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ケータイ新製品SHOW CASE au W41H

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auの「W41CA」「W41H」、モバイルSuica対応に

ワンセグに対応した「W41H」

au、「W41H」「Sweets pure」を11日より順次発売




 カメラに次ぐケータイの機能として、もっとも期待されているテレビ機能。ケータイのテレビ機能は、ユーザーを対象にした調査などでも次に欲しい機能の上位にランクされており、過去にも数機種が市場に投入されてきた。しかし、今までのケータイに搭載されてきたテレビ機能は消費電力が大きいため、連続視聴時間が制限されていたり、アナログ放送のため、移動中はノイズなどで画質が不安定になるなどの不満もあった。

 そんな不満を解消してくれるのが今回のW41Hに搭載されている携帯機器向け地上デジタル放送「ワンセグ」だ。ワンセグは現在、薄型テレビなどを中心に普及が進んでいる地上デジタル放送をベースにしたもので、2006年4月1日に東京や名古屋、大阪を皮切りに、本放送が開始され、年内には全国にエリアが拡大する予定だ。













ボディカラーは「インフィニティブラック」と「グレースホワイト」の2色



 2003年11月から放送が開始されている地上デジタル放送では、1つのチャンネルにつき、6MHzの帯域が割り当てられ、この帯域を13のセグメントに分割して、放送が行なわれている。もっとも高画質なHD画質の放送では12セグメントを利用するが、残り1セグメントを携帯機器向け放送に利用するため、「ワンセグ」というサービス名が採用されている。

 ワンセグ放送は従来のアナログ放送と違い、信号がデジタル化されているため、移動中でも安定した画質の放送が楽しめ、信号処理もアナログ放送よりも簡単になるため、端末側の消費電力を抑えられるといった特徴を持つ。

 W41Hはこうしたワンセグの特徴を最大限に活かす端末として、仕上げられている。たとえば、連続視聴時間が最長約3時間45分(ビュースタイル、イヤホン利用時、明るさ設定3の場合)と長く、移動中や外出中など、存分にワンセグ放送を楽しむことが可能だ。電池残量表示の目盛りが1つになると、自動的にテレビ画面が終了するオートオフ機能も搭載しており、いざというときに電池切れで大切なメールや着信を逃してしまうといった心配も少ない。

 液晶ディスプレイは240×400ドット表示が可能な2.7インチのワイドQVGA液晶を搭載しており、横表示では迫力ある映像、縦表示ではワンセグで受信できるデータ放送もより多くの文字数で表示させることが可能だ。表示する色合いなども番組に合わせられるように、「標準」「シネマ」「色鮮やか」「OFF」の4種類から選べる画質調整設定機能が用意されている。








画質調整設定



TVスタンドに置くと、テレビそのものだ

視聴スタイルは手に持ったときだけでなく、付属のTVスタンドを兼ねた卓上ホルダに置いて、机やベッドサイドなどで視聴することが考慮されており、ボタン類やアンテナはボディの片側にまとめられている。二軸回転式ボディの液晶ディスプレイ部を反転して、卓上ホルダの上に置けば、自動的にテレビ機能を起動させることも可能だ。卓上ホルダに置いたときのスタイルを考慮し、液晶ディスプレイの脇にはHITACHIのロゴが横書でデザインされていたり、ビュースタイルで左右にメッシュのスピーカー的なデザインを施すなど、テレビらしい演出も見逃せない。(右側のメッシュ部分はスピーカーではありません)

 また、ワンセグを視聴するときの実用性もよく考えられている。ワンセグ放送では番組によって、字幕の表示が可能だが、W41Hのワンセグ機能は字幕表示にも対応している。電車での移動中など、公共の場ではマナーモードに設定するが、そんなときでも字幕を見ながら(読みながら)、番組を楽しむことができるわけだ。番組を視聴中、電話が掛かってきたときのために、約2分間のタイムシフト再生もでき、最長約30分間の録画や画面キャプチャーも使うことができる。録画についてはデータ放送の内容も含まれているため、その番組で紹介されたおトク情報もいっしょにW41Hに保存しておくことが可能だ。

 ワンセグの本放送開始は4月1日だが、今年はスポーツの注目イベントも多く、W41Hのワンセグ機能が活躍するシーンはますます増えそうだ。






データ放送表示画面



最長30分間の録画が可能



ボディ左側



ボディ右側



キーボード



2軸ヒンジで液晶部が回転




 W41Hの2つめの特徴は、音楽再生機能だ。auは2006年春モデルより、パソコンとの連携や音楽配信などを含めた総合音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)」を開始しており、W41Hもいち早くサービスに対応している。

