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さる3月2日にOBTが開始されたオンライン対戦シューティング「トイ・ウォーズ」。服や武器をカスタマイズ可能な「フィギュア」を操り戦う、基本プレイ無料のWindows用TPS(サードパーソンシューティング)だ。
「フィギュアが戦う」というコンセプトならではの世界観、カスタマイズの幅広さ、そして奥の深いゲーム性。その魅力を、全3回でお届け!するのが今回の連載だ。
第1回目となる今回は、「GAME Watch」の人気ライター、MMOゲーマーてっちゃんこと勝田哲也が挑戦。はたして、てっちゃんの心に響いた「トイ・ウォーズ」のツボとは?
僕こと「てっちゃん」こと勝田哲也は、MMO最初期からいろいろなゲームをプレイしている生粋のMMOゲーマーである。てっちゃんのぐだぐだオンゲーコラムを連載中。レベル上げやレアアイテム収集は当然として、街の細かい作りや、お気に入りの風景などを友達と散策するのも好きなまったりプレイヤーだ。
ところで、僕は大のおもちゃ好きだ。特に関節を動かせる可動系のフィギュア、プラモデルが大好物。そんな僕だから、「トイ・ウォーズ」の“フィギュアが戦う”というコンセプトには「くる」ものがあった。特に、美少女フィギュアがスカートをはためかせながらフィールドをかけめぐり、ガトリングガンを連射するという、「ならでは」のビジュアルにやられてしまった。
さらに、「涼宮ハルヒの消失」や「ストライクウィッチーズ」などの作品とのコラボ企画まで進行していると聞いては黙っていられない。当然クローズドβにもエントリー、時を同じくしてGAME Watch編集部にはぜひCBTレポートをやらせてくれ!と嘆願(?)し、けっきょく今に至るまでプレイしているというわけだ。
対戦型シューティングということで、ふだんのんびりな僕にとって、プレイする前はちょっと敷居が高いかな?とも思ったが、実際にやってみると、カジュアルな対戦ゲームとして、シューティングが苦手なプレイヤーでもワイワイとにぎやかに楽しめる仕上がり。MMO RPGなどで、自分のキャラクターを育成したり、着飾ったりするのが楽しい! という人にも「ハマる」部分が多いゲームだ。
では、そんな「誘惑の多い」トイ・ウォーズの魅力を、じっくりと紹介していこう。
僕が「トイ・ウォーズ」の魅力を感じたのは、「フィギュアが戦う」というコンセプトだ。最近のフィギュアの進化には目を見張るものがある。アニメやマンガ、ライトノベルズなどの2次元のキャラクターが、3次元のフィギュアとして、イラストと遜色ないかわいらしさ、かっこよさをきちんと持っている。おもちゃ好き、フィギュア好きの人には夢のような時代だ。その時代にマッチしたゲームとして、とても期待しているのだ。
本作に登場するフィギュアは美少女型の「プリンセスシリーズ」、妖艶なお姉さんタイプの「ディーヴァシリーズ」、ジャンク部品を組み上げた「ブレイカーシリーズ」の3タイプ。沢山のパーツが発売されるのが「トイ・ウォーズ」のセールスポイントで、自分のこだわりの組み合わせや、気分でファッションを楽しんだりするのが楽しそうだ。
ゲーム部分では、「トイ・ウォーズ」は本格的なTPS(サードパーソンシューティング)でもあり、ゲーマーを熱くする要素も盛りこまれている。とはいえ、テイストはあくまでライト。マップには、キッチンやテーブルがある普通の家をフィギュア視点で楽しめるマップや、秘密基地のような入り組んだマップ、ガラクタ置き場などバリエーション豊かだ。
初心者は最初からかっこよく活躍できないかもしれないが、倒されてもくじけず、わいわい楽しみながらプレイできる「明るさ」は、「トイ・ウォーズ」の大きな魅力だ。熱くならず、上級者の戦い方を学ぶことで、このゲームはドンドン楽しくなるだろう。
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左から、プリンセスシリーズ、ブレイカーシリーズ、ディーヴァシリーズ。条件をク リアするともらえる特別なセットを装備している。パーツでキャラクターの雰囲気が 変わるのが楽しい |
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戦場は明るく、結構作りが細かい。腕の差は大きく出てくるが、マップの特性を覚えたり、戦い方を工夫することで少しは活躍できるようになる。ひたすら弾を乱射する戦い方も、もちろんアリだ |
「トイ・ウォーズ」が他のTPS/FPSと大きく違うのが、この世界観とキャラクターだ。舞台は「日向高校」。ここにはフィギュア部があって、プレイヤーは新入部員として個性的な部員に迎えられる。しかし、このフィギュア部には大きな秘密があった。フィギュア部員が持っているフィギュア達は、夜になると大戦争を繰り広げるのだ! プレイヤーは、アドベンチャーパートではフィギュア部の新入部員として、そして戦闘パートではフィギュア自身として活躍していくのだ。
