が!! ここに来てFMV-LIFEBOOK Uシリーズの個人向けモデルとも言える新機種、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズが富士通の直販サイト、WEB MARTでの限定モデルとして登場!! やはり世界最小・超小型軽量のコンバーチブル型PCとして堂々と登場!! Windows XPがガシッと動くウルトラモバイルPCとして思いっ切り登場した!!
てなわけで、早速このFMV-BIBLO LOOX Uシリーズを試用。したんですけど、はぁ、ダメですわ俺。もうヘロヘロでメロメロっす。こういうPCを見ちゃうと夢と希望と妄想が広がるばかり。コレをバッグに入れて街に出かけたら? 鞄に詰めて旅に出たら? 俺が学生だったら迷わずコレで講義メモ取るだろうなぁ……企業人だったら通勤時に立ったまま情報の送受信しちゃうヨ!! とアレコレ考えまくり。
それほど、このFMV-BIBLO LOOX Uシリーズは魅力的な超小型PCである。実際、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズを試用中、このマシンを見る人はみんな「それ何です? ちょっと見せて……うわ。これいくらですか? XP動かしてどう? あっコンバーチブル!! タッチパネルなんですねー」と興味津々モード移行必至でありFMV-BIBLO LOOX Uシリーズ買いたい状態化であった。
ほんとキてますよコレ。既に、適材適所に複数のPCを用意しているからこれ以上PCは要らない、って人でも、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズを見ると、たぶん“クラリ”と来るであろー。
てなわけで、以降、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズの良さ、使える度、オモシロさを見ていこう!!
そのスペックから、つまりはWindows XPをフツーに動かせちゃうPCであることがわかる。また、外観をパッと見ると、Windows XP対応ノートPC、という印象になる。
のだが!! しかし!! えれぇ小さいんスよコレが!! 液晶を閉じた状態(もしくはコンバーチブルスタイルで使用時)では、A4の半分のA5サイズよりも小さい。縦長のDVDビデオのパッケージの後ろに隠れちゃう。セカンドバッグにすっぽり入る。
小さいばかりでなく、質量もキてる。バッテリパック装着時での本体質量が何と約580グラム。バッテリパックLを装着した状態でも約690グラムしかない。この約580グラムという重さは、ま、500ミリリットルの飲料が入ったペットボトルを想像していただければ、それに近い。のだが、実際に持った感じは、ペットボトル等より手に触れる部分が多く重量が拡散されるからか、飲料入りペットボトルとかよりずっと軽く感じられる。
ちなみに、本体サイズは17.1×13.3×2.65〜3.2センチ。底面面積としては前述のようにA5サイズよりも小さいわけだが、厚みも約2.7センチで、本体後方バッテリ付近の最厚部で約3センチしかない。小さいけど分厚い、という印象はなく、小さな板というイメージのFMV-BIBLO LOOX Uシリーズなんですな。
モバイル系の情報機器は、常時携帯し使ってナンボのハードウェア。FMV-BIBLO LOOX Uシリーズの場合、常時携帯が苦にならないサイズ・質量。多くの人はまずこの点にヤラレちゃうようですな。「このくらい小さければ」の枕詞に始まり、〜がデキる、〜も可能だ、〜でも使える、てな感じで、大きな可能性を予感させるFMV-BIBLO LOOX Uシリーズのサイズ・質量なのだ。
例えばコンバーチブル型であること。キーボードでのタイプが必要な時にはノートパソコンスタイルで液晶を見つつキーボードを叩ける。主にブラウザ等を閲覧するだけという場合は、液晶パネルを180度回転させて閉じ、タブレットスタイルで利用できる。時と場合と必要に応じて、最も快適なスタイルで使用できるのだ。
ところで、このくらい小型になると、「キーボードが打ちにくいのでは?」と心配される方があると思う。確かに、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズのキーボードは、そのサイズ上やや変則的ではある。が、多用するレターキーは標準的な配列。左右の親指、あるいは人差し指と中指を使って比較的にスムーズにタイプできる。
ぶっちゃけた話、このクラスのPCのキーボードとしては、ずいぶん実用性が高いと感じますよええ。ま、拙者の指は太いんでアレなんスけど、超小型系のPCとか使い慣れてる人なら、あるいはタッチタイプ可能かもしれない。また、女性の手にはさらにマッチしそうですな。
