MMOゲーマー・「てっちゃん」こと勝田哲也と、FPSゲーマー・佐藤カフジが、オンライン対戦TPS「トイ・ウォーズ」に挑戦する全3回連載も、今回がいよいよ最終回。連載第2回で佐藤カフジ軍曹の「鬼シゴキ」を受けたてっちゃんは、果たして対戦でバリバリ勝てるようになったのか? そして、やりこんだ今だからわかる、トイ・ウォーズの魅力とは? 語り明かします!

やったぜてっちゃん大進化!? 攻撃は最大の防御だ!!

てっちゃん「はっきり言っちゃうと、KILL数、上がりましたね。カフジ軍曹との戦闘を通じて、相手の動きを予測するとか、周りの状況をこまめに確認しながら動くとか、そういう部分での経験値もたまって、開幕すぐやられちゃうケースがだいぶ減りました」

カフジ「最初は…ひどかったですよね(笑)。あるときなんて、私がてっちゃんを倒し過ぎて武器の弾数が尽きちゃって、最終的にスナイパーライフルをショットガンがわりに近接使用したりとか(笑)。あの頃のてっちゃんはねー、パニクると、敵に背を向けて逃げていくんですよ! あれはいけません。敵に背を向けるイコール敵を視認できなくなるってことだから、敵を攻撃することも、敵の攻撃をよけることもできない。もう、こっちはやりたい放題ですよ!!

     
 

カフジ軍曹に倒されまくるてっちゃん。しかしこのつらく厳しい日々は、着実にてっちゃんの糧となっていたのだ!

 

前回、カフジ軍曹が解説した「足下バズーカ」はかなり強力

てっちゃん「いやあ…攻撃は最大の防御、というのはまさに戦術的鉄則ですね…。テクニックで言うと、第2回で紹介している例のマジ美しい軍曹必殺テクニック「バズーカ&ショッティ」、あれはちゃんとやろうとするとけっこう難しいんだけど、ぶっちゃけ、「相手の足下にバズーカ」だけでも、ダメージを確実に与えることができて、かなり有効なのがわかりましたね。」

カフジ「トイ・ウォーズって使用できる武器の種類が多いわけなんですけど、やっぱり状況に応じて武器を使い分けられる人がスコア面でも強い、というのは戦っていて感じますし、私なんかはそこにクラシカルなFPSの匂いを感じられて、好きですね。たぶん初心者の人に多いんですけど、デフォルト状態のマシンガンを切り替えずにずーーっと使っちゃう人がけっこういて、簡単に迎撃されちゃったりしてますね。」

てっちゃん「マシンガンは決定力に欠けるんですよね。しかも、これまた僕を含めて慣れてない人にありがちなのが、パニクっちゃうと射線をうまく合わせられず、さっぱり当たらない。そういう意味では、足下バズーカは細かく狙いを定めないでも当たるので、初心者にマジおすすめですよ! …まあ、バズーカは2発撃ったらリロードで隙ができちゃうんで、乱発はキツいんですけど…」

カフジ「だから、武器の切り替えが超・重要なんですよ! たとえば武器の弾数使い切ってリロードが発生したら、リロード完了を待たずに他の武器に切り替えて引き続き攻撃するんです。そうすると、切り替え前の武器はバックグラウンドでリロードが完了するんです。これを上手く利用することで連続的に打撃を与えるわけです。この仕様はおそらく、開発者からのメッセージなんですよ、「武器は切り替えろよ!」という。実際、状況に応じて臨機応変に武器を切り替えて、それが戦術とうまくハマると、楽しいですねー。なので、キーバインド、マジで重要です。武器切り替えのキー配置は、必ずいじりましょう! それで、得意な武器と戦術を確立できるのが理想ですね」

チェス盤の上でチェーンソー片手に走り回る乙女たち…かなり肉食系な図である

てっちゃん「僕は、アレが好きなんですよ。近接武器のチェーンソー。美少女がチェーンソー振り回すという絵面がね、いいですね。クロースコンバットモードでみんなチェーンソー振り回してる絵なんか最高! いや、なかなか当たらないんだけど(笑)。」

カフジ「実を言うと、近接武器はあまり得意じゃないですねー。なぜかというと、近接武器をよく使うFPSをほとんどやってこなかったから。でもトイ・ウォーズで、いるんですよねー、近接武器の使い方が上手い人」

やられてナンボのトイ・ウォーズ!? 「流れ」を引き寄せろ!

