これが世界最先端のAndroid(TM) 3.0搭載タブレット!Optimus Pad L-06C 〜8.9インチ液晶がちょうどいい どこでも思いっきり楽しめる〜

世界的なタブレット潮流の最先端を行くモデル

 いま世界的に“タブレット”と呼ばれるデバイスが注目されている。その背景には、スマートフォンの急速な普及が示唆するとおり、インターネットの“生活インフラ化”が世界中で起こっていることにある。Webページからの情報収集、SNSなどを利用したmany to manyのコミュニケーション、音楽や映像をオンデマンドで楽しむなど、インターネットが生活に身近になっているからこそ実現されている。これとは別に“ポストPC”という潮流も見逃せない。これまでインターネットへのアクセス手段の王道は、ハードウェアのQWERTY配列キーボードを備えたPCを使うスタイルだった。しかしここに来て、手軽に取り出して、すぐに起動し、タッチ操作で手軽にインターネットが扱えるタブレットが、パソコンに代わるインターネットツールになろうとしている。

 Androidで主導的な役割を果たしているGoogleが、タブレット専用バージョンHoneycomb(Android 3.0)を投入した背景には、こうした狙いがある。そのAndroid 3.0を日本で初めて搭載した製品が、LGエレクトロニクスが開発し、ドコモが発売した「Optimus Pad L-06C」だ。

絶妙なバランス感を実現したディスプレイとサイズ

Optimus Pad L-06C


Optimus Padは、NVIDIAのデュアルコア・プロセッサ「Tegra 2」を搭載する

 まずタブレットを語る際、とても重要なのがディスプレイサイズだ。いま発売されているもので主なものをピックアップすると、5インチ、7インチ、9.7インチ、10.1インチといったサイズがある。こうしたなか、Optimus Padのディスプレイサイズは、8.9インチ(解像度はワイドXGA、1280×768ピクセル)。7インチでは画面が小さいので、QWERTY配列のソフトウェアキーボードが使いにくく、10インチ近くなると本体サイズも大きく持ち運びが億劫になる。携帯性を損なわずに、ソフトウェアキーボードも使いやすいちょうどいいバランス……これがOptimus Padが目指したディスプレイサイズだ。幅約243mm×高さ約150mm×厚さ約12.8mmで、約620gという本体は、持ち運びに便利で、Webブラウジングや文字入力もしやすいちょうどいいサイズだ。このほか8.9インチのディスプレイは、16:9のハイビジョン映像やゲームを楽しむことが念頭に置かれている。実際に手にしたとき、従来のタブレットと少し違った印象を受けるのは、この16:9という比率のディスプレイに由来するといっても過言ではない。

 Optimus Padは、連続待受約900時間(FOMA回線接続・静止時)を実現した約6400mAhの大容量バッテリーを備えている。またNVIDIAの1GHzデュアルコア・プロセッサ「Tegra 2」を搭載している。そのためFlash映像(Adobe Flash Player 10.2対応)やゲームなどをパワフルに表現してくれるうえに、バッテリーも長持ち。スマートフォンやタブレットの使い勝手を語るうえで重要な、バッテリー性能とパフォーマンスは納得の行く実力だ。

ディスプレイサイズは8.9インチで、画面解像度はワイドXGA(1280×768ピクセル)。ディスプレイ面にはボタン類は一切ない

一般的なA4サイズの雑誌とのサイズ比較。ディスプレイ面の面積はA4用紙の約60%ほど

Webブラウジングも見やすく快適で、携帯性も良好

本体背面はマットブラックでラウンドしたデザインとなっており、手に馴染みやすい

Android 3.0とは、どんなOSか?

ロック解除画面。錠アイコンをドラッグすることで画面ロックが解除される

 Optimus Padに搭載されているAndroid 3.0のインターフェイスは、従来の2.X系のAndroid搭載端末(たとえば2.3のGingerbread、2.2のFroyoなど)と比べるとまったく異なる。本体上部にある[電源キー/画面ロックキー]でディスプレイを起動し、中央部にある錠アイコンをドラッグして画面ロック解除(どの方向に動かしても画面ロックが外れる)をすると、ホーム画面が表示される。ここにはブラウザやカレンダーなどアプリのショートカットやウィジェットが配置されていて、これらをタップすると、任意のものが起動する。