 LISMOではパソコンにセットした音楽CDを音楽管理アプリケーション「au Music Port」で取り込み、音楽データを対応端末に書き込んで再生できる。この際、対応端末はパソコンと付属のUSBケーブルで接続するが、W41Hは接続前に付属のCD-ROMからUSBドライバをインストールしておけば、あとはW41Hを接続するだけで、au Music Portが利用できるようになる。実際にUSBケーブルを接続する際もW41H側でマスストレージモードの設定をするだけなので、はじめてのユーザーでも使いやすいのが特徴だ。







au Music Port画面


 W41Hの内蔵メモリは約70MBの大容量フレキシブルデータフォルダになっており、買った直後でも内蔵メモリを利用して、LISMOで取り込んだ音楽データを再生できる。miniSD(TM)メモリカードスロットも備えており、最大1GBまでのminiSD(TM)メモリカードを利用できるため、音楽データが増えてきたら、メモリーカードを購入して、そちらに移行するといった使い方もできる。LISMOで取り込んだ音楽データはW41Hに搭載されたau Music Playerで再生することが可能だが、BGM再生にも対応しており、お気に入りの音楽を聴きながら、メールを作成したり、EZwebのコンテンツを楽しむことができる。






au Music Player


誰でも手軽にデジタルオーディオを楽しむことができるLISMOは非常に魅力的なサービスだが、すでにユーザーが作成した他形式の音楽データは活用できないのが気になるところだ。しかし、W41Hは従来のW32Hに引き続き、SD-Audioに対応しており、「SD-Jukebox」(別売:松下電器産業(株)製)を利用することにより、ユーザーがパソコンに保存している音楽データをW41Hで楽しむことが可能だ。SD-Audio対応ミュージックプレイヤーもBGM再生やスキップ、ランダム再生などに対応しており、ステレオイヤホン効果用に7種類、スピーカー効果用に2種類のイコライザ機能も用意されている。LISMOのサービスに加え、手持ちの音楽データも活かすことができるW41Hは、自分のスタイルに合わせて音楽を楽しみたいユーザーにとって、非常に魅力的な環境と言えるだろう。
 この他にもW41Hのヒンジ部分には3Dサラウンドステレオスピーカーが内蔵されており、パッケージには平型ステレオイヤホンも同梱されており、端末を購入して、すぐに音楽再生を思う存分、楽しむことが可能だ。






SD-Jukebox




 これからのケータイにおいて、標準的な機能になることが期待されているのがFeliCaチップ搭載による「おサイフケータイ(R)」だ。auではEZ FeliCaという名称でサービスが提供され、昨年秋からW32Hなどの対応端末が販売されている。

 今回発売されたW41Hも従来のW32Hに引き続き、EZ FeliCaに対応しており、端末には電子マネーの「Edy」がプリインストールされている。端末を購入して、サービス登録などをすれば、すぐにコンビニエンスストアやカフェ、スーパーなどで、電子マネーを使うことができる。今年1月からJR東日本が開始した「モバイルSuica」にもいち早く対応しており、Suicaサービスの対応エリアで利用することができる。






背面にFeliCaのマーク



Edyがプリインストール



モバイルSuica



 実際におサイフケータイ(R)を利用し始めると、電子マネーなら小銭を用意する必要もない。ただ、ユーザーとしては、万が一、紛失したときのセキュリティ対策が気になるところだ。

 そこで、W41HではW32Hに引き続き、必要に応じて、FeliCa機能を他人が使用することを防ぐ「FeliCaロック」、あらかじめ指定した電話番号から発信して、リモートでFeliCa機能を停止できる「遠隔ロック」といったセキュリティ機能を搭載し、ユーザーが安心して利用できる環境を提供している。ただ、FeliCaロックをしてしまうと、いざというときにロックの解除に手間取ってしまう可能性がある。W41Hはこの点についても十分に考えられており、カーソルキーの右方向の長押しで、すぐにFeliCaロックを解除できる「クイック解除」という機能が用意されている。クイック解除はロックNo.を入力すると、一時的にFeliCaロックが解除されるが、一定時間が経過すれば、再び自動的にロック状態に戻る仕様になっている。つまり、モバイルSuicaやEdyなどで、FeliCa機能を利用するときだけ、クイック解除で一時的にロックを解除し、使い終わって、ポケットやカバンに戻せば、あとは自動的にFeliCa機能がロックされた状態に戻り、安心して持ち歩くことができるわけだ。ちなみに、クイック解除からFeliCaロック状態に戻るまでの時間は、1〜300分の間で自由に設定することが可能だ。