てっちゃん「佐藤カフジ軍曹は、さぞや恐ろしいキルレートを誇るんだろうなあ…」

カフジ軍曹の成績表。ランキングトップを独走だが、やられた回数は意外に多い

カフジ「いや、実はそうでもないですよ! たしかにKILL数は大量ですが、同じくらい大量にやられてますね。トイ・ウォーズって、やられてもペナルティがあるわけではないので、何回やられたか、よりも、何回倒したか、が重要です。敵を倒すと回復アイテムが出たりするので、結果的に生存にもつながりますしね。ほかのリアル系のFPSではどうしても「死なないように、死なないように」と念じながら戦っちゃうんですが、トイ・ウォーズでは死を恐れない戦闘機械となって(笑)楽しめるので、すごく気持ちよく遊べますね」

てっちゃん「すごく良い意味で「大味でわかりやすい」ですよね。FPSでよくある「スナイパー絶対有利」というのもなく、狙撃地点をバズーカで集中砲火すればサッパリ、みたいな。」

意外に隠れる場所が多いトイ・ウォーズ。しかしひきこもってばかりでは勝利はのぞめない

カフジ「マップにも障害物や隠れられるルートが多くあるので、そもそもスナイパーに狙われにくいかもしれない」

てっちゃん「こそこそ狙うよりも、正面からドンといくぜ! っていうプレイスタイルがアリなのがいいんですよ! ガトリング斉射しながら突っ込んでいったり(笑)」

カフジ「お、わかってきましたねー。トイ・ウォーズって、とにかく攻めるのが重要なゲームなんですよ。たとえばチームプレイのとき、味方が一丸となって攻めて敵を押し込んでいくと、敵側はだんだん自由に動き回れる空間が少なくなって、戦術の幅がどんどん狭くなっていくんです。」

チームメイトと歩調を合わせて敵を面制圧!!

てっちゃん「おーっ。チームプレイの醍醐味ですねー。そういうのって、やっぱり優秀なプレイヤーがひとりでもチーム内にいると良いんですかね」

カフジ「というよりは、チーム全体のメンタリティの問題かも。トイ・ウォーズって、見ず知らずのプレイヤーとチームを組んで戦うことが多いんだけど、一緒に戦ってると「お、コイツは前線を突破していけるプレイヤーだな!」というのがわかるし、そういうプレイヤーが二人以上いると、その突破力というか、攻める姿勢をお互いに利用しようとするんですよね。それが結果的にイイ流れになる、と。逆にそういうイイ流れが来ないと、前から敵、うしろから敵という常に不利な状況に追い込まれて倒されまくる(笑)」

てっちゃん「最近プレイしていて思うのは、そういう前に出ようとする「流れ」を感じられるラウンドはやっぱりすごく楽しくなるし、それがもっともっと広まることでトイ・ウォーズってもっともっとぐっちゃぐちゃに面白くなっていくんだろうなあ、という」

カフジ「その「流れ」がわかるようになったのなら、てっちゃん修行の成果がありましたね! まさしくそれがチームプレイの楽しさなんだよね。 次は、その「流れ」を自分で作れるようになったら、もう一人前のプレイヤーだぜ!!」

てっちゃん「精進します、師匠!(笑)」

多彩で楽しいモードとマップ 完成度の高さにさらなる要望!?

多彩なゲームモードとマップ。二人のお気に入りは?

カフジ「ゲームモードは、やっぱり基本はチームデスマッチですよね。チーム戦の魅力が最大限味わえるモードだと思います。あと、大人数でやるフリーフォーオールも好きかな。ひたすら倒し合い。フィールド出現中の敵の目の前で、無敵時間が切れるまでのあいだ、弾をがんばってよけながらつきまとって、んで無敵時間解除の瞬間に倒す(笑)

てっちゃん、敵チームに化けて攻撃するも、あえなく爆死の巻

てっちゃん「(笑)。個人的にはフリーフォーオールは、全方向に神経配らなきゃいけないので苦手かも。正式サービス後に追加されたアイテムマッチが楽しいですよ。敵のチームに化けるカモフラージュアイテムとか、かなり爽快ですねー。味方のふりして近づいていって、チェーンソーでバッサー!!と。そしたら斬りかかった相手が爆弾(やられたときに周囲の敵を巻き添えにするアイテム)持ちで。壮絶な自爆!!みたいなこともあったり。」

カフジ「アイテムは使いどころに迷っちゃうんだよなー。有効なタイミングを見計らって使おうと思ってると、たいてい使う前にやられる(笑)。アイテムを拾いにのこのこやってきた敵を狙撃するのは楽しいですね!(笑)」

てっちゃん「スターリングラードって映画でありましたね。わざと敵の捕虜を見せて、近寄ってきた敵を遠くからパーン!!と。アイテムマッチは、アイテムの使い方によっては大逆転もあるし、ワイワイ遊ぶには良いモードですよ。ほかにもモードいろいろあって、その都度気分を変えてプレイできるから良いですよね。ちなみに、こんなモード欲しい!とかってありますか?」

カフジ「別のFPSであるんですけど、一撃死モード(笑)。どんな奴でも一撃で肉片…あ、トイ・ウォーズだと「肉」じゃないですね」

てっちゃん「わはははは。僕は、武器縛りのモードが欲しいですね。いまはクロースコンバットの近接武器縛りしか無いですけど、マシンガン縛りとか、ガトリング縛りとか」

カフジ「それと同様の方向性だと、チーム内で役割分担できるモードもいいですね。俺はソルジャー、キミはスナイパー、キミはメディック、みたいな。あと、より戦術的に戦えるような、クラン戦向きのモードもあるといいなあ。たとえば、拠点占領合戦とか」