それと独自のポインティングデバイスと各種ショートカットボタンがなかなか快適。キーボード上部右端にスティックポイント、左端にはクリックボタンが実装されており、例えば立ったまま左右の手(親指)で操作すると、非常に自然な状態でマウスカーソル等をコントロールできる。
それからタッチパネル。従来は電磁誘導式の液晶パネル(デジタイザ)になっていた。ので、表示面に直接触れて操作するには、必ず、専用のペンが必要だった。逆に、専用ペンを使わなければ誤操作も起きないというメリットがあったが、モバイル用途では「いちいちペンを使うのが面倒」「指で操作できないのは手間」という声も聞かれた。
FMV-BIBLO LOOX Uシリーズ液晶パネルは、専用ペンを必要とする電磁誘導式パネルではなく、抵抗膜方式のタッチパネルを採用している。つまり、付属のペンで触れても指で触れてもカーソルやボタンの操作ができる。ので、細かな操作をする場合は付属ペン(本体液晶パネル上部に格納されている)、大きめのボタンやアイコンをクリックする程度の操作なら指先、てな感じで使い分けられる。
これは抵抗膜方式のタッチパネルを用いたPCならではの使い勝手ですな。また、腰を据えてPCを操作できないような状況下では、非常に手っ取り早くて快適。指でもペンでも使えて、しかもコンバーチブルタイプで、さらに超小型・超軽量というのは、モバイルPCとしてデカいアドバンテージだと思う。
けど、画面に不意に触れての誤動作を引き起こしやすいのでは? と一瞬勘ぐるわけだが、実際にFMV-BIBLO LOOX Uシリーズのタッチパネルを使ってみると、“ちょっと触れた”程度では反応しない。“やや強く触れる”と反応するので、「意識せずに触れてヘンな操作をしちゃった」というケースは考えにくい。このあたりも、モバイルシーンでは現実的なパネルタイプ&感度だと言えよう。
待ち時間にちょっと情報収集を、とFMV-BIBLO LOOX Uシリーズを使う。座れて、PCを置けるテーブルなんかがあれば、FMV-BIBLO LOOX UシリーズをノートPC状態にして使う。ウェブを見たり、メールを読んだり。ただ、これなら他のノートPCでも(重めでかさばるが)できること。FMV-BIBLO LOOX Uシリーズの強みは、座わる場所ナシでも、PCを置くスペースがなくても十分快適に活用できることだ。
まず、ノートPCスタイルでも、両手で持ちつつ操作・入力を行える。両手で持つと、前述のように、左右の親指がポインティングデバイスの位置に来る。また、キー入力が必要な場合、そのまま親指でタイプできる。
キー入力があまり必要ない場合は、コンバーチブルスタイルで使う。PDAのように、片手で本体を持ち、片手でペンor指を使ってカーソル等を操作する。一瞬立ち止まって、ウェブサイト等で地図検索したりメールを読んだりする場合にはこのスタイルが便利。もちろん、コンバーチブルスタイルでは、画面を左右ともに90度回転させることができる。右利きでも左利きでも快適に縦表示のタッチパネルを利用できるってわけだ。
ちなみに、液晶パネルの表示解像度は1024×600ドットでパネルサイズは5.6型ワイド。小さな文字は少々顔を近づけないと見づらいものの、テキスト系ドキュメントやウェブページを読む場合は一画面上に十分な情報が表示されて一望しやすい。また、バックライトにLEDが採用されており、表示そのものも見たとおりクリアで均一。明るさを最大にすると、屋外でも十分な視認性を確保できる。
自宅等室内で腰を据えてFMV-BIBLO LOOX Uシリーズを使う場合、オプションのポートリプリケータが利用範囲を広げてくれる。ポートリプリケータは、4つのUSBポート、VGA出力、有線LANポートをFMV-BIBLO LOOX Uシリーズに追加する。また、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズへの給電(充電)も行える。
ポートリプリケータには、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズをスコッと置くだけで接続可能。出先から家やオフィスに戻ったらスコッと置いて充電、あるいはUSBキーボードやマウス、外付けディスプレイ、有線でのネットワーク接続を行えるようになる。使い方によっては、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズ一台だけでモバイル環境とデスクトップ環境を整えることも可能だ。
ていうか、こういう超小型PCって、イメージ的には外出時専用PCって感じするじゃないスか。でも実際はけっこー違う。もちろん屋外で大活躍してくれるのだが、実は“室内におけるモバイル”でも重宝する。
