iVハードディスクレコーダー「VDR-R2000」を買ってiV大好きになっちまった!!!

6月にiVハードディスクレコーダー「VDR-R2000」を予約して即買いして気付いたら家中iVのiV野郎になっちまったんだヨ!!

 2011年6月に発売された「iV(アイヴィ)ハードディスクレコーダー」の新モデルこと「VDR-R2000」はヒッジョーに良かった。もちろん俺も買ったんだが、ジックリ使ってみると改めてそのコストパフォーマンスの高さに驚かされる。

 たとえば地上/BS/110度CSデジタル放送を受信できるチューナーを2基搭載し、DLNAサーバー/クライアントとして柔軟に使えるネットワーク機能を持ち、ハイビジョン番組を内蔵250GB HDDへも別売のリムーバブルハードディスク「iV(アイヴィ)」(以下iV)にも録画できる。UIも優れており、画面ナシ版のWooo的な使い易さだ。詳しくは、発売時の拙者のレビューをご覧いただきたい。

 ダブルチューナーでDLNA対応でiVまで使えてイージーユースで、その価格はナンと4万円弱!! ってコトで飛びつくように購入した俺なんだが、さらに現在はナナナナナなんと!! 実勢価格で3万円を切るショップも続出中!! ズギャーン!! 物凄い値頃感!! もう一台買っちゃおうかな?

   

iV入門用のレコーダーとしてコストパフォーマンスが最強に強まっているのがこのiVハードディスクレコーダー「VDR-R2000」だ

録画には内蔵ハードディスク、もしくはiVを使用。地デジ/BS/110度CS対応のチューナーを2機搭載しているのでダブル録画にも対応

コンパクトなボディに必要十分なインターフェースを装備。ネットワークにつなげてDTCP-IP対応のDLNAサーバー/クライアントとしても利用可能

 VDR-R2000はマジ使えるいわゆるビデオレコーダーなんだが、使っていて最強にイイのは、コンテンツ保護技術対応リムーバブルハードディスクの「iV」(iVDR-S)である。iV、物凄く快適に使えるので、その後俺はiVを使える薄型テレビこと日立のWoooを2台買っちゃったし、パソコンでiVを使うためのアダプターまで購入した。

 いやホントも〜iV命っ!! てな勢いでiVライフを満喫中の俺は、ハイビジョン番組を残すためのメディアとしてはiV以外を使わなくなった。iVだと、文字通りカセット感覚で動画を持ち運べるのが便利。俺の動画視聴スタイルも大きく変わった。そこで今回は、俺的iV活用法などをイロイロご紹介したい。

小さくて大容量で速くてデジタル放送に最適なiV!!

これがコンテンツ保護技術対応リムーバブルハードディスク「iV」(iVDR-S)! 容量は500GB、320GB、250GBなどをラインアップ

 まずiVについて少々ご説明。iVは内部にHDDを採用した記録メディアで、VDR-R2000やWoooにセットしてテレビのデジタル放送を録画することができる。HDDならではの転送速度で、録りためた番組のハンドリングもクイック&スムーズ。iVのサイズもコンパクトなので、本数が増えてもコンパクトに保管できる。

 実用上イケてるのがハイビジョン番組の録画〜視聴〜保存用メディアとしての利便。iVの容量は現在のところ320GBのものと500GBのものがあるが、たとえば前述のVDR-R2000にセットしてハイビジョン番組を録画すると、500GBのほうなら最長約1188時間分も録画できる。さらに1TBのモデルもリリースが予定されているということだ。

 また、HDDベースの記録メディアなので、DVDやBlu-rayといった光学ディスクよりずっとキビキビと使える。番組一覧はパッと素早く表示されるし、再生開始や送り戻しもササッとな。テレビやレコーダーに内蔵されたHDDと同様、軽快にコンテンツを扱えるのだ。

 それから、iVはもちろんコンテンツ保護技術(SAFIA)対応なので、デジタル放送のハイビジョン番組を問題なく録画できる。そしてッ!! なにより便利なのは「iV対応機器にiVを挿せばどこでも録画番組を観られる」こと。「録画したテレビでしか再生できない」的な縛りは一切ナイんですな。