 右上にある[アプリ]をタップするとアプリの一覧が表示される。いずれかを長押しすると、下側にホーム画面を示す5つのコマが現れる。ここにアプリをドラッグすると、任意の画面にアプリのショートカットを置くことができる。

 同じく右上にある[+]をタップすると、ホーム画面に配置したウィジェット、アプリのショートカット、壁紙などが管理できる。上段には5つのホーム画面、下段にはホーム画面に登録できるアイテムのリストが表示されていて、ドラッグ&ドロップでいずれかの画面に配置できる。

 左下には、ブロック矢印の形をした[戻る]キー、家の形をした[ホーム]キー、使用したアプリの履歴が表示できる[マルチタスク]キーが配置されている。これらは基本的には、アプリを起動中でも表示されている。なかでも[戻る]キーは、前の画面に戻りたいときに頻繁に使う。何か操作に迷ったときは、とりあえず[戻る]キーを押せば前に戻れると考えておけばいいだろう。[ホーム]キー右隣の[マルチタスク]キーをタップすると、直前に使ったアプリが一覧表示され、頻繁に使うアプリは、ここからも起動できる。大画面でパワフルに動くOptimus Padは、いくつものアプリケーションをアクティブに使えるのだ。

ホーム画面で[アプリ]をタップすると表示されるアプリの一覧画面

ホーム画面の[+]をタップするとこの画面が表示され、ウィジェットの配置や壁紙の変更などができる

ホーム画面の[マルチタスク]キーをタップすると、画面左に直前に使ったアプリが表示される

 Android 3.0は前述のとおり、タブレット向けに最適化されたOSだ。その一例をご紹介して、Android 3.0の話を締めくくりたい。[ホーム]キーがある画面下段の右側には、各種の通知アイコンが表示される領域がある。ここは現在の時刻、電波状況、バッテリー残量を示すほか、Gmailの新着通知、TwitterやFacebookなどの更新通知、GPS測位中の状態などを示してくれる。これらの通知アイコンは、アプリを使用中でも動作する。これがマルチタスク仕様のAndroidならではの部分。タブレットでもPCライクな操作性を目指していることが伺える。このほか、画面上部のステータスバーに操作キーが配置されている。たとえばWebページを表示中に任意のテキストを長押しすると、テキストが選択できるようになる。選択されたテキストは色が付き、カーソルを動かすことによって範囲を変えることができる。このとき、Webブラウザのタブがあった位置がステータスバーに変わり、[コピー][共有][すべて選択]などのキーが現れる。そのいずれかを押すと、任意の操作が可能になるのだ。同様の工夫は、ソフトウェアキーボードなどを使ったときにもある。このあたりは、2.X系のAndroidとは違った操作感を実現している。

画面右下に通知アイコンが表示される領域があり、タップすると電波状況やバッテリー残量、Gmailの新着通知などが表示される

任意のテキストを長押しすることで、このようにテキストが選択された状態となる。ここから、画面上部の[コピー][共有][すべて選択]といった操作が行える

映像ビューアー、テザリング機など、ユニークな使い方も可能

 Optimus Padには、本体側面と本体下部のそれぞれに合計3個のスピーカーが備わっている。これにより、縦と横のどちらでもコンテンツのステレオ再生が可能。別売の「チルト式レザーケース L01」を利用すると、本体が自立する。この状態で映像を見たり、写真を表示してフォトフレームとして使うなど、大画面ならではの活用法を自分なりに見つけていただきたい。

 背面には、約510万画素のカメラを2つ搭載している。これにより、3D動画の撮影ができる。ただしディスプレイが3D対応していないため、表示は3Dに対応したテレビで行なう。テレビとの接続には、HDMIミニプラグ(タイプC)に対応したHDMIケーブルが必要になるが、一見の価値はある。テレビと接続すると、Optimus Padに保存した映像やゲームなどを、より大画面で楽しむことができる。意外かもしれないが、このようなテレビとの連携は、スマートフォンでも環境整備がされつつあるトレンド。こうした新感覚を味わえるのもOptimus Padの魅力といっても過言ではない。