 また、FeliCaについては、基本的に電池パックが完全に放電してしまわない限り、電源OFFの状態でも利用できるが、電池残量が少なくなってくると、着信などによって、一気に電池残量が減ってしまい、いざというときにモバイルSuicaやEdy、会員証などが利用できないといったシチュエーションも起こり得る。そんなときは、W41Hの待受ショートカットから「エクステンションモード」を起動するのが便利だ。エクステンションモードは電波OFFの状態になるが、最小限の電力消費で端末を動作させ、利用時間を最大限に伸ばすことが可能だ。FeliCa機能はこのエクステンションモードで動作している状態でも利用できるため、「電池が切れて、電車に乗れない」といった事態を避けることができる。



 W41Hはワンセグや音楽再生といったエンターテインメント機能、EZ FeliCaのような生活サービス機能が充実しているだけではない。ビジネスシーンで活用できる機能も充実している。

 まず、W32Hでも好評を得た「PCサイトビューアー」は、パソコン向けホームページを閲覧する機能だ。PCサイトビューアーを活用すれば、外出先でパソコンがなくても最新の情報にアクセスすることができるのだが、W41Hは2.7インチワイド液晶を搭載しているため、より多くの情報量を画面に表示させることが可能だ。ブラウザそのもののレスポンスも一段と改善されており、快適にパソコン向けホームページを閲覧することが可能だ。よりレスポンスを重視したいユーザーは、PCサイトビューアーの[設定]-[各種表示設定]で[拡大縮小表示]を[100%]や[80%]に設定するのがおすすめだ。

 次に、WordやExcel、PowerPoint(R)、PDF文書を閲覧できるPCドキュメントビューアーもビジネスシーンに役立つ機能だ。営業などに必要な資料をminiSD(TM)メモリカードに保存しておけば(最大1.5MBまで)、いざというときでもW41Hの画面を見せながらプレゼンテーションをしたり、取引先に文書を見せることができる。auのメールサービスは最大500KBまでのファイルを添付できるため、外出先でビジネス文書に目を通さなければならないときは、同僚にW41H宛にメールで送ってもらい、確認するといった使い方が可能だ。PCドキュメントビューアーはキャプチャ機能も搭載しており、ビジネス文書の気になる部分を画面キャプチャでJPEG保存し、ファイルをメールに添付して送信したり、W41Hで新たに搭載された赤外線通信機能で、その場にいる他の人のケータイに転送することもできる。

 カメラもビジネスでの活用を意識して、一段と進化している。W41Hには207万画素オートフォーカスカメラが搭載されており、最大1600 x 1200(UXGA)ドットの静止画や最長約80分のムービーを撮影できるが、新たに「ビジネス撮影」という機能が追加された。よく講演やセミナーなどでスクリーンに映し出されたプレゼンテーション資料を撮影したり、会議ではホワイトボードに書いた内容を撮影することがあるが、通常の撮影では必ずしも正面から撮影ができないため、どうしても斜めに写すことが多くなり、写真が歪んでしまう。しかし、W41Hのビジネス撮影機能を利用すれば、斜めから撮影したスクリーンの画像を正面から撮ったかのように自動的に数パターンに補正できる。プレゼンテーションのスクリーンや会議のホワイトボードだけでなく、駅やバスの時刻表などを撮影するときにも役立つ機能だ。







PCサイトビューアー
PCドキュメントビューアーでPDFファイルを表示
207万画素オートフォーカスカメラ
斜めから撮影してもカメラ内部で補正できる「ビジネス撮影」機能




 W41Hはワンセグによるテレビ機能、LISMO及びSD-Audioによる音楽再生、モバイルSuicaにも対応したEZ FeliCa、ビジネスに役立つPCサイトビューアー&ドキュメントビューアーなど、エンターテインメントからビジネスまで、今までのケータイよりもステップアップした新しいステージのケータイとして進化している。

ここではすべてを紹介しきれなかったが、この他にもSD-Videoによる動画再生、au ICカードを利用した国際ローミング「GLOBAL EXPERT」、家族や大切な人の位置を確認できる「安心ナビ」、メールや音声通話とはひと味違ったコミュニケーションが楽しめる「Hello Messenger」、「声de入力」にも対応した「EZナビウォーク」、QRコードの読み取りと生成をサポートした「バーコードリーダー&ライター」など、多彩な機能が搭載されており、幅広いユーザーのニーズにしっかりと応えられる端末に仕上げられている。Audio&Visualを核に、ケータイをさまざまなシチュエーションで活用したい欲張りなユーザーに、素直に「買い」と言えるオススメの端末と言えるだろう。







Audio&Visualケータイは、
ついにここまで来た!



■法林岳之
1963年神奈川県出身。パソコンから携帯電話、PDAに至るまで、幅広い製品の試用レポートや解説記事を執筆。特に、通信関連を得意とする。「できるWindows XP SP2対応 基本編 完全版」や、「できるブロードバンドインターネット Windows XP対応」など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。「ケータイならオレに聞け!」(impress TV)も配信中。

法林岳之


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