     

iVの素晴らしい点その1。「VDR-R2000」や対応Woooでの録画に際しては、iVは内蔵HDDとほぼ同様の使い勝手を実現できる。つまり番組をイキナリiVに録画しちまうことが可能なんである

素晴らしい点その2。iVに録画した番組は、iVに対応した機器であればどれでも再生可能!なんである

ガコっと挿入するだけで即使えるようになる気安さも良い

 もちろんデジタル放送のダビング10に対応し、番組のコピー(ダビング)やムーブも行える。「このiVには音楽番組を、こっちのiVにはドラマを」とか、「これがパパ用iVで、こっちはボク用のiV」などと使い分ければ、録画番組の整理が容易だし、個人的な映像ライブラリもスマートに作れる。また、前述のようにHDDベースなので、テレビなどの内蔵HDD/iV間でのダビング/ムーブも十分高速。ストレスがたまらない。

 細かいことだが、テレビやiVハードディスクレコーダーへの脱着もイイ感じ。カセットなので、文字通りスコッと挿すだけ。ケーブル無用。サイズは違うが、デジカメに対するメモリカード挿抜と似た使いやすさがある。

 てな感じで、まずはハイビジョン番組を録画して、視聴して、イロイロ扱うためのメディアとして、非常に気分良く使えるiVなのだ。

録画もカンタン&多機能♪ 「VDR-R2000」

   

とにかくVDR-R2000でiVに録画しまくるのが基本的な使い方になるわけだが、VDR-R2000は番組表からリモコンのボタン一発で録画予約ができてイイカンジ

ジャンル、出演者、キーワードなどの検索条件を指定して番組を発見&録画予約していくこともできる。お好みの条件プリセットを保存しておくことも可能だ

録画予約時には分類先のフォルダ指定なども設定できる。自分で名付けたフォルダに分類することはもちろん、ものぐさな際は番組名でフォルダを作っておけて便利

iVなら大容量の録画番組をどこにでも持って行ける!!

自分だけの録画ライブラリを作りまくれるiV。サイズはコンパクトだし、そもそも大容量なので、大量のディスクでシェルフがあふれる心配も少ない。たとえばこの写真では、1本が500GBでそれが9本だから…これだけで4,500GBもあるよアニキ!!

 iVを使っていて「やっぱコレはイイ」と思えるのは、単純なコトなんだが、「動画をiVに入れて持ち出せること」や「対応機器に挿せば自由に再生できること」だ。前述のようにiVは大容量。実質上、大容量の映像ライブラリをチョイとポケットに入れて持ち歩ける感覚である。

 たとえば居間のテレビでは家族がサッカー中継に夢中だから、観たい録画をiVにダビングして自室で鑑賞、てなことが容易。毎週予約録画してきたシリーズものの番組を全話iVに入れて、冬休みに帰省したとき実家で観る、てなことも楽勝。さらに、アダプターを使えばiVに入れた番組をパソコンで視聴することもできるのだ。

 iVはVDR-R2000やWoooやパソコンで使えるわけだが、まずVDR-R2000やWoooでの利用例を挙げれば、前述のように動画ライブラリ作りをスマートに行える。ユーザー毎に専用のiVを持ち、VDR-R2000やWoooに録画した番組をそれぞれのカセットにコピー/ムーブすれば、自分だけのライブラリが完成。ジャンル毎にカセットを用意し、映画用iV、ドラマ用iV、歌番組用iV等々とこれまた大量のライブラリを集約/整理していける。

VDR-R2000のダビング機能を活用してライブラリをまとめあげよう

     

自分だけのiV録画ライブラリを作成するにあたっては、やはりダビング機能を大活用していきたい。iVなら、様々なiV対応機器で録画した番組群をひとつのiVにまとめることができる

VDR-R2000でのダビングは3種類。そのままダビング、モード変換ダビング、不要部分削除ダビングの3つだ

     

画質を変更してディスク容量を節約するモード変換ダビング。この番組はそんなに画質は良くなくてもいいかな~というときなどに威力を発揮

不要部分削除ダビングは、チャプターを打って不要な部分をカットできる

     

