前回は筆者が撮った写真を筆者がレタッチしたが、今回は普通の子に写真を撮ってもらい、Digital Image Pro 2006を使って遊んでもらった。よりソフトのコンセプトに合ったユーザーに使ってもらおうという趣向だ。まず、必要な素材を用意するため、撮り方のコツを簡単に説明し、スナップ写真を撮ってもらった。ポイントは以下の7点。
スペースの都合で、彼女が撮った写真を全てお見せできないが、後半の"スライドショー/再生する写真を選ぶ"にある約40枚ほどの写真(サムネイル)を見て欲しい。段々上手になって行くのが解ると思う。銀塩と違い、デジカメは撮ってその場で直ぐ見られるので覚えるのも早い。 レタッチ教室で使う素材も揃ったので事務所へ戻り、簡単なところからはじめた。まず、サムネイルから写真を選ぶのと、セレクト後スライドショーで写真鑑賞することだ。
最後はトリミング。アドバイスで三歩前にとは言ってあるものの、どうしても寄りが甘く周りに余分なものが写っている。これをトリミングですっきりした写真に仕上げたい。ここは、せっかくの便利機能である「スマートトリミング」を使ってみる。その後、好みに応じて微調整すれば迷いもなく作業もスムーズだ。
如何だろうか!?レタッチ講座とはなっているものの、ヒストグラムやトーンカーブを使わなくても十分楽しめることがお解かり頂けたと思う。簡単なところからはじめ、徐々にステップアップしていくのが早く上達するコツである。筆者による半日講座を受けた愛ちゃんの感想は『写真は好きでいつも撮っていますが、自分が撮った写真が、すごく簡単に加工出来たので、とても驚きです。これからはもっと写真が楽しくなりそうです。』とのこと。普段人に教えない筆者も学校の先生になった様で面白かった。 前編・後編とお届けしたDigital Image Pro 2006によるレタッチ講座、如何だったろうか!?カメラで写真を撮るもの楽しいが、撮った写真をパソコンで加工すると更に楽しめることがお解かり頂けたと思う。慣れてくると自分のテイストも容易に出せる様になるだろう。デジカメはフィルム代や現像費もかからないので、どんどんシャッターを切って、どんどん加工して欲しい。
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