヶ原の戦い」などを初めとした史実をモチーフにしたミッションもあり、やりごたえは十分。

日本のキャンペーンモードでは天下人「徳川家康」の腹心「佐久間吉郎」を主人公にした物語が展開される。

 「中国」は、「鄭和の南海大遠征」といわれる中国の大航海時代を描いたオリジナルストーリーが用意されている。中国は当時の西洋の何倍も大きな船舶を造ることのできる優れた造船技術を持っていたと言われており、AOE3ADの「中国」キャンペーンは、「もし、この大船団がコロンブスよりも先にアメリカにたどり着いていたら」という歴史のifをベースにしたアドベンチャー活劇になっている。

中国の大航海時代を描いた中国キャンペーンモード。当時の中国の造船技術は西洋すらも圧倒していたと言われる。

 「インド」のキャンペーンモードでは、ムガル帝国の衰退に乗じて勢力を増してきた東インド会社のインド人傭兵部隊の視点の物語になっている。インド人でありながらインドの独立運動を行う同胞を取り締まる立場にある主人公が、任務を取るべきか、祖国独立軍に参加すべきか、揺れ動きながら、戦いに巻き込まれていくシリアスなテーマが描かれている。

イギリス植民地時代、イギリス軍と、東インド会社の圧政に苦しむインドの人々からなる反乱軍との激しい戦闘を描いたインドのキャンペーンモード。

 プレイする順番は日本→中国→インドの順番となる。どのシナリオも難易度はそれほど高くないので練習気分で楽しめるはず。ネット対戦の準備体操としてはもちろん、しばらくAOE3をプレイしていなかった出戻りプレイヤーのリハビリにももってこいのモードとなっていると思う。
 ネット対戦においても今回のAOE3ADでは新モードが2つ追加されている。
 1つは「キング・オブ・ザ・ヒル」で、こちらは目的となる拠点を占領し一定時間そこを死守できれば勝ちとなるモード。もう一つの「レジサイド」は自軍の王(摂政)を守りつつ、敵国の王を討ち取ることが目的の籏取り合戦的なモード。アジアの新3文明に興味がなくても、最新のネット対戦シーンではこれらのゲームモードが活用される可能性も出てくるため、実はコアなプレイヤーほどAOE3ADは要チェックだ。

対戦モードも拡張されたAOE3AD。ネット対戦派も要チェックだ!

低価格な特別版「GOLD EDITION」も発売!
 実は、本作の開発はAOEオリジナル開発元のENSEMBLE STUDIOSではなく、BIG HUGE GAMESが担当している。BIG HUGE GAMESといえば「Rise of Nations:Rise of Legends」(http://ad.impress.co.jp/special/microsoft0605/)の開発元と知られ、3Dグラフィックス化したRTS開発には長けている実力派スタジオ。彼らが完全新規で描き起こしたアジア文明圏のグラフィックスは美しいし、軍事ユニットのアニメーションも非常にリアルで、AOE3,AOE3WCとのマッチングにも違和感がない。

魔法と化学が激突するスペクタクルRTS「Rise of Nations:Rise of Legends」もマイクロソフトから好評発売中!

Age of Empires III:GOLD EDITION
 ところで、本作は「拡張パック」という位置づけのため、プレイにはAOE3本体、そして拡張パック第1弾のAOE3WCの両方が必要になる点に注意して欲しい。
 なお、今回のAOE3ADの発売に際し、お得版新パッケージ「Age of Empires III:GOLD EDITION」(AOE3GE)が発売となる。AOE3GEはAOE3とAOE3WCを1パッケージにしたもので、価格も個別に買うよりも安価な9,400円(税別)となる。

 AOE3はWindows XP時代に発売されたタイトルだが、公式にWindows Vistaにも対応していることがアナウンスされているのでVistaパソコンユーザーも安心して楽しめる。
 PCの要求スペックはオリジナルAOE3と同じなのでハードディスクの空き容量さえ空いていれば、AOE3の時と同じでOK。ハードウェアのアップグレードは不要だ。
 AOE3が発売された2005年当時は、AOE3の要求スペックが結構高かった気もしたが、今では、それほどでもないはず。Windows Vistaが快適に動作していれば、ノートPCでも動作できてしまうはずだ。
 プレイするための敷居が低くなった今回を機会に、AOE3ファンのみならず、初代AOEに燃えたベテランAOEゲーマーだった人、あるいは今でもAOE2対戦に燃えるハードコアな対戦マニアにも挑戦してもらいたい。

AOE1,2ライクな西洋、東洋が入り乱れて戦う戦闘が可能になったAOE3AD。

(トライゼット西川善司)


■関連情報
Age of Empires III:The Asian Dynasties 日本語版
http://www.microsoft.com/japan/games/age3y/

Age of Empires III:GOLD EDITION 日本語版
http://www.microsoft.com/japan/games/age3gold/

Age of Empires III 日本語版
http://www.microsoft.com/japan/games/age3/

Microsoft Games
http://www.microsoft.com/japan/games/

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http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20071015/aoe.htm

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