HDDは光学ディスクに比べて記録速度が速いんだヨ!! というわけでダビングは「そのままダビング」ならかなりサクっと完了する

内蔵HDDからiVにダビングされた番組にもある程度の編集が可能であり、利便性が高い

VDR-R2000で録画番組を分類してみる

     

iVは自動/手動で番組をフォルダに分類しまくれるので、ドコに見たい番組があったか忘れちゃう~というのを最小限に抑えられる

iV自体にも好きな名称をつけることが可能。それに加えて、VDR-R2000では一度挿入されたiVの名称と、そのiVに録画された番組の履歴を記憶してくれるので、あれ~あの番組はどのiVに録画したかな~というときにVDR-R2000上でありかを探し出せたりする

 そうして作ったライブラリは、iV対応機器であれば、自室でも寝室でも、あるいは実家でも友達の家でも旅行先でも出張先でも自由に観られる。iVは8×11×1.27cmで140g弱。モバイルにもよく向くので、こういった「iVをいろいろな場所へ持っていっての視聴」も現実的なのだ。

 ちなみに、iVには実用的な耐衝撃性もある。iVはモバイル利用も想定しつつ設計されており、ポケットや机から落としてしまった場合に衝撃を吸収するアンチショックフレームを内蔵する。これにより1m程度の高さから落ちても問題ない構造になっているとのこと。安心して使えますな。

パソコンとiV、実は超仲良し♪

 iVは「AV機器のための記録メディア」と誤解されがちだが、じつはパソコンとも非常に親和性が高い。

 たとえばパソコンにつないでリムーバブルなデータストレージとして利用できる。そしてVDR-R2000やWoooで録画した番組をWindows PCで視聴することもできる。さらにはWindows PCのTVチューナーカードなどを使って録画した番組をiVに移し、VDR-R2000やWoooで視聴することもできるのだ。

 ちなみに、こういった活用をするのに必要な機材はアイ・オー・データのRHDM-US/EX。iVをパソコンとUSB接続するためのアダプターである。

     

RHDM-US/EXはPCでiVをイロイロ扱えちゃうデバイスだ。
デスクトップで使用する際はiVを抜き差ししやすいDockモード、
モバイルの際はUSB HDDライクに使えるCompactモードと、用途に応じて切り替えられる

 iVをパソコンにつないでデキることは、まずiV内に録画した番組の視聴。つまりVDR-R2000やWoooなどのiV対応機器で録ったデジタル放送の番組を、パソコン上で観まくれるわけですな。ある程度処理性能が高いノートPCなら視聴が可能だし(必要スペックはこちら)、しかもRHDM-US/EXはUSBバスパワーで動作するので、モバイルでiVに録画した番組を見まくることもできますな。ちなみにVDR-R2000やWoooなどで録った番組を視聴するためのソフトである「DiXiM DigitaTV iVDR Edition」も付属する。

 ともあれ、好きな番組が入ったiVディスクとRHDM-US/EXとパソコンを持って出張や旅行、里帰りができちゃったりするのだ。パソコンでモバイルしつつ、自宅で録画した大量の番組を観まくれるなんて、iV以外じゃちょっとできませんな。

 プチ余談になるが、前述のようにiVはパソコン用のストレージとしても使える。たとえばVDR-R2000やWoooで使ってきたiVをパソコンにつなげば、一般のファイルを読み書き/保存することができる。モバイル時、ときには仕事用ドキュメントのストレージとして、ときにはVDR-R2000やWoooの録画を楽しむためのカセットとして、てな感じで併用するのも現実的なのだ。

 それから、パソコン上にある動画を変換し、iVにダビングし、VDR-R2000やWoooなどで動画を視聴することもできる。デジカメなどで撮ったお気に入り動画やネットからダウンロードした動画を変換してiVに入れれば、Woooなどの大画面テレビでサクッと楽しめるようになるんですな。