例えば家庭なら、場所を問わずどこでも使えるメール端末、ウェブ端末、音楽端末、ビデオ端末になる。メール、ウェブ、音楽、ムービーを、それぞれ実現する小型の専用機器はあるが、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズの場合、これら全部の用途を実現しつつヒッジョーに小型・軽量という点が有り難い。
仕事場なら、重くなくかさばらないビジネスツールとして大いに役立つだろう。すなわち常時携帯。要は自分が行くトコロに常にFMV-BIBLO LOOX Uシリーズを連れて行ける。PCを使うからデスクに戻って……という“束縛”がなくなるのはもちろん、ライトウェイト・コンパクトという快適さが大きな魅力だ。
ちなみに、バッテリー持続時間は内蔵バッテリパック使用時なら約4時間(JEITA測定法1.0)、バッテリパックL使用時なら約8時間。予備としてバッテリパックLを持ち歩けば、一日中たっぷり使っても電池切れの心配はない。
他、細かいところでは、まず本体に実装されているスロットやポート類。本体左側には無線LANのオンオフスイッチ、SDカードスロット、ボリューム、マイク入力端子、ヘッドホン端子が並ぶ。本体右側にはCFカードスロット、電源スイッチ、USBポートがある。また、本体手前には有線LANポート等の拡張アダプタポートが用意されている。意外に拡張性が高いんですな。
通信機器を接続する場合なら、USBタイプ、CFタイプ、SDタイプが使用できる。フラッシュメモリ類も色々と使えますな。ちょっとしたデジカメ母艦にもなりそう。また、ヘッドホン端子も用意されていて、コンバーチブルスタイルで使えるので、マルチメディアプレイヤーとしても活用できそうだ。
超小型、とは言っても、一般的なノートPCと比べ、十分実用的な拡張性・汎用性を持つFMV-BIBLO LOOX Uシリーズってわけですな。これに加え、FMV-BIBLO LOOX Uシリーズならではの小さいけどちょいと便利&安心なギミックも多々実装している。
例えば液晶パネル下部のアプリケーションボタン類と、本体右上のFnボタン類。それぞれカスタマイズ可能なボタンで、例えば特定のアプリケーションを起動するショートカットボタンとして利用できる。また、Fnボタン左右の矢印ボタンはスクロールボタンとしても使える。どれも持ち手に近い位置に配置されているので、例えば立った状態でも押しやすくてナイス。また、液晶面の端には、一押しでタスクマネージャを呼び出せるボタンも用意されている。
それから、キーボード上部に内蔵されたふたつの白色LED。キーボード面を照らすライトだが、これが何かと使える。例えば、飛行機の機内でちょいとFMV-BIBLO LOOX Uシリーズを使う、てなケース。昼間なら問題ないが、夕方〜夜間の機内って暗いんですな。キーボード面が見づらい。そんな時、この照明がありがたい。あるいはベッドサイドでちょっとFMV-BIBLO LOOX Uシリーズを使うときなんかも役立つ。なお、デフォルトではアプリケーションボタンのTを押すと、即このライトが点く。一押しでキーボードを照らせるという手っ取り早さも良い。
それと、液晶パネル右下端には指紋センサーを実装している。Windowsログオン時にパスワードを指紋認証で入力できる他、ウェブサイトのID・パスワード入力を“指でひと撫で”で済ませられてラクだ。セキュリティ面で言えば、他にもBIOSパスワードやHDDパスワードを設定することができる。BIOS、HDD、Windowsログオンを複数のパスワードで保護しておけば、万が一FMV-BIBLO LOOX Uシリーズを紛失したり盗難されたりした場合でも安心できる。
てなわけで、ホントにヒッジョーに小さく軽いものの、コンバーチブル型PCとして非常に良好なマトマリを見せたFMV-BIBLO LOOX Uシリーズ。超小型のモバイル系PCが少ない中、ワンランク(ワンサイズ!?)上のノートPCにひけをとらないユーザービリティを持つマシンとして、注目に値する一台だ。俺も“クラリ”どころか“グラグラ”来たので、発売日午後にポチッと購入!! したのだがッ、すでに一カ月待ちで超全力大増産中とのこと。期待をふくらませて待つゼ!
・[期間限定・台数限定]新製品モニター募集中。
富士通直販 WEB MARTでは、LOOX Uシリーズを「16%OFF」の特別価格で購入できる新製品モニターを募集中。メモリアップグレード半額等の嬉しい特典も。
※※キャンペーン期間 2007年7月18日(水曜日)15時まで
【編集部注】現在、注文が殺到しており、お届けが最大2ヶ月近くかかる場合もあるとのこと。
富士通 WEB MART LOOX Uキャンペーンページ
スタパ齋藤 |