本体上部。写真右端のボタンが[電源キー/画面ロックキー]で、その左にスピーカーが1つ配置されている

本体下部。スピーカーが2つ配置されている

本体上部と本体下部に配置されている合計3つのスピーカーは、横画面時と縦画面時で出力スピーカーが自動で切り替わりステレオ再生する仕組みになっている

別売のチルト式レザーケース L01を装着したところ

チルト式レザーケースは、本体の角度を3段階から調整できる

本体背面には約510万画素のカメラを2つ搭載しており、3D動画の撮影ができる

本体下部にはmicroUSB端子とHDMI端子を装備

本体に付属のmicroUSB変換アダプタを利用して、標準型のUSBキーボードを利用することもできる

独特の使いやすさのGoogleの基本アプリ

 現在、Android 3.0に対応しているアプリは、Googleが提供しているものが中心となる。「Gmail」はPCのように2ペイン表示されて見やすいし、「ブラウザ」は最大13個のタブを使ってウェブページを快適に楽しめる。

 「Gmail」の2ペイン表示では、左側に受信メールのリストを表示しながら、右側でメール本文を表示する。また左側で「受信トレイ」「優先トレイ」「スター付き」などラベルを表示しているときには、右側で受信メールのリストを表示するなど、利用場面によって変化するので使いやすい。

 「ブラウザ」は、Googleが開発したWebブラウザ「Google Chrome」に酷似している。ひとつの入力窓にURLもしくは検索キーワードを入れると、任意のWebページが開くというもの。最大13個のタブを使って複数のWebページを効率よく閲覧できる。Adobe Flash Player 10.2にも対応しているので、よりリッチなWebページをPCのように見ることができる。前述のとおり、Flashの再生は、「Tegra 2」との相性も良いので、他のスマートフォンと比較すると圧倒的に快適に楽しめる。

 Google マップは、大画面ゆえに見やすいほか、3D表示をしてくれるので現在地確認や目的地へのルートなどがわかりやすい。LGエレクトロニクスが運営するアプリ配信サービス「LG World」では、随時Optimus Padに合うタイトルが更新されるので、ときどきチェックすることをおすすめする。

Android 3.0ではGmailが2ペインで利用できる。利用場面により表示が切り替わるので使いやすい

ブラウザ画面。Flashを使ったWebページも快適に楽しめる

Google マップも、8.9インチという画面の大きさゆえに見やすい

随時Optimus Padに合うタイトルが更新される「LG World」

タブレットの最先端を体験できる「Optimus Pad」

QWERTY配列のソフトウェアキーボードはタッチタイピング的な入力もできる

 最後にひと通り使ったインプレッションと、Optimus Padはどんな方におすすめができるかを整理しておきたい。

 まず、各種操作がきびきびと快適に動くことは強調しておきたい。Android 3.0に起因すると思われるが、非常に各種操作がなめらかで心地良い。これまで2.X系のAndroid搭載端末は、ツツツーっともたつくような動きをすることがあったが、そういったことが感じられない。また前述の「Tegra 2」に由来するFlash映像は、パワフルに再生する。Flash映像を多用するWebページのブラウジングなどが非常に快適だった。

 また、ちょうどいいサイズ感なので、手軽に持ち歩き、素早く取り出して使える。QWERTYキーボードは、タッチタイピング的な入力もできる。文章作成をアクティブにする、という使い方などにも十分に耐えられる使い勝手、そして動作速度だった。

 これらを踏まえると、まず世界的なトレンドであるタブレットの最先端を体験してみたいという方は、絶対に手に入れるべきだろう。Android 3.0の今後の進化を知るうえでも、まず本機をしっかり使ってみる必要がある。スマートフォンは興味はあるけれど、画面が小さいので……と躊躇していた方は、店頭などで実際に動くものを触ってみてほしい。Gmailの表示や快適なブラウジングを体験すると、最先端のタブレットなら、ここまで使えるのかということを実感していただけるだろう。このほか「外部スピーカー付きの音楽プレーヤーとして使いたい」「各種映像をいつでもどこでも大画面で楽しみたい」「自炊したPDFを持ち歩きたい」という具合にデジタルコンテンツをアクティブに楽しみたい方にもおすすめだ。本体は32GBのメモリーを内蔵しているので、存分に活用できるだろう。

 ファッションやコスメなどの企業のWebサイトはFlash映像が多く使われる分野なので、アクティブにウェブブラウジングをする女性などにもおすすめできる。また就職活動をする学生は、Flash映像の求人サイトにも悩まされているはず。PC的にも使えることを考えると、自分への投資として考えてもいいだろう。

 まず、手にしてみて自分自身で体験することが大切だ。興味をもたれた方は、ぜひ販売店などに足を運んで使ってみていただきたい。

 

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