 動画の変換には「Quick:FLO」という動画管理ソフトを使う。じつは最近、500GBのiVと前述のアダプターのセットモデル「M-VDRS500G.PLUS.ADP」が発売されたが、このセットモデルを購入すると動画管理ソフト「Quick:FLO」が無料でダウンロードできる。なお、変換可能な動画ファイル形式はDVD-ISO、MPEG、Windows Media Video、AVI、MP4(Windows 7のみ対応)。全ての動画がうまく変換できるというわけではないが、非常に幅広い形式の動画を「VDR-R2000やWoooでも再生できるようになる」のは確か。パソコンで動画を楽しんでいるユーザーは要チェックの使い方だ。

 それともうひとつ、アイ・オー・データ製地デジキャプチャ製品で録画した番組をiVに入れてVDR-R2000やWoooで楽しむこともできる。

 てなわけで、既にパソコン上で動画を楽しんでいたり、パソコン上にテレビ録画環境を構築している人の多くは、じつはiVを大活用できる下地ができているってわけだ。パソコン上のお気に入り動画もまた、iVによって足枷が外れて「いろいろな場所で自由に観られる動画」になるわけですな♪

iVでドデカい足かせを取っ払っちゃう

 冒頭で「VDR-R2000を買って、日立のWoooを2台買って、パソコンでiVを使うためのアダプターまで購入した」と書いた。久々に猛烈なる購買行動を発動させた感じだが、ポイントはiV。「iVを使えばこれまでのテレビ録画にまつわる不便や不安が一気になくなる」と考えたのだ。

 たとえば、前述のようにiVはコンテンツ保護技術対応。なので、iVのなかに録画を入れて持ち出して、ほかのiV対応機器で視聴できる。現在、録画メディアとしてUSB HDDなどを外付けできるテレビなどは多々あるが、そのHDDをほかのテレビなどに接続しても使えなかったりする。そのUSB HDDがコンテンツ保護技術対応でないからだ。

 ってコトはつまり、テレビが壊れちゃったら、USB HDD内の録画も観られなくなっちゃうんである。テレビを買い換えても同様。要するに、そうして録った番組群には、テレビというデカくて危うい足かせがついているんであって、ヤでしょそーゆーの? 俺はヤだったんである。

 が、この問題はiVを使うことで全解決した。iV内にいったんお気に入り動画を入れちゃえば、テレビが壊れてもテレビを買い換えても関係ナシ。そのiVを対応機器にセットすれば全世界どこでも観られるっ!! やった〜♪ みたいな。

一度iVに録画したコンテンツは、あらゆるiV対応機器で見放題! ちなみにVDR-R2000やWoooはDTCP-IP対応のDLNAサーバー/クライアントとなるので、ネットワーク経由で相互に番組の参照が可能。たとえばVDR-R2000からWoooの内蔵HDDに入っている番組を見たり、WoooからVDR-R2000のiVに入った番組を見たりすることができる

 それと前述のように、自由な録画ライブラリ作りが可能なこと。iVなら大容量なので長いシリーズものを1本のカセットにまとめることも容易だ。実際に使っていて思うのは、「こーゆーふーにクイックにダビング/ムーブができなかったらライブラリなんて作らないよな〜」ということ。短い時間でサクサクと動画を扱えるからこそ、整理整頓する気になる。その点、やっぱりHDDベースのiVは快適&実用的なのである。

 てなわけで、現在せっせと動画類をiVに集約中の俺。テレビやiVハードディスクレコーダーで録った番組はシッカリ整理してiVにてライブラリ化。撮りためたホームビデオやPC上のお気に入り動画なんかもまた、ビシッと変換してiVに移行。

 iVを使って手持ちの動画をギュッとコンパクトにまとめていくのは気持ちイイ、し、すぐに探して観られるので後々でもよく視聴するようになる。生活がとても痛快化するので、ユー、もういろんな動画はiVで一括管理しちゃいなよ!! 的な。で、iV生活スタートするんなら、iVハードディスクレコーダー「VDR-R2000」が入門用には超便利&超リーズナブルプライス!! 的なのである。

スタパ齋藤  

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称 衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。
関連情報

iVハードディスクレコーダー 製品情報

http://dvd.maxell.co.jp/iv/vdr-r2000/

コンテンツ保護技術対応「カセットハードディスク アイヴィ」製品情報

http://www.maxell.co.jp/jpn/consumer/i_vdr/index.html

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