このゲームでは、ギャルゲー風のオープニングや、キャラクター達の掛け合いがあるところが面白い。硬派なFPSファン以外の層を取り組もうというスタッフの意気込みが感じられる。オープニングは良く動くし、軽さの中にプラモデルチックな印象が盛りこまれていて楽しい。キャラクターのドラマは今回は顔見せ程度だが、今後各キャラクターを掘り下げていくことで面白くなりそうだ。
オープニング部分で一番楽しかったのが、チュートリアル部分だ。プレイヤーは夜、突然動き出したフィギュアとして、「レボルト軍曹」から戦闘訓練を受けるのだが、レボルト軍曹の声優が、「あの」若本規夫氏なのだ。一度聞いたら忘れられない「若本節」が炸裂する。ゲームとしては「トイ・ウォーズ」はいきなり7つの武器を与えられるが、チュートリアルで特性を覚えられる。最初は使いこなすのは難しいが、チュートリアルを復習したりして覚えていこう。
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チュートリアルも兼ねたキャラクター紹介。出演声優も豪華で、アニメファンも要チェックだ。今後もドラマは増えて欲しいし、その場合は、もっとフィギュアファン(フェチ?)っぷりを出して欲しい |
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若本規夫氏がノリノリの3Dチュートリアル。本作は7つの武器をいきなり渡されるので、TPS初心者はちょっと難しいかもしれない。ここのチュートリアルで、武器の特性を覚えよう |
そして、カスタマイズは「トイ・ウォーズ」の目玉となる要素だ。プリンセスシリーズはかわいらしく、ディーヴァシリーズは大人っぽく、ブレイカーシリーズはパーツごと大胆に変わる。このパーツは今後どんどん追加されるとのこと。
欲を言えば、現在はそれぞれのシリーズのイメージ通りのパーツでかためられているので、もうすこしシリーズ内でも着せ替えの幅があるといいかもしれない。たとえば、プリンセスシリーズでもセクシーな服があったり、ディーヴァシリーズでもかわいらしいアイテムを着せられたり、ブレイカーは体ごとパーツが変えられるので、ロボットアニメのようなハチャメチャなパーツが出てきても面白いと思う。武器では近接用として是非とも「ドリル」を期待したいところだ。
フィギュアらしさ、という部分で今後希望したいところは、自由にポーズが取れる観賞用のモードもあるといいなあ、と思う。パーツを組み替え、自由にポーズを取らせることで、バーチャルなフィギュア体験が楽しめるに違いない。ということで、どうでしょうか?>ガンホーご担当者様
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プリンセスシリーズはカワイイ衣装が揃っている。脚部分のパーツを買えるだけでも雰囲気が違ってくるのが面白い。体操服などコスプレ系も楽しそうだ |
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パーツごと大胆に変わるブレイカーシリーズ。ジャンクの寄せ集めというコンセプトが面白い |
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ディーヴァシリーズは現在のところ、ボンデージ系でまとまってしまっている。こういう怖いお姉さんがカワイイ系の格好をするのも面白いと思う。今後のバリエーションに期待だ |
「トイ・ウォーズ」ではハンマーなどの「近接武器」、中距離で連射できる「マシンガン」、近距離に強い「ショットガン」、スコープをのぞいて狙撃できる「ライフル」、連射して弾をばらまく「ガトリング」、一直線に飛ぶ弾体を発射する「バズーカ」、放物線を描く弾を発射する「グレネード」の7つの武器を常に持ち歩いている。
昨今のTPS/FPSは装備できる武器を少なくして、プレイヤーキャラクターごとの専門性を特化させる傾向があるが、「トイ・ウォーズ」はちょっと古風な“全部のせ”状態である。遠距離ではグレネードやガトリング、近付いたらマシンガンやショットガンといったように瞬時に使いわけをしたい……と思っても、慣れないとなかなか僕の身体は動いてくれなかったりする。敵が遠くにいるときはガトリングで突っ込んじゃえとか、とにかく敵のいそうなところにグレネードだ、という感じで、まずは楽しむのが大事だ。
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7つの武器を使いこなして勝利を目指す。ショップでより強力な武器をレンタルすることも可能だ。装備のプレビュー画面ではいちいちポーズをとってくれるので楽しげ |
「トイ・ウォーズ」はキャラクターがフィギュアだし、華奢なキャラクターがでかいガトリングをぶっ放すし、グレネードは薬のカプセルのようなものをポコンポコンと軽い音で撃つ。マップの雰囲気も明るく、「戦争ごっこ」というのがぴったりな明るい雰囲気がほどよく楽しい。思わず熱くなってしまうゲーム性があって、やられたときはかなりくやしいが、他のハードな作品に比べて、僕と同じような慣れてない(下手な)プレイヤーさんも多い。ひよっこ戦士も沢山いるのだ。倒されまくっても泣かず、くじけず、まったり楽しんでいくことで、このゲームなりの楽しみ方が見えてくると思う。