てっちゃん「マップはどうですか。トイ・ウォーズのマップって、かなり出来が良いと思うんですけど」

カフジ「特にキャストファクトリーがよくできてるマップですね。狙撃も近接戦もアリで、本当に集中して戦えるマップです。プレイヤーの中でもチームデスマッチでこのマップを延々回してる人は多そう。アイテムマッチだと、スペース広めなナイトインザハウスが向いているかな。バトルジオラマは、サボタージュ向きという気がしてます。ラウンド開始直後に狙撃向きの場所があったり、そこをやりすごすとジャンプ台で、一気に距離を詰めて会敵、背後に回ったりとか、緊張感がある戦いになりますね。そう考えると、各ゲームモードに向いたマップがちゃんと提供されている

ある意味、もっともオーソドックスに戦闘を楽しめるキャストファクトリー

テーブルの上など、行ける場所が多いナイトインザハウス

狙撃ポイントやジャンプ台などでスリリングなバトルが味わえるバトルジオラマ

パイプをひねって水が出てきたりすると楽しいかも?

てっちゃん「全体的に、マップの完成度高いですよね。世界観を活かしたマップの細部の作りも気に入っています。台所の下水がそのまま通路になっているとか、ミニチュア感がいいですよね。デザインセンスはすごく好きです。追加されたチェスのマップ、あのスタート時にびよーーんとプレイヤーが飛んでくるのが、ア○ロいきまーす!みたいな感じで楽しいです」

カフジ「ゲーム的にも、マップにギミックがあると楽しいかもしれないですね。スイッチ入れると下水がジャーーッ!って流れたり、トイレがジャーーーッ!って流れたり、電子レンジの中にアイテムがあるんだけど、敵にドアを閉められてスイッチ入れられちゃうとか(笑)。フィギュアサイズならではのギミックや罠とかがあると、いっそう面白くなる気がしますね」

トイ・ウォーズといえばフィギュア・カスタマイズ!

カフジ「使用できるフィギュアシリーズは、どんどん増えてほしいですねえ。カッコイイやつが欲しいです。」

てっちゃん「最近のMMOでも、カッコイイ男性キャラクターが使いたい!って需要は意外に多いんですよね。トイ・ウォーズでは、この先実装予定の「ヒーロー・シリーズ」が該当するのかな」

カフジ「個人的にはGIジョー的なの希望

てっちゃん「そっちか!! ヒーロー系というよりはミリタリー系みたいな。今、主に使用してるフィギュアはどっち路線ですか? 」

ブレイカーシリーズを愛用するカフジ氏。スコープの中でひょこひょこ飛び回り、てっちゃんをカク乱

カフジ「ブレイカーシリーズを、パーツをとっかえひっかえしながら遊んでる感じですね。着せ替え用のパーツは使用期限があったりするので、一生懸命トイポイント稼ぎながら、やりくりしてます!」

てっちゃん「僕は、使えるフィギュアシリーズ3種類全部使ってますけど、お気に入りはディーヴァシリーズかなあ。服が黒っぽいものばかりなのが、ちょっとつまんないかなあとは思うんだけど。アバターの「声」も意外と重要なポイントですよね。トイ・ウォーズは若手、大御所、豪華なメンツが揃ってる。贅沢かもしれないけど、声のバリエーションも増えてほしいな。決めぜりふのバリエーションも増えると戦場が賑やかになるし。戦場の臨場感って、やっぱり周囲で上がる声にすごく影響されるんですよねー

フィギュアは現状の3シリーズすべて使用というてっちゃん。消費されたトイポイントも甚大?

カフジ「アバター関連は今後に大いに期待!ですよね。服もそうですけど、フィギュア素体も、モ○ルスーツみたいなやつとか、いいですねー。 もちろんゲームバランスの問題もあると思いますが、せっかくなんでもアリな世界観なので、良い意味での無茶苦茶さを期待したい!

てっちゃん「アバターが充実してきたら、プレイヤーが駄弁るための、MMO的なロビーが欲しくなりますね。お互いのアバターをそこで見せびらかしたりとか、コミュニケーション要素がもっと多彩になるとすばらしい。」

カフジ「コラボアイテム所有者はちやほやされそうですね」

てっちゃん「コラボアイテムは、早く出て欲しい! いまのところアナウンスされてるのは「涼宮ハルヒの消失」と「ストライクウィッチーズ」ですけど、どんどん続いてほしいです。アニメももちろんですけど、おもちゃ会社とのコラボレーションは、世界観的にも是非やるべきかなあと! トランスフ○ーマーとかね。美少女系で固定化しちゃうよりは、なんというか、カオスになったほうがいいですね」

カフジ「賛成ですね。ゲームの部分でも、世界観を活かした「なんでもあり」的なところで、キャラもシステムも発展していってほしいなあと、個人的には思います。ところで、GAME Watchコラボフィギュアとか出しましょうよ!」

てっちゃん「そのためにはまずGAME Watchで萌えキャラ作らないと!

(おしまい)

■関連情報


□トイ・ウォーズ 公式ホームページ
http://www.toywars.jp/

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