うまい人は、本当に腹が立つほどうまい。隙をついて後ろをとってニヤリとしても、ふり返られてショットガンでズドンとやられてしまったときはムキー!となる。 うまい人は地形を利用したり、仲間と連携したり、狙撃ポイントからひたすら敵を撃つことを続けていたりする。僕自身、どうしてもいざというとき、焦ってパニックになってしまう。
ただ、繰り返している通り、明るくライトな雰囲気のこのゲーム。自分が手塩にかけた美少女フィギュアを見ていると、そんな焦りもほぐれていって、なんとなーく長時間プレイしたくなってしまう。とにかく、初心者でも気長に、気楽にプレイできる雰囲気があるのが魅力だ。そして、長くプレイしていると、自然とコツも見えてくるのだ。
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独得のライトで激しい戦いが楽しめる「トイ・ウォーズ」。まずは勝ちにこだわらず、ゲームの味を堪能しよう。飛び跳ねられるトランポリンや、近接武器を持っているときにできる2段ジャンプなどで行ける場所をチェックしたり、他の人がどう戦っているかを勉強するのも大事だ |
「トイ・ウォーズ」のマップはデザインが凝ってて、楽しい。戦闘中はあまり見る余裕がないかもしれないが、友達とのんびりマップを散策してみるつもりで遊ぶと、意外とリラックスできてよいかも?
オープンβテストで実装されるマップは4つ。2つの建物の間の空間が戦場になる「キャストファクトリー」は、シューティングものとしてオーソドックスな要素が揃っている。ガラクタを積み上げた「ジャンクリング」はマップが狭く、ガチでぶつかりあうマップだ。ここではガトリングガンの激しい撃ち合いがメインとなる。
「ナイト・イン・ザ・ハウス」は夜の家を舞台に、フィギュアが戦っているという「トイ・ウォーズ」のコンセプトを一番現わしたマップで、フィギュア視点の家具の巨大さが楽しい。中央には何故か機関車と戦闘機が飾ってあるジオラマが天井につるされている。ここを取り合う攻防戦も熱い。「バトルジオラマ」は第2次大戦の市街戦のような雰囲気のマップで、こちらも作りを細かくチェックすると楽しい。
これだけ凝ったマップが揃っていると、MMOプレイヤーとしては、ガンホーに「ネタ写真コンテスト」をやってもらいたいと思う。ゲームではプリントスクリーンでいつでも撮影可能だ。面白い背景と、フィギュアキャラクターでどんな写真が作れるか、プレイヤーの遊び心がどこまで発揮されるか、楽しそうだ。
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FPSゲーマーも納得のオーソドックスな対戦マップ「キャストファクトリー」。地上だけでなく、地下通路の対戦も熱い。真ん中のコンテナの中央には穴が空いていて地下に行けるので、相手の意表をつくときに便利だ |
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狭いマップで戦う「ジャンクリング」。ジャンクが寄せ集まった暗めのマップだ。空にはきれいな月が浮かんでいるが、戦っている最中には気がつかないだろう |
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家の中で大戦争というコンセプトが面白い「ナイト・イン・ザ・ハウス」。中央には大きなジオラマがあり、この上に上ると有利な射撃位置に。テーブルの上での戦いも楽しい |
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第2次大戦の市街戦のような雰囲気の「バトルジオラマ」。戦車があったり、ジャンプ台で意表をつく攻撃が行なえたり、マップを研究することで色々な戦い方が見えてくる |
FPSジャンキーの佐藤カフジがてっちゃんをビシバシしごきまくり?
「トイ・ウォーズ」は3月2日にオープンβテストが始まったばかり。これからさらにアバター要素は増える。最も楽しみなのがコラボレーション要素だ。「トイ・ウォーズ」では、「涼宮ハルヒの消失」、「ストライクウィッチーズ」のキャラクターがアバターとして登場するという。これらのアバターに他のパーツを組み合わせたりするのも楽しそうだし、多くのファンを集めそうだ。
ゲームとしては、やっぱりもっとうまくなりたい。僕もこれからガンガン戦おうと思っているが、なんとこの連載2回目には、GAME Watchで「PCゲーミング道場」を連載するFPSの達人、佐藤カフジ氏が戦い方のコツを教えてくれる。読者のみなさんも僕といっしょに、佐藤カフジ師匠(あえてこう呼ぶ!)にビシバシしごかれてみないか!? というわけで、師匠、よろしくお願いします!(つづく)
(勝田哲也)
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■関連情報
□トイ・ウォーズ 公式ホームページ
http://www.toywars.jp/
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